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韓国人の餌食になる梨穂子 その2

「ん~♪チーズハットグ美味しい~❤」

「タッカンジョン甘辛くて最高~♪」

梨穂子はスンイル、美也の兄妹と新大久保を満喫していた。

花より団子の彼女は服屋や雑貨店には目もくれずに次々と店を巡る。

次はどこにいこうかなぁ~と思案しながら街をぶらついていると

「ねぇねぇ梨穂ちゃん、ちょっと服屋さんも見ていこうよ!」

と美也に声をかけられる。

「あ、ごめんごめん。私ばっかり楽しんじゃってたかな。」

そう謝る梨穂子に対し

「そんな事ないよ。みゃーも食べるの好きだしね♪でも新大久保って食べ物だけじゃなくてファッションの最先端の街でもあるんだし一杯見ていかないと!」

そう言うと梨穂子の手を掴み店内へ向かっていった。


「うわぁ・・・かわいい服が一杯・・・」

「梨穂ちゃんどうこのシャツ!」

美也が試着したのはハングルがプリントされた白のTシャツと台形のミニスカ。

ファッションに疎い梨穂子でもテレビや雑誌でよく紹介されている流行のオルチャンファッションという韓国風の着こなしだと言う事はよくわかった。

「美也ちゃんの元気なイメージに似合ってて凄くかわいいと思うよ。」

そう褒める梨穂子。

お世辞ではなく白のTシャツと膝の出たミニスカの組み合わせは雑誌で見るモデルの様に似合っていた。

「ほんと!嬉しいなぁ❤ねぇねぇ梨穂ちゃんもお揃いにしようよ!」

「ええぇ!?ムリムリ私には似合わないよ!」

「いいからいいから♪」

梨穂子は普段の自分のファッションとは正反対の為必死で断ろうとしたが美也の勢いに流されてしまう。

「梨穂ちゃんすっごくかわいい!こういうのも似合うじゃん!」

美也と同じ服装にも関わらず二人の体格差によってまた違う魅力を感じさせている。

ハングルのプリントは彼女の豊かな胸に押し広げられ、ミニスカートから伸びるムチッとした脚は美也のスポーティさとは違う妖しさを見せている。

「は、恥ずかしい・・・」

梨穂子は普段の自分なら着ない肌を多く晒す服を着て顔を真っ赤にして隠そうとするも

「梨穂ちゃんとお揃いなんて嬉しい♪ほんとの姉妹みたいだね❤」

「み、美也ちゃん・・・」

小さい頃からの付き合いの美也にそう言われると少し気分が晴れたようだった。


店の外では一人スンイルが待っていた。

「お兄ちゃんお待たせ~」

「ス、スンイル君お待たせ・・・」

二人は買った服に着替え店から出てきた。

「ねぇねぇどうこの服!韓国人のオルチャンモデルみたいで可愛いでしょ!」

「ど、どうかな・・・?私にはちょっと似合わないよね・・・」

美也は堂々としているが梨穂子はまだ恥ずかしがっていた。

「そんな事ないよ桜井さん。とっても似合ってる。美也の言う通りモデルみたいだ。」

「そっ、そうかな。えへへ・・・♪」

今まで父親以外の男性にそんな事言われた経験のない梨穂子が年頃の異性に褒められて嬉しくないわけが無かった。

「よかったね梨穂ちゃん♪」

「うんっ❤」

さっきまで恥ずかしがっていた梨穂子はもういなかった。


「あっメイクアップサロンだって。短時間で出来るって書いてるし行ってみよ梨穂ちゃん!」

「えっでもスンイル君が・・・」

「俺の事はいいから行ってきなよ。二人のメイク楽しみに待ってるよ」

「う、うん・・・❤」

スンイルの甘い言葉に梨穂子はもう蕩けさせられていた。


「どういうメイクしたいですか?」

店内ではモデルのような韓国美女が出迎えている。

「雑誌のモデルみたいなオルチャンメイクお願いします」

「お、お願いします・・・!」

数十分後メイクが終わったとスマホで連絡を受けスンイルは待ち合わせ場所に向かう、

そこにはさっきまでの二人とは思えない、服装とメイクではた目には韓国人にしか見えない二人がいた。

「お待たせお兄ちゃん。どう梨穂ちゃん随分雰囲気変わったでしょ」

美也の言う通り、タレ目でおっとりした雰囲気だった梨穂子は釣り目がちなアイラインに

紅いリップで韓国人美女の様な見た目に様変わりしていた。

「桜井さんまるで韓国人みたいだね。とても綺麗だ。」

「嬉しい・・・❤ありがとうスンイル君❤」

スンイルに褒められチークで染まった頬は更に彩度を増す。

「あ、あのね私の事下の名前で呼んでも大丈夫だから・・・❤」

「そう?それじゃあ・・・とても似合ってるよ梨穂子」

梨穂子はもうスンイルの魅力にメロメロになっていた。


服屋や雑貨店なども巡り終わり3人は食べ歩きを再開する。

しかしたった数時間で一行の見た目は韓国人と2人の日本人女性という組み合わせではなく、韓国人の3人組にしか見えないようになっていた。

スンイルと美也の兄妹によって梨穂子はものの数時間で韓国に染め上げられたのだった。


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