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新年の始まりは厄払いから(ver.辰)

あけましておめでとうございます〜〜!これが予約投稿されている頃、私は次の日の仕事のためにもう寝ていると思うので……。なんか遺言みたいですね、これを読む頃には私はもういないでしょうみたいな。というわけで過去の……2023年の自分がこれを書いて挨拶させていただいております。本年もどうぞ、無理のない範囲でご支援していただければ幸いです。いつも皆様のご支援助かってます🐼創作の合間においしいコーヒーも飲めています。


早速ですが、今年は辰年なので……龍人のおっちゃんと気持ちよくなるお話から始めさせていただきます。もういきなりストーリーがぶっ飛んでいるような気がしなくもないので、頭の中を空っぽにして読み進めていただければ🐉やはりエッチな龍人はいいなぁと思いました。でも絵で描くのって結構難しそうだよね……。というかこの人何回厄払いの話を書くんだ??という話ですねはい。何なら過去に同じようなタイトルで虎と牛でも書いています。

新年の始まりは厄払いから(ver.寅)

新年の始まりは厄払いから(ver.丑)

もしよろしければこちらも併せて読んでみてください。過去作なので1000円プランになってますが……1000円プランは過去の記事が全て読めるプランになっているので、お休みの日が多い時とか暇している月とかであればこれを期にまとめて気になってたヤツを読んでみるのもアリですよ!……ちなみに作者は今までどんな作品を書いてきたのかもう忘れているので、マジでおすすめの作品とかが答えられないです。あと似たようなヤツ、書きすぎ問題。



今年も現場仕事の獣人おっさんたちが「コイツはもういらねぇな……洗っても雄クセェのが落ちやしねぇ」と言いながら投げ捨てる雑巾みたいな汚れタオルを有り難く頂戴しながら密閉袋へ一つ一つ詰めていけるような年になればいいなぁと思います🐼




それから先月の末にお知らせした通り、ちょいちょい新刊のサンプルもアップしていきます!最終的にはpixivの方でもアップしますが、まずは支援者様にということで。一体どんな人が挿絵を描いてくれたんですかね……ふふん。全員漏れなくいい性癖を持っているお方たちなので、素晴らしい絵に仕上がっています✌️



※以下、本編。

****


 新年早々、僕の勝ちは決まった。



 勝ちと表現するも、何をもって勝利とするかは人それぞれだ。僕は……僕は新年の一日目、ある予約を入れることに成功したんだ。それは――。



“新年厄払い 辰の私が誠心誠意を込めてお祓いいたします(コッチの人向け)”



 ゲイ向け雑誌の、一番後ろのページに書いてあった一つの広告。いかがわしいマッサージ店の宣伝や、二時間○○円でヤり放題! などと書いてある男同士専用風俗店なんてものもあった中で一際僕が目を惹かれたのは、腕組みをした強面龍人の褌と足袋姿だった。そこには辰乃神社という名前、それから御祈祷などのお知らせなどが書かれていたのだが……僕は一番下に書いてあった新年厄払いという部分にしか目がいかない。真面目な宣伝のあとで、如何わしくてヤらしいタイプの宣伝がそこでは堂々と為されていたのだ。気にならないはずがないだろう。こういった体を売る仕事の宣伝が、この界隈で人気の雑誌には当然のように掲載されていた。



 そもそものページ内における宣伝スペースが狭い為、これ以上の詳細は書いていないようだったが……僕はその辰乃神社という場所へ電話をして、話を聞いてみることにした。いつもなら勇気が出ずにそのまま、ただじっと眺めているだけで終わるのだけど。そんな自分を変えたくて、新年良いスタートを切りたいと思った頃には既にスマホを片手に番号を打ち終えていたのだ。



 ……耳にずっと残りやすいほどの低くて、大きすぎて逆に聞き取りづらい声だったと思う。電話の主、おそらくこの辰乃さんという神主の龍獣人だと思うのだが、最初は音だけなのにちょっと怖くてビクビクしてしまった。だけど根は優しい人のようで、雑誌の広告を見て電話しましたと話をしている間にあれよあれよと彼の口車に乗せられて。……それから数分もしないウチに僕の、新年の予定が確定したのだ。当然ゲイではない一般の客からも電話が来るらしいが、ゲイ雑誌の話をする前にこちら側の客だと気付かれてしまったらしい。姿形を実際に見たり見られたりしていないのによくわかるな、僕……そんなにこちら側の犬獣人だとわかりやすい喋り方してるのかな。



 来たるその日まで、あと数日。僕は年末の大掃除をこなしながら、例の日まで禁欲に励む事となった。こんな、自分の体を使って売りつけるようないかがわしい店に金を払って行くことになるなんて、子供の頃は微塵も思わなかったのに。自分がオトナという生き物になってどんどん汚れていくような。……そんな気がした。




