XaiJu
ももぴ
ももぴ

fanbox


お化け屋敷の担当 ~マネキン墓場~ Side Story ~ 明梨 Side ~ 【後編】

・・・ そんな日々を送っていたある日、事件が起きた。 性質の悪い男性二人組に、肌色マネキンの中身だった私が襲われたのだ。 そして、それを勇猛果敢に助けてくれたのが、常坂くんだった。 けっしてお客に手を出すことなく、男らしく私を助けてくれた。 結果、早織も声を出して、助けてくれた事で、難は逃れたが、常坂くんに洋服を着たマネキンの中身が人だという事はばれてしまった。 そして、その事件をきっかけに私は、常坂くんと携帯のメッセージをやりとりする事になり、次第に交友を深めていった。 呼び名も常坂くんから、下の名前になり【守くん】へと変わる。 しかし、職場では声は出さない…私と守くんはメッセージでの繋がりなのだ。 その繋がりの中、私はだんだんと守くんに惹かれて行った。 しかし、惹かれれば惹かれるほど、肌色マネキンの状態を守くんに見られる事が恥ずかしく感じる。 そして、その状態を見られているから、尚更、素顔では恥ずかしくて会う事は出来ないのだ。 しかし、未だに守くんは、私と早織が中身を交代している事には気が付いていない。 どうやら、肌色マネキンは一日中、私だと思っているらしい。 そしてある時、守くんのある様子に気が付いた。 守くんの行動をしっかりと見るようになって気が付いた事…。 それは、守くんがどうやら、肌色のマネキンに触りたくて、それを必死に我慢しているという事だ。 肌色のマネキンが次のお客のために、再び隠れ場所に寝転がる。 そしてその上に、散らばったマネキンのパーツを乗せていく際、その様子が感じられる。 素直というかなんというか、ドキドキしながらパーツを乗せる際に、触りたい願望と、それをやめさせる理性の狭間に葛藤しているのが、はっきりと見てとれる。 そこで必死に我慢するあたりが、守くんのピュアさが出ていて、好感が持てる。 しかし、その様子を感じる時…それは私が洋服を着たマネキンになっている時なのだ。 その一部始終を傍観出来るのは、そのタイミングしかない。 つまり、守くんが触ろうと葛藤している中身は早織。 守くんは中身が私だと思っているので、私を触りたいと思ってくれているのは嬉しいが、実際、触りそうになっているのは早織の体なのだ。 何とも言えない、もどかしさが生まれる。 その光景を見ながらいつも思っていた。 (ダメェェ!!守くん、触っちゃ!!さ…触るなら…わ…私の時に…) そんな事を思いながら、日々、その光景を見続けているのであった。 ・・・ そして、そんなある日の事。 「明梨…ちょっとした遊びだけど…今日一日、これをつけてやってみない??」 「え!?そ…それ…!?」 そう言って早織が手にしているのは、振動を与える大人のおもちゃであった。 「ちょ…ちょっと待って…つ…つけるって…誰が??」 今まで本物は見た事がなかったので、その道具に動揺が隠しきれない。 「え?私たち二人しかいないでしょ」 何を言ってるのと言わんばかりの表情をする早織。 「や…やっぱり…そういう事…」 「いつも同じ事ばかりじゃ、面白くないと思って。たまにはこんな刺激も面白いかな?なんてね」 「たまには…って…。ち…ちなみに…早織はそういうの使った事あるの?」 「あるわよ…何度も」 「そ…そうなの…??」 「まあ…そんなに大したものじゃないから、ホントにお遊び程度だから、大丈夫、大丈夫」 「ホントに…??」 「うん、ホント、ホント」 何かまた早織のペースに乗せられている気もするが、少し、私自身もそういう道具に興味があったというのも嘘ではない。 「じゃあ…今日は午前が私が肌色のマネキンの方だから、私が先に入れてやってみるわ」 そう言った早織は、着ているマネキンスーツの股間のファスナーを開け、自らの陰部へと、その道具を挿入した。 「んっ…」 一瞬、早織の甘い声が漏れる。 「だ…大丈夫…早織??」 「うん…全然平気よ。少し物足りないくらいだわ」 さすが経験者は言う事が違う。 「タイマー式になってて、気まぐれに動いたり止まったりするから。まぁ…そんな私の様子を見ててよ」 「う…うん…」 不安が過ったが、とにかく午前中、私は入れた状態ではないので、どんな感じか早織の様子を伺う事にした。 そして、二人ともいつも通り、マネキンの姿へと着替え終わり、本日の仕事が始まった。 