壁にぶち当たったら。
Added 2022-03-28 10:07:54 +0000 UTCイラストを描いていると、私はよく二つの壁にぶち当たります。
技術的な壁と心理的な壁ですね。
これらはほとんどセットのようなもので、だいたい同じような時期にぶつかります。
まずやってくるのは、技術的な壁です。
最近上達を感じられないなー、とか、うまく描けない箇所やモチーフがあるなー、とかですね。
このあたりは正直、非才の私でどうにかできることは少なく、描き方を調べる、とにかくマシになるまで修整し続ける、疑問点をメモしておいて講義の日にダテナオト先生にお尋ねする、ぐらいしか手段がないんですね。
技術的にはそうやって少しずつ弱点を潰し、知識を集め、上達を目指すしかありません。
心理的な壁は技術的な壁にぶつかった時に襲ってくる、感情のことです。
遅々としたものでも、なんなら錯覚であっても、今上達してる!いい感じで描けてる!と思っている時は、気分的にも楽しく描いていられるものです。
俗にモチベーションが高い、という状態ですね。
ですが技術的な壁にぶつかると、描くのめんどくさいなぁ……とか、専業プロ目指しているわけでなし、時間使って一生懸命描いてどうするつもりなんや……とか、自動思考がつぶやき始めます。
こうなるとモチベーションはただ下がりです。
私も色々なジャンルに手を出しましたが……私の場合、モチベが高いときだけ一生懸命やる、というやり方では、なにひとつ中級まですら行き着きませんでした。
上記のような気持ちが沸いてきたとき、『こんなこと考えちゃダメだ!無理にでもイラストを描くのは楽しい!って考えてモチベーションあげなきゃ!』みたいな考え方は私はしません。
うまくいってないときにめんどくさい、イヤだ、もうヤメたい!という自動思考が沸いてくるのは生きている限りどうしても止められませんし、どんな嘘つきな人間でも、沸いてきた自分の感情にだけは嘘をつけないのです。
まぁ天気や季節みたいなものですね。
雨はうっとおしいと言っても降るものは人間には止められませんし、暑いのはイヤだ、といっても毎年あのクソ暑い夏はやってきます。
もうそれは仕方ないので受け入れてしまって、どうやったらいつもの時間ぐらいは描けるようになるかを考えた方が、自分に嘘をつこうとするより、はるかに建設的でしょう。
テンションが上がる曲を掛けてみる、終わったあとにちょっとしたご褒美を用意しておく、というのは、私には結構効果があります。
それでダメなぐらいモチベーションが下がっている日は、『もう今日は動画の聞き流しを楽しむために、いつも描いてる時間イラストソフトを起動させる日にしよう』と考えたりして、無理にでも描き始めてしまいます。
それでもダメな時は仕方ありません。
『お前今日サボってそのままズルズル描かなくなったらどうするつもりや?今までの経験上、それがありえんとは言わさんぞ?』
と、自分を脅迫してみたりもします。
あまり私はこのような自己脅迫や自己批判はしないようにしているのですが……。
体調がよく、時間もあるのにモチベーションの問題だけでどうしても描く気になれないときは、頓服薬的な感じでこういう考え方を用いたりします。
ただ、私も一応人間ですからね。
ここまでやってもダメな時が、たまーにあったりするんですよ。
以前は散歩がてらに美味しいもの食べに行ったり、休みの日なら電車で一時間ぐらいかけて、お気に入りの散歩道がある街まで出掛けたりしていたのですが……。
コロナが流行り始めてからはそういうわけにもいかず、仕方ないので別に大して見たいわけでもない、暇を感じてるよりマシなYouTubeの動画を見たり、昔クリアしたレトロゲーなんかして時間を潰します。
無駄な時間を過ごしているのは間違いないのですが、次の日には『時間を無駄にしてると考えてしまって罪悪感にさいなまれるぐらいなら、今日はとりあえず描くか……』と思えることも多いので、最近ではもうこれは描き続ける上での心理的な必要経費、と割りきってしまっていますねぇ。
普段は楽しく、好きでやってることとはいえ、長くやっていると色々とあるものです。
まぁそれでも私はイラストを描くのが、結局好きなんですね。
技術的な壁も心理的な壁も、壊したり迂回したりしながら、細く長く続けていきたいなぁ、と思っています。