私の、承認欲求との付き合い方。
Added 2021-09-29 09:44:12 +0000 UTCインターネットにイラストを投稿している描き手で、承認欲求がまったくない人というのは、非常にレアだと思います。
自分の描いた絵を見て欲しい!できれば評価して欲しい!と思わない人は、そもそもネットに投稿したりしないでしょう。
そういう人はアナログなら描いた紙をタンスや引き出しにでもしまっておくでしょうし、デジタルならどこかのフォルダに保存だけしておしまいだと思います。
本当に描くという過程だけを楽しんでいる人なら、完成した絵を保管しておく、ということさえ頓着しないかも知れませんね。
もちろん私もそういう欲求があるからこそ、一枚のイラストを(こちらに限定させてもらっているものを除けば)あちこちのSNSに貼り付けまくってる訳ですね。
ただ、私の場合は閲覧数やイイネを稼ぐということにあまり重きを置いていません。
もちろんまったく気にしていない、というと嘘になりますが……。
私の描いたイラストが何人かの目に留まり、楽しんでもらえて、そのついでにイイネでも押してくれると嬉しいなあ、ぐらいのスタンスでやっているからですね。
もし私がイイネの数に心を配るタイプなら多分、もう心が折れてイラストを描いていないでしょう。
最近の話ですが少しショックだったのは、YouTubeであるイラスト添削動画を見ているとき、相談者の方が【イラストを投稿してもいつも70イイネぐらいしかつかなくて、自分のイラストって魅力がないのかな?と悩んでいます】というメッセージをプロの先生に送っていらっしゃいました。
……いや、俺70イイネもらった時嬉しすぎて、3日ぐらい仕事もイラストも麻雀も気分よく取り組めて、成績もメッチャよかってんけど……。
なんといいますか、自分のハードルの低さに驚くやら、相談者さんの意識の高さに敬意を抱くやらで結構頭の中が大変でした(笑)。
まあそれぐらい、特にTwitterのイイネの数にこだわりはないのですが、それでも想定数を大きく下回ると、さすがに多少は落ち込んでしまうことがあります。
理由は簡単で、私の承認欲求が満たされなかったからですね。
理由が分かっていれば、立ち直るのは難しくありません。
こんな時のために、あきれられるほど心理学を学んでいるのですから(笑)。
こういうとき私は、頭の中に【承認欲求くん】というキャラクターを思い浮かべます。
この承認欲求くんは、今私が抱いている【思考・感情】ですね。
この思考・感情を演じるキャラクターはバカらしいキャラであればあるほど、【客観視】がうまく行きます。
私の場合、私自身が似合いもしないタキシードに身を固め、悲劇役者のような大袈裟なジェスチャーで『おお、みんな!どうしてみんな、ボクのイラストをみてイイネを押してくれないんだい!?こんなに素晴らしいイラストなのに!』と悲劇ぶっている所を想像します。
……実際たまにやるのですが、バカバカしすぎて吹き出すのをこらえるのが大変です。
この文章を書きながらも、結構笑うのを我慢しています。
これぐらいバカバカしいと普段の自分とあまりに解離しすぎているせいか、わりと客観化がうまく行きます。
そうなればしめたもので、あとはそのタキシードくんに『君も大変やな。まー落ち着くまで俺の頭のどこかで休んでおいてくれ』と声をかけて、どこかにいってくれるなり、消えてくれるなりするのを待つんですね。
彼は感情ですから一度どこかに行ったなー、と思っていてもまた舞い戻ってきたりします。
そんな時は無理に追い出したりはせず、『また戻ってきたか。仕方ないなあ』と受け入れてあげて、またどっかにいくのを待ちます。
この時無理に追い出そうとすると、【白熊を思い浮かべないようにしてください】効果が働き(そう言われると余計に思い浮かべてしまいますよね?)、無駄に反芻するハメになってしまうので要注意です。
そんなことで感情が収まるんかいな?と思われたかも知れませんが……。
この方法は統合失調症の認知療法にも使われている手法で、用いれば自然放置しているよりも早く気持ちと心が回復すると言われており、私も効果を実感しています。
イラストを描いて人に見ていただいている以上、どうしても承認欲求とは付き合っていかなくてはならないでしょうが……。
私はこれからも学んだ心理学を活かして、なんとか乗り切っていきたいと考えています。