「はぁ…はぁ…これだけレベルを上げてるのに、まだ雑魚相手に…こんなにかかるの…?」
女僧侶は息を切らせながらもなんとか敵を退けた。
(テレレテッテッテー♪)
▼女僧侶はレベル12に上がった。
▼ちからが 1 上がった。
▼すばやさが 1 上がった。
▼かしこさが 5 上がった。
▼まりょくが 3 上がった。
「また、力は+1…こ、これだけやって……もー効率悪すぎるわよーッ!!」
女僧侶は落胆した。
「ふぅ…冒険を始めてはや数日、着実にレベルは上がっているけれど…そろそろ仲間が欲しいわ…」
一人草原を歩きながら、女僧侶はそう呟いた。
まだ駆け出しの冒険者であったため、ここ数日は町を出て辺りの魔物を相手に修行していた彼女だったが、自身がサポートに特化した僧侶であることを考えると仲間の一人や二人欲しいと思うのは、むしろ当然のことであった。
「できれば戦いに特化した戦士や武道家みたいな人たちとパーティーを組みたいわ、さっきの戦闘からみてもね…でも欲を言えば……勇者様とご一緒できたら~♥️
はぁ~ん、どこかに駆け出し僧侶とパーティーを組んでくださる素敵な勇者様(見習いでも可)とかいらっしゃらないかしら~♥️」
などと、だだっ広い草原に自分一人なのを良いことに妄想を垂れ流す女僧侶。
そんな彼女の目に留まる物があった。
「ん?あそこにあるのは……」
先程魔物を倒した位置に落ちていたアイテムを見つけた。
上昇したステータスに気をとられ見落としていたのだろうか、そんなことを考えつつそばに近づく。
「ふ~ん、装備アイテムの…首輪、かしら?」
つまみ上げてそれ凝視する。
分かりやすく中央に“力”と刻印された首輪から察するに攻撃力を上昇させる装備であることは容易に想像がついた。
少々不格好なデザインだと思いながらも彼女は呟く。
「センスは下がるわね、確実に…でも、今は私一人だし、誰に見られてるわけでもないし、効率よくレベルは上げたいし、町に入る時に外せばいいわけだし……(ブツブツ)」
背に腹は変えられない、迷いなく彼女は力の首輪を装備した。
▼女僧侶はちからが 50 上がった。
「やった、デザインに似合わず高性能じゃな~い!」
しかし彼女はその行為が危険な賭けであることを疑いもしていなかった。
▼女僧侶はたいりょくが 50 上がった。
▼女僧侶はきんにくが 100 上がった。
「…ん?きん…にく…?そんなパラメーターあったかし…ら…」
その瞬間、事態は急変した。
(デレレレデレレ~デンデン♪)
▼力の首輪は呪われてた。
「え?え?嘘ッ!?」
急いで外そうと首の後ろに手を回したが、その手はそのまま彼女の意思に反して顔の横に拳を握るように添えられてゆく。
「か、体が…勝手に…きゃあぁぁぁーッ!?」
ちょうどボディビルの上腕二頭筋を強調するポーズ(ダブル・バイセップス)を取らされた彼女の身体は、筋肉と共にみるみる膨張していき、あっという間に身に付けていた僧衣を引きちぎった。
▼女僧侶はマッスル化の呪いを受けてしまった。
「い、いやぁ…こんなの……いやぁ…」
絞り出すように声を上げるが呪いは止まらない。
自由が利かず変化していく体をただただ見ていくしかなかった。
そうしていくうちに全身を覆うタイツの下が蒸れていくのを感じた。
▼女僧侶は腋臭が 500 上がった。
▼女僧侶はマン臭が 500 上がった。
▼女僧侶は足臭が 500 上がった。
おおよそ冒険とは関係のないパラメーターがみるみる上昇していく。
そしてそれを直に感じたのは他でもない女僧侶自身だった。
「な、なんなのよこの…鼻をつんざくような……こ、これ…私の、た、体臭ぅ~?い、ぁ~…ッ」
急激な肉体の変化に伴う代謝の上昇が原因か?
