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猪熊夜離
猪熊夜離

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【前半】英雄を目指した少女はチンポに負けて後宮入りしました(アーネスト/英雄教室)【約8700文字】

原作:英雄教室

キャラクター:アーネスト・フレイミング


(frame embed)


あらすじ:英雄を育てるエリート養成機関ローズウッド学園。最上位クラスAランクで主席を誇るアーネスト・フレイミングはある日の授業後、国王で学園長でもある陛下に試練場へ呼び出された。


武勇名高く憧れの人でもあった陛下に秘密特訓してもらえると喜んだアーネストだが、常に二桁の愛人を身辺に侍らせる女好きでも有名な陛下は、炎髪美少女の若々しい肉体を我が物にする策略をめぐらしていた。


本文


 ローズウッド学園。世界を守る英雄を育成すべく設立された養成校。才能と実力を認められた者だけが入学できるエリート校である。この学園に入学を許されたならば最下層のCランクでも世間では上位の実力者ということだ。


 そんな学園でAランクのトップに君臨し続ける|女帝《エンプレス》がアーネスト・フレイミングである。


 武の名門フレイミング家の娘として生を受けた彼女は、生まれの重圧に負けず努力を積み重ねてきた。その甲斐あってエリートが集まるローズウッド学園でも他の生徒から仰ぎ見られる存在になったのである。


 幼い頃より武道漬けなどと聞けば、彼女のことを知らない者はゴリラのような筋肉ムキムキマッチョウーマンを想像するだろう。


 しかし実際のアーネストは腰まで届く長い赤髪を艶々と伸ばし、生気と活力に満ちた目が印象的な美少女である。己の積み重ねてきたものに自信を持ち、今後さらに高みへ登らんとする向上心も内側から彼女を光り輝かせている。


 制服の胸元を大きく盛り上げる巨乳は年齢に似つかわしくないかもしれない。細い腰を通って視線を下に向けると古来より安産型と評される肉厚な下半身が目に入る。むっちりとした太ももやお尻など男好きのする身体つきはセックスアピール満点。


 迂闊にちょっかいかければ女帝様の怒りを買って叩きのめされてしまうため誰も声をかけないが、魅力的な肉体は学園中の男に「あの身体を好きにしてみたい」「女帝様にチンポの味を教えこんで俺の前でだけはアン♡ アン♡ 可愛らしく啼く女に躾けたい」「彼女の肚に思う存分子種を植え付けてあわよくばフレイミング家の入婿になりたい」と夢見る男子は少なくないのだ。


 もしアーネストが暴れても簡単に取り押さえてしまえる武力を持っていて、彼女に雌悦を教え込めるだけのセックス経験豊富な男が、本気で女帝を自分の女にするつもりになれば彼らが考えているようなことも実現できるだろう。


 そして、ローズウッド学園にはひとりだけ、全ての条件を満たす男がいた。


 とある日の夜。アーネストは見たことがない空間に閉じ込められた。


 キョロキョロと辺りを見回す彼女の目に映るのは、やたらとムーディーな寝室。天蓋付きのベッドはキングサイズよりも大きく、大人の男が3人くらい余裕で横になれそうだ。床一面にはふかふかの絨毯が敷かれていて、部屋の中央には木製のテーブルとソファがある。テーブルの上にはグラスに入ったワインと果物が置かれている。部屋の壁には大きな絵画が飾られていて、どこかの王宮の一室のようだ。


 アーネストは自分の格好を確認する。なぜか裸だった。服はどこにも見当たらない。


「なによこれ」


 突然の状況で床にへたり込んだまま呟いた。ふかふかの絨毯のおかげで尻は冷たくないが、そんなものこの状況では慰めにもならない。


 すると背後から男の声が聞こえてきた。


「ここは仮想空間の中だよアーネストくん」


 耳馴染みのある声に振り返ると男が腕を組み仁王立ちしていた。彼の股間では男のシンボルがギンギンに勃起している。処女のアーネストでもその状態が今すぐ女を抱けるコンディションであることは知っていた。


