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棒銀と人体。

今日のお話は将棋をご存知でない方は、少し退屈に感じられるかもしれません。


でも、私が最近イラストに対して感じている壁のようなことを書いてみたので、よかったらぜひおつき合いくださいね。


将棋の戦法に、棒銀と呼ばれる戦法があります。


角筋を活かしつつ、飛車と銀を連動させて相手陣地の突破を目指すという、初心者が最初に覚えるシンプルな戦法のひとつです。


そのシンプルさ故に破壊力は抜群で、棒銀の対処法を知らないと、序盤でほとんど勝負が決まってしまいます。


ただ、ここからが将棋の面白いところで、棒銀に対して対局相手がしっかり対応したとしても、棒銀側が勝負にならないほど不利になるわけではないんですね。


有段者同士の対局ならともかく、級位者同士の対局でその小さな有利を勝ちに結びつけるのはとても難しく、棒銀側からすると、対策されてからがさぁ本番、といった感じになります。


私がイラストに関する人体について勉強しているとき、この棒銀戦法を思い出すことがあります。


私もまだまだ人体についてそれほど深く学んでいるわけではありませんが、ここ1年であくまで自分なりの水準ですが、それなりに知識を増やしてきたつもりです。


股は等身の半分の位置にあるとか、ここには腸骨があるから、少し角張るな……とか、そういった知識のいくつかは私の頭のなかにあるわけですよ。


ですがそれが画力の向上に大きく寄与しているか?と聞かれると結構微妙な感じなんですよね……。


多分これは棒銀の対局と同じで、私の実力不足ゆえに、その知識をうまくイラストに反映できていないのでしょう。


まぁそれでも今以上にうまくなろうと思ったら、人体の勉強は避けられません。


うまくなった人の話を聞いていると、必ず【人体の理解・解像度】の話が出てきますから、上達を望むのであればこの知識はきっと必須なのでしょうね。


私が描いているようなジャンルであるなら、人体への深い考察は必要不可欠とも言えます(笑)。


そんなわけで、今日も今日とて、ここにある尺骨、一体どう表現すれば綺麗に見えるんや……と頭を抱えつつ、シコシコイラストを描いています。


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