しゅねるです。
現在はデブ・デブショタ絵を沢山描いていますが、現在のスタイルに落ち着くまでにかなりの時間が掛かりました。色々振り返りながら、「これから絵を始める方」「伸び悩んでいる方」の参考になればと思いましたので、公開してみたいと思います。
とにかく何が描きたいのかよくわからないですね・・・。
photoshopでドット絵とイラストを描きました。
元々絵を描くことに全く興味はなく、ゲームデバッカーや運営などの立場ではなくクリエイターとしてゲーム制作に関わりたいという想いが幼少期の頃からあった為、高校卒業後に都内の3Dとイラスト両方学べる専門学校へ入学します。
入学したての頃は「絵なんて描いたことないけど、専門学校へ入ればまぁ半年くらいでプロレベルになって就職とか余裕でしょ。S○GAとか大手ゲーム会社に入りたいな」
そう思っていました。社会を知らない学生や社会人経験のない人が一回は浸ることになる謎の万能感というやつですね・・・。
この頃は運動部やFPS系のゲームで全国大会で入賞したことがあるという絵とは全く関係のない成功体験から、
「これまで通り修行僧みたいに努力してればいつか絶対報われる」
という危ない考えで絵で挑んでいました。
闇雲にやっていてもまずうまくなりません。
自分は2歳からゲームで遊んでいるというのもあってゲームが上手になるのは全然苦労しないタイプでしたが、今考えると脳内で効率の良い方法をちゃんと見つけていただけなのかもしれません。
その事に気づいて、絵も取り組めていたらなぁと....
ただ練習をしているだけではダメなんです。
ティッシュ箱のデッサンを毎日やったり、5分クロッキーなどをして、徐々になれてきました。ですが、まだまだ形を取るのがうまくないですね・・・。陰影付なども鉛筆デッサンで学んだことを活かそうとして、当時なりにがんばってつけてはいますがまだまだ分からないままです。
木炭で描いたデッサン2枚ですが、いやほんと・・・酷い
ティッシュ箱のデッサンを通して立体というものを理解したつもりが、形状が複雑になると途端に面の意識とかそういったものが全部すっぽり抜けてしまい、全く描けませんでした。そして本当に人を描くのが苦手。
ここらへんで、毎日学校で放課後やっていたデッサン補修にも出なくなり、半分あきらめモードに入っていきます。家でやっていた自主的にやっていたマグカップのデッサンや手のクロッキーなどもしなくなり学校を休む頻度も増えました。
絵ってなんだろう?立体ってなに?そもそも陰影ってなんなの?
頭の中は疑問だらけで絵が本当に楽しくなかったです。
学校ではイラストとデッサンが大半を占めていましたが、3Dの授業があり、はじめて作ったものです。
どこから突っ込んで良いのかわからない・・・。今だから笑えますが
そして絵を描き始めて6ヶ月目
ここで転機が訪れます。
いつもの絵の授業とは違い、自分の手を見ながら粘土を使って手の模刻を作ることがありました。
立体物を作るので、奥行きや厚み、位置関係など平面イラストなどを描く時には意識しなかった潜在意識が表に出てきて、一気に頭の中で思考が一気に変わりました。
「あ、俺多分デッサンできるわ。」
そこからは、デッサンの授業や補習が楽しくなりかなり上達していったのを記憶しています。
鉛筆デッサンに関しては「立体の沿って鉛筆のタッチを入れる」とか「影の入る箇所」とか今までやってきたことが全て一本の糸で繋がり、"見本を見ながら"だったら一気に描けるようになりました。同様にphotoshopを使ってマウスで写真模写なんかもできたりとか。(この時まだペンタブすら持っていません・・・。)
ここでようやく、「俺いけるかも」という前向きな気持になってきたのを覚えています。
次の自分の中での挑戦は、オリジナルのキャラクターや背景をつくることでした。
商品ぽいものをつくる上でのコツはしっかり資料を見ろ。ということでした。
ここではじめて資料の大切さを知ります。
当時はyoutubeやpixivにも今みたいなhowtoは転がっておらず、SNSも今ほど発達していなかったので、そういった基礎的なところも含めて勉強していくことになります。
実はこれはアナログでデザイン画も描いたのですが、残念ながら手元には残っていないので3Dのみで。以前と比べて大分キャラクターらしくなってきたことを記憶しています。
