Final report of work in progress
イラストの進行状況最終報告
こんにちは。
遅くなりましたが、完成しました。なんとか今月末までに間に合って良かったです。
今回のイラストは最初からシンプルにエロいだけのイラストを即物的に描こうと決めていました。
なので、もう少し早い時期に完成させて次回作に取り掛かる予定だったのですが、今月は色々と私生活が立て込んでいて作画に時間を割くことが出来ませんでした。申し訳ありません。
今回のイラストも、とあるアーティストの楽曲タイトルを元ネタにしたパロディのイラストタイトルを思い付き、完成イメージを作画して行きました。
BOWERY ELECTRIC - Fear of Flying
いつも私は、自分が思春期の頃から影響を受けてきたバンドや楽曲、もしくは映画に小説や漫画といった総合的文化から着想を得て作画していくのですが、今回に限ってはこのアーティストの全貌を私は把握しておりません。ではなぜこのアーティストの楽曲を私が知ったのかというと、それはYouTubeのAIがユーザーの好みに近似値であろう動画を察知して表示してくる「オススメ機能」による出会いでした。つまりAIが「あんた、マイブラとかFSAとか好きなら、このアーティストの楽曲も好きかもよ?クリックして聴いてみたら?」と、オススメしてくる例の機能です。
むか〜しむか〜し、時は1980年代から90年代にかけて、遠隔地に住んでいる音楽友達が私の好きそうな楽曲をカセットテープにオムニバス形式で録音して郵送してくれて、そこで「このバンド、めっちゃカッコイイやんっ!!」と未知との遭遇的な感動を経て、こちらもお返しに自分の好きなオススメなバンドの楽曲をテープに録音して送り返して・・・といった、郵便によるテープトレードの乱反射よって刺激的かつ先鋭的な「何か」に飢えていた全国の若者達が自分自身の知見を広げていくといった文化が昔はあったのですよ。当時はマイナーではあったけれど筆者にとっては宝物で、それらのダビングにダビングを重ねられて劣化したカセット音源も後年になって世間的に再評価されたり神格化されたりして後にマスター音源から高音質で正規にCD化されたりして、当然自分もそれらの再発音源を懐かしさ半分で購入するのですが、それでも十代の頃にトレードで送ってもらったカセットテープ達は処分することなく、今でも思い出と共に保存してあります。
すみません、おじさんの昔話です(笑)。そういえばソニックユースのThurston Mooreが監修した、こんな本も以前書店に並んでいましたね。
Mix Tape: The Art of Cassette Culture Hardcover – May 3, 2005
by Thurston Moore (Author)
結局、何が言いたいのかというと、1960年代から1970代にかけて発生した、芸術家、作曲家、デザイナー、詩人らによる前衛芸術運動のフルクサス(Fluxus)の流れを汲む郵便を媒介としたメールアートから、1980年代のテープトレード文化、そして2000年代のクラブDJの皆さんがレコード屋さんの店頭なんかでフライヤーと共に無料配布していたMIX-CDRの媒体といった所謂「温故知新」ともいえる好奇心を刺激する伝達手法は時代によって移り変わるけれど、今も昔も途切れること無くずっと続いてるんだなぁ〜と、こうして2024年の今、インターネット回線を通じてライナーノートを投稿しながら思う訳です。
ひと昔前の私なら「コンピューターに自分の好みをビッグデータ的に収集分析されて勝手に好みを押し付けられるなんて、なんだか電脳世界の巨大な脳みそに配線で繋がれて自分がマリオネット人形みたいに操られている感じで嫌だな」と拒否感を持っていたと思うのですが、自分で描いたイラストをSNSに投稿するようになった今はそうは思いません。こうして自分が少数で周りに共感してもらえない「好き」という気持ちや感覚を孤独感と共に抱えていても、世界各地で孤立しながらも自分と同じように「好き」という気持ちや感覚を大切にしている人と、国境を越えてお互いに出会える可能性があるからです。私はこれがインターネットの最もポジティヴな側面であり最大の功績だと思っています。
皆さんがどういったきっかけで、決して有名ではない私の作品に辿り着いてくれたのか、とても興味があります(笑)。
すっかり今回の作品の内容の解説から話が逸れてしまいました。
前記した通り、今回の作品は自分が最近まで既知としていなかった作曲家と楽曲の持つムードに身を任せて作画したイラストです。イラストのタイトルを< Fear of Fitting >としたのは、ゲイの世界では、お互いに見た目がいくらタイプでも試しにベッドインしてみた所、SEXの相性が合わなくて結果的に恋人関係になれずに離れていく・・・という事がある・・・らしいです。と、断言できないのは私が自分にとって本理想の髭親父と濃厚な性行為をするといった性経験が殆ど無い、という悲しい事情があります(笑)。もし、私に外見も性行為の相性もぴったりと合致した両思いの恋人が居たとしたら、毎日毎晩SEXして、これまでのような妄想を具現化したイラストを作画する性的エネルギー自体が枯渇してペンを持つ気にもならなかったでしょう。それは不幸なことなのか幸福なことなのか・・・(笑)。
というわけで、今回二人のキャラクターの御満悦の表情や、それぞれの片手を合致させたハートマークのジェスチャーは私の願望を投影した限りなくフィクションに近い理想像といえるでしょう。なんだかこうして文字に書き起こしていると悲しくて涙が・・・(笑)。そして背景が光に包まれた白い空間なのも、この楽曲の持つムードを(消去法ですが)具現化したつもりです。これは実際に楽曲を聴いて貰うと理解していただけると思います。ただ逆に言うと、やはり背景が無いと抽象的な表現しか出来ないとも言えるので、状況説明とフェティシズムの表出としてキャラクターの衣装と共に、少なくとも私のイラストにとって背景描写は絶対に必要だな、と改めて思いました。下調べと資料収集が本当に大変ですけれど・・・。
現状では諸事情により中々、作画ペースを上げることが出来ませんが来月はもう少し情報量の多いイラストを描きたいと思います。
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今回のイラストも低解像度版を宣伝として各SNS等に公開させてもらいます。
皆様からの金銭的なご支援に感謝しており本当に助けられています。
ありがとうございます。
We will also publish the low resolution version of this illustration on various SNS etc. as an advertisement.
I appreciate the financial support from all of you and am really helped.
Thank you!
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それではまた後ほど・・・。