「……ど、ども」


「おう。アンタがこの前電話してくれた子じゃな。よっこらせっと……あーお姉さん、オレンジジュース、ジョッキで一つ。それから――」


 新年早々、夕飯としてファミレスに来ている僕。それから遅れて後から合流してきた、袴姿の龍人が――。



「それにしても正月から賑やかじゃなぁココは。みんなおせち料理は食わんのか? まぁ今時の子は……食わんか。すぐ飽きるしのぉ」


 少し長めな龍人特有のヒゲをさすりながら、辰乃さんは周りをキョロキョロ見渡して……それからこっちを見てくる。でっけ……ガタイもいいし、頭の上に生えた立派なツノがこれまた威圧感を放っている。僕はあまり見たことのない龍人に対して興味津々となりながら、辰乃さんに今日のご挨拶をする。


「はっ、初めまして、今日はよっ、よろしくお願いします」


「随分とまぁ若いのぉ、歳のほどは?」


「…………にっ、にじゅうっ、よんっ」


「それにしてもこんなおっちゃんでええんか? ワシ、三回りほど歳、離れとるんじゃがな。ワッハッハッハ!」


 三回り……そ、そうか、おじさんは六十近くってことか。あまりの歳の差、体格差、自分という生き物とはまったく異なる龍人の彼を見ながら、僕はずっと緊張しっぱなしだった。しかもあのゲイ雑誌に広告を載せているということは、当の本人にもそっちの気があるということ。更には電話で予約を入れた際、禁欲を言い渡された事といい……この後すごくヤバいことをしてくるに違いない。風俗店でのマニアックなプレイと似たようなものだと思っている。僕、新年早々こんなことやってていいんだろうか……実家にも帰らずに……。


 神社で働いているとはとても思えないほどスケベそうな顔つきで、見ているだけでこっちがムラムラしてきそうな何かが彼にはあった。あまり見慣れていない龍人というせいもあるのだが、その……すっげぇ、男らしくてカッコいい……袴、似合ってる……。



「おっキタキタ、やっぱり肉がええ。仕事終わりのステーキはたまらんからなぁ」


 デカデカ、なみなみ注がれたジョッキのオレンジジュース。それからジュウジュウと音を立てておいしそうな牛ステーキ。それらが運ばれてから、辰乃さんは料理に夢中となりながら僕のことをチラチラ見てくる。


「……それにしても、んっ……ワシ、怖くないんか?」


「へ?」


「電話の時も思ったろ。声からしてこの人、怖そ〜〜って。ワシ、元から顔は怖いし、あんまし若いモンには好かれんからな。この前は猪のおっちゃんから執拗に追いかけ回されとったが、どうやら界隈の一部のヤツらには需要があるらしい」


「…………こっ、怖くない、というのは嘘ですけど、でも……男らしくてカッコいいとはおもっ、思います」


「…………ククッ、そんなに体をこわばらせんでもええ。そうか。まぁ、後でじっくりかわいがっちゃる」


 この時、机の下を覗き込んでいたらどうなっていただろう。おじさん、軽く勃起してたりして、ははは。…………本当に僕、この人と……。若気の至りというか、ちょっと興味があって電話してしまったけど……危ない人、じゃないよな。金だけ撒き上げて帰られるとか、そういう事がないと良いのだけど。



 そんな不安も、ファミレスで話し込んでいる間にどこかへ飛んでいってしまったようだ。



 辰乃さんは一人であの神社を経営しているようで、新年もそこそこ客が来て忙しかったらしい。なんでも、今年は辰年だからと皆がご利益を求めて後をたたないそうだ。十二年に一度だからか、今日は本当にくたびれたと彼はため息をつく。そう、だよな。色んな獣人が守っている神社や寺があるけれど、龍人ってそこまで数も多くないから噂を聞きつけたら皆押し寄せてくるのだろう。かく言う僕も……龍人というヤツに興味があったしな。



「よーし、今日はワシが奢っちゃろう」


「え゛っ、でも、ちょっと、財布出させて!」


「今日は気分がええ。新年早々こんな若い子を抱け……あ、いや、これは厄払いじゃからな。ぐふふふ……そう、表向きではそう書いてある。なーんもやましいことは考えとらんぞ」


「…………」


 少しずつなんか、鼻の下を伸ばしながらヤラしい顔になってきている気がする。結局先に外へ出るよう言われ、僕は辰乃さんに夕飯をご馳走してもらう事となった。



 御礼を言いながら二人並んで歩いていると、暗闇に乗じて彼の手が僕の尻に当てられる。一瞬全身の毛がブワッと逆立ちそうになったが、それよりも硬く大きくなりそうな股間の方が心配だった。



 場所は、僕の家。自宅で直接、厄払いをしてくれるサービス。そう、これは……今年厄年である僕が一年何事もなく過ごせるように行われる、大事な儀式だ。決していかがわしい行為をするような、そんな穢らわしい行為ではない。





「ふぅむ……」


「あっあの……これ」


「ああ、すまん。そうじゃった、まずは初穂料からじゃな」


 祈祷やお祓いなどをお願いする際、その謝礼として払う金のことを初穂料と呼ぶ。僕は白い封筒に入ったそれを部屋で渡し、いよいよ“厄払い”とやらが始められる。だが辰乃さんはずっと部屋の一点を……なぜか本棚の方へ視線を向けて、一向に僕のことを見てくれない。何か気になるものでもあるのだろうか。エロ本は全て押入れにしまったはずだから、本棚には大学で使っていた教科書やら漫画本しか置いてないはずなのだが。