この頃からショタ好きがだんだんと表に出てきましたね・・・。
絵の具を使った写真模写です。写真と似た色ではなく全く同じ色で塗るということがこの課題での最大の目的で、色に対する知識が一気に広がりました。
描画時間累計50時間弱掛かった記憶があります。
この頃の自分は本当にクソ真面目で
朝3時に起きてから朝8時まで課題のイラストをやって、そこから10時~20時まで学校で勉強して、21時に就寝して、朝3時に・・・
という絵漬けの生活を毎日のルーティンにしていました。
息抜きを知らないことは当然身体にも影響が出ます。
この頃から徐々にうつ病の症状が出始めて、学校に行くのが辛くなります。
休みはしなかったですが、通院を理由に遅刻をしていたことを記憶しています。
写真模写を通して、大分質感表現に気を使えるようになり、人に見せられるレベルまでに成長して喜んだ記憶があります。美大生と比べるとまだまだですが。
学生最後の修了制作でしたが、この頃にはうつ病の症状は既にやばいところまで進行しており、学校で先生の指摘を受けるのも無理なレベルになっていました。
先生に相談して、自宅で制作し提出すると約束して修了制作開始から終了までの1ヶ月半の間は家で制作させて頂くことに。
実際の修了制作の展示の様子です。
クラスの大半の人がA4のクリアファイルに纏めて終わる中
ゲームを想定したパッケージや3Dモデル、設定資料集、グッズ、ポスターまで作り上げることが出来て、成績上位だった友人からも褒めて頂けたのを覚えています。(のちにライザのアトリエでキャラデザインを担当する子です。)
所謂リアル系に挑戦したやつです。これが学生での最後の制作となりました。
この直後に新卒でゲーム会社から2社内定をもらい、学校にはいかずに卒業までゲーム会社でアルバイトをして過ごしていました。
卒業後は3Dモデラー(ゼネラリスト)として働くことに。
ゲーム会社で働き始めてから、能動的に絵を描くきっかけがほしかったので
当時好きだったニンジャタートルズを題材に描いてみること。
ストリートファイター4が流行っていた時期で、自分も遊んでいたのでそれぽい感じで描いてみました。
ソーシャルゲームバブルの時期で、下手な自分なんかにもイラストの仕事がきたような時でした。とにかく数が欲しくて上手い下手問わずに会社側も発注しまくってた時代です。
この頃なんかは今よりもイラストレーターとして入社しやすかった時期かもしれませんね。
3Dの仕事の経験はしていたものの、イラストの仕事をしたことがなかったので、副業でやってみたいな~なんて思って美少女系のイラストをひたすら描いていましたが、楽しくはなかったです、、、
う~ん。。。女性に興味がない人が描いたぽくてホモ臭がすごいですね笑
この頃に少年+背景イラストで有名なNOEYEBROWさんと交友関係を持つようになり、自分も少年を題材とした絵を描き始めます。(ショタコン全開!)
まだまだこの頃は自分は異性愛者、バイセクシャルを自称しており色々
男の子の絵も腐男子という肩書で描いたような気がします。
この後2015年までショタを描いたりタートルズを描く生活がずっと続きます。
2015年~2017年中旬までスプラトゥーンにドハマリしており、3Dの仕事はやっているが、イラストを全く描いてませんでした。
ゲームは麻薬ですね・・・楽しすぎます。
トータルで2000時間弱遊びましたが、スプラトゥーン甲子園で結果を出せたりとか遊んだなりの成果は出すことが出来ました。
が。。。。絵の描き方がすっぽりと抜けてしまい、かなり下手になっていました・・・。
スプラトゥーンを休止するとほぼ当時に、自分がゲイであるということを自覚し
ゲイ活動を始め、絵も自分の性癖全開で描くことを決めました。
とりあえずこの頃はまだまだデブ好きという所を絵に落とし込めておらず、プニッとしたブリーフショタをよく描いていました。
大地巧太さんからフォローを頂き、デブショタ絵というものの存在知ったのがきっかけで、徐々に描く絵がデブショタになってきたころです。あの時功太とお知り合いになっていなかったら、今の自分はないと思っています。本当に感謝しかないです。
この頃はまだゲイ界隈の絵描きさんと交流があまりなく、暇があれば絵をアップして、落書きを楽しんでいるような感じでした。フォロワーは1000人いなかったような....
