※こちらは、【アンドロイド潜入捜査 Side Story】の後編となります。 【前編】をご覧になってから、お読み頂けると幸いです。 ・・・ すると、黒服の男性が私に近づき耳打ちした。 「AK-1…会食部屋へ移動するぞ…」 「承知いたしました」 【会食部屋】…それは私の本番のステージである。 ここからが本当の勝負という事になるのだ。 (よし…がんばらなきゃ…) 私は心臓の鼓動を早めながら、その黒服の男性に付いて行った。 少し歩くと、別の黒服の男に連れられたAK-2の姿があった。 そして合流した私たちは、そのまま先導され、会食部屋へと進んで行った。 そして大きな扉の部屋へと辿り着いた。 【コンコン】 「ご主人様、AK-1とAK-2を連れて参りました」 「入っていいぞ」 「はい」 【ガチャ】 そして、部屋に入ると、茂峰さんとアストラルマテリアの社長、秋平氏が机に向かい座っていた。 「下がっていいぞ」 「はい」 黒服の男は、そう言われ部屋を後にした。 「AK-1、AK-2、こちらに来なさい」 「はい、ご主人様」 【はい、ご主人様】 私がそう答えると、同じようにAK-2の女性もそう答え、私と行動を共にし、茂峰さんの所へと移動し行った。 まさにここまでは、茂峰さんが言っていた通りの展開である。 本当に台本があるのかと思う程、筋書き通りである。 「秋平さん。このAK-1とAK-2は我が社のアンドロイドの中でも特別なものでしてね…」 「何をおっしゃる…この会場で働いているタイプは全部、新型の特別品ですよね…茂峰さん」 「ふふ…その新型の中でも、この二機体は【特別】なんですよ」 「ほう…そうなんですか…。どこら辺が特別なんんですか…?」 「それでは、その優秀さをご覧に入れましょう」 するとテーブル側に向かって座っていた茂峰さんが、椅子を回転させて横に向いた。 「AK-1、プログラムAを…」 「承知いたしました、ご主人様。プログラムAを実行致します」 【ゴクッ…】 ついに来るべき時が来た。 私がその決意と意思を試される時なのだ。 (プ…プログラムA…性器を…口で奉仕する…) 口では実行しますと発したものの、やはり、覚悟を決めないと踏み出せるものではない。 (よし…やろう…) 腹を決めた私は、茂峰さんの前に跪いた。 そして、緊張しながらも、茂峰さんのズボンに手を伸ばし、ベルトを外し、ズボンのファスナーを降ろした。 そして、その中にある下着を降ろすと、茂峰さんの性器が露となったのである。 (!?せ…性器が…うぅ…は…はずかしい…) このような状況で、目の前に男性性器が露になっている。 曝け出している側ではなく、見ている側だというのに、とてつもない恥ずかしさが込み上げ来る。 (は…はずかしがってる場合じゃない…ちゃんとやらないと…) 腹を決めた私は、曝け出された茂峰さんの性器に手を伸ばした。 (ま…まずは擦って…っと…) ネットで得ていた情報を元に、私は優しく茂峰さんの性器を擦り始めた。 なるべく優しく、そしてその形を辿るように、指を滑らせていく。 「んうぅ…なかなかいい…」 茂峰さんが座ったまま、気持ちよさそうにそう言った。 (って事は…こんな感じでいいの…かな…) 私の指使いに、【いい】と茂峰さんが言ってくれた。 という事は、あながち間違った事はしていないのだろう。 私は、そのまま、茂峰さんの性器を優しく擦り続けた。 すると、茂峰さんの性器は露になったときよりも、遥かに元気よくそそり立ち始めた。 (こ…こんな感じかな…よし…それじゃぁ…や…やろう…) その性器の様子に、私はこのタイミングだという直感を受け、思い切って行動に出る。 ゆっくりと茂峰さんの性器に顔を近づけていく。 性器が私の口へと近づいてくる。 心臓の鼓動が早くなる。 (…よし…) 目の前にある茂峰さんの性器。 意を決した私は、その性器を口に咥え込んだ。 【パクッ】 すると茂峰さんの性器が、アンドロイドのマスクの口を通過し、私の口内へと入り込んできた。 初めての経験…。 (だ…男性の性器を咥えると…こんな感じ…なんだ…) 口内を埋めつくす性器。 やらなければならないという使命感で咥え込んだものの、思ったより抵抗感がなかった。 それは、茂峰さんという人のものだという意識もあるだろう。 これが、全く知らない強姦魔とかのものであれば、もっと抵抗感があったのかもしれない。 私は口の中に携えた、その性器を舌で舐めた。 「んぁ…いい…なかなかいい出来だ…AK-1…」 茂峰さんが満足そうにそう言った。 どうやら、私はそれなりには上手く出来ているのだと感じられた。 すると秋平氏がその様子を見ながら口を開いた。 「茂峰さん…なかなか凄い機能ですな…。現在のアンドロイドでは、とても出来ない技術ですよ」 「ふふ…だから言ったじゃないですか…この二体は特別だと…。どうです?秋平さんも試してみては?」 「それは嬉しいお誘いですね…是非」 「それじゃあ…AK-2…プログラムAを秋平さんに」 【承知いたしました、ご主人様。プログラムAを実行致します…】 (そ…そういう事か…私が、茂峰さんの指示をしっかりやったことで、AK-2の彼女もそうせざるを得ない…) そう、私が本物のアンドロイドだと思い込み、その行動を見せつけられては、同じくアンドロイドに扮してばれないようにしている彼女は、それをやらざるを得ない。 それを拒否すれば、その時点で正体をばらす事になるからだ。 すると、AK-2に扮した彼女は、秋平氏の元へと歩みより、私と同じ行動に出た。 その所作には、あからさまに動揺が見受けられ、動きがたどたどしくなっている。 しかし、AK-2の彼女は、予想外に拒否することなく、秋平さんの性器を取り出した。 そして、私と同じように優しく性器を撫でまわす。 その行動に、彼女の嫌悪感が滲み出ているが、そこには彼女の覚悟も見え隠れしていた。 そして、ついに彼女も覚悟を決めた。 【パクッ】 AK-2の彼女は秋平氏の性器を口に咥え込んだのだった。 その彼女の行動には少し驚きもした。 もしかしたら、拒否するのではないかとも思っていた。 しかし、彼女は勢いよく秋平氏の性器を咥え込んだのだ。 秋平氏の性器を咥え込んだAK-2に、もうこちらの様子を伺う余裕はなさそうだった。 「んうぅ…これは…なかなかのものですな…」 そして、AK-2は自らの頭を前後させ、咥え込んだ秋平氏の性器をしゃぶる。 すると、その様子を見た茂峰さんが、私の頭を両手で掴み、私の口から自らの性器を抜き取ったのだった。 「えっ…!?」 小さな声ではあるが、驚きの声が漏れてしまう。 もう秋平氏とAK-2はお互いの事に夢中になり、こちらに気を向けている余裕などなさそうだった。 すると、茂峰さんがすっと私のマスクの所に頭をよせ、小声で私に話しかけた。 「ハハ…まさか私も、結菜くんの口の中に出す訳にはいかないよ…。私のお膳立てはここまでだ…」 そして私の頭部を自らの股蔵付近に置いたまま、秋平氏とAK-2の様子を伺い始めた。 (え…!?どういう…事…。し…茂峰さん…) 向こうから見ると、私もAK-2と同様の事をしているように見えるかもしれない。 しかし実際は、何もせず、ただ座っているだけだった。 「おおぅ…茂峰さん…これは気持ちがいい…んぅ…」 「満足いただけましたか…んぅ…特別なんですよ…この二体は…」 秋平氏との会話にもうまく合わせる茂峰さん。 「んぐっ…そろそろ…限界だ…」 【ガシッ】 すると秋平氏がAK-2の頭部を両手で捉え、頭部を前後に揺らし始めた。 「んうぅぅぅぅぅ!!!」 恐らく先程よりも、喉の奥まで性器が刺さり込んでいるだろう。 あれだけ激しく振られれば、首もおかしくなってしまいそうだ。 しかし、秋平氏にとっては、あれはアンドロイド。 首がどうにかなるなど関係ない事だ。 そして動きが激しくなり、ついにフィニッシュを迎えた。 「んうんっ!!」 どうやら、秋平氏はAK-2の彼女の口内に射精したようだった。 そして、AK-2は口から秋平氏の性器を抜き取った。 