「…………ちょいと失礼」


 そう言うと辰乃さんは一際大きなバインダーファイルを棚から取り出し、迷わずとあるページを見開いて――。


「……あ゛っ、ちょ、こっこれは‼︎ なんで‼︎」


「ふぅむ、これも何かの勉強に使うモノかな? ん?」


 僕が最近買い取ったお気に入りの密閉袋。……いや、メインはその袋に入っていた下着なのだが。この前ゲイ専用アプリで知り合った土方仕事の熊獣人が、そんなにモノ好きなお前ならこういうのも好きなんか? と売りつけてきた汗の味つけ褌だ。仕事でかいた大量の汗でたっぷりと蒸らし、何なら最後エロ本を見ながらちんちんを擦り付けて我慢汁まで染み込ませてくれたらしい。そんな雄臭い褌はここ一ヶ月ぐらい僕のズリネタとなっていて、鼻が曲がるほど雄のニオイがキツいが時折そのファイルから袋を取り出して嗅いでいたというわけだ。……それを迷わず、唐突に探り当ててきた。この龍人には何か特別な力でもあるのだろうか。



「……まぁ、なんとなくわかっとったわい。なんか邪悪なオーラが見えたんでな」


「……は? 邪悪? え?」


「まぁ信じるか信じないかはお前さん次第じゃが。ワシ、ちょっと目はいいんでの。それに他にも……ああ、これはいかんなぁ」


「…………ちょちょちょっ、どこ行って、あの! 勝手に部屋の中、歩き回らないで!」


「風呂場になんかヤバいモン、置いとりゃせんか? なんかあっちの方、こう……黒煙みたいなのが上がっとるぞ」


 ……風呂場、そう言われて思い当たるモノはいくつかある。土方の猪獣人が使いまわしたというタオルが大きな密閉袋に入れられているし、何なら浴室内には大型獣人の巨根を模して作られたディルド、それから貫通してもう使い物にならないからと名前の知らない牛おじさんから譲り受けたオナホまで。このまま辰乃さんを野放しにしておくわけにもいかず、僕は彼の手を握って動きを止めてやった。当然、力では敵わなそうなので気休め程度の抑止だが……なぜだか辰乃さんは動きを止めて、僕の目線に合わせてしゃがみ込みながらニイッと笑う。



「まぁ……気になるが後回しにしてやろう。それよりも、今日までちゃんと忠告どおり溜めてきたんか? んん? おっちゃんが確かめてやろう」


「……うひゃっ、あっ‼︎」


「よしよし、キンタマぱんぱんに腫れとるな。約束を守ってくれたんじゃからなぁ。今夜は新年早々、しっぽり姫始めといこうじゃないか」


 他人の家だというのに、辰乃さんは堂々と僕の手を握りながら寝室へ向かってズカズカと歩き始める。たくましい後ろ姿だ、これはついて行きたくもなる。僕はほんの少し顔が熱くなるのを感じながら、予め整えていた敷布団を見てはぁ……と息をつく。部屋の中でも白い息が出てきそうなほどに今日は寒い。そんな様子を見て、辰乃さんは僕の肩に腕を回して――。


「ははは、冷えるなぁ今夜は。……安心せぇ、ワシとヤり合ったヤツは残らずみんな汗だくになるぞ」


「……ひぐっ‼︎」


「ん…………かなり激しくヤるからの」


 肉厚すぎる長い舌で首筋を下から上へと舐められ、僕は情けない声を上げて体を震わせた。エッロ……唾液たっぷりの舌で首筋の毛皮を舐められたらたまったものではない。服を脱げと言われたが流石に寒すぎるので、暖房をつけながら部屋が温まるのを待つ。だがその間も辰乃さんは我慢できないようで……。



「あっ、んひゃっ、ひっ……」


「ほぉん、パンツの中はもうビショビショじゃ。そんなに期待しとったんか、なぁ。この悪ガキめ」


「なんでっ、あっ、すごっ、ん……」


「はははは、ワシの手はゴツいじゃろう。気持ちがええぞ。ほぉれほれ」


 獣人のそれとは異なる、長くてゴツい手のひら。指の間で器用に挟み込まれた僕の小ぶりな肉竿は、すぐに雄の手を感じ取って粘ついた汁をたっぷりと撒き散らす。立ったままで後ろから抱かれながら股間をいじくられ、僕はどうしたらいいのかわからなくなっていた。……すごく手慣れてる。今までもこうやって発散目的で電話予約してきたお仲間を食い荒らしたのだろう。種族的な珍しさも相まって、ゲイ界隈でも相当人気があるに違いない。強面なことなんでむしろ逆にプラスとなっているだろうに。龍人……恐るべし。


「ふぅ……暑くなってきたな。脱ぐぞ」


「あ…………」


 はだけた袴、それから現れる肉厚なボディ。筋肉質でありながらも脂肪もいい感じに乗っていて、歳を感じさせないツルツルの肌がとにかく美しかった。翡翠色とでも言うのだろうか。全身に宝石を散りばめているような体に見惚れていると、一際僕が目をつくものがあった。それは……。


