彼女が友達と旅行に出かけた翌日、まだ出発してから二十四時間も経ってないうちに僕は彼女を寝取られた。
「テメッ、ふざけんな、これ抜け!」
彼女から送られてきた動画を僕は何の気なしに開いた。楽しい旅行気分のお裾分けくらいにしか考えていなかったのだ。しかし彼女が送ってきた動画は、いわゆるセックスビデオだった。宿泊先のホテルと思しき室内で、彼女はベッドの上で四つん這いになり、後背位でガンガンに後ろから犯されていた。
「こんなとこ撮るな!」
「旅の思い出だよ。前から|藤茂登《ふじもと》のケツ掴んでバックでハメ回したいと思ってたからよ。念願叶った記念に動画くらい撮らせろよ 」
僕に見せつけるかのように、男は腰の動きを速める。その動きに合わせて彼女の身体が前後に揺れる。
「おらっ! もっと締め付けろやっ!」
パンッ、パンッという肉同士がぶつかり合う音が響く。結合部から溢れ出た愛液が彼女の太ももとを伝い落ちる。
「いやぁ……見るなぁ……」
弱々しく哀願する声音に僕は興奮した。彼女――|藤茂登萊波《ふじもとらいは》は気が強く、明るく、思ったことはハッキリ言うタイプだ。それで周囲から誤解されることもあるが、僕は自分の意見をしっかり持っている彼女の強さに惹かれた。僕という人間は真逆な男だから。よく言うだろ? 恋愛は自分にないものを持ってる相手に惹かれるって。
そんな彼女が無理やり(そうに違いない。だって二人の間には甘い雰囲気なんて微塵もないのだから)犯され、喘いでいる姿にどうしようもなく欲情してしまう。彼女の気の強さも気高さも一本の肉棒に粉砕され、蹂躙され、嘲笑われる。男が派手な打擲音を鳴らして腰を使う。それは明らかに画面外の僕へ聞かせるための動き。パフォーマンス性を帯びたピストン運動。その意図は明白だった。
情けないお前の代わりに、この女は俺が躾けておいてやるからな。
僕の鼓動が速くなっていく。心臓が耳元にあるみたいにうるさい。
「はあんっ! んあっ! はあんっ! あんっ! あひいっ!」
彼女の口から漏れ出る悲鳴のような喘ぎ声。それを聞いているだけで頭がクラクラしてくる。彼女の膣内は相当気持ちいいらしく、男は歯の間から「シーハー」と息を吐き、眉間に深い皺を刻みながら抽送する。萊波の名器ぶりは僕が一番よく知っている。彼女の膣洞は入り口こそ固く閉ざされ男が近づくことを許さないが、そこから一歩踏み込んで仲良くなればチンポをギュウっと食いちぎらんばかりに締め上げ、甘えてくる。それは萊波の性格そのままであった。
「そん、なぁッ! 奥、ばっかり、馬鹿のひとつおぼえにぃ! 奥ゴンゴンすんな!」
彼女の口からは奥という単語が頻出する。
「奥突かれるの好きなんだろ?」
「好きじゃないッ!」
「素直になれよ。ほれっ」
男は一際強く腰を打ち付ける。彼女は身体を大きく仰け反らせる。
「ああッ! うそっ! そんな、とこ……まで、入るのッ?」
「入っちゃったねェ~」
男の口角が上がる。彼はニヤつきながらさらに深く挿入していく。
「子宮口に亀頭くっついたぜ」
「うそ……嘘でしょ! そこだけはだめぇ! お願……い……許して……。何でもするからそれだけはやめて……お願いします……」
彼女が涙目になりながら哀願している姿を見て、僕は我慢できずパンツの中から自分のイチモツを取りだしていた。彼女が他の男に犯されている姿でオナニーするなんて最低だと思ったが、一度火のついた欲望は止められなかった。
「奥は固いな。経験不足って感じ? ここまで挿れてもらったことないんだろ。今まで付き合った彼氏は全員粗チン? まさかあの冴えないオタクくんが初カレだったり? だとしたら納得だわ。あいつ見るからにチンポ小さそうじゃん。なんつーの? もう立ってる姿からして牡失格のオーラ漂ってる」
「カレのこと、そんな風に、言うなぁ♡ おほっ♡ おごぉ♡ おおおぉん♡」
男は笑いながら腰を振り続ける。彼女は僕を庇い男の言葉に抵抗しようとする。しかし男が腰を打ちつけると彼女の抵抗の意思は簡単に叩き潰されてしまう。萊波は泣きじゃくりながらも快楽を感じているようだった。彼女は僕とのセックスでは見せたことがない顔を見せている。萊波は精いっぱい否定してくれているが、皮肉なことに彼女の表情が一番物語っている。僕では寝取り男のチンポの足下にも及ばないと。