 ローズウッド学園では『実際の戦場では男女別々に入浴する時間などもったいない』という国王兼学園長の下で、性別に関係なく同じ|大浴場《テルマエ》を利用していた。


 日頃から同級生の男子とも風呂に入るため男のナニは見慣れている。湯けむりの向こうで柱時計の振り子のようにぶらん、ぶらん揺れてる光景もすっかり見慣れたもの。だから平常時なら動揺など示さなかった。


 赤面したのは初めて見る勃起チンポの猛々しさに当てられたからだ。これに刺し貫かれたら、女なら悦ばずにはいられないと本能が認めてしまった。どんなに武を鍛えても、気持ちを強く持っても、これを挿れられたら頭ぐちゃぐちゃになる、自分なんか陛下の前ではただの小娘になって何の抵抗もできないと一目見ただけで|理解《わか》らされてしまった。


「あ……う……」


(これが男の人の……)


 初めて目にした勃起チンポから目が離せない。恐怖心はある。魔剣アスモデウスの所有者として禍々しい剣は見慣れてるアーネストでも、男の腰にぶら下がってる本物の魔剣には身がすくむ。


 けれど何だ。この、恐怖の奥底にある疼きは。


「どうしたんだアーネストくん? そんな顔をして。もしかして私のモノを見て興奮したのかな?」


「そんなことありません! いくら陛下でもお戯れが過ぎます」


「そうかい。それは残念だね」


 わざとらしく肩をすくめる国王にイラっときた。


 以前のアーネストは優れた武勇と男ぶりで有名な陛下に憧れ、彼に武を持って仕えるのが夢と語っていた。しかし自ら学園長に就任した彼と接する機会が増えてからは、思いつきで突飛な行動をしては自分たち学園生に『超実践的訓練』と称して尻拭いさせる彼の行動に好感度がダダ下がりだ。


 内心の怒りを押し隠し青筋を浮かべながら尋ねる。


「ここはどこですか? 今日は陛下が直々に稽古をつけてくださると聞いたから、言いつけどおり誰にも報せず試練場まで来たのですが」


「別に。いつもと変わらない仮想空間の中さ」


 英雄を育てるためあらゆる技術が駆使されているローズウッド学園では、古代魔術カガクの力で仮想空間を作り出すことに成功した。装置に繋がれた人間はリアルな夢を見ているような状態で行動できる。


 本物の身体を動かすのと遜色ない感覚で怪我や死とは無縁に激しい稽古ができる。


 すべての授業が終わった放課後。アーネストは実践的な訓練を付けてやるという口実で国王に呼び出された。依怙贔屓してると他の生徒に思われたくないから誰にも告げず一人で来るようにと彼は言った。


 思い描いていた理想の陛下とは違う傍迷惑なおじさんだったとしても、彼が魔王との戦いでは大陸中の戦力をまとめ上げ勇者をサポートした名君で、優れた武人でもある事実は変わらない。


 向上人が強いアーネストは秘密の特訓という誘い文句にも惹かれた。そして国王と稽古するため仮想空間に入ったのだが……。


「ここはどこですか。まるで寝室のように見えますが」


「その通り。ここは私の寝室を模して作った仮想空間だ。前に一度入ったことがあるだろ」


 アーネストは一度だけセイレーン宰相に寝坊した国王を起こしてくれるよう頼まれ、彼の寝室に入ったことがある。言われてみれば部屋の様子は見覚えあるような。


「こんな場所で特訓ですか? 寝室で、しかも裸で」


 現実ではないと分かっていても、一糸まとわぬ姿というのは落ち着かない。もじもじする彼女とは対照的に、目の前の相手は股間を見せつけるように仁王立ちし続けている。チンポを見るのも裸を見られるのも恥ずかしくなったアーネストは顔を逸らす。


