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vol.14|会社員に戻りました


結論、フリーランス一本での活動は今の私にはできなかったので、もう一度「会社員+社外活動」の2車線戦略に戻します。


フリーランスでの戦略として、

 1. デザイナー案件 (収入の基盤)

 2. イラスト案件 (長期的な育成分野)

の2軸を設定。最終的には徐々に1のウエイト減らし、2を上げていく、という戦略を立てていました。ただ下記の理由から、会社員に戻る方が求めている結果につながると考えました。


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1→継続的な案件参画が難航。スキルも業務委託メインより会社員としての方が価値を出しやすいと分かり、「基盤」とするならそちらの方が適切と判断


2→ありがたいことに非公開案件は拡大しており、経験値も高まってはいた。ただ筆の遅さやそもそもの経験の少なさから、リソース上フルコミットが必要なので1との両立は難しかった。「後追いの状態からプレイヤーとしてフルコミットする」は収入面や年齢、キャリア上のリスクなど諸要因から有効でないので、これまでのように『掛け算』『ショートカット』のような別の戦略が必要と判断

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今回の独立にあたって、

 ・4年間の会社員デザイナー活動を通じていただいた評価

 ・1年間の業務委託を通じていただいた評価

 ・2度の転職活動での評価

から自身の市場価値を考え、フリーランスとしてチャレンジできると判断しました(その判定に「フィールドが変わること」の勘定が入っていなかったわけですが…)。その上で、いざという時のセーフティネットとしての再就職は考えていました。いざとなってしまったということです。



独立にあたって、たくさんの方に応援していただきました。はなむけのお言葉だけでなく、贈り物までいただいたりと……本当にありがとうございました。ただ「独立するんだ〜!」と大見得を切って、その結果として分かりやすいような前進はできていないので、本当に申し訳ないな、みっともないな、立つ瀬がないな……というのが正直なところです。

周りの人たちが前に進みすぎていて、焦っていたのだろうか。と、振り返ると少し思います(最初から、みんな「離れる」と言えるほど近くにはいなかったのかもしれないが)



辞めたことで変わったこと

基本ポジティブなお話です。

結果的に新しい仕事に就いたことで、環境は色々と変わりました。


次のお仕事は動画制作です。4年前から ①イラスト ②バナーデザイン ③動画制作 の3軸の掛け算を意識していました。リソース上ほぼ①×②(サブで③)でしたが、今後は①×③(サブで②)になります。


業務内容としては、かねてよりやりたいな〜と思っていた、AftereffectsやElement3Dという3D文字のソフト中心です。言う機会があまりなかったですが、長期的には今よりも「動画」のウエイト高めでお仕事をしたいと思っていて、4年前から動画の師匠である会社の先輩に無理を言って、時折 動画広告の業務をさせていただいていました。

時を経て、やりたかったお仕事をまたやらせていただけるのはありがたい…。これまでのキャリアでも、本業であるデザイナーとイラスト活動の掛け算をおこなって成長速度を高めてきたので、イラストレーター活動においても(最終的には)意味のある時間にできるとは思います。というかする。あと余談ですが年収が120万円上がったのでキャリア的には良かったのかもしれない。


もちろん公開はできないですが、デザインスキルをご評価いただきVtuberさま事務所にも内定をいただいておりました。本当にありがたいお話でしたし、業務内容も社員の方々も魅力的でした。入社の意欲も高く直前まで悩んでいたのですが、「会社員×フリーランス」という立場によって社内外にバリューを出す、というスタイルが(私のスペックの問題で)維持できないと判断し丁重に辞退させていただきました。重ねてですが、業務内容も社員様もそしてタレント様も含めて、本当に魅力的な企業様でした。手前勝手ですが、また別の形でご貢献させていただきたい…と思っています。


これから

これは今回の失敗も踏まえて、これからの自分の制作において直近で必要に感じていることです。


⚫︎「努力の最小化」を課題にする

悪い意味で精神論者なので、フリーランスへの挑戦含め、「がんばるぞ!!」「大変な方の道を選ぶぞ!!」みたいな思想が根底にあります。これを「もっとラクに同じ結果を得ることはできないか?」という思考に切り替えます。ただ、楽をしたことで結果が小さくなるならば、基本的には難しい方の道を選ぶようにします。


