XaiJu
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16分割グリット。

私は絵を描くのに必須の能力である、空間把握能力が結構弱いらしいのです。


むかし通っていた将棋教室で主催する先生に、『ソースケさんはひょっとしたら、空間把握能力が弱いかもしれませんね』と言われたことがあります。


将棋は強くなればなるほど【脳内将棋盤】の精度が上がり、それを頭の中で動かすことでたくさんの手数が読めるようになるんですね。


ですが私の場合、かなりの長期間(年単位)将棋を勉強・練習しましたが、どうしても5手先以上が頭の中で再生できませんでした。


先生と言っても医師に診断されたわけではありませんし(笑)、このあたりは専門家に聞かないと分からないのですが、将棋で長手数を頭の中で再生できないのと、イラストでモチーフを見たときに立体的に捉えるのが苦手、というのは密接に関連している気がします。


まあ、ないものは仕方ありません。


そんなことをいうなら、そもそも私にはイラストを描く才能そのものがないのです。


普通の人ならとっくに挫折しているような能力と上達のスピードですが、恵まれた環境と心理学をフル活用して、なんとか人のカタチを取れるようになったのが私ですからね(笑)。


そんな私が最近取り入れた秘密兵器が16分割グリットとよばれる、このような一枚のレイヤーで、




元々はデッサンで取り入れられているアイテムだそうです。




これは私のイラストですが、資料の方にも同じように16分割されたレイヤーを張ってあり、それを見れば『上から3番目、左から2番目の位置にマタがあるな……』と数字的に把握することができます。


資料は写真を使っていますから、頭身や肩幅、それにポーズなどは修正が必要ですが、結局描いているのは人体なので、おおよその位置関係は誤りません。


位置関係に大きな違和感がなければ、多少立体の把握に難があり、それを描写するのが苦手な私でも、なんとか見れるイラストに仕上げることができます。


それに大まかでも位置関係を数字で把握しておけば、『なんかここじゃないな?』と感じで描き直すことが減りそうですから(今描いている感じ、実際減ってます)、今まで描き直しに使っていた時間を仕上げや演出の工夫に使えそうです。


イラストを続けていくためのメンタルや行動の工夫も大切ですが、こうして『実際に描く時の工夫』も、色々取り入れていき、見てくださる方に少しでも楽しんでいただけるイラストを描ければいいな、と思っています。

16分割グリット。 16分割グリット。

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