※本作品はPixivに投稿した【野菜収穫ゲーム】のサイドストーリーとなります。 本編の方を読んでいただいた事を前提で書いてありますので、説明が省かれている部分がありますのでご了承ください。 ・・・ 「【柏木(かしわぎ)さん】、それでは、全裸でこのタイツを着てもらえるかしら?」 そう言って、担当の【峯井(みねい)さん】が私にタイツを渡してきた。 「はい…」 そのタイツを素直に受け取る私。 ここはあるイベント会場の秘密の小部屋の中だった。 私こと、柏木桃花(かしわぎももか)は、ある体験をするために、ここに来ていた。 その体験とは…。 【物品化】である。 私は、特殊な性癖をもっている。 SMなどでいう拘束や、緊縛といった類のもの。 そして、私は自らが拘束されたいと願望を抱く。 しかしながら、そんな状況になかなかなることもなく、ただ、ネットでそう言ったサイトを閲覧し続けている毎日だった。 そんな時、偶然にフォローしていたSNSで、ある言葉を見かけてしまった。 【物品化】 それは、人間を【物】として扱うというものだった。 そして、そのコメントに私を誘う一文があったのだった。 【あなたも物として扱われてみませんか?】 私はその一言に衝撃を受けた。 まるで私を誘っているかのような言葉。 しかし、今まで実際に拘束された事のない私には、そんなレベルを飛び越えたような事は出来ない。 しかし、その時…その言葉を見た時、私の指が独りでに動いてしまったのだ。 その応募の言葉をクリックしてしまった私。 そして、そのクリックからは予想以上のスムーズさで、事が運んで行った。 何か騙されているのではないかと思う程の展開。 私の応募は受理され、指定された場所に来るように連絡が来た。 もしかしたら騙されているのかもしれない…。 詐欺のようなものかもしれない…。 そうも考えてみたが、向こうから来た連絡が、あまりにも真実味があり、私は危険を顧みず、その場へと足を運んだのだった。 その後すぐに同コメントを確認したが、もう既に応募の文面は消え去っていた。 そして、この場所に来て、峯井さんという女性と出会った。 峯井さんから、これから私が体験する事の説明を受けた。 彼女はどこか信用性があり、話を聞いている内に、これが騙されているとしてもしょうがないと思えてきてしまう。 体験内容はざっくりというとこうだ。 私はこのイベントの中で行われる【野菜収穫ゲーム】の野菜になるという事。 野菜になり、ゲームの大道具として、扱われ続けるらしい。 どういう事かは分からないが、とにかく、私は道具として扱われる。 それは私が望んだ事なのだから、正に願ったり叶ったりだ。 そして、説明の最後に峯井さんが言った。 「私はね…【こういうのが】好きな子のお手伝いをしてあげてるの。中々、出来ない体験でしょ??」 その一言で、私は彼女を完全に信用した。 私の性癖を理解してくれているのだから…。 そして、そのままゲームの準備へと取り掛かった。 着ていた洋服を全て脱ぎ捨て、生まれたままの姿へとなる。 そして、渡された全身タイツに身を包んでいく。 何やら着心地がよく、不思議な素材である。 足から入れ、上半身、そして頭の部分に頭部を滑り込ます。 顔の部分だけくり抜かれた全身タイツである。 そこから顔を出すと、背中にあるファスナーを峯井さんが閉めてくれた。 「このタイツはね…この薄さでありながら、水分は一切通さないの。だからあなたの汗が外に出る事もない…。なんなら尿すらもね…」 (にょ…尿すら…) 手先や足先まで一体の全身タイツ、つまり、私がこの中で尿を漏らすと、外に染み出ることなく、タイツと私の間に残り続けるという事だった。 「さて、次はこれね」 峯井さんが取り出したのは、真っ黒の全頭マスクであった。 視界を確保する穴などまるでなし。 口の部分からホースが伸びているだけで、他は完全に真っ黒なマスクである。 「で…と…。これを被ると、視界はゼロになるから、先に説明をしておくわ」 「はい…」 「そこを見て」 そう言って峯井さんが横を指さした。 峯井さんの指の先に視線を向けると、そこには巨大なトマトの造り物が、大きな口をあけて転がっていた。 