3.「こんな鎧のデザインを思いつくような変態は死ねばいいのに」
それでは、かの暗殺少女が身につける奇妙なヨロイについて、知っている限りの特徴をここに書き記そう。
呪いのビキニアーマー「魔王鎧・いばら姫」。
魔王「悪魔の鎧」の指揮のもと、巨人族が鍛造を行い、ドワーフ族の名工がメカニカルな機構を担当した、後の伝説級アイテム。
材質は主に毒竜のウロコ・角・牙であり、部分的に毒竜王のウロコも含む。フレーム・ジョイントなどのパーツは悪魔の鎧の体そのものを原材料としており、文字通りの魔王の血と愛の結晶。
材料がMAXまで希少なため、ヨロイ面積は少なめになっております。
着用者であるさつきの操作により様々なギミックを発動できるほか、音声認識搭載で声での指示も可能。また、さつきの危機を察知すると自動的に回避行動をとり、さらに反撃する。靴裏のスパイクが高速回転することでダッシュも可能だがリキャストは長め。
様々な毒を注入・射出・噴霧する機能が最も多いが、トゲが飛び出す機構も多い。普段は露出度が高いが、必要に応じてヨロイの部分の面積が増える。
例えば毒ガス攻撃を行う際は、ガスマスクのような形状が発生し、目を覆うゴーグルも出てくる。また仮にさつきの命の危険に関わるような攻撃をヨロイが感知した場合、魔王・悪魔の鎧の魂をコストとしてありえないようなブ厚い全身鎧や盾を形成するらしい。
毒の種類は多種多様で、即死毒・継続ダメージ・麻痺毒・睡眠・一時的な失明・催淫効果のある媚薬など、実に多彩。毒ガスのように噴射したり、水鉄砲のように飛ばしたり、吹き矢のように毒針を飛ばすことも可能。
一方で、さつきの毒手から毒を吸収・治癒することを主眼としており、着用時は痛みがほぼ消える。また毒手の呪毒をエネルギー源としており、ギミックごとのリキャストタイムはあるが動力源はほぼ無限。
毒手の治癒・解呪を最終的な目標にしているが、そのためにはどうしても毒竜王の言質を取る必要があり、彼の竜を探す旅に出る。その前途多難な道のりを歩むには、鎧は致命的に重い。
呪いのビキニアーマー「魔王鎧・いばら姫」は死ぬほど重いのが弱点だが、動力のサポート機能で着用者自身は全く重さを感じない。しかし、馬や小型の舟には乗れないし水中では完全に沈む。また毒に耐性がある敵には攻め手を欠き、しかも刺突攻撃も効かない敵となると完全にお手上げ状態となる。逆に言えば、それ以外の敵にはほぼ無双できるマジックアイテム。世界に二つと無い、魔王の本気度がうかがえる逸品である。
次回は、この厄介なブツを作り上げてしまった変態、もとい、魔王「悪魔の鎧」について、私が知る限りの情報を開示しようと思う。