夢を追いかけるリスクと見切り。
Added 2021-03-29 10:17:25 +0000 UTC先日Twitter経由で声優になる夢を追いかけるうちに、39歳になった方の取材記事を読みました。
こう言ってはなんですがあまり救いのない記事で、夢を追いかけるって一体なんなんやろなあ……と柄にもなく哲学じみたことに思いを馳せてしまいました。
恥ずかしい話と言いますか、私自身なにか夢を持って物事に取り組む、時間を費やす、ということをしたことがありません。
まあ18歳から22歳までの4年間、『大学に行かせたと思って小説書かせてくれ』と親に言って実家に住み着いてフリーターをしながら、作家志望者のマネごとみたいなことをしていたことはありましたが……。
ただ当時は就職氷河期ということもあり、周りの近い年齢の人間で正社員として働いていたのは結構偏差値の高い工業高校を出た弟ぐらいのもので(そういう時代だと理系は就職に強い)、そもそも正社員として仕事を見つけるのが難しく、友人たちもほとんどがハケンやアルバイトとして働いていました。
そんな時代背景もあり、夢を追いかける振りみたいなことはしていましたが、幸い私にも22の時に正社員としての仕事が見つかり、それからは『小説家になりたい』なんて一言も言わなくなってしまいました。
そしてこれは本当に恥ずかしい話なんですが……小説家になりたいとまわりに吹聴しつつ、私は一編の小説を書き上げることをしませんでした。
雑文を書き散らし、物語をネットに投稿したりはしていましたが、生活の糧にするつもりの努力なんて、まったくしていなかったのです。
まあでも、今こうして駄文を書いて皆様とコミュニケーションを取れているのですから、あの期間も全くの無駄だったわけではない……と思いたいですね(笑)。
それからはなんやかんやありながら、今もなんとか生活しています。
すみません、少し話が逸れました。
件の彼の話に戻すと、彼はいじめを受けたりなどはあったそうなのですが、地方出身で実家から仕送りしてもらっていたり、バイト先で副店長に抜擢されたりと、実家に経済的問題を抱えているわけでなく、仕事ができない男というわけでもなさそうです。
あくまで結果論でしかありませんが、どこかで夢に見切りをつけ、一般的な仕事に従事していれば結構良い生活を彼は手に入れていたかもしれません。
本人が声優を目指したことを後悔しているそうなので、その思いはなおさらだと思います。
私はもう、人生や生活を賭けて夢を追いかけるには歳を重ね過ぎましたが……。
こういう現実を目の当たりにすると、夢を追いかけると決めた時、【ダメだと感じた時、どこで見切りをつけるか?】と決めておくのは大事なことだと感じました。
ただもし、専業としてやっていくのは厳しいと感じても、今の時代完全に夢を捨て去る必要はないでしょう。
もちろんジャンルにも依りますが……現在は自分のスキルをお金に変えるというのはそれほど難しいことではありません。
例えそのジャンルの専業になれなくとも、私のように歳を重ねてから小さく夢をかなえるのは、それほど難しくないのですから。