まだまだ描きたいものが定まらず、細いショタも描いていたりで本当に安定してなかったです。
ぽてちさんの影響を受けて描いてみたGMPD系の男子。「リアルの恋愛対象はショタじゃないし、やっぱりこっちじゃね?」って
モテそうな男子というシリーズで何枚か描いてました。
タンブラー経由で
黒ねずみいぬさんの絵を拝見させて頂くことがあり、描かれていたおにショタ絵やムチムチな男子に影響を受けまくって、ぷにショタ~デブ絵描きからおにショタ絵描きに一時的になってた時期です。
いろんな人の影響受けまくってますね。
自分は何事も無名・有名や、年上も年下も関係ないと思っていて、感銘を受けたものは真摯に受け止めて良い方向に取り入れるよう常に意識しています。
コンセプトアートとか、今なら描けるかな?って試しに描いてみたやつです。
自分結構背景好きかも?と思いはじめたのはここから。
そろそろZbrushの勉強しよう。と思って作ったものです。
今まではMayaや3DSMAXなどで仕事をしていたので、良い経験になったなと思います。
今の絵につながる転機絵です。
自分がぷにショタとかをよく描いてた時期から仲良くして頂いた峰岸さんに
「またしゅねるさんのデブショタ絵が見たい・・。」とFF14のチャットでお話されて
また描いてみよう!と思い立って、自分の好きな白ブリとデブショタを組み合わせてラクガキしてみたもの。
今まで自分の中でモヤモヤとしていたものがなぜか吹っ切れて
「あれ、俺って一番好きなものデブショタじゃん!」となりここから一気にデブショタ絵が加速していきます。
背景も描けるようになっていたので、デブショタ+ブリーフ+背景イラストを量産することにしました。
とにかく楽しかったので描く手が止まらず、めちゃめちゃハイペースでした。
この頃にもうふさんとお知り合いになり、デブショタの着るカブスカウトのユニフォームの可愛さを再認識し、カブスカウトのデブショタを大量に描いていました。
いいですよね。リアルに描きたかったので服の構造と質感が分かるようにユニフォームを資料用に購入しました。
自分は昔スカウト活動やってたので、それらも絵に大分活かせたと思います。
2020年が終わる頃にはこのようなフルカラーイラストの制作枚数は累計80枚を超えて、1年間で仕上げたフルカラーイラストは過去最高の枚数に
ゲイ絵描きとして絵描き活動を再開してからの約3年間は年間で10枚~15枚程度だったので自分の中では色々と変化があり、創作活動を続けていく上で重要なものを得ることができました。
自分のテイストの確立、画力アップ、創作の本当の楽しさを知る
この3つは本当に大切だと思いますが、毎日描かなければ恐らく得ることはできなかったでしょう。特に自分のテイストの確立は、テーマを決めた連作を発表し続けないと見いだせないところなので、毎日描いて本当に良かったなと思っています。(それまでは誰かの影響を大きく受けたような絵柄ばかりでした。)
まだまだ勉強しなければいけないことは沢山あるため、評価も安定しなかったりしていましたが、自分が本当に好きなものを描いているので昔よりも気にならなくなっていました。本当に好きだと「作りたい・描きたい・」の優先順位が高くなり、評価を貰いに行く姿勢にもだいぶ変化が現れます。本当に好きなものを伝えたいっていう想いこそが創作活動をする上ではとっても大切なことなんだなと再認識しました。
デブショタ絵を通して・・・
今なら興味があまりない分野の絵でも楽しく描けそうです。(それでもやっぱりデブ・デブショタが描きたいですけどね\(^o^)/)
好きなものには嘘はつかないほうが絶対楽しいです。
絵の硬さが徐々に抜けてきたかな?という感じです。
背景付きイラストを正確に描き続けるということを1年間みっちりやったおかげで、空間に対する認識がより深まり、人物を複数入れるようなイラストを描くことも全く苦じゃなくなりました。むしろ楽しいくらい。