 その仕草に嗜虐心をそそられたらしい国王は、恥じらう少女の腕を掴んで強引に立ち上がらせた。


 成人男性の手の大きさや剣を振り続けて硬くなった手のひらの感触がダイレクトに伝わる。普段は飄々とした捉えどころのない人物だが、武に懸けた時間と打ち込んだ本気が分かると、どうしても嫌いになれなかった。


 もともと憧れの対象だった男性に触れられアーネストは乱暴に振りほどけない。


(これは違うわ。不敬だからよ)


 少女は誰に聞かせるでもなく心の中で言い訳を探した。


(陛下の腕を振り払うなんて臣下のすることじゃないわ。私ごときの力で万が一にも陛下を傷つけることはないと思うけど、敵対的な行動を取るなんてダメよ)


 自分でも信じてない言い訳を並べる間にも、国王はアーネストをベッドまで連れて行く。そして彼の大きな手に押し倒されてしまった。


「――あッ」


 ギシッと音を立てて沈むベッドはふかふか。シーツからは高級な石鹸の香りが漂い、肌触りも悪くない。ただ自分がこれからここで何をされるのか想像してしまい気が気でない。


 慌てて立ち上がろうとするも「アーネストくん」と陛下の手が肩を抑えてくる。


「陛下、あの、私は――んっ」


 アーネストの薄い唇は、覆い被さってきた国王の唇に塞がれた。ちゅっ、ちゅくっ、とついばむようなキス。まるで可愛い恋人を甘やかして愛を伝えるようなキスが繰り返される。それだけで彼女の身体は蕩けて力が抜けてしまう。


「やっ、あっ、んふっ、ンっ! やめて陛下、やめてください!」


 必死に拒む少女の抵抗も弱々しくなる。唇が合わさる度に互いの唾液でぬめりを帯びていく。何度も重ねられる口づけは次第に深いものへ変わり、舌が絡まり合う頃には息継ぎの合間に艶めかしい声が漏れた。


「はぁ……んむっ」


 ぴちゃ、くちゅり。絡みつく舌のざらつきが、脳の奥を刺激する甘い痺れが、気持ちいい。


 ぢゅうっ、ちゅうぅう~。


「んっ、んんっ……!」


 鼻にかかった甘い声を漏らしながら、アーネストはうっとりと目を潤ませる。


 それから何分もディープキスをされていた。最初に舌を入れられた瞬間こそ身体を強張らせたが、すぐに緊張を解いた。おかしいのだ。陛下に触れられることが少しも嫌ではない。それどころか粘膜を擦り合わせると頭がぼうっとして、彼の言うことを聞かないといけない気持ちになってくる。


 素直に陛下に愛され、抱かれ、寵愛を受けて女の幸せを矜恃いただくことが私の望みだと内なる自分が語りかけてくる。


(それは違うわ。こんなの違う、違う……のに……)


「ふぁ……んっ……んぅ……♡」


 口内を蹂躙され続けたせいで身体に力が入らない。ベッドの上で力なく横たわる姿は男の欲情を誘うものでしかない。豊かな胸は仰向けになっても形が崩れず張りがある。白い肌に浮かぶピンク色の乳首はつんと上を向いていて、まだ触っていないのにツンと勃っている。


 やがてアーネストは完全に脱力してしまう。陛下が耳元に口を寄せてきて甘い声で囁く。


「どうだねアーネストくん。今の気分は?」


「すごくドキドキします……」


「もっと具体的に言ってくれないか?」


「胸が熱いです……」


「ここのことかな?」


 陛下の手が乳房に触れる。下から掬うように持ち上げると指先が柔らかい肉に沈み込む。


「ひゃうん♡」


 少し揉まれただけで感じてしまった。そのまま乳首をくりくりと転がされると切ない疼きが込み上げる。たまらず股を閉じようとするとすかさず膝頭を割られた。足の間に手が割り込んできて開脚させられた。恥ずかしいところが丸見えだ。触られてないのにもう濡れてるのが分かる。


