巨大なストレスを抱えた拗らせ処女熟女が巨大化してしまう話(中篇-間章)
Added 2023-11-02 13:30:00 +0000 UTC彼女は不幸な自分を呪っている。まだ、ドケチな両親の庇護かにいた時分。イチゴのショートケーキが食べたかったのに母親がおやつに出したのはプリンアラモードだった。クリームやチェリー、アイスクリームでデコる時間があるならケーキ屋にケーキを買ってきて欲しかったし、月に4回は寿司を食べたいのに月1しか連れていってもらえず、焼肉やステーキ屋に連れていかれる。高級財布をねだっても、アウトレット商品の財布しか買って貰えない。欲しい高級ブランド服も大衆受けするブランド服しか買って貰えない。自分よりも高級な物を所持している人間がいるのにだ。 欲しいもの全てを半端に済まされてきて、彼女の物欲は満たされない。 では、どうしたら、彼女はこの不幸から脱け出せることが出きるのか?簡単なこと、金持ちと結婚すればいいのだ。 そうと気付けば、彼女はボンボンのハートを射止めるために女を磨くことにした。 胸は人一倍大きくて、Rカップある。服や装飾品は徐々に買い揃えるとして、指先はどうだろう?迷ったらネイルサロンに行こう。当然、通っていた美容院よりも高級な美容院に代えて、髪のお手入れ。美容に聞くサプリメントはCM宣伝、広告、口コミ、井戸端会議何でもいいと思ったら手に入れて、頭身が低いと思ったら、顔を小顔にするために小顔整形をした。かなり痛い。鼻の形が気に入らない、一重目蓋じゃあパットしなければ二重目蓋に整形して、結構しんどい。でも、綺麗になった。 容姿は完璧ではないが、彼女の思うまあまあの理想に近付きつつある。が、出費の額を考えると産まれてから元々美しければ何も問題なかったのにっと、彼女は自分の身の上を愚痴り、こんなに頑張って美しくなった自分よりも美しい女がいることに苛立ちを覚える。 男を口説き落とすのに容姿だけではダメなのは彼女も理解している。男を悦ばせ,、愉しませ、満足させる。性的な技術もわざわざ身に付けないといけないので一苦労だ。 不運だらけの彼女ではあるが、三十路を超えて念願の大企業の社長の息子と結婚することが出来た。彼女は心の中で高笑いしながら、旦那を程々に構って、義父に奉仕をし続けた。 彼女はやっとの思いで自分の求めている生活水準になり気楽になるが、旦那と義父の求めが日に日にエスカレートしていくのに嫌気を感じる。 やれ、テレビのリモコンを取ってくれだの。何が食べたいから料理してくれだの。子供が欲しいだの。避妊具無しで生でやらせろだの。 彼女に贅沢もさせて上げれていないのに、自分たちの要求ばかりで彼女は結婚する男を間違えたと後悔して、また、自分の不幸を呪うが、彼女も大人。自分の努力が足りないと認める。だから、彼女は、更に整形出術やエステ、美容に良い運動にも心血を注ぐ。 それなのに、それなのにだ。旦那と義父が食卓でぽろりととある女のことを言う。”身長が240㎝以上もある女がいる”と、それだけじゃない”胸もデカい。どんな女よりも胸がデカいぞ”と旦那と義父が絶賛する。 彼女の中で、強い嫉妬が生まれる。彼女の身長は180㎝と高身長で胸もRカップ。決して小さくない、むしろ大きいのだが、不幸な彼女が幸いにも人よりも優れているものだ。それを差し置いて、この男達は浅ましくも彼女以上の”彼女”を求める。二人に怒りを覚えるが、その見知らぬ女に妬みを覚える。身長を240㎝にする方法。骨延長手術でも受けろというのか?豊胸手術でZカップにでもなればいいのだろうか?これ以上に努力をしなければいけないのだろか?この女の価値も知らない馬鹿どもの為に彼女は時間と金と体削らないといけないのか?彼女の美への追及は失速した。そして、事件が起きる。 彼女がエステ旅行から予定よりも一日早く帰国し、渋々高級マンションの旦那との住まいに帰ってくると、玄関に見知らぬハイヒール。寝室から聞こえる女のよがり声と、肉と肉がぶつかる音が響いてくる。 彼女は、確信を持ちつつも、寝室のドアの隙間から部屋を見やると、そこには、旦那と彼女の知らない女が浮気をしていた。それも、彼女よりも背が高く、胸も大きく、若い女だった。 彼女は怒声をあげてドアを叩き開ける。旦那と浮気相手は、突然の侵入者に驚き、旦那は咄嗟に弁明をするが、怒り狂った彼女には聞こえない。彼女は髪を搔き乱して、爆発する妬みに耳を傾ける。 ”この女よりも背がデカければ。