イラストを描くに当たって設定している自分ルール。
Added 2020-09-18 10:17:20 +0000 UTC私は以前、イラストを描くに当たり、様々な自分ルールを設けていました。
初心者の頃はできるだけ資料を見ないようにして描く!に始まり、ペン入れはできるだけソフトの力を借りない、拡大縮小自由変形の機能に頼らない。
技法書は何度も見返すとむしろ覚えることができず、見ないと描けないようになるのでなるたけ読み返さない、他の人が描いている同じ二次創作のキャラは自分の色を保つために見ないようにするetc. etc……。
ええ、これらのルールは自分の上達にも作品の出来映えにも、一切良い影響を及ぼしませんでした。
このような今思えばばかばかしい自分ルールを設定してしまっている絵描きは私だけではないはずで、どうしてなんだろう?と少し考えてみました。
恐らくこれは我々の受けてきた教育の影響があります。
なんでも道具の力(今だとネットで調べずに、とかいわれるんですかね?)を借りずに自分でやってみなさい。
言われたことは一度でしっかり覚えなさい。
答えをみて問題を解いても意味がないでしょ。
テスト本番だと辞典や教科書は持ち込めないんだから、しっかり丸暗記しなさい……。
このような叱責を学生時代教師や塾から受けた記憶があるのは、私だけでないはずです。
まあ、学校のテストを受けるだけなら、このメンタルセットは間違っていません。
ただ、他のジャンルで何かを上達しようと思えば、あまり役に立たないのです。
私はイラストの他に将棋を趣味にしています。
実力は初段手前と言ったところです。
ネットでいくらでも勉強・研究・実戦が積める時代にまったく大したことのない棋力ですが……。
それでもここまでくるのに何度も同じ定跡書を読み返し、ソフトに対局した将棋を分析させ悪手を洗いだし、将棋教室の先生に同じような弱点を何度も指摘していただきました。
やはりプロが存在するようなジャンルは果てしなく奥が深く、大多数の人が身に付けている常識だけではなかなか上達は覚束ないのでしょう。
私はこれに気づいてから自分に課していたあらゆるルールを撤廃し(もちろん法と著作権は遵守しています!)、上達のため、作品の質の向上のためならなんでも試すようにしています。
どこで聞いた言葉を借りるなら、縛りプレイ(いや、私の描くイラストのようなことではありませんよ<笑>)なんて、あらゆることをマスターして他にやることのなくなったプレイヤーがすることなのですから。