昨日描いていたイラストが仕上がり、さて、次は誰を描こうかな……と思案していると、『最近ガッツリ縛った娘を描いてないな……』と思い当たりました。
緊縛イラストにおいて、どのような緊縛が一番映えるか?というのは、なかなか難しい問題です。
そりゃ性癖によるでしょ、と言ってしまえば議論がそこで終わってしまうので、今回は私が構図を考える時にどんなことを意識しているか、ということを述べたいと思います。
まず、私ができるだけ避けたいな、と思っている構図は【モチーフ(被写体)を真正面から捉えた】構図です。
モチーフ(被写体)を真正面から捉えた構図は写真だとよく見ますし、扇情をかきたてる作品もたくさんあるのですが、イラストだとどうしても立体感を出すことが難しく、単調な仕上がりになってしまいがちです。
実際緊縛イラストをネットで探してみると、真正面から女の子を描いたものというのは、かなり少ないはずです。
これはサイコロのような立方体を描く時のことをイメージしていただけると、わかりやすいかもしれません。
立方体を真正面から捉えて描くと、描き手から見えている一面しか描けないため、この一面の描写だけで立体感を出すのは、かなり経験を積んだ絵師さんでも難しいのではないでしょうか。
しかし立方体を二面見える構図にしたり、少しフカンできる位置に置いて三面が見える構図にすると、描く難易度は多少上昇しますが、立体感を出すという意味では、かなりやりやすくなります。
個人的にはモデルさんが体の右か左に傾けて、どちらかの側面をカメラに向けてくれている構図が一番描きやすいですね。
それにこの構図だと後ろ手緊縛でも少し【手】が見える、というのもポイントです。
皆様もご存じの通り、私の描くイラストは圧倒的に後ろ手に縛った女の子のものが多いですよね。
となると、角度によってはまったく【手足を描いていない】構図になってしまったりします。
以前はこのことについて、あまり意識していませんでした。
私のイラストを見に来てくださっている方々は、緊縛そのものとストッキング(に包まれたおみ足)を見に来てくださっているだろうと考えていたからです。
しかしある時、まったく手足の描写していないイラストをアップすると、『どうにもロボットぽく見えてしまいました』というコメントを頂いたのですね。
こんな感じのイラストです。
うーん、体全体の傾きやコントラポスト、S字の意識が弱かったのかなぁ、と反省しつつ、自分では明確な答えが分からなかったので、師匠に『こんなコメントをもらいまして……』と説明しながらイラストを見て頂いたところ、『手足が描かれていないと、どうしてもそう見えてしまう』という指摘をいただきました。
それからは意識して、最低でも片手・片足は映る構図になるよう意識して描いている、というわけです。
次は具体的にどんな縄化粧が映えてみえると考えているかを書こうかと思っていたのですが、思ったよりも長文になってしまったので(好きなことになると饒舌になるオタクの悪癖ですな……)、これはまた後日に書かせて頂きたいと思います。