この女よりも胸がデカければ。デカければデカいだけ――――そうだ、240㎝なんかよりももっと巨大になれば―――。” だから、彼女は巨大になることを望んだ。 望んで人間が、巨大になれる訳はない。でも巨大にならなければこの渦巻く妬みに圧し潰されてしまう。そう、その膨らむ妬みに引き裂かれないように、彼女の女体は巨大になる。 彼女の肉体が激痛が走り突然痙攣し始める。操り人形の様に人体と違う関節可動域で四肢を振るい。口をパクパクさせて奇声をあげ、ヘッドバンギングさせて頭を頸椎の骨格を無視して前後に激しく振って髪が追従して暴れる。そして、彼女の体の中をナニかが蠢く様に、血管や筋肉繊維、骨格がバルーンアート風船に空気を吹きかけるように不規則にだが、明確に膨らんでいく。 ワンピースのスカートから伸びる右脚が身長の倍に伸びて、転倒しそうなところを左膝と左手を床についてバランスをとるが、左乳房が300Kg にまで増量して彼女は前のめりに倒れ込んでしまう。彼女が身動き出来ない間に、旦那と浮気相手が部屋から逃げ出す。 彼女は、旦那を捕まえようとするが、それは叶わず、左腕がベットを押し退けて巨大化してベランダまで伸びてしまう。100mを超える高さからベッドが落ちていく。だが、今の彼女にはそんなことはどうでもいい。強烈な痛みと憎い男と妬ましい女が視界から居なくなった方が問題。 彼女は、歯を食いしばり右腕に力を入れる。彼女の体内で暴れるナニかが彼女の右腕を蝕んで膨張して、腕を巨大化させ、右乳房を膨乳させ背中が広がり、彼女の歪な巨大化に合わせてワンピースも彼女の体躯に合わせて巨大化する。 上半身のバランスが整い、彼女はその痛みで軋む巨腕で部屋の中を這い蹲って、壁を突き破って男と女を追う。が、肉体の変化が治まらず。麻酔無しでメスを入れられる様な痛みに襲われ、右脚が巨大化したかと思うと、頭部と両乳房が天井や床を突き抜けて巨大化して閊えてしまう。 二人の駆ける音とエレベーターのチャイムの音が聞こえて、彼女は悔しさの余りに、大粒の涙をこぼし、そして、怒る。何に?全てだ。全ての事象に憤慨する。自分の中途半端な生い立ちも、浮気する旦那も、自分よりもスタイルの良い女も、このマンションも、この半端な巨大化も、全て、全てに怒り、そして、妬み、嫉妬し、羨望する。彼女は再度、歯を食いしばり、自分の中のナニかに要求する。全てにおいて自分が絶対的上位者になる為の巨大化を。 彼女の目が血走り、彼女の全身が不規則に暴れだし、彼女はその階層をうつ伏せのまま埋め尽くして巨大化していく。下半身がビルの外壁から飛び出し、壁尻ならぬビル尻となる。そして、増量する彼女の体重によって、高級マンションがプレスされ彼女の女体に圧し潰されてしまう。 下の階がクッションになったとはいえ、お腹と胸で落下の衝撃を受けて、瓦礫塗れになりながらお腹を抱えて苦しみながら、全身に残る激烈な巨大成長の痛みの余韻を振り払ってふらふらと立ち上がる。 数歩先に自分よりもデカいビルがある。雑居ビルを素足で蹴り飛ばし、道沿いに並ぶ広告看板を悪戯猫の様に悪意を持って道路に叩き落して、ビルに近づいて中を覗く。中には沢山の小さい人間が戦々恐々と彼女に怯えている。彼女はビルを見上げ、自分の体を確認し、後ろの破壊後を見る。彼女は巨大化したことを自覚する。彼女は妖艶にほくそ笑む。 今までの不幸や理不尽の経験はこの巨大化の為の布石だったのだと彼女は悟。 彼女は、野原を駆ける少女の様に、笑いながら、足元のビル敷地内の緑地帯を踏み荒らして嗤う。雑居ビルを蹴り飛ばした時もそうだが、裸足にも関わらず、樹木を踏んでも擦り傷も枝がささくれみたいに刺さりもしない。 彼女は唐突に、自分よりも背の高いビルに抱き付く、120mのビルに対して彼女の身長は90m。だが、所詮はビル。巨大化して人間から――神――女神となった彼女からしたらビルなど段ボールや積み木と変わらない。彼女が優しく抱き付いただけで、外壁が破裂して激しく凹み。ガラスが飛び散り、鉄骨がへし折れてしまう。そして、彼女が腕に力を入れると、ビルの外周が彼女の腕で抉れて萎み。上と下で分断されて崩壊してしまう。 彼女は、その圧倒的な力に陶酔する。その全能感に優越する。人間どもの叫び声が彼女を称賛する喝采に聞こえて彼女は悦ぶ。 瓦礫埃まみれのワンピースを叩いて瓦礫を落として、お洒落――は無理でも、見た目を意識して、彼女は散歩を始める。