未だかつて感じたことがない種類の感情と興奮が一度に押し寄せてくる。僕は怒りと嫉妬に身を焦がしながら必死にシコった。
男は萊波の両腕を掴むと彼女の体を引き起こし、腕掴みバックでGスポットからポルチオまでチンポの裏筋でゾリゾリゾリっと撫で上げた。
「おごぉおおおっ!」
チンポが一往復する度に彼女の口からは淫猥な鳴き声が上がる。男はその動きを繰り返しながら徐々にスピードを上げていく。パンッ、パンッ、という肉同士がぶつかり合う音も早くなっていく。
「浅いとこも、深いとこも、全部いっぺんに面倒見てやるからな。感謝しろよ。お前みたいに糞生意気な女には贅沢過ぎるくらいのサービスだろうが」
「嫌……こんなの、おかしくなるぅ……」
「もうなってんだよ」
萊波の尻を叩く破裂音が画面越しに響く。彼女の口からは苦痛か恍惚か分からないような声が絞り出される。僕のチンポはいきりたつ。自分でも驚いている。まさか僕に寝取られ性癖があるだなんて、二十年生きてきて今の今まで知らなかったことだ。何のきっかけもなく、一生気づかない方が幸せだったかもしれない。だが、一度意識してしまうと最後、発散するまでは止まれない。どうしても動画から視線を外せない。
「いや……いやぁ……っ、こんなの、こんなの……あぐ……んん゛んっ! やめっ……」
「いやじゃねえよ、いいんだろ」
男は萊波の腕を放し、再び彼女の腰を掴んで腰を叩きつけた。
彼女の腰を掴む男の腕に筋肉の筋が浮かんだ。僕はチンポを扱いていた自分の腕を見下ろす。いくら強く握りしめてみても彼のような腕にはならない。まるで枯れ枝のような僕の腕。
男が抽送するたび、ベッドの軋む音が部屋にこだまする。男は全力に近い激しさで抜き挿しを繰り返した。結合部から漏れ出る愛液はその勢いに押し出されドポッ! ビュポッ! と下品な音を立てて溢れる。肉キノコの傘によって掻き出された愛液は飛沫となってベッドに点々と降り注いだ。
「おっ♡ お゛っ♡ イクっ♡ イっちゃうっ♡ あ゛♡ あ゛♡ あっ♡♡ んぎっ♡ んぎっ♡ ほっ♡ おお゛っ♡ おお゛っ♡♡♡」
もうまともな言葉を紡ぐこともできない彼女。それでも絶頂を迎えることは避けたいと願っているようで、四つん這いでピストンされながら首を横に振る。ここまで来てイカないなんて許さないとばかり男はピストンを一切ゆるめない。それが一層無慈悲さを印象づける。
今まで僕は、寝取られものを好む人はどこに共感し、誰に感情移入して興奮するのか不思議だった。寝取られる彼女の悲劇性に胸を締めつけられるのか、それとも他人の男を寝取る強い男に己を重ねてみるのか。今、僕は彼女が犯される動画でオナニーしながら、僕自身をこの物語のキャラクターとして鑑賞していた。
自分よりも強い牡に大事な恋人を蹂躙され、絶頂させられる。プライドは砕かれた上に尊厳ごと壊されてしまう。敗北感が全身を侵食していく。それを快感に感じてしまう浅ましく恥ずかしい自分。その全てに僕は快感を覚えてしまう。
如何に僕という人間が取るに足らないちっぽけな存在かを、僕は僕が大事にしていた女性が他の男から雑な扱いを受ける姿で突きつけられる。このとき僕は彼女の痴態だけで興奮しているのではない。彼女の肉体を通し、あの男と交信することによって、より昂ぶらせられているのだ。
「おらッ! イケッ!」
「イグッ♡ イッグゥウウッ♡♡♡ あひっ♡ んぎぃいッ♡♡♡」
男は背後から回した両手で彼女の乳首をギュッと摘まみ上げる。同時に深々と貫いた膣洞の行き止まりをぐりぐりっと抉った。膣奥へ押しつける動きにビクンッと彼女は大きく腰を反らせ、背筋をぶるぶるっと震わせる。
きっと僕と萊波の関係は今日を境に変わってしまうのだろう。たとえすぐには僕から離れていかなかったとしても、別れは時間の問題に思えた。きっと今後は僕とセックスするたび、この男に犯された時の快楽と比較され、物足りなさを感じてしまうのだろうから。
「イグぅぅううううう♡♡♡」
絶叫とともに彼女の全身から力が抜けていく。彼女は完全に脱力するとベッドの上に崩れ落ちるように横たわった。男はピストンをやめ、ゆっくりとペニスを抜く。栓を失った穴から白濁液が溢れ出る様をカメラがアップで捉える。その光景を見て僕も射精していた。今までの人生で一番気持ちいいオナニーだった。
