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江戸山乱理
江戸山乱理

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ブル龴の思い出は甘酸っぱい:竹刀で叩かれるブノレマのお尻

ブルマの思い出は甘酸っぱい:竹刀で叩かれるブルマのお尻


1 恐怖の雑巾がけ

 私は高校に入って、バレーボール部に所属した。新入りの一年生ということもあるし、顧問の先生が厳しいということもあって、色々と厳しい指導を受けた。その一つに体育館の雑巾がけが毎日あった。

 単に雑巾がけするだけでなく、作業中、先生は竹刀を片手にウロウロして、周囲に目を光らせた。そして、少しでも動きの鈍い生徒を見つけると、先生は無言で歩み寄り、その竹刀を生徒のブルマのお尻にビシリと叩きこんだ。

 叩かれた生徒の「んっ」という叫びと、ビシという打撃音が体育館の広い空間にこだまして、私は他人事ながら、そのたびに痛々しい気持ちになった。

(この先生、厳しすぎるよ)

 と私は心の中ではブツクサ文句を言ったが、目を付けられてはこまるので、見て見ぬ振りで、一生懸命に雑巾がけを続けた。


2 三年振りのブルマ

 私は校則の緩い中学に通っていたということもあって、この高校の厳しさはなかなか新鮮だった。また、ブルマにもかなりの抵抗を感じていた。中学時代は膝丈のハーフパンツだったので、高校生になってブルマを穿くのは恥ずかしいという以上に、屈辱的だった。しかし、それが指定の体操服なのだがら、穿かないわけにもいかず、

(皆も素直にブルマを穿いてるんだし……)

 と、自分に言い聞かせていた。それにしても、ブルマというものは恥ずかしい服装だった。

 なんせ、形状は下着とほとんど同じであり、足は太ももの付け根まで丸出しになってしまう。下手すればパンツ自体がはみ出してしまった。生地はピッタリしているから体の線がクッキリで、下腹部の恥丘の膨らみが薄っすらと透けていた。私は自分でもそれに気付いていながらも、隠す術はなかった。暗い紺色ならあまり目立たなかっただろうが、青色っぽいのブルマだったので、陰影がクッキリだった。

(前の土手ががこんなモッコリしているの、私だけじゃないよな……)

 と私はよく友達のそこをチラチラと見たりした。

 そのような哀れな状況は後ろ側も同じで、お尻の丸みはピッタリしたブルマにそのままの形で包まれていた。というよりも、包まれるという余裕さえなく、お尻の下部の柔らかい肉はブルマの裾からムギュッと押し出されるようにはみ出していた。

 私は入学前、ブルマをLサイズかMサイズかで迷って、Mサイズを選んだのだが、それが思ったより小さかった。一回、自宅で穿いて、自分の後ろ姿を鏡で確認したことがあったが、お尻の肉がはみ出しているのは自分で見ても滑稽だった。しかし、それは分かっていても防ぐ手段はなかった。授業中はキチンと引き上げて穿くことが要求されたし、ブルマを気にして触っていると叱られたのだ。

 私は自分の姿も恥ずかしく思ったが、周囲の友達のブルマ姿を見ては、

(うわぁ、なんだか、露出が多くて、エッチだなぁ)

 と変な気分になった。そして、自分も周囲の女子からそう思われているのだと思うと、恥ずかしさでゾクゾクした。

 そのように、ちょっと客観的に考えてみれば、先生がやたらと生徒のお尻を叩く気持ちも分からないではなかった。十代の女子生徒が窮屈なブルマを穿いて、雑巾がけのため屈んで、プリンとした健康なお尻を強調させているのを見れば、たとえ同性でも、イタズラ心から、ちょっかいを出したくなるだろう。

 生徒同士でも仲の良い子同士が更衣室で着替えの時、

「可愛いお尻だね」

 などと言って、ふざけてブルマのお尻を撫でている光景を何度か見たことがあった。私もそれを見ながら、

(私も誰かにそんなことをしてみたい)

 と思った。また、それ以上に、されたいという気持ちもあった。


3 楽しむ先生

 そのような事情もあって、実を言うと、ブルマのお尻を叩かれるという屈辱な目にあっても、そこまで辛いというわけではなかった。友達の前でこそ、

「さっき叩かれたの、めっちゃ痛かったよ」

 とさも痛そうにお尻をさすったが、お尻なので痛み自体はそう大したものではなく、むしろ、本音を言えば、その痛みは心地良くさえあった。お尻を叩かれる意味というのは、痛みというよりも、先生と生徒の間の上下関係を確かめるという方が大きかったようだった。

 もっとも、私にも見栄はあったので、先生に叩かれたら、友達の前ではイヤそうな顔をしたし、友達も同じように痛がっていた。そして、生徒同士では

「あの先生、ちょっと意地悪だよね」

「性格悪いよ。叩いて楽しんでいるんだもの」

 と陰口を言った。しかし、私は、

(そんなふうに痛がっているけど、本当は全然平気なんでしょ。というか、叩かれるのが好きなんでしょ?)