「あなたは、この後、あのトマトになるの」 (ト…トマトに…) 野菜の大道具になるという事は聞いていたが、改めてその現物を見ると実感が湧く。 「トマトとして、ゲームの大道具として取ったり運ばれたりするという事…。分かったかしら…?」 「はい…」 そう言葉にされると、更に胸の鼓動が高鳴ってしまう。 「それじゃ…耳にこれを入れて…っと…」 そう言って峯井さんは、私の耳に何かを入れ込んだ。 「マスクを被せるわよ」 「はい」 そして一気に私の頭部はマスクに覆われた。 一瞬にして視界がゼロになる。 【ギュギュッ】 (んうぅっ!!) マスクが後ろに引っ張られ、顔を圧迫する。 どうやら後ろで峯井さんが、マスクを引っ張りながら締め上げたようだ。 頭全体が締め付けられているような感覚が伝わる。 「うん…よし。これであなたはもう喋る事も出来ないわ」 そう言われ、試しに言葉を喋ってみようとする。 「ううぅぅぅうっ!!」 (ほ…ホントだ…顎が…動かせない…。呻き声しかでないや…) 「すぅぅぅぅ…ふぅぅぅぅ…」 (それに…やっぱり息はこのホースから…) 普段通りとは言わないが、窒息するほどの苦しさではない。 しかし、私の呼吸口はこのホースのみとなる。 これが閉じられれば、私は窒息死してしまう。 そう考えると、少し、背中がぞっとするが、その支配されている感がまた、私の心をくすぐるのっだった。 もう何も見えない…喋る事も出来ない…呼吸は完全に支配されている…。 後は峯井さんにされるがままにするしかない…。 「じゃあ…そのままそこに体育座りをして」 そう言われ、私はその場に座り込み、尻をついたまま、膝を折り曲げ、両手を脛の前へと持ってきた。 「そのままじっとしていてね…」 そう言った峯井さんは、何やら私の手首や足首、頭部等に何かを巻きつけ始めた。 視界の無い私には、何を付けられているかもはっきりは分からない。 触られた部位、そして装着した感触などで、ベルトのようなものだと感じられる。 (んうぅっ!!) すると、頭部が上から少し抑えつけられた。 頭部が膝の方へと寄せられる。 すると峯井さんが言った。 「これで、拘束は完了よ。少し動いて見て」 (拘束が完了…) そして言われるがまま、私は自らの体勢を動かそうとしてみた。 (ん!?…あれっ!!全然動けない…!?) どうやら、両足首は一つに纏められ、脛の前に回した両手は、その足首に固定されているようだった。 自らの両手が両足を抱え込み、膝を開くことを抑えつけている。 そして、頭部が足の方へと固定されているらしく、首を起こすことはもちろん、左右に振る事も難しくなっていた。 その結果、私の自由はほぼ皆無となった。 体をモゴモゴと動かし揺れる程度の動き敷か出来ないのだった。 (こ…拘束されている…) 【ゴクッ…】 自らが拘束され、自由を奪われたという事実に、心臓が高鳴る。 すると次の瞬間であった。 「んうぅぅぅ!!」 (きゃぁぁぁぁ!!) 私はその状態のまま、突然後ろへひっくり返されたのだ。 全く見えていないため、驚きの声をあげてしまう。 そして、ひっくり返れた状態…私は背中を床に突き、足を上にして抱え込んでいる形となる。 なにやら酷く屈辱的でかつ、恥辱的な体勢だ。 「それじゃ、これ入れるわよ…」 峯井さんの声だけが情報源。 すると、何やら陰部の付近を触られた感触があった。 「んっ!!」 思わず体が少し反応してしまい、小さな声が漏れる。 (んぅっ…峯井さんが…私のアソコを…) 動きを拘束された状態で、ひっくり返され、陰部付近を弄られる。 すると先ほどまでなかった、陰部が外気に触れる感触があった。 (えっ!?も…もしかして…タイツを開けられた??) ただでさえ恥ずかしい恰好で転がされているというのに、更に陰部が露呈されたとなれば、尚更恥ずかしい。 しかし、身動きを封じられた私に、それから逃げる事は出来ないのだった。 「んうぅぅっ!!!」 すると、陰部に何やらヒヤッとした感触が伝わってきた。 その感触、ヒヤッとするのと共に、何か粘性を感じるような気がした。 「これはローションよ。すんなり入れるためのね…」 (ロ…ローション…??い…入れる…??) 少ない私の知識でも、その二つの言葉がリンクするものは想像できた。 