そこで一本目の動画は終わった。そう、この動画には続きがあった。
二本目の動画では、カメラはベッドの上に置かれ、彼女の顔を正面から映している。
いったい何時間ぶっ通しでセックスしていたのだろう。彼女の顔は牝の悦びに蕩け、焦点の定まらない瞳は虚ろだ。半開きになった唇からは涎が垂れ、顎を伝ってシーツへポタポタと落ちている。その様は男の与える快楽に屈し、完全敗北した牝の姿であった。
「あっ♡ ああっ♡ んあああっ♡」
彼女は小さく喘ぎながら、ベッドの上で身じろいでいる。チンポを引き抜かれても快感の余韻は萊波の肉体に残っているのだろう。彼女の体は余熱で火が通り続けるステーキ肉のようなものだ。行為そのものは終わっても体に残った熱で、じわりじわりと官能に蝕まれ続ける。
「ほら、カメラに向かって、さっき教えたとおり言ってみろよ」
男の手がピシャリと萊波の尻を叩いた。そんな乱暴な扱いしようものなら僕の知ってる彼女なら怒り出しそうなものだが、ぶるるんと尻肉を揺らす萊波は「うんっ♡」と甘い声を漏らすのみ。
「あのね、この人はサークルの先輩で、前から私のこと狙ってたんだって。この人が旅行についてくるなんて知らなかったんだけど、最初から仕組まれてたみたい。友達もこの人のセフレなんだって。私を旅行に連れ出して二人きりにしたら、ご褒美に一晩中パコパコしてあげるって言われて、友情よりおちんちんを優先しちゃったんだってさ。酷い友達だよね」
僕は耳を疑った。彼女が口にした事実よりも、それを淡々と語る口調の方に衝撃を受ける。そこにいるのは僕の知っている彼女とは別人だった。
「それでね、最初は私も抵抗したんだけど、ホテルの部屋に入ったらいきなり押し倒されてキスされて……すぐ気持ちよくなっちゃって……晩ご飯のとき飲んだお酒に何か入ってたのかな……二対一だもんね、一人が私の気を逸らしてるうちにグラスに細工されたら気づかないか……それからずっと先輩にオチンポ挿れられてばっかり……先輩は絶倫さんみたいで全然萎えてくれないから……ず~っとエッチしてたんだ……先輩のオチンポすごくて……何回もイカされちゃって……気持ち良すぎておかしくなっちゃいそうだった……|膣内射精《ナカ出し》もされちゃった♡」
そう言って笑う彼女の笑みはとても淫靡で扇情的だった。
「でも、私、まだ満足してないんだよね」
そう言うと彼女は男の股間へと手を伸ばす。男のペニスはあれだけ出したというのに再び勃起していた。その逞しいモノを目にした瞬間、彼女は嬉しそうに目を細めた。
「今度は前からシてほしいな♡ 私の生意気な態度を叩き潰して、自分専用の牝に作り変えるためのバコバコセックスも気持ちよかったけど、先輩のセフレになった記念に今度は、お互いの顔を見ながらしようよ♡♡」
彼女は男に媚びるような甘ったるい声で誘う。そして自分から仰向けになると脚を広げた。男は萊波の誘いに応じ、正常位で腰の位置を合わせる。
「はぁ……んっ♡ このオチンポ、やっぱり大きい♡」
彼女が誰のチンポと比べて先輩のほうが大きいと言ってるかは明白だった。
僕は画面に映った先輩のチンポと自分の手の中にあるチンポを見比べる。この二つを同じチンポという言葉で言い表すこと自体が恥と感じさせるほど、彼我の戦力差は歴然だった。その惨めさが僕の興奮を煽り、射精へと導く。
「あっ♡ 先輩のおチンポ、すっごいゴツゴツしてる♡」
画面の中で彼女は再挿入された先輩のチンポに悦んでいる。僕に見せるため撮影していることなど忘れ愉しんでいた。
僕は夢中になって二人の交わりを眺め続けた。
性根が新しいもの好きの野次馬気質だから話題になってるものは一通り触ってみたくなる。という訳で最近は休憩時間中にイラスト生成ガチャを回してたので、大喜利の「画像で一言」ならぬ「イラストで一エロ」です。
ネットにはボタンを押すと小説のお題を自動で吐き出してくれるサイトがあるけど、自動生成したイラストをお題にして、連想したショートストーリーを書くのも面白そうだよねという遊び。
今回のイラストには別バージョンもあります。こちらはより男性の筋肉が増えて逞しい身体つきになっています。
てばさき
2023-04-08 23:32:47 +0000 UTCOrion9137
2023-04-07 17:06:34 +0000 UTC