 と、自分にかこつけて、穿った見方をしていた。

 私は「先生、叩いて楽しんでいる」と言ったが、先生は竹刀で生徒のお尻を叩くのを楽しんでいるというのは、私の見る限り、おそらく事実だった。体育館で雑巾がけをする時は、前だけを見て、よそ見をしては叱られるのだが、その作業中、私はチラリと先生の方を盗み見たことがあったが、先生は片手に竹刀をぶら下げて、ニタニタした表情を浮かべていた。それは、いかにも、生徒のお尻を叩くのを楽しんでいるといった様子だった。

(やっぱり、先生、楽しんでいるな。先生、ちょっと変態なのかも)

 一応は、ダラダラ不真面目にやっていると、叩かれるという体裁だったが、実際は、気まぐれに、叩きたいからアラを探して叩いていたようだった。私は常々、そのような疑惑を抱いていたので、それが裏付けられたのだった。もっとも、私も先生のそんな気持ちが分からないではなかった。雑巾がけの時間は、たくさんの女子生徒が屈んで、ブルマのお尻を突き上げる格好になるわけである。それは当事者の私から見ても、ある種の性的な姿態を連想して、

(なんか、いやらしい……)

 と複雑な思いを持った程だった。その女子たちを見下ろす先生も、やはり同じ思いでいただろう。

 皆は、私も含めて、不満をタラタラ言いながらも、当時はもっとひどい体罰も行われていたので、お尻を竹刀で軽く叩かれるぐらいのことは、大事になるどころか、もはや日常の一コマにすぎなかった。


4 疼くお尻

 ある日、一年生全員で雑巾がけをさせられていた。私も体育館の床の上を、ブルマのお尻を突き出しながら、左の壁から右の壁へと全力疾走で往復していた。そうしながら、

(そういえば、最近、お尻を叩かれていないな)

 と思った。ちょっと考えたが、最後にいつやられたか、思い出せないぐらいだった。普通に考えれば、それは良いことのはずだった。しかし、私はそのようには感じなかった。不思議とブルマのお尻が寂しく感じて、そこに鋭い一撃を与えてほしいという欲求を感じていた。

(私、何を考えているんだよ)

 と自分でも自分を嘲りたい気分だった。しかし、一旦そう思うと、お尻はウズウズした。

(ああ、竹刀でお尻を叩いて欲しい)

 この願望はドンドンと大きくなった。私はわざと足を緩めて、雑巾がけのスピードを緩めた。新入生のウブな頃はそんな増長した気持ちはなかったのだが、私は大胆になっていた。

 顔を少し上げると、数メートル前方に先生の緑のジャージの両足が見えた。それが私の雑巾がけのコースに近付いてきた。

(見つかったみたいだな)

 と私の胸はドキドキ高鳴った。私は先生のそばを、床に視線を落したまま通り過ぎようとした時、

「沙耶ちゃん」

 と頭上から呼びかけられた。私が顔を上げる間もなく、右のお尻にビシリと衝撃を受けた。

「んっ」

 それはなかなかの強さの打撃だった。久しぶりに受けたためか、先生は、私の怠慢を悪質だと見なして、意図的に強めに叩いたのか、お尻だけでなく、体の芯までズシンと響いて、私は不覚にも声を上げてしまった。

「沙耶ちゃん、気が緩んでいるわよ」

「す、すいません」

「雑巾がけは、気合いを入れてしなさい」

「はい」

 と私は床に視線を落したまま受け答えした。周囲の生徒たちも、私が叩かれたのを知って、自分たちも叩かれないようにより一層足を速めた。

 私も再び全力の駆け足で雑巾がけを再開した。叩かれたお尻はビリビリと疼いた。それは決して不快な感覚ではなく、むしろ、ウズウズとした痒さのような感触があって、物足りなさを覚えたぐらいだった。


5 強がる私

 その後、部活の休憩時間になって、私が一息ついていると、友達二、三人がやってきて、

「雑巾がけの時、先生に竹刀で叩かれたのって、沙耶ちゃんだよね?」

 と心配そうに話し掛けてきた。

「う、うん。そう。ちょっと、ゆっくりしてたら、運悪く先生に見つかっちゃって」

「痛かった?」

 と友達は私の背後のお尻をのぞき込んだ。

「いや、全然大丈夫だよ」

 私は、実は叩かれて、ちょっと気持ち良かったなどという本音は、おくびにも出さなかった。友達は、

「そう?私、偶然見てたんだけど、結構、きつく叩かれてたよね。ビシッて打たれて、痛そうって思ったよ」

 と言って、手を伸ばして、私のお尻をブルマ越しに触った。

「触らないでよ」

 と私は言ったが、女同士でふざけ合って体を触り合うことはままあったので、本気で嫌がったわけではなかった。しかし、お尻を触られるのはあまりないので、少しばかりとまどった。

「ふっ。いいじゃない」

 と友達は気安く撫で続けた。左右二人から同時にそうされた。やがて、その手付きは撫でるというよりは、手の平で鷲掴みにして揉みしだくようになった。

「やんっ」

「沙耶ちゃんのお尻、ポチャポチャして柔らかいね。こんな可愛いお尻だから、先生も叩きたくなるのよ」

「んあっ……」

 と私の方もう変な気持ちになって、怪しげな喘ぎ声を上げてしまった。

「おお、いい声出すねえ。気持ち良くなちゃったのかな?」

 と友達の方も調子に乗ってきた。

(あっ、分かった。あなたたちも先生にお尻を叩いて欲しいんでしょ。私を羨んでいるんでしょ)