私はあたかも、茂峰さんもフィニッシュをしたかのような素振りで、その場に立ちあがった。 「し…茂峰さん…これはすごい…。これがアンドロイドだなんて…。口の中の感触と、舌使いみたいなものは、恐ろしい程に気持ちが良かったですよ…」 「フフッ…満足頂けましたか??…まあ…秋平さんを満足させたのは、【ロイドノーツ社の技術力】ではないんですよ。むしろ、【彼女のテクニック】と言ったほうが正しいかな…。ねぇ…刑事さん…」 茂峰の言った言葉に、AK-2が素のリアクションでこちらを向いた。 (え!?け…刑事さん…!?) 「え?茂峰さん…それはどういう事ですか??」 「フフッ…秋平さんを満足させたのは、アンドロイドではなく、女刑事さんだという事ですよ…」 【しまった…】 素性が明らかにされ動揺した、AK-2の彼女が素で言葉を喋る。 侵入者とは聞いていたが、それが警察だという事は知らなかった。 AK-2の彼女が動揺するのと同じように、私も驚きを隠せなかった。 そして、AK-2が茂峰さんに対し身構えようとした、その時だった。 【ピッ】 茂峰さんがタブレットのようなものを操作した。 すると突然、AK-2が、その体の動きを止めた。 「刑事さん…もうあなたの体は自由には動かせません。あなたが着用しているのは、我が社のもの…。うちのテクノロジーが入っているのですから、こちらで操作出来るのですよ」 (す…すごい…さすがロイドノーツ社…そんな技術があるなんて…。!?って事は…私のタイツにも同じ機能が!?) AK-2の彼女が着ているものと私が着ているものは、恐らく同じ。 という事は、茂峰さんが持っているタブレットで、私の体も操作できるという事。 しかし、茂峰さんは私に対して、一切、そう言った素振りは見せていない…。 つまり、全ては私次第という事を前提にしてくれているのだ。 「残念ながら、この部屋は通信を遮断されてますから…お仲間の刑事さん達には伝わりませんよ」 【く…ど…どうして…ばれたの…】 「どうやら、私と秋平さんを嗅ぎまわっている輩がいるという情報を掴みましてね。その計画を知った私は、【わざと】その外骨格を流したのですよ。そしたらまんまとそれに飛びついてくれたという訳です。まあ…相手が刑事さんだと知ったのは昨日の事ですがね…」 【そ…そんな…】 つまり茂峰さんは全て知ったうえで、AK-2の彼女をここまで誘導していた。 そして、タブレットで自由を奪う事が出来たのに、ここまでの演出をしたのだ。 それはつまり、AK-2の彼女が自らボロを出す事を期待していたのだろう。 しかし、彼女は懸命にアンドロイドであり続けようと、私の真似をして、口での奉仕まで行った。 だから、それに敬意を表し、ここでネタばらしをしたという事だろう。 すると、茂峰さんがAK-2のもとへと歩み寄っていった。 「さてと…刑事さん…。このアンドロイドにはこんな機能がある事は知ってましたか??」 そう言って、茂峰さんが腰のボタンの上に手を添えた。 (あっ!?そのボタンは…!!) 【ピッ】 【カシャン】 茂峰さんが腰のボタンを押したことで、陰部を覆う外骨格が開いた。 その造りも私の着ている物と同じなのだ。 そして、茂峰さんがAK-2の陰部を覗き込むと、少し眉間にしわを寄せた。 「ん!?おかしい…。こんなに濡れているはずは…」 茂峰さんがAK-2の股蔵に違和感を感じている。 「と…待てよ…」 茂峰さんがおもむろに、AK-2の陰部へと指を伸ばして行った。 しかし、身動きのとれないAK-2の彼女には、それから逃れる術はない。 そして、茂峰さんの指がAK-2の陰部を捉えた。 【んうぅっ!!!】 AK-2の彼女の声が漏れ出る。 「フフ…そうか…そういう事か…これは面白い…。なかなか凄い技術じゃないか…これは光学迷彩になっていて、まわりの生地と同じものがあるようにカモフラージュしているのだな」 (こ…光学迷彩!?…えっ…カモフラージュ!?) 「し…茂峰さん…それはどういう事ですか?」 