⚫︎「これをやろうと思っている」は禁句にする

経験上、「これやりたいんすよw」と口にした内容は9割がた実現していない気がする。「やりたい」ではなく「やりました」と言うことにします。(早速この記事が矛盾しているように見えますが、具体的な『行動』ではなく、抽象度が高い『指針』の話なので該当しないと判断しています)


 例:❌「虞美人のイラスト描きたいぞ〜!」

   ⭕️「虞美人を描きました」


⚫︎模倣 (リスペクト) に罪悪感を覚えない

職業病なのか、悪い意味でコンプライアンス意識が高すぎます。

グレーゾーンを攻める勇気がなく、「インスピレーションを得て自分の絵に落とし込む」ができない。ただ「完全オリジナル」は不可能で、リスペクトを持った吸収は避けては通れないです。少し頭を柔らかくします。

 ※もちろん、模写やトレース、AI生成を自分の作品とする行為などは該当しない


ただ、直近では絵柄合わせのお仕事で少し軽減された気がします。

自分の「絵柄」や「個性」は自分の認識の外側にあるはず。オリジナルで描くことを意識せず、模倣した結果として消せずににじみ出るくらいがいいはず…。いい意味で、どっちみち他の人と同じにはなれないので。


おわりに

長々と書いてしまいました。


2-4月は低浮上気味になっておりましたが、走り出したイラスト業務と就職活動、あとプライベートで少し色々とあり、過負荷×3によって脳(といろいろなもの)が完全に機能不全になっておりました。かねてより、展望台から遠くを眺めて「自分も遠くに行きたい!」と景色と自分の人生を重ねるのが好きでしたが、途中から地面を見るようになってしまったので意識的に行かないようにしていました。とにかく無心で仕事の線画を描いて面接の練習をしていた……気がします。(仕事が終わらないと仕事は終わらない、というのもある)


再就職用のポートフォリオで自分のTwitterを載せていたので、「現実が辛いなり〜!」みたいなこともツイートできなかったのもあるかもしれない。「現実で言えないことをネットに書くべきではない (特に匿名で) 」という考えを持っているので、いわゆる裏アカのようなものもなく。


周りの人に相談するのも、「落ちていく自分と人生が交わることが、その人の足を引っ張るのではないか?」と相談することができませんでした。逆の立場ならもちろんそんなこと思わないので、杞憂だったのかもしれないけど。最終的には少しお話をさせていただいた方はいて、本当に救われていました。この場を借りて、ありがとうございました。


とはいえずっと落ち込んでいても現実は何ひとつ変わらないですし、寿命を迎えたときに「何も成してないけど、悪くない人生だったなぁ」と合理化する未来だけは迎えないと心に決めて生きてきたはず……。「応援していただいたことに応えたい」のなら結果で証明する必要があるので、意味のあるエンディングに繋がるよう精進します。


経緯上ネガティブな話が多めなので黙っていてもいいかな……と思ったのですが。つたない活動ながら、応援していただいている以上は失敗も含めて顛末をお伝えする必要があると考えて、書いています。加えて、「そういえばAgunoはミスってたな」という事実が誰かの失敗の予防になったり、失敗した時の緩衝材や絆創膏になればと思って書いているのもあります。「誰の記憶にも残らなければいいのに」と隠しておきたいであろう誰かの失敗に、私自身も幾度となく救われているので……(もちろん敬意を込めてです)


今はぬかるんだ地面を少し固めることができて、まだバランスがおぼつかないまま歩みを再開した状態ですが、今後とも見ていていただけると幸いです。



23.06.01 Aguno




vol.14|会社員に戻りました

Comments

Keizさんありがとうございますm(_ _)m 考えが浅いゆえに色々ありすぎました。とはいえ諦めもすこぶる悪いので、「結果的に良かった」という未来にちからわざで持っていければと思います。

全部ひっくるめて次へのステップですね! 色々な面で良い出会いがありますように!

Keiz


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