 と私は勘ぐった。その勘ぐりは正しいはずだと私も思って、何となくの優越感を覚えた。

 その時、遠くの方で、先生がこちらを見ているのに気付いた。

「あ、先生がこっちを見ている」

「えっ、本当?」

 と私たちはじゃれ合いをやめて、お互いの身を離して、口を閉ざした。

 先生は「あなたたち、騒ぎ過ぎよ」というように、こちらをギロリとにらんだ。私はヒヤリとしたが、それ以上、先生からは何もなかった。

(ひょっとして、先生のお怒りを買ってしまったかな?今日、居残りとか命じられないだろうか)

 と私は心配した。居残りを命じられて、お仕置きでお尻をビシビシ叩かれる情景を想像した。私はそれを恐れつつも、同時に期待して、ゾクゾクした。股間がキュンと疼いて、パンツをちょっと濡らしてしまった。もっとも、その後、先生は忘れたように、特に何も言わなかった。


6 志願

 以後、私は友達が発する言葉をよく注目して、

(竹刀でお尻を叩かれるのが好きなのって、私だけじゃないはず)

 という思いを新たにした。

 部活中、私はさりげなく、「お尻を叩かれると、痛いけど気合いが入るから、たまにされるぐらいならいいかな。ははは」などと冗談めかしく言って、友達の反応をうかがった。すると、

「ああ、その気持ち、なんとなく分かる」

 と言って、私に同調する友達もいた。

「私は痛いのはいやだよ」

 と言っている友達も、それは単なる見栄であり、内心はどうやら好きなのではないかと私は勝手に思っていた。

 久しぶりに叩かれて以来、私の体には変な癖が染みついてしまったようだった。部活の練習開始前に、お尻を突き上げて、雑巾がけをするたびに、ブルマのお尻が疼いて、叩かれたくて堪らない気持ちになった。

(んん、体が疼いて困る)

 と私は自分で自分を持て余した。いつもはそう思うだけであり、それ以上どうするということはなかった。しかし、ある日の部活の雑巾がけの時、私のムラムラはかなり高じていて、思い切ったことをした。

 皆が雑巾がけをしている中、先生は竹刀を片手に持って、周囲に目を光らせていた。私も雑巾がけをしながら、さりげなくそこへ自ら近寄って行って、

「先生」

 と見上げて、辺りを憚るように小声で言った。ドキドキしてその声は震えた。

「どうしたの?」

「あの、先生。私のお尻を叩いてくれませんか?」

「え?」

 と先生は訊き返した。やはり、あまりに突飛なお願いなので、先生もとまどったようだった。しかし、私はここまで来れば引き返せず、顔を赤らめながら、

「私、先生に竹刀でお尻を叩いて欲しいんです。そうしたら、もっと気合いが入るかと思って……。私、最近、自分でも気が緩んでるかなって思うんです」

 とヘドモドしながら言った。先生はしばらく真顔だったので、私は変に思われただろうかと心配になった。

「叩いて欲しいのね」

「そ、そうです。お願いします」

 と私は四つん這いの姿勢で、先生にブルマのお尻を向けて、腰をフリフリした。

「ふっ。良い心がけね」

 と先生は皮肉かどうか、ちょっと失笑気味に言って、竹刀を高く掲げた。それは素早く振り下ろされ、私のお尻をビシリと打った。

「んっ」

「どうかしら、気合いは入った?」

「は、はい。ありがとうございました」

 その衝撃はとても気持ち良くジーンとお尻に響いた。本音を言えば、もっともっと何度もビシビシ叩いて欲しかったのだが、この場はそんな我儘は言えず、雑巾がけを再開した。

 私は先生を好きになっていた。バレーボール部に入って最初の一、二ヶ月は、厳しいだけの人かと思っていたのだが、実はちゃんと生徒たちのことを考えているからこそ、そのように厳しくしているのだと気付いた。叩いてもらって、私はもっと先生のことを好きになった。


7 依存体質

 私は部活の雑巾がけの時、定期的に、

「先生、叩いて下さい」

 と露骨に甘えたような声で頼んで、媚びるようにお尻をフリフリした。先生は、

「また?しょうがない子ね」

 と苦笑しつつも、ビシリとお尻を叩いてくれた。先生は私の本心を見透かしていたのだろう。

「ありがとうございます」

 私は気合いが入るというよりも、お腹の奥にズゥンとした甘美さを感じて、その場にへたり込みたい気持ちになった。

 その後、友人たちは、

「ねえ、沙耶ちゃん。また、先生に叩かれたの?最近よくやられるね」

 と同情しつつも、不審気だった。私は隠すのも不自然なので、逆にあっけらかんとして、

「あれはね、私から頼んで叩いてもらっているの」

 と告白した。

「どういうこと?」

 と友人は驚いて訊いた。

「だって、そうされると、気合いが入るから。気持ちがピシッとなるよ」

「へぇー、そうなの」

「うん、そうだよ」

「ふーん……」

 と友人は私の真顔での力説に押され気味だった。

「あなたもしてもらいなよ」

「先生に叩いてもらうってこと?そんなのいやだよ」

 と友人たちは拒絶した。しかし、中には、

「じゃあ、私もしてもらおうかな」

 と言って乗り気な友人もいた。

 さっそく次の日、私はその友人と示し合わせて、一緒に先生にお尻を叩いてもらった。

「どうだった?」

 と雑巾がけが終わって、私が訊くと、その友人は、

「痛かった」

 とブルマのお尻をさすりながら答えた。

「痛かっただけ?」

「えっと……」

「気持ち良かったでしょ」

「うん、ちょっと」

 と友人は赤くなってうなずいた。その子も私と同じく、叩かれるのが好きという気質があるようで、私は同志を見つけたようでうれしかった。

 他にも、仲の良い友達の中で、わざと叩かれるのを真似する子が何人が出てきた。当初はお尻を竹刀で叩かれるというのは、大げさにいえば一大事だったのだが、いつのまにか部活の中での日常茶飯事になっていた。