空間に対する認識とかパースに関しては特別練習はしていませんが、恐らく3Dモデリングの仕事をずっとやっていて、正解に近い見え方が知らず知らずのうちに身についていたことが大きいと思います。そしてそれを絵に反映させる方法を知った。という感じです。
・細かいところでも資料は必ず見る
・こんなの知ってるわ!という知識でもバカにせずもう一回振り返ってみる
・毎回同じような構図やポーズの絵を描かない(毎回同じアングルやバストアップばかり描いていても発見がないので成長が難しいと思う)
・色というのは作品や商品のテーマや雰囲気と大きく関連付けられるものであるという認識を持って、身近なパッケージやイラストなどを見て配色を記憶し、色からモチーフをイメージできるようにする(最初のうちはスポイトツールで素敵な配色をコピーしてきてそのまま使うようにしてみてください。)
・正しくないものを描いても伸びないので、ポーズが描けないなら、自撮りなどを駆使してちゃんと正しく描く。
(デザインドールなどを取り入れる場合も自撮りや参考写真は必須。ドールに依存すると絵が不自然になったり、成長の妨げになります)
・過去に描いた作品を自分なりに添削してみる(成長してれば絶対直せます)
・模写をする時は手癖で描いても吸収しきれずに終わる事が多いので、一度トレースをして正しい線を理解してから模写をする。その後に見ないで描いてみて、描けなかったところをおさらいする
・デッサンというのは模写などの行為を指すものではなく、観察であるということの自覚を持つこと。故に、ただ模写などをしていても描けるようにはならないです。観察をしっかりしてそれを理解して描く意識を持つのが大切です。(慣れないうちはアウトプットする脳や手が出来上がっていないので形などは狂いますが、徐々に精度が高くなっていきます)
まだまだ私も課題としている部分。日々勉強です
・イイネをもらうために、過剰なキャプションで絵の状況を説明したり、漫画じゃないのに必要以上にセリフを入れたりしない。文字の訴求力は絵よりも圧倒的に高く、絵そのものの魅力で勝負できない為、正確な評価を頂くきっかけを失うことになる。(エロCGとして勝負したいなら別です)
・X軸、Y軸、Z軸を意識して絵を描く(意識できるとある程度見ないでポーズの素体を描けたり、背景が描けるようになります。)
・自分がその絵を見て本当に良いと思えるかどうかを意識する
・パースの勉強をしても背景は描けるようにならない。寧ろ絵がつまらなくなるので、パースという概念で絵を描くのではなく、画面の空間に対して適切なものが描けてるかどうかを意識すること。(常日頃自分が見ている風景が頭に入っていれば違和感に気づくはず・・・!)
・どこから対象物を見ているかを意識して描くこと。(画面にかかれているものはカメラに映されているものという認識を持つ。更にカメラレンズの意識などが加わってくると絵の面白さに幅が出せると思っています)
以上が自分が常日頃意識していたことになります。自分は絵の成長がかなり遅い方ではありますが、今はyoutubeなどに有益な情報が沢山ありますし、昔と比べるとツール周りも充実しているので、初心者の方でも1~2年間、毎日描いていれば、僕よりも上手い絵描きになれる可能性は十分あると思っています。また、毎日描く上で重要なのはしっかり資料を見て描くこれに尽きると思います。
絵は画力が全てではないですが、うまくなるほうが表現の幅が増えて絵が楽しくなるので自分はある程度はあった方が良いかなと思っています。
毎日描くのって多分辛いと思います。
だからこそ、評価によってモチベーションが左右されない本当に好きなものを見つけることが絵やその他創作を続ける上で一番大切だと思っています。
イイネやフォロワーが増えたら当然嬉しいですが、それは自然にやっていく中で増えていくものだと思っているので、無理に背伸びする必要はないのです。
超絶長文になっちゃいましたが、以上になります。
最後までお読み頂きありがとうございました。