「ふぅん、そうか。やはりお前はこっちの方がお望みか? ん?」


「あのっ、なっ、なんですか、これ」


「気になるか? 気になるならもっと見てみるがいい。ほれ、こっちに来なさい」



 白くてまだキレイそうな足袋まで脱ぎ捨て、股に巻かれていた純白の褌も解かれ、身を纏うモノは何もない。だが股には一筋の割れ目と、それから穴からはみ出た白い何かがあった。それは一本の紐のようで、元々は白色っぽいけどちょっと燻んでいて……。大股を広げながら布団に寝転がる辰乃さんに釣られて、僕も四つん這いになりながら近づいていく。なんだ……これ、ニヤつく辰乃さんの顔をチラッと見ながら僕はくす玉の紐みたいにその布を引っ張って――。



「……え゛っ、こっこれ、ふっ褌‼︎」


「お前さんにどっちの趣味があるかわからんかったからな。部屋にあった下着の類を見れば一目でわかったが。ガッハッハッハ! ……そう、ワシの褌じゃ。なにせ禁欲中にスケベなことを考えると割れ目の中からヤラしい汁が漏れるんでな。スリットに猿轡させておいたというわけじゃ」


 さっき身につけていた白い褌とはわけが違う。色がついて、ネバネバしたものがたっぷり付着して、かなり年季と使い込んだ日数を感じさせるホカホカの褌。無理もない、あのスリットの中へ押し込まれて日中ずっと蒸らされていたのだから。僕はマズルの中に溜まった唾を飲み込んで、辰乃さんの顔色をうかがう。その表情は、早くヤれと言わんばかりな挑発的な顔だった。


「中はもうグジュグジュになっとるぞ。ほれ。具合のいい穴じゃ」


「あ…………」


 指で拡げられたそのスリットは、中でピンク色の肉壁が心臓の鼓動に合わせてヤラしく蠢いている。しかし男性には必ず付いているというアレがどこにも見当たらない。僕は指を奥まで突っ込んで確認したが、それでも目的のブツは見つからなかった。……そうこうしている間に、僕にはもっとやりたいことが出来てしまう。この中、マズルを埋めたらどんな感じになるのだろう。あんなに色のついた褌からして、この中は相当……雄のニオイでまみれているに違いない。


 はぁはぁと自分でもわかるぐらい呼吸を荒らげながら、僕は意を決して顔を股の前へと近づけた。


「……しっ、失礼します」


「おう。しっかり堪能してくるんじゃぞ」


 僕の太い犬マズルでも突っ掛かりなく肉穴を突き進み、やがて目元と辰乃さんの股座が密着しかけるほど奥までねじ込んでしまった。この中はものすごく甘ったるくて、湿度が高くて、鼻をつく雄のフェロモンが至る所に染み込んでいる。空気も薄くて、呼吸も荒くなるが……それでも不思議と苦しくはなかった。むしろこの中で雄の芳醇な香りを楽しみたいという気持ちが先行し、僕はハスハスと音を立てながら鼻で呼吸を続けた。すごく甘ったるい、でも時折生臭くてムワッとくる香りがする。ベタつく汁がより多く分泌されるようになったらしく、気づけば僕のマズルは酷く雄の体液で汚されていた。それでもこのグチョグチョな穴にマズルを埋め込むのを止められず、何遍もハスハス、それから舌でちょびっと肉壁を擦って……。


「……んぼっ、お゛っ⁉︎」


「よっこらせっと……。もっと奥まで突っ込みたいんじゃろ? ワシが手伝っちゃろう」


「ん゛っ、んぶっ、ぇっ‼︎」


「ははは、これで逃げられんじゃろ。ふぅ……やはり生きた肉を突っ込まれるのは何とも心地がええ……ふっ……んふぅっ……」


 前屈みでおじさんの股の間に入り込みながら、スリットの中を自分のマズルで掻き回していたというのに。夢中となって中を堪能していたら、いつの間にか僕の方が押し倒されていて……。顔面騎乗、というヤツか。僕はマズルをスリットに埋めたまま、辰乃さんに跨られて股間を強く押し付けられていた。体重もかなりのもので、頭の骨がひしゃげるのではないかというほど重たい。僕が暴れればデカすぎる両足で手首を踏まれ、僕の体は下半身以外完全に動けなくなっていた。


「どうじゃ、ワシの、中は。舌を這わせてみろ、ふぅっ……甘くて塩っぱい蜜がたっぷり出てくるぞ。ほれ、やってみ」


「んぶっ……お゛っ……おごっ……」


 酸素が薄くなり、苦しくなって足が無意識にバタついてしまう。それでも辰乃さんは激しく腰を上下に動かしながら僕のマズルで気持ちよくなっている。ぶちゅ、にちゅ、汚い粘液がぶつかったり擦れたりする音が僕の鼻から目元まで止まらない。何ならさっきから鼻にぬるついて硬い何かが当たっていた。それは僕の鼻の穴に汁を注ぎ込んでいるらしく、浸透圧の違う体液を注ぎ込まれてツンとした痛みを伴う。激臭に激痛、ワサビのように一瞬ツンとなるもその後何とも言えない雄の淫臭が体の中へと溜まっていって――。