8 鬼の居ぬ間に

 ある時、先生が何かの所用で体育館から職員室へ戻った。私たちは雑巾がけを命じられたのだが、先生がいないのをいいことに、ふざけ始めた。

 竹刀が壁に立てかけてあったのだが、一人の女子がそれを無断で手に取って、

「お仕置きされたいのは誰かな?」

 などと言って、振り回した。その子も皆も私のことを見ているようだった。私は、それが冗談だと分かりつつも、お尻がキュンとした。

 私は半ば本気で「叩いて」と頼もうかなと思ったが、まさか、そんなことはできず、口をつぐんだ。しかし、先生ではなく、友達からお尻を叩かれるという想像には、妙な魅力があった。

「あれ、沙耶ちゃん。その顔はどうしたのかな。叩いて欲しいって顔しているね」

 と友人は冗談めかしく言って、近付いた。

「叩いて欲しくなんてないよ」

「あ、そう、そんなに叩いて欲しいのね」

 と友人は私の本心を見透かしているようだった。他の女子たちも私の背後に回って、逃げられないようにした。

「な、何よ。皆……」

 と私は後ずさった。

「もう、逃げられないよ。観念しなさい」

「そうよ。四つん這いになりなさい」

 と友人たちは私に迫った。私は、

「ええ?ちょっと、やめてよ」

 と言いながら、無理強いされる体裁で、実は自らしゃがんで、床に手をついた。

「ふふ、沙耶ちゃんは素直でいい子ね。たっぷりお仕置きしてあげるわ」

「お、お願いします」

 と私たちは芝居がかったやり取りをした。ただ、私の胸のドキドキは本当だった。

「もっとお尻を上げなさい」

 私は四つ這いのまま、背筋を反らしてグッとお尻を突き上げた。同級生相手にそのような屈従の姿勢を取っているという事実に、私は頭がクラクラするようだった。

「沙耶ちゃんのお尻、小振りで引き締まっていて、可愛いね。何だか羨ましいぐらいだわ。ビシビシ叩いて懲らしめてあげる」

 と竹刀を持っている女子も調子に乗ってきたようだった。手の平で私のブルマのお尻をピシャピシャ叩いた。私は敏感になっていたため、それだけでの刺激でキュンと感じてしまって、体をビクンとさせた。そして、背後の友人を見上げながら、媚びるように腰をグネグネとシナをつくって、

「きつく叩いて」

 とおねだりした。

「ふふふ。沙耶ちゃんはインランな子だなぁ。たっぷりしてあげるよ」

 と友人もその気になってきた。第一撃が私のお尻の落ちた。

「んあっ」

 と私は大げさに叫んだ。しかし、内心では、(ちょっと、軽いな。もっと、きつく叩いて欲しい……)と思った。やはり遠慮して叩いているようだった。

「どう?」

「ん……、気持ちいいよ」

「叩かれて、気持ちいんだ。じゃあ、もっとしてあげるよ」

 と友人はビシビシと連続して打った。私は目をつぶって、その刺激に集中していると、やがてウットリした心境になってきた。

 十発以上は叩かれた。どれぐらいの時間がたったのだろうか、ふと気付くと、お尻への打撃は止んでいた。辺りもシーンと静まり返っていた。

(はて……)

 と私は思っていると、誰かが私の肩を揺すったので、顔を床から上げると、皆は体育館の玄関の方へ視線を向けていた。

(なんだ?)

 と思って、私もそちらを見ると、玄関には先生が立っていた。


9 公正な処罰

 私を含め、女子たちは全員、固まっていた。先生はゆっくりと近付いた。まずは、当然ながら、竹刀を持っている女子がまっさきに問いただされた。

「勝手に竹刀を持ち出したりしたらダメじゃない」

「す、すみません」

 と謝罪するその女子の声は震えていた。

「どうして沙耶ちゃんを皆して叩いていたのよ?沙耶ちゃんが何か悪いことした?」

 と先生は竹刀を取り返すと、それを肩に乗せた。そして、皆を見渡した。皆は気まずく沈黙した。

「えっと、ちょっとふざけていただけです」

「本当に?」

「はい、本当です。深い意味はありません」

 と友人たちは口々に先生に弁解した。先生は、

「そうなの?」

 と、今度は、まだ床に尻もちをついてしゃがんでいた私に問いかけた。私は、

(え、えっと……、どう答えたらいいだろうか)

 ととっさに考えた。変な答え方をしたら誤解を招いて、友人たちに迷惑をかけてしまうかもしれない。友人たちも無言の表情で、「うまく答えて切り抜けて」と私に訴えているようだった。私は心の中では方針を決めて、立ち上がって、

「はい、そうです」

 と答えた。

「そうというのは……?」

 と先生は訊いた。

「私、自分から、竹刀でお尻を叩いて欲しいって皆に頼んだんです」

「あら、そうなの」

「はい」

「ふーん……、そうなのね」

 と先生はもう一度言ったが、少し納得がいっていないという様子だった。

(先生、どうするつもりだろう)

