長時間に渡る過酷な牽引責めの後、ぐったりと気を失った広美。 いつものように独房の吊り手枷に戻すのは命の危険があると判断され、拘束を軽くされた状態で収監された。 軽くされたと言っても膝立ちの状態で手枷に繋がれてはいたが、魔女罪の者に対する扱いとしては、この監獄で許された最も軽い拘束だった。 ともかく、広美はいつもとは比べ物にならないほど苦しみの少ない状態で収監された。体の自由が無いとはいえ、座った状態で眠ることができるのは数ヶ月ぶりの事だった。 ぐったりと俯いて、泥のように眠りにつく広美。数日後には体力が回復されたとみなされて、またいつもの過酷な扱いに戻されるのだろうが、今はただ与えられた温情を静かに貪っていた。 ■原作:カルシファー ■イラスト構成・構図:このさきれむ様 ■キャラクター:MIRUA様
HBR
2022-12-21 12:30:11 +0000 UTC