俺の尻を抱く彼女の抱擁を振り払う様に俺はガンガンピストンを続ける。 頭が前後に揺さぶられ、彼女の髪は振り乱される。 息も絶え絶え、しかしそれでも俺の尻を必死に抱き続ける。 流石は主婦というところか、「夫を立てる献身的な妻」の片鱗を垣間見た気がする。 色気ムンムンの爆乳女を「かしずかせる」という征服感はたまらないものがある。 『なぁ奥さん。ホテルまで待てなかったのか?見られたいタイプなの?スケベ過ぎだろ。 つい意地の悪い台詞が出てしまう。 『イヤ、見られたくないの。絶対に誰にも見せないで…。 以外な彼女の返答だった。 『何言ってんの?こんな場所で焚きつけて来たのはあんただろ? 呆れてしまった。 女から仕掛けておいて、手を出したら全部男のせいってことか? やはりこいつもバカで哀れな女だった。 身勝手な心根と捉えて俺は更に強引に腰をぶつける。 ドパン!ドパン! 重たい乳を跳ね上げる一撃入魂のピストンだ。 こんなバカ女の乳はもげてしまえばいい。 『今はあなただけの胸だから!誰にも見せないで!絶対に見せないで!守って欲しいの!それだけなの!! 涙声になり縋りつく様に必死に俺を抱きしめながらピストンに耐える 姿に、俺はゾクゾクする様な背徳感を覚える。 『私はおっぱい女なの!顔なんか誰も見てないわ!私はおっぱいそのものなのよ!だからおっぱい大好きな人に会いたかった!私を愛してくれる人に会いたかったの!!やっと会えたのよぅ!!誰にも見せないで!!あなたのおっぱいを見る様な輩はぶっ飛ばして!! 『な、なるほどー!! おっぱいに翻弄されて生きた女の心の叫びを聴いたおれは、嫌悪感が愛おしさに裏返る感覚を覚えた。 そしてそのまま、人生でぶっちぎりの大量の射精をしたのだった。 疲れて地面にへたり込んでしまう俺をしり目に、テキパキと胸をしまう響子。 彼女の思いを蔑ろにした行為に罪悪感が立ち上って来る。 『…今夜はこれでお暇するわ。 そりゃそうだよな…気を悪くしても当然だ。 『ごめん、つい興奮して取り乱してしまって…悪気はなかったんだ。 すると彼女は全てを察している様な穏やかな顔で言った。 『こんな顔じゃお店になんていけないじゃない? そして、顔にべっとりついた精子を拭いペロリと舐めてみせた。 『近所の銭湯に寄って、洗い流してから帰るから。酔い覚ましもしなくちゃね。 さっきまでの激情はどこへやら、出会った時よりも落ち着いた素振りで憑き物が落ちたような彼女の姿に、これが本来の彼女の姿なのだと思った。 『また、会えるかな…? 急に別れが惜しくなり、次の約束だけでも取り付けておきたい気持ちに駆られる。 彼女が大きな胸を携えて銭湯を闊歩する姿を想像するとまた下半身の血流が良くなってしまう。手放すにはあまりに惜しい女だ。 『ありがとう。でもね、私はもういいの。この世に愛してくれる人がいるってちゃんと分かったから。これでおしまい。 『そ、そんな!せめてあと一回… 思わず身を乗り出す俺。 『お土産も貰ったしね♡ そんな俺に彼女はガバァっと胸の谷間を開いて見せつける。 そこには俺の吐き出した精子が一杯詰まっていた。 呆気に取られる俺を置き去りにし、大きなケツを左右に振り話ながら路地を出て行く彼女。 この日をきっかけに俺は正式に探偵を廃業した。(〆)