 と私は心配した。周りの女子も気が気でなかっただろう。しかし、先生は、

「分かったわ。今日の所は多目に見えてあげるわ。でも、これからは勝手に竹刀を触ったらダメよ。分かったね?」

 と笑顔で言った。私も皆も気を付けをして、

「はいっ」

 と元気良く返事をした。私は、

(ふぅ、なんとか穏便に済んだな)

 と胸を撫で下ろした。しかし、それはすぐに裏切られた。先生は、

「じゃあ、皆は練習の準備を始めなさい。そして柔軟体操をしていなさい。でも、沙耶ちゃん。あなたは一人、ここに残りなさい」

 と言ったのだ。

(えっ……)

 と私も皆も思った。しかし、先生の指示に逆らうわけにはいかず、皆は散っていって、私と先生の二人だけが残された。さすがに私は気を付けをしながら、心細かった。しかし、先生は笑顔で、

「さっきの話、本当なのね?」

 と訊いた。

「……はい、本当です」

 と私は答えた。まさか、今になって、「違います」とは言い兼ねたし、叩かれたくて叩かれたのは事実だった。

「ふーん、じゃあ、私がいいところで邪魔しちゃったみたいね」

「えっと……」

 と私は返事に困った。

「お友達に竹刀でお尻を叩かれて、どうだった?気持ち良かった?」

 と先生は私の横にくっついて、空いている方の左手を伸ばして、私のブルマのお尻にピトッと手の平を当てた。

「んっ」

「どうだったの?痛かったのか、気持ち良かったか、どちら?」

 と先生は言いながら、私のお尻をナデナデした。私はゾクゾクと感じた。

「はい。気持ち良かったです」

「ふーん、そうなのね」

 と先生は私のお尻をブルマ越しに揉み始めた。その痛痒いような刺激に、私は不覚にも、

「ふぁ……」

 と喘いでしまった。その悩まし気な声色を聞いて、先生は私の本音を確認したようだった。

「じゃあ、私からも叩いてあげるわ」

「えっ」

「手をつきなさい」

「……」

「なに、グズグズしているの。床に手をつきなさい」

「は、はい」

 私の体は考えるよりも早く、条件反射のように動いた。その場に両膝をついて、四つん這いになった。そして、顔を上げて、先生を見上げた。先生はどうやら、私にお仕置きするつもりらしかった。先生がいない時に、友達同士でふざけ合っていたのだから、

(それもやむを得ないか……)

 と私は思ったが、自分一人だけ叩かれるのはちょっと納得がいかなかった。しかし、事ここに至っては、素直に罰を受ける意外の選択肢はなく、私はもはや諦めの境地でいた。

「こっち向きになりなさい」

 と先生は竹刀で私の腰を横から軽く叩いた。

「こうですか?」

「もっと、こっち。頭を壁の方へ向けなさい」

「は、はい」

 と私は言われるがまま、体を回転させて、頭を壁の方へ向けた。そうすると、お尻は先生に向けることになった。さらに、少し距離を置いて、部活の準備をしている友達にもお尻を向ける形になった。それは偶然ではないだろう。

(私がお尻を叩かれているのを、皆にもよく見えるようにするためか)

 と私は理解したし、実際にもそれが狙いなのだろう。事実、先生も、

「皆にも、お尻を叩かれるところを見てもらいなさい」

 と言った。

「は、はい……」

「じゃあ、いくわよ」

(も、もう、するのか。まだ心の準備ができてないよ……)

 と私が思っている間に、いきなりビシと一発目がお尻に叩きこまれた。


10 打撃と快感

「んっ」

 それはいつもよりも強くて、私は叫んでしまった。

「こら、ダメよ。お仕置き中なんだから、大人しくしてなさい」

「は、はい……」

「もっとお尻を高く上げなさい」

「はい、こうですか?」

「そう。それで顔は上げて、背筋は曲げない」

「はい」

「よし、いいわよ」

 と先生は満足そうに言うと、またお尻叩きは再開された。私のブルマのお尻に竹刀はビシビシ打ち込まれたが、私は唇を固く結んで、声を出すまいと頑張った。痛さもさることながら、それよりも、友達全員に背後から見られているという屈辱も大きかった。

 私は打たれながら、背後をチラリと一瞬見た。すると、やはり、友達は叩かれる私を見ていた。彼女たちは同情と好奇の表情を浮かべていた。私はさらに穿った見方をして、

(もしかして、私のこと、羨んでいるかも?)

 などと突飛な想像をした。今や私はビシビシ叩かれるお尻に疼きのような感触が芽生えていて、もっと強く竹刀を叩きこんで欲しいという願望を覚えた。私はそれを態度であらわすべく、叩かれながらも、腰をグネグネさせて、さらにお尻を高くあげた。それによって、態度で、「きつく叩いて欲しい」ということを伝えようとした。それが通じたのかどうか、先生は、

「沙耶ちゃん、ジッとしてなさい」

 と一旦、竹刀を振る手を止めた。さすがに少し息が切れていた。

「んん、だってぇ……」

 と答えた私の声は自分でも驚いた程、甘ったれた声だった。

「反省してるの?」

「はい、してます」

「まだ叩かれたい?」

「はい、お願いします」

「いい心意気ね。たっぷりしてあげるわ」

 と先生は言った。私は自分の言葉を後悔した。しかし、それ以上に期待の方が大きかった。四つん這いのまま股間がキュンと疼いた。

 その時気付いたが、どうやら私のパンツのお股は愛液で少し濡れているようだった。まさか、それがブルマにまで染み通っているということはないだろうが、私は気が気でなく、太ももを閉じた。しかし、先生は後ろから、私の両太ももの隙間に竹刀をグリグリとねじ込んで、

