XaiJu
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fanbox


カラオケ。

もう何年も前の話ですが、周辺に住む絵を描く人が集まるイベントがありました。


それをネットで知った私は、そのイベントに参加する予定の知り合いの絵師さんにお願いして会の主催者さんを紹介してもらい、私も参加させてもらうことにしたんですね。


今もそうなんですが、当時の私も絵師さんの知り合いというのがほとんどいなかったので、そういう人たちのお話が聞けるのを楽しみにしていました。


特にトラブルもなく参加させてもらえることが決まり、後日その日のプログラムが会のホームページに公開されたわけですが、その中に『必ずなにか一曲歌っていただきます』とあったのは参りました。


会の会場は大きめのカラオケボックスだったのでそういうこともあるのでしょうが、私はてっきり多人数が揃って談笑することへの防音対策と思い込んでいたんですね。


しかし、困りました。


カラオケなんて、もう年単位で行っていません。


ヒトカラ趣味はありませんでしたし、友達にカラオケ嫌いがいたこともあって、最後に行ったのはたぶん、だいぶ前にお付きあいのあった女性と行ったのが最後のはずでした。


普通なら『ヒトカラででも少し練習しておくか……』と思う所なのでしょう。


しかし高校時代は毎日通っていた時期もあったくらいですし、歌おうと思っていた曲は何百回も聞いたお気に入りだったので、まぁなんとかなるだろ……と考えて特に対策はしなかったんですね。


結論から言うとこれが大失敗で、まともに声は出ないわ、音程はまったく合わないわと散々で、あまりの酷さに会の主催者さんも気の毒に思ったのか、デュエットして音程を先導してくださったりしました。


そんな失敗はあったものの、その会はそれなりに楽しかったのですが、あとで知ったところによるとああいう絵師さんの会は【誘われたら参加する】のがマナーみたいなもので、自分から【参加させてください】というのはマナー違反とまではいかないものの、どうやら眉をひそめられる行為だったようです。


今考えてみれば、それも当然です。


プロやそれを目指す人に集まってほしいと考えている会に、私のような好きで描いているだけの人間が混ざると、どうしても温度差が生じますからね。


それならそれで最初に言ってくれればなぁ、と思わないでもなかったのですが、仲介してくれた絵師さんも主催者さんもとても良い方だったので、私のお願いを断りづらかったのだと思います。


おかげで少しばかりキツい目に遭うことになったのですが、これもよい社会勉強になったと考えて、今後の行動の指針にしたいと思っています。



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