「……ん゛っ、んぐっ⁉︎」


「んん……流石にこの中でマズルは開かんか。もっと穴を拡張せんとなぁ、こりゃ失敬。……お゛っ、ふぅっ……」


「ガハッ、ゲェッ‼︎ ゲホッゲホッ‼︎」


「ほれ、見てみい。自慢の男根が、お前のような若造に引きずり出されてしもうたわ」


 ……マズルが埋まったスリットの中で、僕の鼻をイヤというほどに擦り付けていた硬い物質。それはやはり辰乃さんの男の象徴である肉竿であった。血管の張った、人間や獣人と同じような形状のちんちん。だがそれにしてもデカすぎやしないだろうか。僕のマズルが入るぐらいのスペースがあるスリットの中だ、そりゃ中からバケモノのように太長いモノが出てきてもおかしくはない。おかしくはないが、それは理論上そういうものが収納されていても……という話だ。



「ほれ、早くしゃぶらんか。待ちきれんわい」


「はっ、はひっ……ん……ん゛う……」


 さっきと同じように、僕が仰向けになりながら辰乃さんは股間をズイと押し付けて僕にしゃぶらせてくる。スリットの中でたっぷり蒸らされたちんちん、それから僕のマズル。もうニオイを嗅いでもどっちがどっちか判別できないだろう。それほどまでに汚れた違いの汁まみれちんちんとマズルは、一つに合わさるようにして合体した。喉の奥を簡単に突いてくるほど長いし、間違えて歯を立てそうになって怖い。


「喉を使ったことは……なさそうだな。安心せぇ、少なくとも今日一日でたっぷり拡張してやろう。喉で痛みを感じずに、快感を感じるようになるまでな」


「…………ぐぇっ⁉︎」


「ワシ専用の穴になりたいのなら、一滴残らずしっかり飲み干すんじゃぞ? ワシの汁は痛み止めにもよく効くからな。ガッハッハッハ! ほんと、この体は得だらけじゃわい」



 それが本当かどうかはよくわからなかったが、辰乃さんの汁はそりゃもう美味いの一言に尽きる。舌に絡みつき、飲み込むのも辛いほどベタつく粘液。味も最悪なはずなのに、頭の中ではそれを最高と書き換えられて……。中毒性のあるツユを何遍も飲まされ、僕はビシャビシャになった黒鼻から存分に雄の臭気を嗅ぎ取った。さっきスリットでイヤというほどちんちんを擦り付けられた鼻からは、強烈な饐えたニオイを漂わせている。汚染されていない空気を吸ったとしても、鼻の粘膜には辰乃さんのフェロモンがたっぷりとこびり付いているからすぐに雄の淫臭へと変わるのだ。


「……一発、出しとくか? ああ……これは上澄みじゃもんな。こんな薄いもの、ケツに出されたって嬉しくはっ、ないだろうっ、ん゛っ、出すぞっ、出すっ、逃げるんじゃあないぞ、全部飲めっ、よっ‼︎」


「――――――――っ‼︎」


 さっきまで喉を突いたり、突かなかったり。舌の奥の方で擦り付けて楽しんでいた辰乃さんは、最後に思い切り腰を前に突き出して――僕の喉奥まで貫通させた。酷い痛みを発したが、それは一瞬の出来事。僕は白目を剥きながら頭の中まで辰乃さんの淫臭でいっぱいとなり、ゴキュゴキュと注がれるドロドロの粘液を喉へ無理やり流し込まれながら胃袋にまで押し込められる。流動食入りの太いチューブをそのままねじ込まれているような感覚で、とにかく腹が膨れ上がるほど龍人のザー汁は多いことこの上なかった。


 一発でこれ、か。そう思えるほどの大量射精。口内は一気にイカ臭くなり、僕は最悪な目に遭っておきながらフル勃起して透明な汁を撒き散らしていた。



「……はっ、今日はヤバいのぉ……こんなに出るとは思わんかったぞ」


「…………う゛ぇえっ、げっ……お゛ぇっ……」


「すまんすまん。それにしても全部飲み込めてエラいぞ。若いのにやるじゃないか」


 ゴツすぎる、パワフルすぎる力強いなでなで。僕の頭の毛は芝生を踏み荒らされたみたくあっちこっちに跳ねていて、湿気も相まってもう無茶苦茶になっていた。僕の顔に辰乃さんの鼻を近づけられ、スンスンとニオイを嗅がれて……彼はおぉと声を上げる。それがどんな感想だったのかはわからない。自分の粘液にまみれて臭いと思ったのか、それとも……甘ったるいニオイで満たされて辰乃さん自身も興奮したのか……。



