人生で一番影響を受けた本。
Added 2020-10-28 10:25:36 +0000 UTC読書を習慣にしている方だと、人生に影響を与えた本というものがきっと何冊かあると思います。
色々本は読んだけど、そこまで影響を受けた本はないなぁ……という人でも、普段意識していないだけでなにげない言動にそれが現れるものです。
極端な話、さっき読んだマンガに出てきたキャラの影響で、ほんの少し難しい言い回しが混じっていたりするかもしれません。
本から与えられる影響度は人それぞれであり、普段は意識しないものかもしれませんが、私には明確に人生に影響を与えた一冊があります。
それは自己啓発の本や心理学・哲学などの本ではなく、小説などのフィクションでもありません。
私の人生に巨大な影響を与えた一冊は、麻雀の戦略本でした。
みなさんは自分で自分を運のよい人間だ、と思いますか?
こういう質問だと、まぁおそらく自分は運は悪い方だ、と答える人の方が少し多いと思いますが、それでも7・3ほど偏った結果にならないはずです。
ですがこれが麻雀などの運の絡むゲームになると、とたんに自分は運の悪い方だ、と答えるケースが激増します。
私も麻雀のような不完全情報公開ゲームの結果が、その場の運に大きく左右されることは否定しません。
裏ドラが乗っていたら、カードゲームならもう一枚あのカードが山の上にあったなら……。
私もゲーム好きなので、そのような経験はイヤというほどあります。
でも、これらのゲームを神の視線、もう少し俗にいうなら数学的に眺めると起こりうる結果の一つが起こったに過ぎないのです。
でも、我々人間は【確率的には起こり得るのに、理不尽に感じられる結果の連続に耐えられない】という、残念な性質を持っています。
ですので我々はその起こった結果に様々なこじつけを行うのですね。
麻雀だとよく【流れ】という言い回しが使われました。
自分がアガれなかったのは流れが悪かったからだ、アイツがトップ獲れたのは流れがよかっただけだ……。
喜ばしいことに最近はそういう風潮もなくなってきているようですし、私自身も今はそんな考え方はしませんが、昔は結構流れというものを信じていました。
なぜなら【流れが悪かったと思えばラク】だったからです。
自分が下手だから負けてしまった、と考えるのはなかなかに辛いですからね。
ですが、ある時読んだ麻雀の戦略本にきっちりとした数字と根拠を元に【流れは存在しない】と書かれてあったのをみて、まさに目から鱗が落ちる思いがしました。
私の数少ない美点として、自分の意見や考え方と違う意見でも、きちんとした数字と根拠を示されたら意見を変更させるのは吝かではない、というものがあります。
それからはしっかり麻雀の基礎を学び、なんとか中級者ぐらいになることができました。
このことから得られた教訓は、非常にありがたかったです。
【運が悪いと嘆いているだけでは、なにも好転しないし、進歩しないのだ】ということです。
それ以来私はうまくいかない物事に対して【もう自分は結果を運や環境・才能に求められるほどのことをやっただろうか?】と自問するようになりました。
そうなってから、ほんの少しだけ物事に粘り強さを持って取り組めるようになった気がします。