地球は狙われている。
今、宇宙にただよう幾千の星から、恐るべき侵略の魔の手が…
ハイグレ星人たちは来るべき侵略に向け着々と準備を進めていた。
その前段階として地球人を密かに拉致し、恐るべき人体実験を行っていたのであった。
「我々ハイグレ星の技術(兵器)があまねく地球人に対して有効かどうか…本格的な進攻を前に是非とも確証が欲しいところである。それには様々なサンプルが必要なわけだが…」
「ではとりあえずこの地球人で試してみては?我が強そうですし、こうして我々に拉致されているにも関わらずなかなかふてぶてしい態度。奴隷としてはともかくモルモットならば最適では?」
「ふむ、そうだな…」
(ピッ…プシュー)
「我々の言葉は翻訳できてるな?どうだ気分は?」
「………」
「我々はハイグレ星人…君らの言葉でいうところのエイリアンというやつだ」
「………」
「単刀直入に言おう。我々は近々地球を侵略する。もし君が我々に協力的になってくれるのであれば…」
「………」
「やれやれ…地球人は皆こうなのか?それとも我々が恐ろしくて声も出せないか?」
「別に………」
(フン…大方、我々のことを冗談だとでも思っているのだろう…)
「まぁいい、我々は君らのような未開人たちに対してハイグレの福音を授けるためにやってきた」
「………」
「君をこのような形で我々の母船に招待したことは謝ろう」
「………(フン)」
「そこで、そのお詫びとして……君には地球人として初めてハイグレ人間になるという名誉を授けよう(チャッ)」
「ひッ…(ビクッ)」
「なんだ、さすがに銃を向ければ少しは驚くのか?心配するな、成功すればその刺々しい態度も少しはまともになるだろう……」
“ハイグレ人間”としてだがな(ビビビーッ)
「キャアァァァーッ!!!………」
「……グレッ、ハイグレッ、ハイグレッ、ハイグレッ、ハイグレッ、ハイグレッ……」
「よし、まず第一段階のハイグレ人間化は成功のようだな。どうだ、ハイグレ人間として生まれ変わった気分は?」
「ハイグレッハイグレッハイグレッ…」
「おい、どうだと聞いてるんだ?」
「ハイグレッハイグレッハイグレッハイグレッハイ……」
「うーん、どうやら光線の出力が強すぎたようですね。人間としての自我はもちろんハイグレ人間としての意志もない、ただハイグレをするだけの人形になってしまったようです」
「……まぁいい、我々の兵器が地球人に対して有効であることは一応証明されたわけだ」
「…ハイグレッハイグレッハイグレッ…」
「このサンプルはどうしましょう?」
「そうだな…まぁ使い方は色々あるだろう(ビビビーッ)」
「~~~~ッッ❤、ハ、ハイグレッ❤ハイグレッ❤ハイグレッ❤ハイグレッ❤ハイグレッ❤」
「訓練の的とかな。生身の人間を撃つ方が実戦的だし、兵士達の士気も上がるだろう…こんなのでもなッ(ビビビーッ)」
「あひぃぃぃ~ッ、ハイグレッ❤ハイグレッ❤ハイグレッ❤………」
…こうして、異星人たちの侵略準備がまた一つ進んでいくのであった。
瀬谷(アイコンは渦巻トグロウ様)
2019-11-18 13:04:52 +0000 UTC