「悪いが、ワシはタチの方が得意なんでな。……ふぅん、ケツもほどほどに使って遊んでおるようじゃわい。少し緩いじゃないか」


「あひっ、ひっ、いきなりそのっ、指っ、太っ‼︎」


「龍人の指は初めてか? なぁに、すぐ自分からおねだりするような淫乱に仕立てあげてやるからの。心配せんでもすぐに化けの皮を剥がしてやるわい」


「ひいいっ、いきなりそこっ、はぁああっ‼︎」


「ははは、感度のいい穴じゃな。こりゃあイジめ甲斐がある若造の体じゃ、隅から隅まで堪能させてもらうとするぞ」



 辰乃さんの手マンはそれこそ熟練者の動かし方で、僕のケツを慣らしもせずに指を二本突っ込むとそこからはスクリューのような動きで一番気持ちがいいところを刺激してくる。爪の痛みはないが、とにかく太くて無骨な指だからか気持ちが良すぎる。自分の両手でマズルを押さえ込んで声が出ないようにしているというのに、部屋には他の誰でもない自分の情けない女声のようなものが響き渡っていた。木造建築の家でこれはヤバい。新年早々、交尾がうるせぇと苦情が来てしまう。でも快感のあまりそんなことはどうでも良くなっていって……時折また意識がハッキリとすると僕は自分でマズルに鍵をかけるかのように手でギュウッと押さえつけた。


「そうか、声を出したくないか。それなら……コレがあるぞ? どうだ、お前が興味を示していたコイツで抑えたらどうだ?」


「あ……ぁ……」


 さっき視界に入ってイヤというほどに興奮させられた、辰乃さんのスリット内で蒸らされ熟成されていた雄の黄ばみ白褌。クシャクシャに、まるでオナティッシュのように丸められたそれを僕の顔前にまで持っていき、辰乃さんはニヤつきながら徐々にマズルへと押し付ける。さっきイヤというほど汁を流し込まれ、口の中まで汚されたんだ。今更そのようなものに怖気付くような僕ではない。自分から進んで受け入れるべく、僕はハッハッ……と息をしながら舌を出し、マズルを大きく拡げた。その瞬間、辰乃さんは奥までねじ込むようにしてその褌団子を押し込めたのだ。


「ん゛ん゛ううっ、うふぅっ、ふっ‼︎」


「ワシの汁がイヤというほどに染み込んだ味付け褌じゃ、よぉく噛み締めて味わいなさい。…………おっ、拡がりが良くなったな。これなら四本まではいけるじゃろうて」


「ん゛〜〜〜〜〜っ‼︎」



 熟成蒸れ褌の効果は凄まじい。ただの汚い布、なのにその手の人から見たら極上のアイテムだと言える。すぐに穴という穴が拡がっていって、僕の体は龍人の巨根を受け入れる体制を整え終えてしまった。こんなに拡がるはずじゃなかったのに、何なら血が出ていないか心配に思えてしまう。辰乃さんの手にはぬるぬるの透明粘液しか付着しておらず、僕の体内は無傷で済んでいるようだった。


 ……体内は、の話だ。それ以外の部分が無事かどうかは、もはや自分でも判断がつかない。少なくとも心は、辰乃さんに奪われていると思う。目の前で鼻息荒く鼻の下を伸ばしてムフーッ……と興奮している龍人を見ていると、こっちまですごくイヤらしい気分となって……。頭の上に生えた立派な二本のツノもカッコよくて、強面なのが逆にアドバンテージとなって……すごく、男らしくて……いい。僕は一匹の龍人によって、完全にメスへと成り下がっていた。



「そんなに目を蕩けさせてどうしたというんじゃ。はは、まだ前戯を終えたばかりだというのに」


「…………んぐっ、ぐっ」


「本番はこれからじゃぞ? 今時の若造がどこまでついてこれるかはわからんが、ワシは死ぬほど腰を振って長〜く、じっくり楽しませてもらうからな。気絶したら……覚悟しておけよ、その時はきつぅいお仕置きが待っとるからな」



 もうすでに手マンで何度イかされたかわからない僕の肉竿、その上へズッシリと重たい巨根を乗せて格の違いというものを示される。仰向けとなった僕へのしかかり、手首を痛いほどに握り締められて……。それからガバガバになったケツの穴へと肉竿を埋め込み、僕らは一つの生き物へ融合するようにして繋がった。



「ん゛んんんんっ‼︎」


「おぉ……入った、入ったぞ。ギチギチのけつマン、いいな。具合がいいぞ、ほれ、ワシのはもう、ビンビンでなぁ。更に大きく、硬くなっとるわい。歳を食っとるわりに元気すぎて困るのぉ。ハッハッハ!」


 中で膨張を繰り返しているのか、挿入した瞬間と挿入してちょっと経った今では体に伝わる刺激が全然違う。苦しい、圧迫感が凄まじい。何なら粘ついた汁を吐き出して、僕の中へと既に体液を注ぎ始めていた。種をつけたくてたまらないのだろう、それからグチョグチョと音が出るほど激しく掻き回し、それを合図に……辰乃さんは牙を見せつけるようにニヤっと笑った。


「ほんなら、ワシの本気。見せちゃろうかの」


「……ぎっ、いぎっ、い゛っ‼︎」


「はーっ……ふぅっ、お゛っ……んふぅっ……」



 そこからはもう、言葉なんて要らないというほどに僕らは激しくまぐわった。お互いの吐息と、粘液の掻き回される音。それから汗まみれになった辰乃さんに体を擦り付けられ、マズルの中で存在感を放つ雄臭褌の存在も相まって僕は頭の上から足の先まで性感帯となってしまう。雄の体液で汚されまくって、マーキングされて、ケツを激しく掘られる。自分一人でヤっている時よりも遥かに心地よくて、僕は他人の熱を感じながらヤれる交尾を全身で楽しんでいた。