放たれる強烈な刺激臭を受け鼻を塞ぎたい気分でもあったが、同時にそれは催淫材としても作用した。
「はぁ…ッ、はぁ♥️や、ヤバい!」
▼女僧侶はかしこさが 666 下がった。
「んぉ♥️これ、ヤバッ♥️ヤバい♥️なんかわかんないけど、とにかくヤバぃ~♥️」
顔を歪ませ、強烈な嫌悪感を示しているにも関わらず、時折掲げられた腋に鼻を近づけてはその臭いを堪能しているようでもあった。
発せられる語彙も極端に少なくなり、その様子からおおよそ知性と呼べるものは感じられなくなると…
▼女僧侶はひんせいが 666 下がった。
最後に品性のパラメーターを大きく下げ、呪いの装備による洗脳は完了した。
女僧侶はそれから町に戻ることなく姿を消した。
それからしばらくして、町にある噂がたった。
最近あたりに出没する僧侶の姿に似た女カンダタについての噂が……
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勇者(見習い)は困惑していた。
「はぁ~いきなり世界を救えってそりゃないよ~」
力不足の自分に与えられた余りにも大きな役目に、勇者(見習い)は完全に押し潰されていた。
「それに、こんな僅かな装備とはした金で放り出すなんて……人権侵害だーッ、児童虐待だーッ」
(シンガイダーガイダーイダー)
(ギャクタイダータイダーイダー)
遠くに見える山から帰ってくる声がより一層の静寂を強調し、この大空の下、通り抜ける風さえ自分が孤独であることを感じさせた。
「はぁ~ぁ、どうしよう~これから…」
口を開けばため息…冒険が始まってまだ間もないというのにそんなことが板についてしまっていた。
「はぁ~、せめて仲間でもいてくれたらなぁ…この際腕っぷしが立つなら筋肉モリモリマッチョマンの変態でもいいからさ~もう…」
そんなとりとめのないことを呟いていると突如近くの草むらがガサッと揺れた。
「だ、誰ッ!?」
腰の引けた構えでひのきの棒を装備し、怯えながらも警戒する勇者(見習い)。
そういえば…町から程近い草原に付近の魔物とは比べ物にならないくらい強烈な女カンダタが現れる、という噂を勇者(見習い)も聞いていた。
「初戦闘でいきなりエンカウントとか絶対嫌だよ~(キョロキョロ)」
と、遭遇したら一目散で逃げられるよう辺りに目を配っていると…
「コンニチワ、ぼ~く♥️」
背後から音もなく忍び寄る影にいきなり声をかけられた。
▼女僧侶が現れた。
「ぁ…あ……ッ…」
自分の2倍…いや3倍はありそうな上背と筋骨隆々としたボディ、間違いなく噂の女カンダタだ、と勇者(見習い)は確信した。
逃げ足にはそこそこの自信をがあったが、いざ驚異と対峙すると体は全く言うことを利かなくなっていた。
しかし、それは相手の威圧感だけが原因ではなかった。
「うッ、この臭い…ッ(クラッ)」
▼女僧侶は異様な体臭を放った。
▼勇者(見習い)は身動きがとれなくなった。
向かい合った瞬間、女僧侶から発せられる強烈な体臭を浴びせられた勇者(見習い)は痺れ薬を盛られたように一歩も動けなかった。
「はぁーッ、はぁーッ…」
そして蛇に睨まれた蛙の如くその場に立ち尽くしてしまった。
しかし鼻孔の感覚だけは、常時発せられているその体臭をフルに感じ取っていた。
一歩一歩と近づかれる度に吐きそうになるのをなんとか抑えこんだ。
「なぁ~によ、いきなり警戒しちゃって~失礼な、ガキねぇ~」
相手が身動きできないのをいいことに女僧侶は値踏みするように勇者(見習い)を観察した。
「はぁーッ、はぁーッ…」
▼女僧侶は異様な体臭を放っている。
▼勇者(見習い)は痺れて動けない。
「顔はそこそこ…まぁいいわ♥️ねぇ~ボクぅ~?アタシ見ての通り僧侶なんだけどぉ、今一緒に冒険をしてくパーティーを探してるの~♥️」
▼女僧侶が仲間になりたそうにこちらを見ている!
「ボクも駆け出しみたいだしぃ、一人より絶~っ対誰かと一緒の方が安心できると思うんだけだぉ、アタシと一緒に行かない?」
▼仲間にしてあげますか?
はい / >いいえ
本能が拒否反応を起こした。
(イラッ)
「そんなこと言わないで~、仲間にしてよ~♥️」
▼仲間にしてあげますか?
はい / >いいえ
(イライラッ)
「そんなこと言わないで~、仲間にしてよ~♥️」
…
▼仲間にしてあげますか?