その言葉から導き出されるものは、女の子の陰部に何かを挿入するという事。 それが、本物の男性性器なのか、道具なのか、とにかくそれらを挿入するという事なのだ。 (え…っ!?…って事は…私…に…!?) そう頭に疑問を抱いた瞬間だった。 【ズポッ…】 「んうぅぅぅぅぅっ!!!」 (あぅぅぅっ!!何かがっ!!入ってきたぁぁぁぁぁ!!) どうやら私の陰部に何かが挿入されたようだ。 私は拘束された体をビクンと大きく反応させ、呻き声を上げてしまう。 視界がゼロの私にとって、それが何なのかは分からない。 「大丈夫、心配しなくても…。これはあなたを楽しませるための【道具】だから。あなたは犯されている訳ではないわ…」 (んぁっ…で…でも…これ…私の中に…入ってる感が…凄い…) 大丈夫と言われても、道具が私の陰部に差し込まれているという状況は事実。 その道具が何か動きを見せている訳ではないが、恐ろしいほどの存在感を感じる。 すると、先ほどまで感じていた陰部付近の外気が感じられなくなった。 つまり、私の陰部は道具を差し込まれ、再びタイツが閉じられたという事だ。 これでその道具は私の中から出ていく事はなくなった。 「よし…これで、下準備は完成よ。これからトマトに入れていくわ」 峯井さんがそう言うと、体が何者かに掴まれる感覚があった。 その手は複数人。 私の視界が良好な間は、峯井さんしかいなかった。 しかし、今、確実に何人かの手に私は掴まれている。 視界を失った後、周りに何人かの人が現れたという事になる。 それすらも気が付かないほどに、私の視界と自由は奪われているのだった。 そして、そのまま体を持ち上げられる。 そう…このまま、あのトマトの中へと運び込まれるのだ。 【ドクン…ドクン…ドクン…】 あのトマトの中に閉じ込められる…。 そう思うと、私の胸の鼓動が高まり、頭の中にその音が響き渡る。 すると、静かに私は床に降ろされた。 床に降ろされた…つまり、私はもう、トマトの中に入ったという事。 体勢を整えられ、何かの作業が進む。 そして、私を触っていた手が私から離れて行った。 【さあ…閉めるわよ…】 すると耳の中から、峯井さんの声が聞こえて来た。 それは今までの外からの音ではない。 私の耳付近から聞こえてきている。 (さ…さっき耳に入れられたのは…イヤホンみたいなもの…) そう思っていると、外からファスナーを閉める音が聞こえて来た。 【ジーーーーーーー】 (あっ…ファスナーが閉められてる…) トマトがパックリと開いていたところにファスナーがあった。 恐らく、それを閉めている音だろう。 つまり、この音が聞こえなくなった時、私は完全にトマトの中に閉じ込められたという事だ。 【ジーーーーー・・・】 そして、ファスナーの音は止まった。 体は拘束されて動けない。 私を包み込むトマトの着ぐるみのファスナーは閉じられた。 もう、私は自力でここから出る事は出来ない。 誰かに出してもらうまで、このままなのだ。 完全に他人に私の全てを掌握されたという事…。 【ゴクッ…】 その現状が頭の中を過り、生唾を飲んでしまう。 そんな拘束感に酔いしれていた私に峯井さんから衝撃の言葉が伝えられた。 【それじゃあ…今から特殊なフォーム材を入れていくわ】 (フォ…フォーム材??) 【入れた時は泡のような物だけど、すぐに固まってスポンジのようになるわ。今のままじゃ、トマトとあなたの間がスカスカでしょ??そこに詰めるの】 (え!?…私とトマトの着ぐるみの間に!?) そう…私に対する拘束はこれで終わりではなかった。 なんと、丸まった私とトマトの着ぐるみの隙間すらも、完全に埋めてしまおうというのだ。 【シューーーーーー】 何かが噴出されるような音が聞こえ始めた。 それと同時に私の体に、何か生温かい温度が伝わってくる。 【大丈夫よ。固まる時に熱くなるような発熱はしないわ。少し温かい程度ね】 そう言われ、少し状況を理解する。 この私の体に伝わる温かさは、その注入されたフォーム材から来るものという事。 そしてそれが、私の体全体から感じるという事は、フォーム材が私の体全体を包みこんでいるという事だ。 (う…な…なんだか…少し…眠たくなっちゃ…う…) そのフォーム材の温かさに少し眠気を感じてしまう。 