「アーネストくんも知っての通り仮想空間は現実の肉体を寸分違わず写し取る。つまりキミのここも本物同然というわけさ」


 太ももの付け根から秘所に向かってゆっくり指を這わされた。ゾクゾクとした快感が背筋から這い上がってくる。もどかしい刺激に腰が浮くと指が離れていく。


 やはりおかしい。ここまでされたらいくらなんでも抵抗しなきゃダメだ、たとえ陛下の機嫌を損ねることになっても純潔のほうが大切だと思うのに、彼にエッチなことをされると身体に力が入らない。無抵抗で気持ちいいことを受け入れてしまう。


「へい……か……わたしの、からだ、に……なにを……」


「少しだけアーネストくんが素直になれるよう設定を弄らせてもらった。私に身体を触られても嫌じゃないように設定してある」


 愛液で濡れた割れ目に指を這わせられる。陰唇を指先でなぞられるとピリッとした感覚が走った。


 仮想世界はあらかじめ参加者に設定を付けることができる。相手の記憶を操作して偽の出自をインプットすることだって可能なのだ。それからすれば陛下の言葉も不可能ではない。


「アーネストくんは好きな男子のことを想いながらも、セックス慣れした大人の誘惑には逆らえない寝取られヒロイン役だ」


「そんな……ひどい……ひぁ、んンッ!」


「いい声だ。ひとつ教えてあげよう。|役割《ロール》は操作したが感度は弄ってない。機械の力で感じさせてもつまらないからね。つまり、アーネストくんが気持ちよくなっているのは正真正銘、キミ自身の身体が悦んでいるからだ。私と男女の睦事をすることにね」


「ちがっ、ちがいます、わたしはこんなことしたくないんですっ、でも体が勝手にぃいっ! やっ、そこぉ、だめぇっ!」


 膣口をこねるように指で撫でられる。たったそれだけのことで信じられないくらい気持ちよかった。腰を浮かせながら仰け反ってしまう。今まで自慰さえしたことのない処女が、性感帯を知り尽くした男の愛撫に耐えられるはずがない。


「ほら聞いてごらん。アーネストくんのおまんこが濡れてる音だ」


 ぐちゅちゅっ♡ ぬちゅっぬちゃっ♡


 いやらしい水音が耳に届く。自分の股間から奏でられていると思うと恥ずかしくて死にたくなるけど、それ以上に興奮しているのも事実だった。クリトリスを指で摘ままれ引っ張られると膣洞がきゅうっと締まるのが分かった。電流みたいな強い感覚が背筋を駆け上がる。


「ああぁあああッ?」


 ビリビリッと衝撃が走るたびに意識が真っ白になる。それが何度も何度も繰り返される。気付けば下半身から汁が飛び散っていた。


「ひぅっ……んゃ、あっ……く、ふぅッ……んッ……や、やだ…や、や………だ、め…」


 アーネストが弱々しく懇願しても陛下の手が止まることはなかった。今度は親指でクリを押し潰しながら中指を膣内に挿し込んでくる。長い指はGスポットの膨らみを的確に捉えていた。


