最近本当に伸び悩みを感じていて、このあたりが限界なんかなあ……と描いている最中はいつもその思いが頭の隅っこにあります。
伸び悩んでいるな……というのは去年の下半期から薄々感じ始めていて、色々工夫はしていました。
筋肉や骨格の勉強をしたり、完成したラフを見直す時間を増やし、細部の出来にこだわったり、比率や位置関係をできる限り資料に近づけようとしてみたり、ですね。
影や着色などもこだわってみましたが、思ったような成果は見られませんでした。
私はここ5年ほどプロの指導を受け、直近2年は可処分時間のほとんどをイラストに費やしてきました。
将棋では普通のアマチュアが一日3時間以上勉強していたら、【それはやり過ぎだから、他のことに時間を当てなさい】と注意するプロ棋士もいます。
私の場合毎日かっちりそれぐらいの時間をイラストに使っているわけではありませんし、将棋の例がそのままイラストに当てはまるわけでないのでしょうが……アマチュアにとって限界に近い時間を毎日イラストに費やしているのは、事実です。
もちろん2年前と比べるとだいぶマシにはなっています。
ただ、1年前と比べるとほとんどデッサン力も着色も変わっていないんですね。
私は【まだ上達する!】という思いがあるからこそ、少々モチベーションのない日でも様々な心理学や工夫を用いてよろよろとではありますが、毎日地道に描き続けてきました。
でももう自分の絵を描く能力の限界値を迎えているなら……あとは描きたいときだけ描きたいキャラを描く、という方面にシフトしていってもいいかな……と思ったりします。
以前の記事でたまーにSSを書いている、と書きましたが、ネットにアップしている頻度がだいたい年に3・4本です。
そのペースにで描くとすると、だいたい3ヶ月に1枚ぐらい描くことになるでしょうか。
そうなるともちろんこちらでの【月2枚限定イラストを公開する】というお約束は果たせなくなりますから、またプランを考え直さねばなりません。
音楽、特に子供や学生さんが楽器を始める場合は、【どこまで続けるのか?】というのを楽器の購入する前に決めておくそうです。
初心者向けの練習曲が何曲か弾ければいいや、だったらそんなに高価なものはいらないでしょうし、青春をすべて楽器に費やして才能があるならプロの道も考えているという人なら、それなりのお値段のものを買っても後悔しないでしょう。
私は最初、【女の子の右向きバストアップがTRPGのキャラ欄に雰囲気出てるぐらいのものを描ければいいや】と思ってイラストを習い始めました。
こう言っては先生に怒られそうですが……絵なんか才能なんやから、習いながら少々練習したところで、そんなにうまくならんやろなあ……という思いも、ほんのちょっとありました(笑)。
その当時のイラストがこんな感じですから。
いやでも、やっぱり専門家の指導というのはすごいもんで、多分他の生徒さんよりかはかなり時間が掛かっていると思いますが、なんとか1ペニーギャップ(有料と無料の境目)を越えるイラストを描けるようになりました。
みなさんにだから言ってしまいますが、正直これだけ描けるようになって、お金を頂いて応援してもらえるようになるとは、夢想だにしなかったんですよ。
もちろんこうして応援していただいたり、同人誌が売れたり、SNSでの閲覧数やイイネが増えるのは、とても嬉しいことです。
でも……私にとって一番大切なのは【自分の成長】を感じられることなんですね。
今まで私は、自分の生まれ持ったなんらかの能力を、限界まで鍛え上げたという経験がありません。
ですから『他ジャンルでもこんな感じだったから、この辺が自分の限界だろう』という【限界の物さし】を持っていないんですね。
もしイラストでそれを迎えることができたのであれば、それはとても喜ばしいことです。
自分のひとつの限界を極めた(イラストを極めたなどとは言ってません。念のため(笑)) わけですから。
ただそれは、成長を感じて生きていくための新たな出発点であるかもしれない、とも思うわけです。