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フルート始めるか…

あまりにイラストのプラトー(平地の意。転じて階段状に成長できていない伸び悩みの時期)が長くなってくると、ふと思うんですよ。


もうイラストやめて、フルートでもやりはじめようかな……。


なぜにフルート?と思われたかもしれませんね。


私は子供のころからイラストを描くことに興味がありましたが、なぜかフルートを吹くことにも少し関心がありました。


ただ私が子供の頃はまだインターネットが一般化しておらず、フルートを教えてくれる音楽教室を探すどころか、フルートの値段を知るのも一苦労、という時代でした。


フルートがいくらするのか、そもそもフルートってどこで習えばいいのかさえ分からず、青春の日々のなか(と言っても競馬ゲームと麻雀に消費されていたのですが)で、その思いは脳の奥底に仕舞われていました。


それからなんやかんやあり、就職したり転職したり、いくつかの恋を経験したりして、なんとか男一人食っていけるようぐらいにはなります。


私が社会に出る頃にはかなりインターネットが普及しており、フルートを習えるところを探そうと思えば探せたのでしょうが、日々の忙しさの中でそれが表層意識に上ってくることはありませんでした。


ふとその気持ちがよみがえって来たのは30歳になって、気持ちに余裕が出てきた時期です。


イラストを描き始めたのも、その時期でした。


イラストや音楽に限った話ではありませんが、趣味を楽しもうと思えば、ある程度時間と気持ちに余裕が必要です。


ここだけの話にしておいて頂きたいのですが……20代の私は親がパチンコで作った借金の返済と、ちょっとした病気の治療で趣味どころではなかったんですね。


その二つが30になるかならないかの頃に落ち着いて、『フルートもいいけど……昔からやりたかったイラストの方をちょっと腰据えてやってみるか』という気になったわけです。


私は多趣味ではありますが、一日に2・3時間必ず時間を使って本格的にやっているのは、イラストしかありません。


麻雀もやりますが、普段は一回15分ぐらいで終わるネット麻雀しかやりませんし、麻雀の勉強は通勤時間やイラストの休憩時間に本を読んだり、強い人のネット麻雀の対戦動画を少し見るぐらいです。


友人と打つ時は半日ぐらいやってたりしますが、これもガチで金掛けてやっている、というものではなく、麻雀でもやろうぜという名目で集まって、卓を囲みながら仕事やプライベートの近況報告を交換し会う、といった交流が主だったりします。


こういう日はさすがに時間がとれないので、イラストを描くのはお休みです。


毎日イラストを描くことももちろん大切なんですが、ポーカープロが書いた本のなかで『ポーカーをやりこむことも大切だが、それを大切な人と過ごす時間の上に置いてはいけない』と読んだことがあり、それからはイラストを描くことを理由に大切な人との時間を減らすことは止めました。


すみません、だいぶ話が脱線してしまいましたね(笑)。


フルートに話を戻します。


本格的にイラストを描き始めてからは、フルートをやりたいな、と思うことは減っていきました。


ただイラストが伸び悩みの時期になると、上で書いたように、フルート始めるのもありかな……とか考え出したりするんです。


ですが、ひとつの楽器を少なくとも初級課題曲を吹けるようになるぐらいまでは練習するとなると、やはり一日にそれなりの時間を割かないといけなくなります。


そうなるとイラストを描き続けながらフルートを練習する、というのは時間的にかなり難しくなりますよね。


もしフルートを始めるなら、イラストを描く時間を減らすか、もしくはやめてしまわないといけません。


普段はさすがにそれはなぁ……と思い止まるのですが、伸び悩みの時期が続くと、新しくなにかを始めてみるのもありかな……とか思い始めたりするんですね。


なんでもそうですが、習い始めのころは新しいことを始めた高揚感でうまくいってないことすら楽しいですし、入門から初級の間はぐんぐん上達するので、さらに楽しさが増幅されます。


わかり始めが一番面白い、とはよく言われますが、ちょうどこの時期のことを指しているのでしょう。


しかしどんなことでも、中級に差し掛かる時期になれば始めたころの高揚感は薄れていますし、やることも難しくなり始めるので、思ったように上達できません。


何かを始めた人が挫折してやめてしまうのが、だいたいこのレベルに到達した時期です。


ですが、それは決して悪いことではありません。


私のブログを長く読んで下さっている人だとひょっとしたら覚えていらっしゃるかも知れませんが、【たいていのことは20時間で習得できる】という本にも書いてあるように、少しだけやってみてそのジャンルの楽しさや奥深さに触れられたからそれで満足、という取り組みかたも全然ありです。


ただ、私はどうせやるなら長く続けたい、才能はともかく自分はやり切ったと納得できるぐらいまではやってみたい、と思う方なんですね。


そういう取り組み方の人間が中級の壁にぶつかる度に止めてジャンルを変えてしまうと、結局同じことを繰り返すことになる可能性が非常に高くなります。


実際将棋は中級の壁を破れず、現在休止状態ですからね……。


せっかくフルート始めてもまた中途半端で止めてしまう確率が高いなら、もう少しイラストがんばるかな……。


そう自分を励ましてAmazonの楽器販売のページを閉じ、今日もイラストを描き始めるのでした。


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