「膝を開きなさい」

 と言った。

「はい」

 私は少し膝を開いた。

「もっとよ」

「はい」

「よし、いいわよ」

 と背後に立っている先生は、四つん這いの私の股間を竹刀でなぞるように撫でた。竹刀の先端は私の背中の尾骶骨から、お尻の谷間に移動した。一瞬、肛門の真上で留まり、ちょっとばかしグイと押された。

(ひぃっ)

 と私は叫びそうになった。が、叫べばもっときつくされるかと思って、されるがままに耐えた。竹刀の先端はそこからさらにさがって、割れ目の上に到達した。後ろからされているので、自分では見えないが、ブルマ越しとはいえ、太く長い竹刀の先端が私の股間に押しつけられている情景を思い描くと、私は興奮で頭がカーッとなった。

(何をされるんだろう)

 どうやら、先生は単にお尻を叩くだけのつもりではなさそうだった。私は自分のブルマの股間の上を這う竹刀の動きに全神経を注いだ。竹刀は私の股間の上でグッと押された。ちょうどそこは割れ目の中心だった。軽く押されているだけとはいえ、私のその刺激に今まで経験したことのないような心地良さを覚えて、

「……んっ」

 と喘いでしまった。私は竹刀でそこをグリグリと揉み込まれることを期待した。しかし、竹刀は一旦、離された。

(あれ?)

 と思っていると、下から突き上げるように、竹刀でお股をトンと叩かれた。竹刀の先端はちょうど狙ったように、クリトリスを捉えた。

「んっ」

 と私は思わず声を上げてしまって、顔を赤らめた。

(なんでそんな所を……。偶然か?)

 と私は判断に迷った。しかし、竹刀はさらにトントンとお股の同じ場所を叩いた。それは偶然ではないのは確実だった。先生はわざとそこを狙って叩いているのだった。

(せ、先生、ふざけてるの?お仕置きなら、もっと真面目にやってよ)

 と私はちょっと憤りを感じて、振り返って背後の先生に抗議しようかと思った。しかし、その間も、竹刀は私のお股を叩き続け、それはトントンというリズムから、ピシピシと徐々に強くなっていった。

(……んおぉ)

 と私は感じてはいけない快感を感じ始めてしまって、抗議しようとする気力も失せて、股間の刺激にだけ集中した。やがて腕の力も抜けて、四つん這いに体をささえるのもやっとだった。

「沙耶ちゃん、大丈夫?」

 と先生は訊いた。

「は、はい。大丈夫です。もっと強くしてもらっても平気です」

 と私は、感じていることを悟られまいとして、できるだけ平静を装って言った。

「あら、そう?じゃあ、もっと強くするわよ」

(えっ?強く?)

 と私は警戒した。

 一瞬、間が空いた。先生は竹刀をすくい上げるようにして、私の股間をビシと叩いた。

「おぅ……」

 と私は悩まし気な声を上げてしまった。クリトリスを直撃されては、我慢することはできなかった。先生は、

「うふふ」

 と愉快そうに笑った。私が気持ち良くなっていることがバレてしまった。

(こんなのお仕置きにならないよ……)

 と私は他人事のように思った。その間も、竹刀は休むことなく、ビシビシと私の股間を容赦なく襲って、私は不覚にも悩乱した。わずかに残る理性で、

(私、先生に犯されているみたい……)

 と思った。そして、もっと犯してほしいと思った。私はかなり感じて、知らず知らずのうち、

「あっ、あっ」

 と、喘いでいた。そして、それは先生をも興奮させて、竹刀の打つ手をさらに強めていた。

「沙耶ちゃん、反省してる?」

「は、はい。反省してます。ごめんなさい」

 と私は我を忘れて、一発打たれるごとに、謝罪の言葉を言わされていた。いつのまにかパンツの股間はかなり濡れていたようだった。


11 証拠の染み

 突然、その衝動が来た。身体全体をビクンと痙攣させて、いってしまった。

「んあっ」

 と私は結構な大声で叫んでしまった。先生は、それが何を意味するかちゃんと分かっただろう。

(わわっ、私、こんなところでいっちゃった。竹刀で叩かれて、いっちゃった……)

 と焦ったが、その気持ち良さは何とも言えなかった。

「ふっ」

 と先生は失笑すると、最後の一発を濡れた股間にビシリと食らわせた。私はまた、

「んっ」

 叫んだ。

「もうこれぐらいで十分かしらね。今回はこれで勘弁してあげます」

「は、はい……」

「立ちなさい。立てるかしら?」

 私は立ち上がろうとした。しかし、膝はガクガク震えて、なかなかいうことを利かなかった。

「よいっしょ」

 と私はようやくヨロヨロと立ち上がった。膝や足腰が痛んだ。パンツは愛液でグッショリで、ブルマの表面にまで濡れ通っているのではないかと思われた。ジンジンと心地良く響くお尻を押さえている私に、先生は鋭く、

「気を付け」

 と号令した。私はビシリと気を付けした。先生は今度はすぐに、

「休め」

 と号令を受けた。私は少し足を開いて、両手は背中で組んだ。その時、濡れたパンツがブルマの中でヌチャと音を立てたようだった。

(聞こえてた……?)