 優しく擦り上げられると頭が蕩けそうになる。お腹の奥からじんわりとした熱が広がっていくような感覚がたまらない。


 じゅぷっ♡ ぐちょっ♡


 淫らな音が部屋に響くたび彼女の心も淫らに染まっていく。


「へいか……へい、かぁ……やめてください……やめて、もっ……むり……」


「無理? 何が無理なのかね? アーネストくんはどう感じているんだい? 教えてくれないか」


「……んっ……あ、あたまのなかがおかしくなりそうで……お腹も熱くなってきました……」


「それで?」


「……イきそうです……」


「どこに?」


「――――~~ッ!」


 羞恥のあまり言葉が出てこない。あまりにもこちらを馬鹿にしたからかい方に腹が立つ。それでも女体をイカせ慣れた手が与えてくる喜悦には逆らえない。


「言わなきゃ分からないよ」


「わたし……イキそうなんです……」


 消え入りそうな声で答える。けれど国王の返事は残酷だった。


「だからどこに?」


「……お、まんこです……」


 耳まで真っ赤になりながら口にすると、羞恥心と屈辱感が胸を締め付けてくる。


「おまんこ……陛下の手で弄られて……気持ちよすぎてイキます……おまんこでイクっ!」


「あぁ、そういう意味か」


 国王は白々しく得心がいったと頷く。しかし彼女はそれどころではなかった。絶頂へ向け一直線に押し上げられていく感覚に意識を奪われかけている。


(だめっ、これすごいっ! こんなの知らないっ!)


 これまで体験したことのない深いオーガズムが迫っている。それを理解しながらもどうすることもできない。ただ受け入れるだけ。


 ぬちゃっぬちゃっぬちゃっぬちゃっ♡♡♡


 陛下の指が速くなる。この短時間で見つけたアーネストの弱点を的確に狙っている。絶対にイカせるつもりだ。


(そんなことされたら私は戻れなくなる。本当に陛下の女にされるわ♡ ダメよ、私は、私は――)


 アーネストは想い人の顔を思い浮かべて耐えようとする。彼のためにもたとえ仮想空間と言えど快楽に流される真似はしたくなかった。自分はそんなふしだらで、はしたない女ではないと言いたい。


 だけど諸国の美女を愛人に持ち、常に二桁の女性を侍らせている英雄色を好むを地で行く年上男の手にかかれば、未熟な少女の肉体を開発するなど造作もない。あっという間に限界が迫る。


「あっあっあっあっ――イッ……くぅううぅうぅぅ♡♡♡」


 全身を戦慄かせながらアーネストは達してしまった。生まれて初めて経験するアクメの余韻に浸りながら放心状態で天井を見上げている。


(うそ……こんなに……きもちいいなんて……)


 これまでの人生において一度たりとも感じたことがない多幸感。異性と肌を重ねることがこれほど気持ちいいことだとは知らなかった。


「初めてにしては頑張ったほうだな」


「あっ、んっ、ンン……っ」


 国王の手のひらが頬を撫でる。それだけで背筋が震えるほど敏感になっている。


「これからもっと頑張ってもらうぞ」


 国王はアーネストに覆い被さってきた。


「陛下……?」


 彼が何をしようとしているのか分からなかった。いや分かりたくなかったのかもしれない。戸惑っているうちに唇が重なる。


「んぅ……」


 生温かい舌が入ってくる。口腔内を舐め回されるとそれだけで腰が砕けてしまいそうになった。まるで恋人同士のような甘いキス。


「さあ力を抜くんだ。初めてでも痛くない設定にはしているが、力を入れていては私のモノは入らないからね」


「へい、か……それはダメです、最後までするのは……」


「大丈夫。ここは仮想空間なんだ。ここでシテも現実で処女を失ったことにはならない」


「でも、でも……」


 これは仮初の肉体。本物の自分の身体は試練場に置いてきた。ここで国王に抱かれても彼の言う通り肉体の純潔は保たれる。でも精神は? 記憶には男に抱かれよがらされた感覚が残る。


「お願いします、どうか考え直してください。お願いです……」


 哀切きわまりない調子で頼むと、国王は少し考える素振りを見せたあとこう告げた。


「だが私を満足させないとこの部屋からは出られないぞ。今回の脱出条件は、私が十回射精することだからね」


 仮想空間から現実へ戻るための条件。自由に設定できるそれを国王は自身の欲望のために使った。さながら今回の仮想空間は『国王陛下のおちんぽを満足させないと出られない部屋』だ。


 そして今、アーネストは彼の罠にハマった憐れな少女でしかない。


「それに私と経験しておくことはアーネストくんにとっても悪い話じゃないはずだ」


 ベッドの上に横たわるアーネストの身体を組み敷いたまま国王は言う。


「アーネストくんはブレイドのことが好きだろう?」


「なっ! なにを言い出すんですか突然」


 ローズウッド学園に異例の中途入学を果たした少年。底知れない実力から超生物と呼ばれる一方で、世間的な常識には疎く脳天気な少年の顔を思い浮かべる。彼の入学早々にアーネストは突っかかり一悶着起こしてしまった。