もう充填は終わったのだろうか…まだ充填中なのか…それすらも分からない。 体を包み込む温かさが心地よく、頭の中がポーっとしてしまう。 暫くすると、その温かさが収まり始めた。 【そろそろ、いいわよ動いても】 (ん!?…あっ…そうだった…) 少し眠り気味に意識が朦朧としていた私は、峯井さんの声で、我に返った。 そして、言われた通り体を動かしてみた。 (んっ!?あっ…ほ…ほとんど…動かない…) ただでさえ、自由は奪われていた。 しかし、充填されたフォーム材により、より一層私は包みこまれ、トマトの着ぐるみと一体化したような状態となった。 微動だにしないという訳ではないが、着ぐるみの中に、全く空間がないため、私が動けばそれに追従してトマトの着ぐるみも動いてしまうという感じだ。 まあ…動くと言っても、大きな動きは出来ないのだが。 【これで、準備は完了よ。後は、ゲームの大道具として扱われてちょうだい】 峯井さんのその言葉が胸に刺さり込む。 …大道具として、扱われる… その言葉が、現実味を帯び、私の頭を支配していく。 そう…完全に拘束され、トマトと一体になった私。 私はゲームの大道具のトマト。 これから、始まるゲームで、その道具として扱われるのだ。 期待が高まっていく。 どんな感じなんだろうか…? 物として扱われる…。 その初めての体験に、私の胸の鼓動はより早くなっていくのだった。 すると、体全体が突然、揺れ始めた。 (は…運ばれてる…の…??) この揺れ、恐らく私は何らかの形でゲームの開場まで運ばれているらしい。 全く自由のない私には、もう他人にされる事は、受け入れる事しか出来ない。 身を任せ、私はトマトとして運ばれていくのだった。 暫くすると、その揺れが収まり、何か少しユラユラと体が動いている感覚が訪れた。 すると、イヤホンから峯井さんの声が聞こえて来た。 【さあ、ゲームの準備は整ったわよ。あなたは今、トマトとして、大きなツルのフックに引っ掛けられ、宙にぶら下がっているわ。そして、ゲームの参加者が、そこからあなたを外し、カゴのスペースまで運んでいく。その組が終われば、またそのツルに戻される。それが一連の流れよ】 (そうか…私は…そう扱われるのね…) 今から自らに訪れる事が理解出来た。 そうやって、私は、完全に拘束された状態で、トマトとして…ゲームの道具として扱われるのだ。 そう、ゲーム参加者は、このトマトの中に人が入っているなんて想像もしないだろう。 私は完全に【モノ】として扱われるのだ。 【ドクン…ドクン…ドクン…】 それを再認識したことで、より一層、胸の鼓動が早まっていく。 陰部は既に、グショグショに濡れている。 それは、陰部に差し込まれた道具のせいではない。 この状況に置かれた事が、私の性癖を刺激し、ここまで高揚させているのだ。 そしてゲームは始まった。 というより、全く外の音が聞こえない私には、ゲームが始まったどうかは分からない。 ゲームが始まったという事がわかるのが、私に伝わってくる揺れである。 体全体が大きく揺れる。 それは、恐らくお客が私をツルから外そうとする行為からくる揺れ。 【ドサッ!】 (きゃぁぁっ!!) すると突然、体全体に衝撃が伝わってきた。 今までに無かった大きな衝撃のため、一瞬、頭の中で驚いてしまったが、実際にはそれ程大きな衝撃ではなかった。 恐らくツルから外され、地面に降ろされたのだ。 私を包み込むトマトの着ぐるみはかなり分厚い。 なので、それなりに床に落とされた所で、痛みを伴う程の衝撃にはならないのだ。 しかしながら、この床に無造作に降ろされるという行為。 これがまた、【モノ】として扱われている感があり、私の心を高揚させるのだった。 すると次の瞬間、予想外のものが訪れた。 【ブゥゥゥゥゥゥン…】 (んあぁぁぁぁ!!!) 私の陰部に仕込まれた道具が、その動きを始めたのだった。 ただでさえ、既に火照り切っていた体。 そこに、与えられたこの刺激は、私にとってはかなりのものとなる。 (んあぁぁぁぁ!!これっ…これっ…んうぅぅっ!!すご…すごぃぃぃぃぃ!!!) その刺激に体がビクンと跳ね上がろうとする。 しかし、私は丸まった状態で、ほぼ動くことはできない。 