↓ 先日に投稿しましたリクエスト絵です。
↑ 本編では使用しなかった、透過図なし版です。こっちのほうがゴチャゴチャしてなくて見やすいかなと思い供養。全然関係ないけど最近、包茎のチン皮がムケる描写がエロいよなと思ってまして、描いてみました。
今回はリクエストありがとうございました! 非常に楽しく制作させていただきました。絵を見ていただいた皆様もありがとうございます!
今回のイラストで金星人として描かせていただいたキャラ、ウェヌス・ミカボシのキャラメイク、またイラスト・テキスト制作にあたってのコンセプト等を書いていきたいと思います。
まず名前は、ギリシャ神話における金星の象徴である愛と美の女神ヴィーナス・ローマ神話でのウェヌスから、あとは日本神話のまつろわぬ神、金星の神とされるアマツミカボシ(アメノカカセオ)からいただきました。金星人だけにね。
キャラのビジュアルですが、リク主さまに自由にしてよいというご指示でしたので、マイブームのツインテール鼻眼鏡でいきましたよ。前の絵で黒髪ツインテ褐色娘を描きましたけども、金星だけに金髪の白人ぽくしたので、だいぶ印象も変わるしいいかなと。デザイン自体は自分の好きにやっただけに気に入ってまして、ただ、皆さんにウケるかが問題ですけどね。
頭のツノ、2本の触角があるんですが、これが生き生きと動いたり変形するのもポイントです。実は感覚器官のほとんどを司ってます。作中でも、人体の内部構造を瞬時に透視・把握して理解したり、付着した精液から精子や染色体、DNAの構造までも観察できる高機能っぷりを見せます。
あと、真正面の設定画の、絵柄ですね。最近の自分はリアル調に寄りすぎてて、一番ウケていた時期のマンガ絵っぽいアニメ絵っぽい感じに還りたいとも考えてまして(笑)いや笑いごとじゃないですよ、伝説の画神、桂正和神や村田蓮爾神に憧れていた初期の気持ちを思い出して初心に帰るのがいいのではと、思ってまして。そのあたりの考えは、今後も大事にしていきたいです。
最初に考えてたのが、人間の姿に変身する前の元の姿ですね。まあ人間に変身するっていうか、このミカボシの場合は、少女の体はチョウチンアンコウのチョウチンのようなもので、疑似餌?というんでしょうか、誘引突起(イリシウム)というらしいですが、人間ぽく見せてはいますが本体ではないっていう裏設定もあります。話が反れましたが、元の姿です。冒頭の空飛ぶクラゲのようなナメクジのような姿ですね。これをまず考えました。というのも、金星の過酷な環境に適応したやつってどんなん?っていうのがスタートでした。平均気温500℃、地表は約92気圧、上空を硫酸の雲がおおい、時速350kmの暴風が吹き荒れ、さらに大気の上層部では「スーパーローテーション」と呼ばれる風速100m/sの嵐が渦巻く、シンプルに言って地獄です。ここから、フワフワした深海魚っぽい霧状の知的生命体のイメージができました。
この「スーパーローテーション」の中で生きる存在というのがひとつ。あと、作中でもミカボシが終盤で語ってますが、イカのスミがすごい旨み成分を含んでいて、イカが襲われて逃げるときにすっごい美味しいスミを吐いて、捕食者はスミが美味しすぎて夢心地になって動けなくなるって話を読んで、このエピソードは面白いなと思ったのがひとつ。この2点が、僕の金星人の基本的なコンセプトの出発点です。快楽で敵を無力化して有利に戦うデバッファー的な存在ですね。パックマン的な存在である土星の恐竜人チャキの世界には「狩り」と「捕食」しか無いですが、作中でもミカボシはチャキとの戦闘を避けたいような態度をにじませていて、「愛」と「美」をやたら連呼して強調してたのも、好戦的というか戦いしか無いチャキとはまた違う雰囲気を出せたかなと。