 やはり、先生はそれが聞こえたのか、視線を下げた。そして、腕を伸ばして、私のブルマの股間を指先でピトッと触った。

「あっ……」

 濡れているのがバレてしまったようだった。私はどういう顔をしていいのか分からなかったが、とりあえずは、休めの姿勢だけは保持した。先生の指先は私の股間を撫で上げた。それは特段、強い力ではなく、軽く触られているだけだったが、敏感になっている私はキュンと感じてしまって、顔をしかめた。

「お仕置きは痛かったかしら?」

「いいえ、大丈夫です」

 と私は白々しいく答えた。先生は「ふっ」と笑った。先生の本音は、「竹刀で叩かれて、パンツをこんなドロドロにしておいて、大丈夫もないでしょ」といったところだろう。しかし、先生はそんな下世話なことは口にしなかった。

「沙耶ちゃん。ブルマがずり下がっているわよ。ちゃんと穿きなさい」

「はい」

 と私はブルマの両脇をつかんで持ち上げた。「これでいいですか?」

「もっとよ」

「はい」

 と私はさらに、これい以上上がらないところまで持ち上げた。それでも先生は納得してない様子だった。先生は無言で腕を伸ばして私のブルマをググッとかなり強く持ち上げたので、私はつま先立ちになった。ブルマの股間は食い込んで、お尻の肉はプニッとはみ出したようだった。先生はそのお尻をペシペシ叩いて、

「これぐらい、持ち上げていなさい」

 と言った。

「は、はい。ありがとうございました」

「じゃあ、お仕置きはこれでお終いとします。皆のところに戻っていいわよ」

「はい、ご指導ありがとうございました」

 と私は再度お礼を言って、ペコリと頭をさげて、ようやく、お仕置きから解放された。


12 女子同士の嫉妬

 皆は私を心配気な顔で迎えた。

「どうだった?」

 と友人は訊いた。その視線は私のお尻に向けられていた。

「うん。やっぱり痛かったよ」

 と私は自分の手をブルマの後ろに当てた。実際は心地良かったのだが、まさかそんなことは言えなかった。

「沙耶ちゃんだけ、叩かれるのって、不公平だよね」

「そうね。運が悪かったよ」

「お尻、さすってあげるよ」

「えっ」

 ととまどう私だったが、友人たちは私の前後を取り囲んで、さっそく、私のお尻を撫でてくれた。

(なによ、突然……)

 私はそう思いながらも、しばらく、されるがままになっていたが、ちょっと変な気分になって、「もういいよ」と逃げようとした。しかし、撫でている女子方は、

「ダメよ、逃げないで」

 と言って、私を壁の方へ押しつけて、そこへ手をつかせた。私は背後から三、四人に一斉にブルマのお尻をナデナデされた。彼女たちの手付きは撫でるという以上に、私のお尻をブルマ越しに揉んだり、さらに肉を摘まんだりした。

(これって、何のつもりなのよ。さすってくれるって言ってたけど、なんか、逆に痛めつけてない?)

 と私は心の中で思ったが、皆の押しの強さに圧倒された。

「沙耶ちゃんて、やけに先生にお仕置きされるよね」

「そ、そうかな」

「そうだよ。きっと先生のお気に入りなんだよ」

「お気に入り?」

「そう。沙耶ちゃんて、可愛いもんね。だから、先生じゃなくても、私もちょっと意地悪したくなるよ」

 と友人が言うと、他の子も「ほんと、ほんと」を合わせた。

(……そういえばそうかも)

 と私は思った。そして、(皆は私だけお仕置きされたことに、嫉妬しているのではないか)などとも思った。

「沙耶ちゃん、叩かれていた時、めっちゃ喘いでいたよね」

「えっ、聞こえたの」

「うん、だって、かなりの大声出してたじゃん。しかも、やけに艶めかしい……」

「うっ」

「もう一回聞かせてよ

「えっ?」

「ほら」

 女子はそう言うと、私のブルマ越しに指を立てて鷲掴みにした。

「おうっ」

「そう、そう、その声。いい声出すねぇ」

「や、やめてよぉ」

「本当はもっとしてほしんでしょ?ほら、ほら」

 と女子は、私のブルマをちょっとめくって、お尻に肉を直接つねった。

「ああっ」

 と私はその刺激に背筋をのけ反らせたが、痛み以上に心地良さがあった。すでに濡れていたパンツにさらに愛液をジュクジュクと滴らせてしまった。

 私がいたぶられて変に感じているということは、皆はもうすっかり見透かしてしまったようだった。お尻を弄ばれるままに、私は無抵抗になった。そんな私に対して、皆は「今度は私」「次は私の番だよ」と言って、代わる代わるブルマのお尻を揉んだり、つねったりした。私は体面もあるので、

「ちょっと、もう、やめてよ」

 と口だけは嫌がって見せたが、体の方は正直で、皆からのさらに強い刺激を欲しがって、挑発するように腰を後ろに突き出していた。先生からの号令がかからなければ、私たちはいつまでもそのような痴態に耽っていただろう。しかし、先生の

「集合!」

 という号令で、私も含めて皆は夢から覚めたようにハッとして、先生の元へ駆け寄った。私も一人の友人に「ほら、早く行かなきゃ」と手を引かれて、皆に遅れまいと走り始めた。ちょっと冷静になると、ブルマの下で濡れていたパンツに、

