紛失。
Added 2021-10-18 10:12:30 +0000 UTC私みたいなある程度馬齢を重ねた人間はもちろんのこと、20代のお若い方でも、20年以上生きていれは、いろいろなものをなくした記憶があるでしょう。
お気に入りのおもちゃ。
使いやすかった文房具。
結構お金が入っていたサイフ。
なくしたと気づいた瞬間本当に冷や汗が出るスマホ。
……人間関係も、きっと増えるばかりではなかったでしょう。
ここから先、私の体験したことをできるだけ端的に、客観的に書きたいとは思っていますが、人によっては陰口のように聞こえるかも知れません。
本当はこういうことを、応援してくださっている方たちが見るブログに書くべきではないのかも知れません。
ですが一人で消化するには、少しばかり苦しいのです。
ですので、友人の愚痴を聞くようなつもりで付き合っていただけると幸いですが……その手のお話が苦手な方は、戻るのクリック、tapをお願いします。
実はいただいていたセクシーイラストの依頼を断ってしまったのですね。
これだけなら、よくある話です。
いくら私のウデが大したことなくて、依頼されること自体がとてもありがたかったとしても、本業の方が忙しかったり、体調が優れず締め切り以内に仕上げられそうになければ、残念ですがお断りします。
依頼をいただいたのはもう長い付き合いのある方だったのですが……なんといいますか……その方ととどんどん価値観が離れていっているのを感じたのですね。
いや、専業プロではない我が身とは言え、お金をもらって描くわけですから、気難しい職人みたいに『お前の性癖の絵は描けんわ!』とか、そういう理由ではありません(笑)。
依頼を頂き、TwitterのDMで大まかなシチュエーションと参考資料を頂いて、さあ描き始めるか、と考えていた矢先、DMで『もう少しシチュエーションなどを詰めたいから、DISCOでお話したい』と連絡が来ました。
これはいつものことで、『DMじゃダメなんかなあ……文章に残る分、描いてる最中、依頼内容とかシチュエーション確認するときむしろそっちの方がありがたいねんけど……』と思っていたのですが……。
まあでもクライアントさん直々のお願いです。
これを無下にできないというのは、いくら世間知らずで、人の機微にさといとは言えない私でも察します。
お時間をいただいて、ディスコードでお話させてもらうことにしました。
シチュエーションに関しては実りあるお話ができましたし、数年前に私が描いた過去絵を表示していただいて、ここがよくない、こういう描写はどうか?とアドバイスいただいて叱咤激励してもらったのも、ありがたかったです。
なかなか自分のイラストに、建設的な批判を下さる方はいらっしゃいませんから。
今のコミッション文化はクリエイターの方が発言力を持ちすぎていて、クライアント側がないがしろにされている、お金を払わない人間はどうでもいいとクリエイターは考えている!というお話も興味深かったです。
ソースケさんは設定金額がそれなりだから依頼しやすい、とお誉めいただいたのも嬉しかったです。
まあコミッション文化に関しては私はまた違う考え方を持っていたのですが、クライアントさんと討論しても仕方ないので、相づちを打っていました。
ただ……ご自分がお気に召さない絵師さんを悪し様にいうのだけは、耐えられなかったのです。
普段から心理学を学んでおいてよかった。
沸いてきた怒りを『あー、俺怒ってんなー。でもこれは俺の思考でしかないからなー。怒りの思考よ、出ていけとは言わんから、少しばかり心の片隅に待機しておいてくれなー』と客観的に見て、思わず言いたいことをぶちまける、という愚を犯さずに済みました。
もちろん私も一応社会人ですから、本業の方で似たような経験は山ほどあります。
その時のように、なにも聞かなかったことにして、作り笑いを浮かべながら『貴重なお話をありがとうございました。それではイラストの方に取りかからせて頂きますね!』というのが、【大人の態度】だったのかも知れません。
専業プロではないとはいえ、イラストでお金を貰う以上、これぐらいのことでお断りするのは、文字通り大人げないのではないか?
そんな気持ちもないわけではありませんでしたが……。
でも私はイラストをそんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま、描きたいとは思えなかったのです。
クライアントさんのお時間を2時間近く奪っておいて大変申し訳ありませんでしたが、『私のイラストへの取り組み方と考え方では、これから先クライアント様のご期待に答えるのはとても難しそうです。せっかくのお話ですが、ご辞退させてください』と、通話後TwitterのDMでお断りさせて頂きました。
それからすぐにお怒りのDMが来ましたが、『お怒りはごもっともです。私のイラストに対する考え方が甘すぎるのだと思います。ですがもう私などに煩されず、他の絵師さんにお金を出して応援してあげてください。まだお叱りのお言葉がございましたら厳粛に受け止めますが、私からの返事はこれから先の私の上達をもって代えさせてください』とお返事し、それからはDMを見ていません。
この方はまだ人の形を取るのもおぼつかない時期から応援してくださっていたので、こう言った形でご縁が切れてしまうのは、本当に残念でした。
付き合いが長くなれば価値観の相違も出てくるからある程度は仕方ない……と納得しつつ、なかなか心の整理がつかないでいます。