いつも通り、お客が入ってきて、背後から肌色マネキンが襲いかかる。 (うん…早織の様子…いつもとそれ程、違いはないかな…) 見ている限り、いつもの早織とそれ程、動きに変化点はない。 本当に、陰部にあの道具が刺さり込んでいるのだろうかと思う程だ。 しかし、早織の陰部に挿入する所は見た。 そして、そのまま準備を終え、ここに一緒に来ている。 抜き出すことは出来なかったはず。 つまり、早織は今、あの道具を股に咥えながら、あの演技をしているのは間違いない。 そして何組ものお客をこなしていったが、早織の雰囲気に変わりはない。 (ん…ホントに動いてるのかな…あれ…。それとも、早織がすごく耐性があるとか??) その変わりの無さに、そんな疑問すら抱いてしまった。 そして、お昼の休憩を迎えた。 【ガチャ】 守くんが、いつも通りブースから出て行き、私と早織の二人だけとなった。 その瞬間である。 「くぅぅぅ…」 そう言葉を発した早織の、先程までの普通だった様子が一変した。 何事もないような振舞いだった肌色のマネキンが膝をガクガクと震わせ、ふらつき始めたのである。 「さ…早織!?大丈夫!?」 「んぁ…こ…これ…なかなか…やばいかも…」 早織はよろよろとした足取りで私の方に向かってきて、私の拘束を解く。 足腰に力が入っていないようにも見えるが、先程までの様子からの変貌ぶりが凄い。 なんとか私の固定を外した早織は、私の方にもたれ掛かってきた。 「さ…早織…!?」 「ゴメン…ちょっと肩貸して…。着替え室までよろしく…」 「わ…分かった…」 そうして私は、力ない感じの早織を着替え室まで支えながら進んでいった。 【ドサッ】 着替え室に入るなり、早織がその場に崩れ落ちる。 「さ…早織…大丈夫!?」 「う…うん…結構…きてるけど…」 (やばい!?急いで、マスクを外さないと!) そう思った私は、急いで早織のマスクのロックを外し、のっぺらぼうのマスクを早織の頭部から引きはがした。 (ぇ…さ…早織…) するとそこには、虚ろにとろけ切った表情の早織の顔が現れたのだった。 「早織…」 すると、早織は自らの指で、陰部を指さした。 「明梨…こ…これ…取って…」 「わ…分かった…」 力が入らないから、バイブを抜き取って欲しいという事だと理解する。 そして私は、早織の股のファスナーを開け、道具を抜き取ろうとした。 (!?) ファスナーを開くと、そこには早織の陰部が曝け出される。 そして、その陰部は恐ろしい程にグショグショに濡れていたのだ。 道具による快感で出た愛液…それが汗とも入り交じり、大変な事になっていたのだ。 (こ…こんなに…) その様子に驚きを隠せなかったが、動揺していてもしょうがないので、道具を抜き取る。 そこに飛び出た紐を掴み、一気に引き抜いた。 【ズポッ】 「んあぁぁっ!!」 抜くと同時に早織の嬌声が響き渡る。 「んはぁ…はぁ…はぁ…こ…これ…想像以上に…くるわ…」 【ゴクッ】 早織のその一言に、生唾を飲んでしまう。 何故なら、これは午後の部で私に訪れる出来事なのだから。 「そ…そんなに…なの??」 すると、早織は何とか上体を起こし、私の問いに答えた。 「ふぅぅ…す…凄いよ…。なんか…人にばれないようにするのって…快感が数倍あがるわよ…」 「や…や…やっぱり…わ…私もやるんだよね…」 早織の様子に、少し恐怖を感じてしまい、尻込みする。 「当たり前じゃない。…私がここまでやったんだから、明梨にも出来るわよ。それに…この刺激…明梨にも体験してもらいたいわ…」 「…わ…分かった…」 恐怖を感じている一方で、少しそれに興味を示している自分もいた。 そして、私たちは昼の休憩をとった。 休憩中、早織は横たわったまま、体を動かそうとしない。 それほど体にきているのだろうかと思ってしまう。 その様子を見ているが故、この後、自らがあれを入れると思うと、休憩が休憩に感じなかった。 そして、午後の準備に取り掛かる時間が来た。 「よし…復活!」 そう言って早織が起き上がった。 「それじゃ、明梨、入れてみてよ」 「う…うん…」 私は恐る恐る、その道具を手にし、自らの股間のファスナーを開いた。 【ジーーーーー】 露になる自らの陰部。 そして、その陰部は不覚にも、すでに湿り気を帯びているのだった。 そう…昼休憩の間、早織の様子を見て、様々な想像が飛び交い、私の心を刺激していたのだった。 