Final report of work in progress
イラストの進行状況最終報告
こんにちは。イラストが完成しました。
もう、季節的に夏も終わりですね。私はこれまで何度も言及していますが、四季のうちで季節は暑い夏が大好きで寒い冬が大の苦手なので、これから秋になると考えただけで気分は憂鬱です。
そんな「ひと夏の思い出的なイラスト」を今年も一枚は描いておこうか、と思い立って作画したのがこのイラストです。こういう夏を感じさせるイラストってリアルタイムに夏を過ぎて本格的に肌寒い秋に突入してしまうと描きたい意欲が本当に無くなってしまうので、急いで仕上げました。
去年の9月中旬に私が丁度カメラを持って街を散策していた時に空を見上げると、いかにも夏らしい入道雲(積乱雲)が青空の中でムクムクと広がっていたので自然にシャッターを切りました。そしてよくある事なのですが、それっきりそんな写真を撮ったことすら忘れたまま一年が過ぎた今年の9月にHDD上の保存データの中からこの写真を再発見しました。画像の撮影日時の記録を確認してみると偶然にも再発見した日時と全く同じだったので、これは何かの啓示だ!!と勝手に思い込み(笑)、この青空を元に作画のプランを練りました。そして「夏の青空」をモチーフとして描くなら、いつかこのバンドのこの曲の歌詞の内容とリンクさせたいと思っていました。そのバンドの曲がこれです。
THE ROOSTERS - SITTING ON THE FENCE
まぁ、海外の方にはほとんど馴染みのないバンドだと思うので詳しい説明は
いつものように省略します。
私は夏になって青空を見上げる度に、ふとこの曲を口ずさんでしまいます。
この曲の歌詞を全文転載したいのですが著作権的に大丈夫なのか自信も無いので、かいつまんで説明しますが、この曲の歌詞にある
「フェンスに腰掛け 明るい空の下 考えているところ これから何をやろうかな」
「ミルク飲みながら」
といったポイントをそのまま描写しました。
まぁ、口髭にミルクがついている親父さんの姿は口髭フェチの私にとって胸キュンポイントでもあるので描写しましたが、この部分に関しては私の願望です。
実はこのイラスト、空も雲もイラストではなく写真をそのまま流用しています。
雲のイラスト描写は比較的容易なので最初はブラシで表現しようかと思ったのですが、雲の描写はともかく青空の微妙なグラデーションが中々表現できなかったので、もうそのまま貼り付けました。ただしビルの描写は私が描きました。やはり結局ここに一番作画の時間が取られましたね。そんな訳で今回のイラストは青空とその舞台となる屋上のフェンスが主役であり、この舞台に合うような人物を後からハメ込む形で描くという順番になったわけです。いつもなら先に人物を描いて後から背景を考えるのですが、今回は全く逆の作画プロセスとなりました。だから今作のWIPでも説明したようにあらかじめ作画して完成したビルのフェンスの上に人物のラフスケッチをペンタブで描いたのですが、思いの外うまく描けたのでそのまま人物の下描きとして採用することにしました。しかしこのサイズだと人物を拡大した時に解像度的に荒くなってしまうので、この下描き部分だけをくり抜いて、別のA4サイズのデータとして拡大して細かく線画と色塗りを描き進めて完成した人物を再び縮小して屋上の適所に貼り付ける、というけっこう面倒くさい作業でした。
尚、人物が全裸で褌姿なのは、屋上のフェンスに腰掛けて当たる風の表現の描写に越中褌のはためき加減が丁度いいかなと思ったからです。あと何だか非現実的で可笑しいな、と。
個人的には今回のイラストに関しては人物自体が必要なく、もうこの青空とビルの描写だけで良いイラストなのでは?、と思ってます。というわけで< THE FENCE >というタイトルで人物なしのバージョンをREDプランのほうに置いておきます。
そして今回のイラストのもうひとつの狙いは、支援者さん用に普段の350dpiよりもさらに高解像度である600dpi版のイラストを御用意して、高解像度ならではの特権でダウンロードした画像を拡大していきビルの上の小さい人物がどんなキャラクターなのか細部まで確認して楽しむと言う「遠くのビルの屋上を望遠鏡で覗き込む」かのような余興も面白いかなと思いました。そして逆に無課金のユーザーさんが低解像度版のこのイラストをTwitter(X)等でダウンロードして、同じようにこの人物に焦点を当てて拡大してみても画素数が荒すぎて人物の全体像が不明瞭でわからない、という不満足感も面白いかなと思いました。つまり、毎回課金して応援して下さっている支援者さんに対する私からの感謝の気持ちです。
もう曲タイトルに縛られた連作を描く必要は無くなったし、次に描きたい単発イラストのアイデアは山ほどストックしてあるので、どれから手をつけようか迷っています。
それではまた後ほど。