秋平氏も茂峰さんの言っている事が理解が出来ず、質問する。 「つまり、この股の部分のタイツは偽物の映像のようなもので、実は女刑事さんの陰部が曝け出されているって事ですよ」 「へぇ…凄い技術ですね…。というか…それは…使ってくれと言ってるようなものですな…」 【えっ…そ…そんな…】 「警察にも大した技術者がいるようですが…。私たちに対するプレゼントといった所でしょうか」 【いやぁぁぁぁ!!やめてぇぇ!!】 すると、その場の危機感を感じとった、AK-2の彼女が悲鳴を上げた。 「じゃあ…さっそくプレゼントを頂くとしましょうか…」 茂峰さんが笑いながら、そう言った。 【いやぁぁぁぁぁ!!やめてぇぇぇぇ!!お願いですから!やめてくださいぃぃぃ!!】 動けない彼女、もう声で抵抗するしか他ないのだった。 すると茂峰がタブレットを操作した。 【えっ!?】 すると、AK-2の彼女の体が動き始めた。 前屈をするように体を曲げる。 そして、両手を床に付き、股を広げた状態でお尻を天に突き上げた状態となった。 それは正に立ちバックの体位の状態。 自らの陰部を、相手に捧げるように突き出した形となったのだ。 【いぃやぁぁぁぁ!!こんな…こんな…格好…】 どうぞ挿れてくださいと言わんばかりの姿勢。 光学迷彩で見えないが、彼女はその陰部を曝け出し、差し出しているのだ。 「さて…お楽しみを始めますか…」 茂峰さんがAK-2の彼女から見えない位置でそう声を掛けた。 【いやぁぁぁぁぁ!!やめてぇぇぇぇ!!たすけてぇぇぇぇぇぇ!!!】 その悲痛な叫び声。 とても、刑事とは思えないほど弱々しく、助けを願い請う彼女の人間的な様子。 彼女にとっては、もう終わりと感じているのだろう。 すると次の瞬間である。 「なんてね…。刑事さん、余興は終わりにしましょう…。少しは楽しんでもらえたかな??」 【えっ!?】 「ハハッ…。そんなことはしませんよ…。犯罪になってしまうからね。まあ…先程、秋平さんに奉仕したのは、刑事さんの意思なので、こちらには非はありませんよね」 確かにあれは強要されたのではなく、ばれないようにと自らの意思でやった事。 「むしろ、勝手に私たちの宴に勝手に潜入したのだから、そちらの方がどうかと思いますよ。まあ、それは大目に見たとして…あなたにはお帰り願わないとね…。丁重にお仲間の所に送り届けるとします」 【ど…どういう事…!?】 「AK-1、あれをここに持ってきなさい」 「承知いたしました、ご主人様」 ここで打合せで言われていた事と繋がる。 私への指示…それは【あれ】といわれたら、スーツケースを持ってくることだった。 あたりを見回すと、部屋の隅に大きなスーツケースがあった。 私はそれが指示のものと確信し、AK-2と茂峰さんの元へと持って行った。 そして、そのスーツケースを開け、床に横に倒した。 茂峰さんが再びタブレットを操作した。 するとAK-2が動き始め、私が開いたスーツケースの所へとやってきた。 「AK-2、そのスーツケースの中に丸まって座りなさい」 そう言いながら茂峰さんがタブレットを操作する。 AK-2の彼女はスーツケースの中へと入っていく。 そして、スーツケースの中に三角座りをするように、横向きに収まって行った。 「これで、あなたをお仲間の所までお送りしますよ。…あっ…これは私からのプレゼントという事で…」 そう言った茂峰さんの手にはディルド型のバイブレーションが持たれていた。 【う…うそ…そんなの…入らない…いや…やめて…】 形状からして、それは彼女の中に挿れるものである事は間違いない。 それに気が付いた彼女はやめて欲しいと懇願する。 「大丈夫ですよ。強力な媚薬入りのジェルがたっぷり塗られてますから、すんなり入りますよ」 【い…いや…そんな…そんな…の…】 体の動きは支配されていて、様子が分かりにくいが、声色は震え、彼女が恐怖を感じているのが分かる。 そして、茂峰さんがその道具の先っぽを彼女の陰部へと当てがった。 【うぅっ!!】 当てた瞬間、彼女の矯正が漏れる。 