 顔の上で辰乃さんがヘッヘッ……と犬のように舌を垂らし、そこから糸を引いた唾液が僕の頬にベチョッと付着する。正常位で互いの顔を見ながらのセックスは、なんでこうも滾るのだろうか。雄の顔をした辰乃さんを見ていると、必然的に肉竿を突っ込まれている僕がオンナとなる。必死に腰を振りながらトレーニングのように汗をかいている彼の姿を見て、僕は押さえつけられている手を何とか振り払って自分から抱きつきに行った。


「……いいぞ、そんなに種をつけて欲しいのか。安心せぇ、ワシは一発で済むような弱っちい雄じゃあないぞ。これがっ、ここからが、ワシらのまぐわいの始まりじゃ! ん゛っ、んうっ、出すぞっ、中に、種をつけるからな‼︎ お゛おおおっ‼︎」


 ピンッと張った足、指がキュウッ……となって……。暖房をかけていたせいもあるが、いつしか僕の体は火照りすぎて汗が止まらない状態となっていた。それは辰乃さんも同じで、僕らは二人の雄臭を嗅ぎ合いながら共に果てていった。中に出された龍の種汁はとんでもない量で、さっき上の口から飲まされた量よりも更に多い。一瞬で腹が膨れ上がるほどの量を注がれると、辰乃さんにのしかかられた体重によって逆にケツから全部出てしまいそうだった。


「……ぷはっ、はっ……はぁっ……んぶっ⁉︎」


「んん……んちゅっ…………んんぅふ……」



 中出しで最高にキまってしまい、僕はマズルの中へと押し込められていた褌を痛いほどギュウッと噛み締める。もう中に染み込んだ汁なんて残っちゃいないぐらい噛んで、噛んで、吸い出して。最高にキまった状態の中、辰乃さんは僕のマズルへ指を突っ込んで……汚れた布を取り出し、自分自身の舌を捩じ込んできた。


 相当口臭が雄の淫臭に染まっていてヤバいだろうに、それでも辰乃さんは僕のマズルを解放しちゃくれない。歯列をなぞり、頬の内肉をなぞり、それからたっぷりとネバつく唾液を注がれて……。ぶちゅ……と音を立てて離されると、そこにはイヤらしい銀色の糸が引かれていた。



「は〜〜気持ちええなぁ……あ、接吻がイヤ……だったらすまん」


「あ……いや……その、僕の口、今めっちゃ汚いから……」


「何を言う。ワシの特別製味染み褌で味付けしたぐらいじゃあ汚いウチに入らんわい。むしろ……興奮するじゃろう」


「…………あっ、んぶっ‼︎」


「ん〜……んちゅっ……んんっ……」


 一度解放されたというのに、再びかぶりつくような接吻。犬よりも長いマズルが交互に噛み合うようにして顔をズラされ、僕は中出しをされながら最高のキスでキまっていった。辰乃さん以外の男のことなんて考えられない。今まで古下着や中古オナホを買い取った屈強な雄の獣人が霞んで見えるほど、この龍人は僕の心を鷲掴みにしたのだ。


 未だ中で硬くなっている龍人の愚息は、これからまた激しく僕の体内を出入りして汁をぶっ放すのだろう。龍人の睾丸は体内に埋め込まれているのか、存在すら感じることができない。だからあとどれぐらいの精子を体に蓄えているのか、僕には調べる方法がなかった。


 それは、終わりのない夜を表しているようで。僕はまた最高に興奮し、辰乃さんの体へ巻きつくようにして自分の体を絡ませていった。それが合図となり、僕の口には再びあの丸めたベタべたの褌が押し込められて――。



「ニシシシシ……ほんじゃあ二回戦目もしっぽりヤるぞ。この老いぼれを負かす気持ちで穴ぁキツく締めてくれ。どこまで耐えられるか、勝負といこうじゃないか」




 老いれば老いるほど性欲というものは衰えるとよく聞くが……あれは単なる迷信か何かだと僕は理解した。じゃないとこんなの、ありえない。全身ベッタベタになるまでぶっかけられて、それでも尚足首を掴んでは“もうヘバッたのか?”と余裕で力ありげな表情をしながら聞いてくる。更には自分が気絶しかけるとすぐに全身の性感帯という性感帯を刺激し、目が覚めたところで彼はニヤッと笑って僕の唇を激しく貪るようにして奪ってきた。……今までどれだけの男を抱いてきたのだろう。明らかに経験不足な自分と、何十回、何百回とヤってきた経験豊富な辰乃さんとの差が大きすぎる。


 そんなことを考えながら、僕はフラフラの状態で湯に浸かっていた。……それも、二人一緒に、だ。


「グガ……ぐ…………」


 僕の後ろで寝息を立てそうになりながら何とか意識を取り戻している龍人。タフな彼でも流石に疲れたのだろう。入浴剤入りの生温かくて気持ちのいいお湯に浸かりながら、もう意識は半分ほど遠のいているようだ。僕の肩に顎を乗せながら、ぐごっ……とたまに寝かけていたと言わんばかりの音が聞こえてくる。


