イラストの伸び悩みと過去と未来。
Added 2021-07-16 10:03:28 +0000 UTCもうずいぶんと前の話ですが、元プロテニスプレイヤーが『未来のことを思っちゃダメ、過去のことも思っちゃダメ、今に全力投球!』と叫ぶ動画が流行ったことがありました。
まったくもってその通りで、来てない未来を心配しても仕方ないし、変えられない過去を思っても現状はなにも変わりません。
当時の私も感銘を受け、そう生きていきたいなーとうすらぼんやり思っていたのですが、最近つとにその思いを強くしています。
このブログをよく読んでくださっている方はもう飽き飽きしていると思うのですが(笑)……。
ここしばらくの間伸び悩み感にさいなまれていて、先日は数年ぶりに全く筆(実際持つのは古い板タブの電子ペンですが……)を持たずに一日を終えてしまいました。
私ぐらいの絵のレベルだとそういうのはあり得ないと思っていたのですが……もうこうなったら認めざるを得ません。
これはスランプなんだなあ、と。
スランプと認めてしまえば、あとはそれを脱出する方法ですね。
しばらくイラストから離れる、他のことをしてみるなどスランプ脱出方法はいくつかありますが、私は少し自己分析の知識がありますので、これを使うことにしました。
まずそもそも、なぜ伸び悩み感にさいなまれているのでしょう?
まあ一年前とほとんどイラストの出来映えが変わっていない、というのは大前提としてありますが、その伸び悩みの気持ちの根本を分析していくと、『自分はこんなに描いているのに……』という思いと、『これから何年描いても今のレベルのままならどうしよう……』という不安がありました。
私の場合、さすがに専業プロを目指している方のような時間の使い方をしているわけではありませんが……。
結構長い期間、一日2・3時間をイラストに割いて、枚数でいうと600枚以上描いてきたわけですよ。
これだけ描いてきたのに今のレベルって、自分は本当に才能がないんだなあ……とイヤになっているんですね。
つまり変えられない過去に積み重ねたものを振り返って、結構やってきたのにこの程度か……とうんざりしているわけです。
ふーむ、うんざりしてモチベーションが下がった原因は分かりました。
となると、あとはこれとどう向き合うかです。
私にとってこの答えは割りと簡単でした。
じゃあ長い期間描いてきたことを、気にしなければいい。
そんなこと簡単にできるんかいな?と考える方もいらっしゃると思うのですが、これにはうまいメンタルコントロールがあります。
長年やってるのに……と考える自分が出てきたら、『あー今俺は長期間やって思ったほど上手くなってないのを悩んでるなー』と自分の中で実況中継します。
ここで大切なのはこんなこと考えちゃダメだ!とか、考えるのを止めよう!とか思わないことです。
自分の思考を実況中継すると、ほんの少し思考が自分の感情から切り放されて、わずかに客観的になります。
そうするとその思考に付随するネガティブな感情が続きにくくなるんですね。
もちろんその一回でネガティブ思考が反芻しなくなるわけではないのですが、出てくる度にこの【思考の実況中継】を繰り返すと、脳が飽きてくるのか、悩みが客観視されるのか、自動思考がわき出る回数が確実に減ってくるんですね。
そうしているうちに悩む回数が減ってきて、早くて1週間、長くても数ヵ月先には、悩んでいたことをすっかり忘れてしまいます。
そんな簡単に忘れるもんか!とおっしゃりたい気持ちはよくわかりますが……みなさんも半年前になにで悩んでいたか、なんて日記でもつけてない限りほとんど覚えていないでしょう?(笑)
大切なのは思い悩んだときに【もうどうにでもなれ!】といろんな意味でキレてしまわないで、様々なことを試してみることなんですね。
その感情を乗り切ってしまえば、あとは結構なんとかなるものです。
さて、これで過去への対処はできました。
未来への不安対策は……まあ同じで大丈夫でしょう。
将来今のレベルと変わってなかったらどうしよう……と不安が出てきたら実況中継。
そしてもうひとつ、未来への不安は効果的な対処方法があります。
それは【今やっていることに全意識を向ける】ということです。
イラストに限った話ではありませんが、なにかに夢中になっているときは未来のことも過去のことも頭に沸いてきません。
それができるほど、人間ののーみそは便利ではないのです(笑)。
今回は私のイラストについてのケースでお話させていただきましたが、ここを読んでくださっている方々がなにかに思い悩んだとき、どこかでそんなメンタルコントロール読んだなあ……と思い出して頂き、ものは試しというしな……と思って試して頂けると嬉しいです。
今日は思いもよらず、長文になってしまいました。
このブログはもちろん第一義として応援してくださっている方々に少しでも楽しんで頂きたい、という思いで書いているのですが、こうして文章化することで、自分の気持ちややっていることが整理されるというのも大きいのですね。
最後までお読み頂き、本当にありがとうございました