しかし、その湿り気を早織に悟られるのは、少し恥ずかしい。 それを悟られないように、私は手早くその道具を、自らの陰部へと挿入した。 【ズポッ】 「んうぅっ!!」 挿入する刺激に、つい声が漏れてしまった。 (んぁ…こ…こんな感じ…なんだ…) 初めて経験する大人の道具の感覚に、何とも言えない感覚が漂う。 そして、私は直ぐにファスナーを閉め戻した。 【ジーーーーー】 (よ…よし…ばれてないな…) そう思った瞬間である。 「明梨…えらくすんなり入ったわね…。もしかして、だいぶ濡れてたんじゃないの?」 突然、確信をついてくる早織。 「えっ!?そ…そ…そんなこと…ないよ…。け…結構…頑張って…いれた…よ…」 あまりに、確信を突かれ、動揺が隠せない。 「ふ~~~ん…そう…」 そう言った早織の表情は、全く私の言葉を信じていない表情であった。 「ま…マスクをつけるから、手伝ってよ」 「…分かったわ…」 早織はうっすらと笑いを浮かべていた…私の事は、全てお見通しと言わんばかりに…。 そして、私たちは午後の準備を完成させた。 午後は早織が、洋服を着たマネキン…そして私は、肌色のマネキン…道具を陰部に仕込んだ…。 【ガチャ】 「それじゃあ、午後もよろしくお願いします!」 そう言って、守くんが部屋に入ってきた。 (あっ…うぅ…は…恥ずかしい…守くんの目の前で…こんなもの…入れちゃって…) 向こうからしてみれば、いつもと変わりない状況。 事実を知っているのはこちらだけだというのに、変に意識をしてしまう。 無意識のうちに、内股に力が入ってしまう。 そして、私は陰部に道具を仕込ませたまま、午後の仕事に入って行った。 いつものようにお客が来るまで、マネキンの山の中に身を潜める。 そして、未だ陰部の道具は動きを見せていない。 その動きがいつ来るのか…。 普段のお客を迎える緊張感とは別の、不安にも近い緊張感が漂う。 そして、お客が私の前を通り過ぎ、音声のきっかけが聞こえた。 「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」 私が背後から襲いかかると、悲鳴を上げるお客。 その瞬間であった。 【ブゥゥゥゥゥゥン…】 (んあぁぁぁっ!!!!) 私の中の道具が、ついにその動きを始めたのだった。 (んうぅぅっ!!こ…これ…やばい…よぉぉぉ!!) 予想以上の刺激が私の陰部を襲う。 その刺激につい足が内股になり、膝がくっついてしまう。 しかし手で陰部を抑える訳にもいかない。 そして、目の前にはお客がいるのだ。 (んううぅ…演技…演技…あぅ…おど…脅かさないと…) 陰部の中で、その道具が暴れながら、私はマネキンの化け物の演技をしながら、お客を恐怖させる。 陰部への刺激で足がガクガクとするが、それが返って不気味な動きとなり、更なる演出をする。 「きゃぁぁぁぁ!!」 (あぅっ!!こ…この…振動…んぁぁぁ…む…ムリィィ…) 恐怖するお客。 目の前にいるのは、不気味な動きを見せるマネキンの化け物。 しかし実際には、陰部に刺激を与えられ、快感にやられそうになっている女の子がそこにいるのだ。 必死の思いで、マネキンの化け物を演じ、お客を怖がらせる。 しかし、その陰部に与えられた刺激は、私を蝕んでいく。 (んうぅぅ…あぅ…これ…これ…ダメェェっ!!んあぁ…うぅ…) もちろん、目の前のお客に陰部に道具を入れ、快感を得ているなど、ばれてはならない。 そのお客との距離は1m程…恐ろしく近い距離だ。 ちょっとの声すらも、聞き取られてしまう。 その距離感で、こんな背徳的行為がばれてはいけないと思えば思う程、その刺激がより強く感じてしまう。 (んうぅぅ…ばれ…ばれちゃうよぉぉぉぉ!!んぁぁぁ!!) その快感に必死に耐える。 声も出さない…。 動きでもばれてはいけない…。 なんとかして耐えるしかない。 そしてようやくお客が出口付近まで辿り着いた。 (おねがいぃぃ!!早く出て行ってぇぇ!!!この道具…止めてぇぇぇ!!!) 【ガチャ】 お客が出口の扉から、ブース外へと出て行った。 そして、それと共に、私の中の道具が、その動きを止めた。 (んはぁっ!!はぁっ…はぁっ…はぁっ…と…止まった…) 道具の動きが止まり、陰部への刺激は収まったが、いつも以上に呼吸が乱れる。 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」 (苦しい!