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日本人と韓国人の保健体育18

「…圭吾くん?」 麻里ちゃんが呼ぶ声で目が覚めた。あたりを見回して、次第に記憶が戻ってくる。そうだ、僕は麻里ちゃんとジンスの衝撃的なセックスの光景を目の当たりにしてトイレまで逃げてきたんだ。そこで、いつのまにか眠ってしまっていて…。 「圭吾くん、そこにいるんでしょ?」 答えのない僕に向かって麻里ちゃんがもう一度問いかける。 「う、うん。今出るよ」 ガチャ… トイレから出ると、麻里ちゃんは、僕の脳裏に焼き付いているあの神々しい裸ではなく、きちんと服を着ていた。家の中はしんと静まりかえっていて、もうジンスは帰ったみたいだ。 「圭吾くん、勝手に家の中に入ったんだね。ううん、それはいいんだけど、とりあえず今日はもう帰って」 「うん、わかったよ…ねえ、麻里ちゃんは本当にジンスと……」 「明日…明日話すから」 麻里ちゃんは悲しそうに俯いて言った。 「わかった。じゃあ、また明日」 その日の夜は前夜に増して眠りにつくことができなかった。目を瞑ると浮かんでくるのは、雄々しいジンスの肉体と、それに包まれる麻里ちゃんの華奢な体。細いのに、胸だけは大人顔負けに発達した麻里ちゃんの白い体は、ジンスの筋肉をまとった体に押し潰されて今にも折れてしまいそうだ。ジンスの腕の中で麻里ちゃんの白い胸が躍る。気づくと、麻里ちゃんとジンスは濃厚なキスをしていた。これは夢ではない。さっき起こった現実なのだ。 結局その日は明け方になってようやく数時間寝られただけだった。 翌朝、学校に着くと麻里ちゃんはもう来ていた。 目が会っても、昨日までのように元気に挨拶することはできない。 数秒間見つめ合っていると、ジンスが教室に入ってきて、僕たちの間を横切った。横切る瞬間、不思議そうな顔で僕を見つめた後、麻里ちゃんのほっぺたをぽんとタッチしたのが見えた。 放課後、僕は麻里ちゃんに呼ばれて図書館に行く。いつもの図書館だ。二人の関係はもはや今までとはまったく異なるものになってしまっていたが。 「最初は本当にたまたまだったの」 麻里ちゃんはジンスとの経緯を語り始めた。 ジンスがクラスの女の子に性的なちょっかいを出していたこと。麻里ちゃんはそれを止めようとしたこと。その後、麻里ちゃんがジンスに目をつけられて、「無理矢理」性的な奉仕をさせられるようになったこと。自分でも気付かないうちにジンスの肉体の虜になっていたこと。 とうとうと語る麻里ちゃんの真剣な表情が、その話が事実であることを物語っていた。 「だって、私がパンツを見せたらもう他の子に悪戯しないっていうから見せただけなの。そこから、パンツを見せてくれたんだからその中身も見せてくれたっていいじゃないかとか、目の前で全裸になったら今までのこと全部忘れてやるとか、ジンスは私が他の子を裏切れないのをわかっててだんだんときつい要求をするようになっていったの」 やっぱり卑劣なやつだ。キム・ジンス。 「だからね、私、圭吾くんと両思いだって知った時とっても嬉しかったの。私の体はジンスの手で汚れてしまったかもしれないけど、圭吾くんといればもう一度純粋な私に戻れるって。そう信じていたの。昨日までは」 「圭吾くん、私見ちゃったの。圭吾くんが私たちのセックスを見ながらオナニーしてたこと。私あの瞬間にもうどうでも良くなっちゃった。自分が今までみんなを裏切らないようにジンスの要求に応えてきたことも、圭吾くんを裏切らないためにジンスのセックスに感じていないふりをするのも。男の子ってみんな女の子のいやらしい姿想像して興奮してるんでしょ?いくら上品にしてたって圭吾くんも一緒なんでしょ?ジンスもそう言ってたよ。男はみんな同じだって」 違うんだ。喉まででかかった言葉は、しかし声にはならない。 あの瞬間、僕が麻里ちゃんを裏切ったのは他でもない僕がいちばん知っているんだから。 「私、難しく考えるのはやめたの。自分が気持ちいいって思ったらそれは良いことなんだって。ジンスだってガサツかもしれないけど、男らしくてセックスも上手いし、私、今はジンスと一緒にいた方が良いのかもかもしれないって、そう思えてきたの」 「そんな……麻里ちゃん、それは間違ってるよ。確かに僕はジンスみたいに気持ちいいセックスはできないかもしれない。けど、麻里ちゃんを愛する気持ちは誰にも負けないって」 麻里ちゃんはふふっと初めて見せるような顔をして笑った。 「あ、今日は用事があるからもう帰るね!」 「え?ちょっと、麻里ちゃん!」 麻里ちゃんの背中を見送るだけの僕。用事って一体何?もしかしてジンスと——聞くことはできずに一人ぼっちの図書室で虚しい時間が過ぎる。 窓から外を見ると、ジンスにお尻を揉まれながら帰る麻里ちゃんの姿が見えた。


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