中までみっちりと詰まった着ぐるみは、私に悶える事さえさせないのだ。 体全体でモゴモゴと揺れる程度が、私が出来る反応の最大だった。 それでも容赦なく動き続ける陰部の道具。 (あぅぅぅぅ!!こんなのぉぉ!!こんなのぉぉ!!始めてェェェェェェ!!) 完全に拘束された状態で与えられる快感。 これほどまでに、快感に悶える事が出来ないというのがつらい事だったとは、生まれて初めて知った。 しかし、そのつらさこそが、私の求めるものだ。 その刺激に危うく喘ぎ声が漏れそうになる。 しかし、それは必死に我慢するしかない。 何故なら、今、私は【モノ】なのだ。 動くことは、機械仕掛けでもなんでも出来るので、体が反応してしまいビクついても問題ないだろう。 だが、声は違う。 声は、それが【人】だという証明になってしまう。 【モノ】である私は、決して声を出してはならないのだ。 その声を抑える事が、更に…私を追い詰め、更に…私を高揚させる。 襲い来る快感は、一層増していく。 増せば増すほど、体が動かせないというつらさが高まる。 そして、またそのつらさが私の心を高揚させる。 その連鎖が私に襲いかかってくるのだった。 その全ての快感は私を最高に責め立てる。 (んあああぁぁぁ!!いやぁぁぁぁぁ!!むりぃぃぃ!!!こんなのぉ!!耐えられないぃぃぃ!!) どれだけ、動こうとしても、全く動くことは出来ない。 私は丸まった状態から、何も出来ないのだ。 その訪れる快感が、どんどんと内に溜まっていく。 (あぅぅぅぅぅ!!すごいぃぃぃ!!あぁぁぁ!!頭が…頭が…おかしくなるぅぅぅぅ!!) 内に溜まっていく快感は、あっという間に私の頭の中を蹂躙する。 時間にしてほんの数分の事だろう…。 しかし、全てを遮断され、全てを封じられた私に訪れるそれは、時間概念を無にする。 (ひぃぃぃ!!やぁぁぁぁ!!ダメェェェェ!!これぇぇぇ!!何かっ!!何かくるぅぅぅぅぅ!!!) 身動きを封じられた体…その全身から快楽の波が押し寄せてくる。 (んあぁぁぁぁぁぁ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!) そして私はあっけなく絶頂を迎えた。 絶頂を迎え、体が大きくビクつこうとする。 しかし、私を包み込む着ぐるみがそれをさせないのだ。 絶頂を迎えたのにも関わらず、その反応すらも自由にはさせて貰えないのだ。 (んぁっ…ぁっ……ぁ………) そして、程なくして私の陰部の中の道具が、その動きを止めた。 私は、トマトの着ぐるみの中で、一人、絶頂を迎えたのだった。 「ふぅっ!!ふぅっ!ふぅっ!!」 絶頂を迎えた事で呼吸が荒立つ。 しかし私に入ってくる空気は、全頭マスクについたホースからのみ。 決して満足のいく量の空気は確保できない。 更には、丸まって固められているが故、体勢的に大きな呼吸もしにくい。 (苦しい…苦しい…苦しい…) それでも必死にホースから出来る限りの空気を取り込む。 どちらにせよ、私は身動きが取れない。 今できる事は、必死に空気を取り込む事くらいなのである。 いつの間にか着ぐるみの中の温度もかなり上がっている。 当たり前だ、この気温でこんなに分厚い着ぐるみに包まれているのだから。 その暑さがまた、私の意識を削る。 空気が足りずに苦しいけれども、少し虚ろになった意識のせいで、頭のどこかで誰かが苦しいと叫んでいるようにも感じられる。 (苦しい…暑い…苦しい…暑い…苦しい…) そうして私はひたすらにモノとして、ただそこに留まり続けた。 呼吸が落ち着きを取り戻し始めた頃に、再び移動させられる感覚が訪れた。 恐らく、最初の場所へと戻されているようだ。 そして、その移動が終わり、最初のように少し浮遊感のある状態へとなった。 つまり、これが一連のゲームの【流れ】となるのだ。 そこで、私の脳裏をある事が過った。 (こ…これが一連…って事は…これが後…何度も繰り返されられる…の…?) そう、これは本日のイベント中で、最初のお客の一回なのだ。 つまり、この後もお客は何組も来るだろう…一日が終わるまで。 そのたびに、私に今のような恐ろしい程の快感がもたらされるという事…。 (う…嘘…そんなの…そんなの…耐えられない…) 望んだ快楽ではあるが、それは想像を超えていた。 その想像を超えた快楽がこの後も訪れる。 とても耐えられるものでない…。 そうは思うものの、ゲームは進行しているし、私がゲームで使用される【モノ】という事には変わりは無い。 【モノ】として完全に拘束された私に、逃げ道はないのだった。 そして、再びゲームは始まるのだった。 (んあぁぁぁぁぁ!!!いやぁぁぁぁ!!!ムリィィィィィ!!さっき…さっき…イったからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 繰り返す様に、その刺激は私を襲い続けた。 甘かった…。 拘束の初心者が、不用意に承諾する内容ではなかった。 こんなにもハードで、こんなにも壮絶な快感に見舞われるとは…。 私は何度も絶頂を迎え、次第に意識が朦朧とし始めていた。 単に、絶頂を迎えているからという訳ではない。 足りない酸素…。 そして、全身を襲う、猛烈な暑さ。 それらが私の精神を浸食していくのだった。 (…も…もう…もう…ムリ…これ以上…これ以上…イケな…い…これ以上イったら…おかしく…) その瞬間、再び道具が私を襲う。 (おかしくなるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!) そして、私はトマトの中で身動きが取れないまま、ひたすらイキ続けた。 トマトの中で、身動きが取れないまま…。 悶える事さえ許されないまま…。 (…ん…ぁ……ぁ………) どれくらいの時間が経ったのだろう…。 とれくらい絶頂を迎えたのだろう…。 もう既に思考がまともで無くなりかけていた。 その時、ふとイヤホンから峯井さんの声が聞こえて来た。 【お疲れ…これで今日の仕事は終わりよ…】 (…お…終わり…) すると、確かに最初のように、体が何かに乗せられ運ばれているような揺れを感じた。 どうやら最初に私がこのトマトの中に閉じ込められた部屋に戻っているようだ。 そして、暫くして、その揺れが止まり、静寂が訪れた。 (お…終わった…の…??) 長い揺れ、それは恐らく運搬。 そして、この静止状態、それは着替えた部屋へと運ばれ、降ろされたという事。 終わったという事への安堵感が少し漂う。 そして、その静寂が暫く続いた。 (お…終わった…なら…早く出して…) そう、今日のイベントが終了したというなら、そろそろ私も解放されるはず。 しかし、先程から周りから何も感じない。 もともと外の音は聞こえないが、誰かが歩く振動や、人の気配がまるで感じられない。 何か不気味な静けさがそこにある。 (は…早く…私をモノから…解放…!?えっ…ちょ…ちょっと待って…) その瞬間、私はある事に気が付いてしまった。 そう…私は【モノ】にされた。 よくよく考えてみると、私とトマトの着ぐるみの間には、何か特殊なフォームを充填されている。 つまり、私はほぼ、このトマトと一体化しているのだ。 そのフォームが固まってしまった場合、私はトマトの一部になっているのではないか? そして、この静けさ…もう誰もいない静けさ…。 そこから導き出される予感…。 【私は、トマトから出される事は無い】 確かに特殊フォームを入れられた時点で、もう既に解体する事は困難になる。 仮にトマトのファスナーを開けた所で、そこには充填されたフォームが満ちて固まっている状態。 中の私を出すには、そのフォームを取り除かなければならない。 もし仮にフォームとトマトが融着していたとするなら、ファスナーを空けても、フォームすらほとんど露呈しない。 トマトごと解体しなければ、私を出すことは出来ない。 イベントはまだ初日、トマトを解体する訳はないだろう。 だとしたら、私を出す気ならフォームなど注入しないのだ。 つまり、私はイベントが終わるまで出してもらえないという事…。 (う…うそ…このまま…なの…??) 未だ動くことを許されない体が、その事を肯定する。 (そ…そんな…そんな…いや…いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!出してぇェェェェ!!ここから…ここから私を…出してェェェェェェェェ!!!!!) しかし、身動きを取る事は出来ない。 