苦しい!空気!空気!空気!!) 私は肩で大きく呼吸をしながら、出来る限りの空気をマスクの中に取り込んだ。 すると、守くんがブースの方へと戻ってきた。 「大丈夫??いつもより、かなり息が切れているようだけど??」 私の様子を見て、いつもとの違いに気が付く守くん。 しかし、その違いがなんなのかという所を気付かれる訳にはいかない。 なにせ、私は守くんの目の前で、タイツ一枚の状態で陰部に道具を入れ、快感を与えられているのだから。 そんな事がばれれば、恥ずかしいどころか、変態だと思われてしまう。 私は必死に平静さを装い、オッケーのジェスチャーをした。 (やばいよぉ…こんな状況…守くんに絶対ばれちゃ…ダメ…) そして、再びお客を迎え入れるスタンバイへと移って行った。 その後もお客が来るたびに、動きを見せる道具。 早織が言っていたことを思い出す…。 【…人にばれないようにするのって…快感が数倍あがるわよ…】 確かに、目の前にいる人にもばれてはいけないという状況…。 単なる道具の動きで与えられる刺激の数倍は増幅されている気がする。 私の想像の範疇を超えた刺激が、私に襲いかかってきていた。 そして、その度重なる刺激は、私の体と心を積もり重なって追い込んでいくのだった。 すると、その刺激に変化が訪れた。 お客がいる間に、途中でその道具が動きを止めたのである。 (ん…な…なんで…) しかし、刺激があろうがなかろうが、やる仕事は同じ。 お客を恐怖させ、出口へと追い込む。 そして、お客がブースから出て行き、守くんがブースへ現れた。 「オッケーだよ。じゃ、次のお客の準備を…」 そう促され、私はいつも通り、隠れ場所へと寝転んだ。 そしていつものように、守くんが私の体の上にマネキンのパーツを乗せようとしていた。 すると、その時に来てはいけないものがやってくる。 【ブゥゥゥゥン…】 (んぁぁぁぁぁぁぁ!!!) あまりにも予想外なタイミングで、体が一瞬ビクッと動いてしまう。 「ん?携帯…鳴ってる??」 私の中に入った道具の振動音に守くんが気が付き、携帯がなっているのと勘違いをする。 携帯を確認した守くんだったが、その携帯に着信はない。 「気のせいか…」 携帯を確認し終えた守くんは、再びマネキンのパーツを持ちながら、私の体の上に乗せようとした。 (やばいぃぃ…あんっ…ば…ばれちゃう…よぉぉぉ…んぅっ…) その刺激で体が動かないように必死に堪える。 微妙にプルプルと下半身が動いてしまっているが、大きな動きを見せないように我慢する。 しかし私の陰部を襲う道具は容赦しない。 (んあぁぁ!!ダメェェェ!!ばれちゃうっ!ばれちゃうぅぅぅ!!) すぐ目の前には守くんがいる。 そして、その守くんが、肌色のマネキンに触れたいと思っている事も知っている。 その触りたいと思っている対象が、陰部を責められ快感を与えられているのだ。 そんな事が知れてしまったら、大変なことになる。 私に出来る事…それはいつもの肌色マネキンとして、普段を演じ続けるしかない。 いつも通りなら、この体勢のまま、じっとマネキンのパーツを乗せられるだけ。 ばれないように、動かないよう耐えるしかないのだ。 しかし、守くんにばれない様にと思えば思う程、私の心は追い詰められ、陰部に与えられる刺激が大きく感じられていく。 (んうぅぅぅ…むりぃぃぃぃ…あぅっ…とめて…んっ…この道具…とめてぇぇぇ!!) 陰部に襲い来る刺激に必死に抗う。 自分では耐えているつもりだが、もしかすると、体がいつも違う反応を見せてしまっているかもしれない。 気付かれてないと思っているが、もしかすると、もう守くんに何か気が付かれているかもしれない。 しかし、そこに思考を回す余裕は、今の私には無い。 私に襲い来る快感の大きさは、今までにないものになっていた。 私はただ、この刺激に耐える事で頭の中がいっぱいになっていた。 (んっ!うぅぅぅ!!もうダメっ!んぁぁぁ!もうムリィィィィィ!!んあぁ!守くんに…守くんに…ばれちゃぅぅぅぅ!!) いつもそれ程かからない、この作業が、恐ろしく長く感じる。 そして、その快感が私の全てを超えてしまった。 (んあぁぁっ!!もうムリ!もうムリ!んあっ!こんなの…こんなの…耐えられないぃぃ!!やだぁぁぁ!!もうムリィィィ!!イくぅっ!!イくっ!イっちゃうっ!んっ!んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) 私は我慢の限界を超え、ついに絶頂を迎えてしまった。 体がビクンと大きく動いてしまい、体に乗せられていたマネキンのパーツが転げ落ちる。 【カランカラン】 (んぁ…ぁ…イ…イっちゃ…た………) そして私は絶頂を迎えてしまった後悔、そして、それにより守くんにばれてしまったという失念を抱いた。 そのまま力なく横たわりながら、守くんの方へと目線を向けた。 (ぇ…ぁ…!?) すると、そこには守くんの姿がなかったのだ。 どうやら、私が必死に耐えている間に、作業が終わって、この場を去っていたらしい。 私が必死になり、周りが見えていなかったため、その事実に気が付いていなかったのだ。 【ガチャ】 すると、監視室の扉が開き、守くんがブースへと入ってきた。 「どうしたの?なんかあった?マネキンのパーツが落ちる音がしたから戻ってきたけど?」 どうやら、私が絶頂を迎えた瞬間は目撃されていなかったらしい。 九死に一生を得た気分だった。 私は少し力の入らない体を必死に動かし、【ごめんなさい】という仕草をした。 「動いて落としちゃったのか…。気を付けなよ、次のお客が来るまで、そんなに時間ないんだから」 そう言って、守くんは何事もなかったかのように、マネキンのパーツを私の上にセットし、再び監視室へと戻っていった。 (ふぅぅ…よかった…ばれてない…ばれてない…よぉ…よかったぁぁ…) この状況で、絶頂を迎えてしまった事が気付かれるという最悪の事態は、何とか免れたのだった。 しかし、私がこの【マネキン墓場】内で仕事中に絶頂を迎えてしまったというのは事実。 なにやら恐ろしい程の背徳感に包まれる。 そして、そうこうしている間に、お客が入って来て、私が襲う出番が訪れた。 「きゃぁぁぁぁ!!」 私がお客を襲うと、再び動き出す陰部の中の道具。 (んうぅぅぅ!!イった後だからぁぁぁ!!あうぅぅぅ!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) そうして、私は午後の部の間、陰部の中の道具から与えられる刺激と戦い続けたのだった。 そしてようやく、今日の仕事が終わった。 「お疲れ様でした~」 【ガチャ】 守くんが、挨拶をしてマネキン墓場のブースを出て行った。 (も…もう…ムリ…立って…られない…) 緊張の糸が途切れた私は、その場に崩れ落ちた。 その後も、お客を襲っている最中に何度も絶頂を迎えてしまった。 そして絶え間なく襲い続ける陰部への刺激。 私を最後までなんとか動かし続けていたのは、役者魂とでも言ったような本能でしかなかった。 (…も…もうダメ…) そして、それを支えていた糸が切れてしまった私…。 そこに横たわる肌色のマネキンは、いわゆる本物のマネキンのようだろう。 力が入らず、ただそこに横たわっていた。 すると、洋服を来たマネキンの方から早織の声が聞こえて来た。 「お~い!明梨~!お楽しみの所悪いけど…あなたに外して貰わないと、私、ここから動けないのよ~~!!」 その声は確かに私に届いていた。 しかし、その声に答える体力と気力が私には残っていなかった。 (ムリ…もう立てない…よぉ…) 「お~い!明梨~~~!!起きてぇぇぇぇ!!外してよぉぉぉぉ!!」 (…だから…ムリだって…) これは…マネキン墓場のある日の出来事…。 この日は、お化け屋敷の開館時間が終わっても、マネキン墓場には、二体のマネキンが遅くまで居続けたという…。 立ち続けるマネキン…そして、床に寝転がるマネキンの二体が…。 (……もう……絶対に……やらない……ん……だ…か…ら…………) ---------------------------END------------------------------------------

お化け屋敷の担当 ~マネキン墓場~ Side Story ~ 明梨 Side ~ 【後編】

Comments

コメントありがとうございます! 続きですか・・・ 検討してみますが、私の妄想…まとまらない時が多いので・・・^ ^

ももぴ

最高です 続き読みたいです!

little

コメントありがとうございます! そう言って頂けると、とても嬉しいです^ ^

ももぴ

素晴らしいです、ありがとうございます(^_^)

isyoya


More Creators