はい / >いいえ
(イライライライライラッ)
「そんなこと言わないで~、仲間に……なれってんだよッ、クソガキッ!!!」
▼女僧侶が襲ってきた。
女僧侶は無抵抗な勇者(見習い)に向かって襲いかかってきた。
彼女の威圧感と体臭によって身動きの封じられていた勇者(見習い)には当然為す術もなかった…
女僧侶は獲物をいたぶる猫のようにゆっくりと、そして妖艶に、体をくねらせては勇者(見習い)の顔に脇を近づけていく。
「フンフフフ~ン、フンフフフ~ン♪フ~ンフ~ンフ~ン♪(戦闘BGM)
あ~ら、勇者様ぁ♥️女性の腋を間近で見るの初めてだった~?ほ~ら、私がよ~く見せてあ、げ、る♥️」
手入れのされていない腋部からはより一層強烈な…目の痛くなるような臭いが立ち込めた。
「勇者様が私を仲間にしてくださらないなら…私が勇者様を仲間にしてやればいいのよ~ッ♥️」
次の瞬間、女僧侶は腋で顔面を塞ぐような形で勇者(見習い)に覆いかぶさった。
▼女僧侶のワキでしめつける。
▼会心の一撃。勇者(見習い)は 999 のダメージを受けた。
▼勇者(見習い)は死んでしまった。
(ピク…ピクッ…)
数秒と持たず、勇者(見習い)は力尽きた。
しかし、女僧侶の行動はそれで終わらなかった。
「な~に、勝手に死んでンのよ?そ~れ、ザオリク~♥️」
▼女僧侶はザオリクを唱えた。
▼勇者(見習い)は蘇った。
「さぁ勇者様ぁ、私を仲間にしてくださるわよね~♥️(ギチギチ)」
再び、腋と両腕を使って勇者(見習い)の頭をホールドする。
「ん゛~ッ、ん゛~ッッッ」
返事をしようにも口を塞がれていては答えることもできず、せめて鼻から空気を取り込もうとすると今度は混乱を引き起こすような強烈な腋臭に晒されてしまう。さらには…
▼女僧侶はワキでしめ続けている。
▼会心の一撃。勇者(見習い)は 999 のダメージを受けた。
▼勇者(見習い)は死んでしまった。
詰問と平行してなお女僧侶の手は止まず、攻撃と蘇生を繰り返す一種の拷問のような状態が繰り返された。
「ザオリク~♥️」
▼勇者(見習い)は蘇った。
「ホラホラ~ちゃんと答えるまでやめないよ~♥️(ギチギチ)」
▼勇者(見習い)は死んでしまった。
「ザオリク~♥️」
▼勇者(見習い)は蘇った。
▼勇者(見習い)は死んでしまった。
▼勇者(見習い)は蘇った。
▼勇者(見習い)は死んでしまった。
▼勇者(見習い)は蘇った…
そうして生命を弄ばれているうちに…
(ビクンビクンッ)
▼勇者(見習い)は射精した。
命の危機に瀕し、種を残そうとする本能がそうさせるのか…蘇ったわずかな時間を使って必死に精を放出しようとする勇者(見習い)の姿があった。
「…プッ、あらあら勇者様ったらぁ……♥️
女のワキで生き死にしながらチンポ汁射精してんじゃねーよッ!
キモいんだよッ、このッ、マゾチンポッ!」
(ビクンッ…ビク…ッ)
▼勇者(見習い)は射精した。
▼勇者(見習い)は射精した。
▼勇者(見習い)は射精した。
…
……
………
▼勇者(見習い)は射精した。
何度キンタマを空にしても勇者(見習い)の絶頂は止まらなかった。
そうやって悶絶地獄を味わわされ、もう時間の感覚がなくなってきた頃…
「オラぁポコチン勇者ッ、私の仲間になるんだよッ♥️♥️♥️」
(テレレテッテッテー♪)
▼勇者(マゾ豚)は女僧侶の下僕になった。
二人の主従関係が確定した。
解放された安堵感からか、勇者(マゾ豚)はすぐに気を失った。
…この後、発情止まらない女僧侶に宿屋へと連れ込まれ、肉バイブとして酷使されるとも知らずに。
(差分)
HNZM
2020-06-21 07:33:37 +0000 UTCHNZM
2020-05-21 03:43:07 +0000 UTC瀬谷(アイコンは渦巻トグロウ様)
2020-04-22 11:01:03 +0000 UTCtokyonezumi
2020-04-21 16:50:06 +0000 UTC瀬谷(アイコンは渦巻トグロウ様)
2020-04-21 16:16:34 +0000 UTC