 当時の彼女はまだ魔剣アスモデウスを完全に使いこなせておらず、早く魔剣の所有者に相応しい実力を身に着けねばと焦り余裕がなかったのだ。


 そんな自分を軽くいなし、アスモデウスの契約者になる手助けをしてくれたブレイドに恋心を抱いたのは必然的な流れだった。


 それからアーネストは幾度となくアプローチしているものの、ブレイドを慕う女の子は他にもおり決定打に欠ける。いずれもタイプが異なる美少女に囲まれる彼を見て、このままで良いのだろうかと内心焦りもあった。


 加えてブレイド自身の情緒が五歳児と評されるほど幼いことも話を難しくする。


 恋ってなんだ? 愛ってなんだ? 友達としての好き以外の好きってなんだ?


 そんなことを真剣に聞いてくるブレイドと、果たして男女の恋愛など成立するのだろうか。


 国王に「キスは挨拶」と嘘を吹き込まれ男女の見境なく、学園中の生徒にキスして回るキス魔に変身したこともあった。


「彼は男女のことなど一切分からないからね。まあ生まれや育ちが特殊だから仕方ないんだけど」


 ブレイドの経歴は一切が謎に包まれている。学園でも旧知の仲だという国王やセイレーン宰相、女医、特に勘のいい極一部の生徒は気づいているようだが、アーネストは知らない。


「彼は男女のことに疎いし理屈よりも本能で生きてるところはあるが、だからこそ|本能の行為《セックス》で振り向かせることは有効だと思わないかね」


「彼は私の裸を見ても触ってもなにも感じないのにですか」


 ブレイドとも日常的にテルマエで混浴している。彼の顔や腕におっぱいを押しつけたことだって何度もある。だが一度だって彼が“男”になったことはない。


「だがまだセックスは試してないだろう。本当に気持ちいいことをしたら変わるかもしれない」


 当たり前だ。混浴などで日常的に肌を晒すことに慣れたとは言え、もともとアーネストは名家の子女である。貞操観念は高い。いくら惚れた男を振り向かせるためでも一線を越えることには躊躇いがあった。


「私でセックスの練習を積んだらそのうちブレイドを誘えば良い。誰の邪魔も入らない仮想世界でじっくり女体の好さを教えこんでやれば、彼もアーネストくんの魅力の虜になること間違いなしさ」


 国王の言葉はご都合主義にご都合主義を重ねたお為ごかしでしかない。結局のところ自分がアーネストを抱きたいだけで、その他のブレイド云々は方便に過ぎないのだから。しかし、それでも彼女はブレイドを振り向かせる強力な武器を手に入れられるならと、国王に抱かれることを前向きに考え始めた。


 仮想空間の設定によって与えられた寝取られ女の役割に流されているのかもしれない。ちらりと思ったが一度セックスの訓練という方便を肯定的に解釈してしまうと、そうすることが良いことと感じる心がぐんぐん大きくなっていった。


「分かりました……わたしを抱いてください……」


 ついにアーネストは国王の挿入を認めてしまう。


続き(約9200文字)は↓↓

英雄を目指した少女はチンポに負けて後宮入りしました(アーネスト/英雄教室)

原作:英雄教室 キャラクター:アーネスト・フレイミング あらすじ:英雄を育てるエリート養成機関ローズウッド学園。最上位クラスAランクで主席を誇るアーネスト・フレイミングはある日の授業後、国王で学園長でもある陛下に試練場へ呼び出された。 武勇名高く憧れの人でもあった陛下に秘密特訓してもらえると喜んだア...


【前半】英雄を目指した少女はチンポに負けて後宮入りしました(アーネスト/英雄教室)【約8700文字】

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