叫び声を上げたとしても、外まで届くのはほんの少しだろう。 しかし、私は必死にその叫びを口にした。 「うぅぅぅぅぅぅぅうっ!!!うぅぅうっ!!ううぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 (出してぇぇぇぇぇ!!!お願い!!ここから出してぇぇぇぇぇぇぇぇ!!) 必死の叫び。 か細く外へと漏れ出る呻き声。 そして、少しでも動かそうとする体。 しかし、傍から見れば、トマトが少し揺らいでいるくらいにしか映らないだろう。 「ううぅぅぅううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 (いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!) しかし、その空間には、他の何の気配もない。 私の呻き声だけが、微かに響いているだけ。 それからどれくらい時間が経っただろうか…。 全てを遮断された私に時間を知る由は無い。 ただひたすら、私は藻掻き続けた。 拘束され自由のない体で、出来る限りの藻掻き。 無駄だとは分かっていても、ただひたすらに…。 「…う…ぅ…ぅ…ぅ…」 (出して…お願い…ここから…出して…) 出せる涙も出し尽くした。 もう呻き声すらも、ろくに出ない程となっていた。 その時だった。 (え!?…あ…あれ…体が…) 私を包み込んでいた圧迫感というか、抱擁感が消えていた。 すると、次の瞬間、私は何者かに掴まれ、体ごと引っ張り上げられた。 (え!?な…なに…??) その感覚に驚いていると、次に私の頭を覆っていた圧迫感が無くなっていく。 【パサッ】 そして、私に被せられていた全頭マスクが取り去られたのだった。 (う…ま…眩しい…) 何時間ぶりかの光に目が慣れず、周りを見る事が出来ない。 あまりの唐突な事に、目もさながら、頭の理解も追いついていかなかった。 すると、イヤホンからではなく、外から知っている声が聞こえて来た。 「どうだったかしら??【モノ】になる体験は??」 目が慣れず、まだ見えてはいないが、この声が峯井さんのものだと分かる。 「うぁ…ぁ…ぁ…」 (うぅ…私…出して…出して…もらえたの…ね…) 何時間も頭部を固定され顎を動かしていなかったので、言葉がうまく発せられない。 「フフッ…まあ…その顔を見れば…結果がどうだったかは分かるわ…。身動きを取れなく拘束される事…。視覚や聴覚、言葉まで奪われる事…。制限された呼吸…。恐ろしい程の暑さ…。そして、そのうえで与えられる快感…。最後には、出してもらえないという恐怖…。どれもあなたが【望む】ものばかりだったでしょ??」 (…え…?…わ…私の…望む…もの…) そう言われ、峯井さんが言った全てが、私の脳裏に甦っていく。 すると、その全ての根底にあるものが、私の中で浮き彫りになる。 そう…それら全て…私は…それに興奮していたのだ…。 そうされる事で、私の感情は高ぶり、そして体は素直に反応し続けていたのだ。 最後に閉じ込められた時ですら、出してほしいと心が懇願しているのにも関わらず、陰部からは大量の愛液が流れ出ていた。 これは…私が望むもの…欲していたものなのだ…。 段々と目が慣れて来て、峯井さんの顔が認識できるようになった。 峯井さんは、満足げな笑いを浮かべながら、私を見下ろしている。 「もう分かっていると思うけど…。今のあなたの顔…自分で見てみるといいわ…。とてもいい表情をしてるわよ…」 峯井さんは、そう言って鏡を私の顔の前に差し出した。 (あっ…) そこには紛れもない、私の顔が映り込んでいた。 しかし、その顔、今まで生きて来て一度も見た事のない、自分の顔であった。 そこに映り込んだ柏木桃花。 その表情は惚けきった雌の顔…。 とても満足そうでありながらも、とてもだらしなく淫らな顔だった。 そう…私は…こうされる事を、心から望んでいたのだった。 そして、私はまたトマトになる。 ゲームで使われる【モノ】として…。 ---------------------------END------------------------------------------