「さて…それじゃあ…挿れますよ…」 【うそ…いや…いや…いやいやいやいや!!いやぁぁぁぁぁぁ!!!やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!】 【ズポッ】 【んぐぅぅっ!!!】 彼女のお願いも虚しく、その道具は彼女の中へとあっさりと挿入された。 すると、茂峰さんがスッと腰のボタンに手を添えた。 【だめぇぇぇぇ!!それぇぇ!!閉めたら!閉めたら!抜けなくなっちゃうぅぅ!!】 そう…あんな道具をいれたまま外骨格を閉じられれば、抜くことは出来ない。 しかも動けない彼女では、腰のボタンを操作することはできないのだ。 【ピッ】 【カシャン】 そうして、陰部の外骨格の扉は閉められ、AK-2の陰部へと挿入された道具は、それが開けられない限り出る事はなくなったのだ。 「そうだ…音声はうるさいので、マスクのスピーカーは切っておきましょう…」 茂峰さんがそう言ってマスクにそっと触れると、先ほどまで発していたAK-2の彼女の声が一切しなくなった。 「これで、どれだけ声をあげても外には漏れません。思う存分、叫ぶといいでしょう…」 私と違い、何かの機能で声がスピーカーから出ていたようだ。 それを切られた時点で、彼女はお願いする事も、助けを呼ぶことも出来ないのだ。 「さあ、お仲間のところまで到着するまで、存分に楽しんで下さいね。あっ…あと…刑事さん、残念ながら…あなたたちが思っているような取引は、私たちはしてませんよ。今日も秋平さんと楽しくお酒を飲んでいるだけですから…」 そう言った茂峰さんは秋平さんの方へと視線を配らせた。 「それでは、さようなら。もう会う事もないでしょう。と言っても、あなたの顔は拝見してませんがね…」 そう言って、茂峰さんはスーツケースの半分を持ち上げ、AK-2の上へと被せ始めた。 ゆっくりとかぶせられる蓋。 しかし、AK-2の彼女は身動きが取れない、そして声も出せない。 どれだけの恐怖を感じていても、何も外へ表現することは出来ないのだ。 そして、その蓋は完全にAK-2に覆いかぶさった。 【ジーーーーーーー】 スーツケースのファスナーが閉められる。 そして、AK-2の彼女は、完全にスーツケースの中に閉じ込められたのだった。 すると、次の瞬間、うっすらとではあるが、振動音が聞こえ始めた。 【ブウゥゥゥゥゥン…】 恐らく陰部へと差し込まれた道具がその動きを見せ始めたのだろう。 媚薬も塗られている。 どれだけ感じたとしても、体を悶えさせることも出来ない。 恐ろしい程の快感が、彼女を襲っているだろう。 しかし、スーツケースはそこに放置されたまま、全く動きをみせていない。 その動きをみせていない様がまた、中の彼女の状態を想像させる。 (あぅぅぅっ!!ムリィィィィィ!!!おかしく…おかしくなるぅぅぅぅぅぅ!!いいやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!) 動きのないスーツケースではあるが、そんな声が聞こえてきそうな気がした。 そして、そのスーツケースは運ばれていった。 恐らく、彼女は今から、あの中で何度も絶頂を迎え、解放されるまで永遠に繰り返されながら…。 私は、そのスーツケースを見送りながら思った…。 私も同じ状況なのだから、ああなる事も考えられると…。 すると、秋平氏が口を開いた。 「茂峰さん…なかなか面白い余興でしたね…」 「フフッ…そう言って頂けると嬉しいですね。私は何も悪い事はしてませんよ。物を持ち主に返しただけですし、おまけにプレゼントまでして差し上げたのですから…」 「まあ…あの奉仕のテクニックは少し口惜しいですがね…」 すると茂峰さんがうっすらと笑いを浮かべながら言った。 「まあいいでしょう…。AK-1のほうは合法ですから…【彼女】のテクニックを楽しみましょうか…」 その言葉に、私は体をビクッと反応させてしまった。 その茂峰さんの言葉の意味…それは、【私に秋平氏を満足させろ】という事。 (そう…私の本番はここから…秋平氏を満足させないと…私の目的は達成できない…) 「ほう…彼女のテクニックという事は、AK-1のほうも実は…」 「物分かりが早くてなによりです。そう言う事ですよ。そして、AK-1は合意を得て、中身をやっているので、犯罪ではありません」 「そういう事ですか」 「それじゃあ…AK-1…あとは思うがままに…」 「は…はい…ご主人様…」 そう答えた私は、秋平氏のほうへと向かっていった。 決心はしていた。 しかし、いざその時が来ると思うと、少し足が震えている。 そして、私は秋平氏の前に辿り着き、腰のボタンに手を乗せた。 【ピッ】 【カシャン】 陰部を覆う外骨格が開き、私の銀色に塗られた陰部が露呈した。 「おおっ…これはまた…。なんともエロさを感じますな…」 (うぅ…は…恥ずかしい…) 先程のAK-2は光学迷彩により、タイツに包まれているように見えていた。 しかし、私の陰部は違う。 銀色に着色されているため、人間離れした見た目となっているのだが、形は見事に私の陰部そのもの。 すると秋平氏がそっと私の陰部へと手を伸ばし、指で優しくそこに触れた。 「んぅっ…」 その感触に声が漏れてしまう。 体が強張り、全身にぐっと力が入ってしまう。 すると秋平氏の指が私のクリトリスを的確に捉えて来た。 「んううううぅぅっ!!」 (うぅっ…そこ…そこは…さわっちゃ…ぅん…) その責めに足をモジモジとさせて、声を上げてしまう。 そして続く指での責めに、腰がビクビクと動いてしまう。 「んあぁぅっ…!!んんぅ…ぁっ…!!」 その秋平氏の指使いは、相当手慣れたもので、あっという間に私の陰部はトロトロになってしまった。 (んぁ…ダメ…私が…感じてちゃ…秋平氏を…満足させないと…) 「あ…秋平…さま…ど…どうか…私のものをお使い下さい…」 私は一歩前に進み、秋平氏にそう言った。 早くしないと、秋平氏に奉仕する前に、私がダメになってしまう。 すると、秋平氏が口を開いた。 「本当に挿れていいのかい??」 「ええ…もちろんです…私は…秋平様に…満足してもらうために…ここにいるのですから…」 私は緊張と快感から震える足を必死に保ちながら、そう答えた。 「覚悟はあるのかい??」 「さ…先程も申しましたが…私は…そのためにここにいるのです…どうぞ…お使い下さい…」 そう言って私は、秋平氏の上に跨ろうとした。 そして、私が秋平氏の片足に足を掛けた瞬間であった。 「分かった!分かった!俺の負けでいいよ」 「え!?」 秋平氏はそっと私の体を押しのけ、少し私との距離を置いた。 「茂峰さん、分かりましたよ…彼女の覚悟は…。それじゃ…今回は私の負けってことで」 「フフッ…秋平さん…それでは、よろしくお願いしますよ」 二人の会話が飲み込めない。 すると、秋平氏がズボンを履き直し、私に向かって言った。 「実はね…全部知っているんだ。【城ケ崎くんのお嬢さん】」 「えっ!?」 今、秋平さんは【城ケ崎くんのお嬢さん】と言った。 つまり、私の正体を知っていたという事。 「茂峰さんから、話は聞いている。今回のAK-1とAK-2の事、侵入者の事、もちろん君のお父さんの事もね…」 「えっ…!?そ…それじゃぁ…」 「そうさ…今まで分かった上で演技していたのさ。どうだい?役者ばりの名演技だっただろ?」 「そ…そうだったん…ですね…」 「侵入者の一件は、面白い余興だったよ。まあ…本番はその後だった訳だけどね」 すると、秋平氏は笑みを浮かべていた表情を一変させ、凛々しい表情に変えた。 「君の覚悟と決意を試させてもらったよ。結果…合格だ…。父親とその会社の為に、そこまでの覚悟を持てるとは…素晴らしい。約束通り、茂峰さんの言っていた人達は私の方から手を回させてもらうよ」 「あ…ありがとう…ございます…」 あまりの予想外の展開に、心がついていかないが、とにかく秋平氏がそう言ってくれた事に安堵した。 しかし、私の中で何もやり切っていないという蟠りが残る。 