「……スン……」


 入浴剤のニオイに混じって、雄のニオイが漂っている浴室。僕は洗ったばかりの自分の体臭を嗅ぎながら、何とも言えない気持ちとなっていた。


「辰乃さん……今寝たらマズいですって。ほら、起きてください」


「……ご……んん……おお、すまんすまん。ふぅ……」


 僕が龍人の膝上へと乗せられる形だからなのか、体の至る所にゴツい肉体の感触が伝わってきて……。その、空っぽになるまでさっき出してもらったのだけど……また硬くなってきそうだった。


「お前さんはこんな清潔な体だと好かんのだろう? 良かったのか?」


「え゛っ、な、なんですか、僕をそんな、汚れ専みたいな言い方して」


「そうなんじゃろ?」


「違います! 不潔なのはよくないです! 僕はその、働いて汗をかいた雄のニオイが好きなだけで……」


「クククク……そりゃあんだけヨがっとったからなぁ。ワシのスリット蒸し褌がそんなに良かったのか? それならもっと味をつけておくべきだったか……」


「わっわ、そんな声に出して言わないで! 恥ずかしい恥ずかしい……」


「お前さんみたいな趣味を持つヤツは何遍も相手してきたからな。ガッハッハッハ! そうか、なら今度は存分に汚してから遊んでやるとしよう」


「…………え」


「汗をかきやすいように水分補給をして、体を動かして、フェロモンがたっぷり出たところで下着に吸ってもらう。これでお前もバッチリキまるじゃろうて」


 全てを見透かされた僕は、恥ずかしさのあまり早く風呂から出て布団に潜りたくなる。今頃僕の敷布団は違いの粘液にまみれて穢らわしい事この上ないのだけれど……。


「……ん、そうじゃそうじゃ。忘れとった。そのボロボロのオナホ、捨てといた方がいい。恋愛運ガタ落ちの気が漂っとるぞ」


「へ? あ、あぁ…………え?」


「ヤる前から言っておったろ。風呂場の方から黒煙みたいなのが上がっとるって。なんかなぁ、モヤモヤしとるぞソイツ。こう、怨念みたいなのが染み付いているというか……ソイツを使っていたのは独身の男じゃあないのか?」


「よ、よくわかりましたね。確か……今月既に四回振られてる牛のおじさんが使って壊したオナホなんですけど」


「やはり。もう悪い気という気が全部そこに漂っとるから、ワシみたいな素人でも見ればすぐわかるわい。そんなもの早く捨てておくがいいぞ」


 僕には何も見えないんだがな……。でもオナニーマニアの牛おじさんから貰ったヤツだし、正直これ、めっちゃ気持ちいいんだけど。自分がハメ込んでもガバガバなんだけど、自分の握力でこう穴のサイズを変えられるから。中はヒダがたっぷりついていて、とにかく気持ちよくて、アヘ顔になりそうなほどの逸品だ。そんな牛おじさんのお下がりを手放すのは……あまりいい気はしなかった。でも、辰乃さんがムッとした顔で言うんだもんなぁ。捨てた方がいいかな……?


「ははぁ、信じとらんか。まぁそうじゃろうなぁ、大方のヤツらには見えやせん。……ま、見えん方が気が楽じゃろうけど」


「…………」


「じゃあワシが使ったオナホを今度やるから、それなら捨てる決心がつくか? んん?」


「えっ……えっ、あ、おじさんの、おっオナホ?」


「そういう類はあまり使ったことはないが……いつも生きた種壺に捩じ込んで発散しとるからなぁ。皆龍人の珍しさにワシへラブコールをかけてくる輩ばかりじゃしの。ガッハッハッハ!」



 発散相手には困らない、そう自慢する龍人に僕はちょっとだけムッとなる。羨ましい……くそっ、やっぱり時代は強面大型獣人……可愛い系の犬はお呼びじゃないってか。



「今度、ワシと一緒にエログッズでも買いに行くとしよう」


「…………あの、正気ですか?」


「正気以外の何物でもないぞ。こんな若い子とデートできる口実ができたんじゃ、そりゃあムフフのぐふふじゃろうて! ニッシッシッシ……」


 辰乃さんのサイズに合うオナホ、この世に存在するだろうか……。そう考えながら、僕はお下がりのオナホを貰えると期待してまた股間が一層膨らんでいった。濁った入浴剤の中では外から見ても何もわかりやしなかったけれど、何かを察知したのか辰乃さんは前に手を回していて――。



「…………ありゃー、もう勃っとるか。随分と精子を作るのが早い、流石若いのは違うなぁ」


「こっこれは、ちがっ、辰乃さんが変な話するから‼︎」


「ガッハッハッハ! そう隠さんでええ。そうじゃな……ワシのスリットん中で兜合わせも良かろう。先に果てた方がケツを貸すって賭けをしてやってもいいぞ」


「…………」


 散々盛りまくって交尾後の余韻を楽しむ風呂。そこでも辰乃さんのスケベっぷりは収まることを知らなかった。



新年の始まりは厄払いから(ver.辰)

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