前に書かせていただいた土星人のチャキもそうですが、僕がイメージする太陽系の宇宙人は、地球よりはるかに歴史が古く、いまの地球の文明の発達の地点をはるか昔に通り過ぎ、壊滅的な変化に何度もさらされ、想像もつかない革新的な進化?適応を強いられた結果の姿、みたいな感じでして、科学技術はすでに本能に溶け込んでいて、体内や意識の中に組み込まれてる感じです。「?」ってなると思うんですけど、例えば細胞の中にミトコンドリアとかゴルジ体とかあるじゃないですか。僕の思い違いかもですけど、あれって元々別々の生き物だったのでは説みたいのがあったと思うんです。さもありなんと。今は細胞の中身っていったらこのセットで決まってるじゃんってのがあると思うんですが、それ以前の世界・はるか未来の世界では、細胞レベルで全く成り立ちが違うっていう。それどころか分子レベル・素粒子レベルで組成が違っている、っていうのもいいかなと。チャキもミカボシもそうですけど、大気中の分子に自己を定義するデータを分散させて定着させていて、これらがネットワークを作り、自由に移動や出し入れができる体制になってます。いわば空気中にあまねく偏在しているような状態であり、キャラとして描いてるのはドローンというか操り人形みたいなものなのです。僕らの感覚で言うと、ゲームで操作してるアバターみたいなものでしょうか。ちなみに、自分を定義するデータを空気中の分子にバックアップするのは『銃夢ラストオーダー』のノヴァ博士の技術です。めちゃ影響受けてます。
まとめると、自分が書いてきた宇宙人は、僕らが思うような神話の神みたいな存在に似ているのかもしれません。
あとは、キャラの性格づけですが、やたら「愛」と「美」を重要視していたり、これは金星が象徴するイメージを拝借した洒落みたいなものですが、そのような価値観の境地に到達する知的生命がいてもおもしろいかなって普通に思って。土星の恐竜人類チャキの世界は、「狩る」そして「喰う」と「相手の全てが自分のものになる」という価値観しかなくて、「戦争」が無い代わりに「戦い」しかないわけですが、生存競争としての争い、『リヴァイアサン』の「自然状態」、万人の万人に対する闘争しか無かったわけですが、そうではない協調的な形態もあるかもしれないと。ただ、作中ではミカボシは地球人類を平気でだまして利用しようとしてますし、対チャキ戦のために人類オスの大事な器官を去勢して収集しようとしてます。それを「愛を感じる」と表現してて、自分たちにとって都合がいいことを「美しい」と言ってるようなフシもあるので、地球人にとっては結局有害なインベーダーでしかないわけです。ただ、付き合いようによっては何かいいものを得られるかもしれませんが、状況によっては簡単にすべてを奪われてしまうという、ソロモンの魔神みたいな「悪魔」のような存在に近いのかもしれません。宇宙人という上位存在は、僕ら人類が動物や植物を扱うのとだいたい同じように扱うのだろうと思いますし、要求さえあれば迷いなく今回の去勢みたいな酷い仕打ちも平気でするのだろうという、僕の予想も入れ込んでます。(去勢をするというシナリオ自体は、リク主さまの元々の指示。収集した生殖器官を対チャキ戦においてチャフやデコイとしてイカスミのように使うというのは僕のアイデア)なので、基本的に見下したような話し方をするわけです。チャキに喰われる前に人体のサンプルを取りたいと言ってはいますが、実は人類にはほとんど興味はないのでは?と思ってます。地球に調査に来たのもチャキを偵察するのがメインかもしれません。
藤子F先生神の『ミノタウロスの皿』もありますが、引き合いに出すことはできないんですが、価値観の違うさ・話の通じなささ、「狂気」みたいのは普通にあると思うので、風刺ではないですがそういうのも書けたらおもしろいでしょうね。地上の光の先生はエロ・グロを書くのに限界がありそうですが、僕らみたいな地下の絵師はそこらへん自由度が比較的高いですから。ただ海外の絵師様は性器モザイクなしとかあるので時々うらやましいなぁ〜って。海外に移住したら僕もモザなしで性器描いていいのかな?
ほぼ雑談になってしまいましたが、リクエスト絵のコンセプトなど書かせていただきました。お付き合いくださりありがとうございます! ご意見・ご感想等ございましたらコメント欄の方へお気軽にお願いいたします!