「しかし…茂峰さんから言われたのは…秋平様を満足させろと…」 すると茂峰さんが笑いながら言葉を差し込んだ。 「フフッ…おかしいな…私が言ったのは【気に入ってもらえ】だったはずだけどな…?」 「えっ!?」 確かに茂峰さんはそう言っていた…。 状況から、私が勝手にそう解釈し始めただけだったのだ。 一気に恥ずかしさが込み上げて来る。 マスクがなければ、外から見ても分かるくらい顔は真っ赤になっているだろう。 目線を斜め下に向け、モジモジとしてしまう。 すると秋平氏が緩んだ表情で言った。 「ハハッ…結果…私は君の事を気に入ったし、その覚悟と、【今の反応】に満足したからそれでいいかな?」 「ありがとう…ございます…」 「それに、私も実は城ケ崎くんとはそれなりの仲なんだ。これ以上の事はお嬢さんにする訳にもいかないしね」 とにかく、私は目的を達し、秋平氏に何とかしてもらう約束が出来たという事だ。 「まあ…結局…茂峰さんの筋書通りになったという事か…。さすがというべきか…」 秋平氏が、すこし悔しそうな顔でそう言った。 「私は大して何もしてませんよ…。お膳立てはしましたが、それをきっちり努めたのは結菜くんだ」 「そ…そんな…私は何も…」 「胸を張り給え。君のお父さんの会社を救ったのは、君の覚悟なのだから」 「あ…ありがとう…ごさいます…」 結局、最初から最後まで、茂峰さんが私を支えてくれていたのだと実感した。 父の会社がどうにかなったという安堵感、そして、茂峰さんの優しさに涙が零れた。 しかし、その涙は誰にも気が付かれず、零れ落ちる。 その涙は、アンドロイドのマスクの中に隠れているのだから…。 (茂峰さん…ありがとう…ございます…) そしてその感動に浸っていると、秋平氏が鼻を掻きながら言った。 「ところでお嬢さん…結菜さんと言ったかな…」 「は…はい…」 「事は落ち着いたわけだし…そろそろ…そこを隠したほうがいいんじゃないかな?」 秋平氏はそう言って私を指さした。 「え!?」 その指先が指す方向に目を向けて行った。 すると、辿り着いた先は、私の股間であった。 「あっ!?いやっ!あぁぁぁぁ!!!!」 そこには未だ露出されたままの、銀色に塗られた私の陰部があったのだ。 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 私は咄嗟に両手でそこを隠し、ペタンと座り込んだ。 (いやぁぁぁ…恥ずかしすぎるぅ…ずっと…ずっと…出したままだった…んあぁぁぁぁぁ!!!) すると、茂峰さんが優しい表情で笑いながら言った。 「ハハッ…ボタン…ボタン…腰のボタンを忘れてないかい??」 そうして、私の父の会社は危機を乗り越えた。 秋平氏の後押しもあり、父の会社は再び、ロイドノーツとの取引を始め、ロイドノーツ内でも屈指の関係会社となっていくのだった。 ・・・ 後日…。 ここは茂峰の会社の社長室。 デスクに座りながら、パソコンを叩いている茂峰。 「コーヒーをお願い出来るかな??」 「承知いたしました、社長」 そして、仕事に没頭する茂峰の所にコーヒーが運ばれてきた。 「どうぞ」 【カチャン】 そこに差し出されたコーヒーを置く手…。 それは外骨格に包まれたアンドロイドの手である。 「ありがとう…AK-1」 するとAK-1はペコリと頭を下げ、再び茂峰のデスクの横に戻り、その場に直立した。 「AK-1…仕事はもう少しで片付くから…終わったら、少しドライブにでも出掛けようか?」 するとAK-1は茂峰のほうにくるりと向きを変えた。 「ありがとうございます…社長…是非」 表情の変わる事のないアンドロイドの顔であったが、その顔からはどこか嬉しそうな雰囲気が漂っていた。 そして茂峰の方に向きを変えたAK-1の背中…。 背中の腰の部分にアルファベットが刻印されていた…。 【YUNA】 ---------------------------END------------------------------------------