(よく、まあ、こんなベチャベチャに濡らしたもんだな)

 と我ながら呆れた。


13 更衣室で一人全裸

 練習の途中、私は濡れたパンツが気になってしょうがなかった。屈んだり立ったりするたびに、股間がクチャクチャ鳴って、しかもパンツが変に擦れるので、練習に差支えるほどだった。おそらく、愛液はブルマにまで染み通っていたはずだが、ブルマが紺色なので、それが目立つことはなかったのは不幸中の幸いだった。

(しょうがない。更衣室でパンツを穿き替えよう)

 と私は決めて、練習の休み時間に、「ちょっとタオルをとってくる」などと適当に理由をつけて、一人で更衣室に戻った。

 更衣室に入って、自分のロッカーを開いた。

(替えのパンツ、この袋の中に入れておいたはず)

 やはり、パンツはあった。万一の用心のために、私はそこに一枚のパンツを用意しておいたのだ。しかし、まさか、こんな形で役に立つとは意外だった。ともかく、私はさっさと着替えようと思って、ブルマを脱いだ。予想通り、ブルマのお股のところにも恥ずかしい染みがついていた。私はよほどたくさん濡らしてしまったようだった。

(ブルマも替えようか)

 私は次にパンツを下ろした。膝まで下ろしたパンツの内側を一目みて、私は「わぁ」と思った。思っていた以上に濡れていて、おしっこをちびったかのようだった。もしかして、知らず知らずのうちに、おしっこももらしていたのかも知れない。

 私はパンツを足から引き抜いた。体育館の更衣室でパンツを脱いで、下半身スッポンポンになるというのは実に変な気持ちだった。その脱いだパンツで股間をゴシゴシと擦って、それは袋にしまった。

(よし。後は替えのパンツを穿くだけだ)

 と私は思った。しかし、私の手は止まった。突然、オナニーをしたい衝動に駆られたのだ。実は今日の帰宅後オナニーしようとは考えていた。ただ、今は部活の休憩時間である。私は自分でも「私、何を考えているんだよ」と思った。しかし、その衝動は強く、右手は勝手にお股へ動いた。すでに興奮していたので、ちょっとクリトリスに触れただけでハァと溜息がもれた。

 私は結局、ダメだダメだと思いつつ、指の往復運動は止められなくなった。拭いたばかりの割れ目は再びいやらしく濡れ始めて、更衣室の中にクチャクチャという淫靡な音が鳴り響いた。

「あぁ……」

 こんな所でオナニーなどしてはいけないと思うと、余計に気持ち良かった。私の空いている方の左手は体操服のシャツの裾の下に潜り込んで、少し膨らんだ乳房を揉みしだいた。私はもう我を忘れて、オナニーに没頭し始めた。

 更衣室の壁の一部は鏡になっていた。私は下半身に何も付けていない状態で、その鏡の前へ移動して、自分の姿を写した。鏡の中には、下腹部の陰毛を露わにした、あられもない姿の少女が立っていた。そんな自分の姿を見ては、私はさらに舞い上がってしまい、興奮のあまり、思い切って上着のシャツまで脱ぎ捨てた。つまり、私は上靴と靴下以外は何も身に着けていない全裸になったのだ。

(うわぁ、なんか、すごい……)

 と私はその背徳感にドキドキした。時間的にあまりゆっくりもできないので、さっそくオナニーを再開した。全裸で、しかも鏡に写しながらのオナニーは格別の気持ち良さがあって、私は腰を突き出して、股間で指をクチャクチャ鳴らして、ハァハァ吐息を突きながら、盛んに一人遊びに耽った。

(もし、この行為が罰として皆の前でさせられたら……)

 と私は変な妄想をして、実際に体育館の中で衆人環視の中、全裸で股間を擦っている光景を想像した。すると、さらに気持ちは高まって、すぐにいきそうになった。

(気持ちいい。いきそう)

 その時、更衣室の外で足音が聞こえた。私はとっさに、

(誰か来た)

 と思って、慌てて上着を取って、頭から被った。そして、パンツを足首に通した。しかし、焦っていたため、よろけて上手く穿けなかった。


14 友人の触る手

 更衣室の扉が開いて、

「沙耶ちゃん、いる?」

 と友人の声がした。声だけでなく、鏡越しに私たちは目が合った。

「えっ?何してんの?」

「あ、いや、これは……」

 と私はとりあえずはパンツは穿いた。

「ねえ」

「えっと……、その……、お尻の確認をしていて……」

「お尻の確認?」

「だって、きつく叩かれたから、どうかなってないかなって気になったから」

 と私はとっさに口実を考えた。友人の表情はその私の説明にあまり納得はしていないようだった。ともかく、私はそそくさとブルマを穿こうとした。

「あ、待って。まだ穿かないで」

「えっ」

「確認なら私がしてあげるよ」

「ど、どういうことよ?」

「自分ではお尻は見にくいでしょ。私が見てあげる」

 と友人は私を壁際に立たせた。

(なんだか、さっきもこんなことをしたなぁ)

 と私は友人に背中を向けながら思った。友人は、

「じゃあ、脱いでよ。可愛いパンツだね。ふふふ」

 と言った。

「分かった……」

 と私は返事して、パンツの両脇に手をやった。しかし、それ以上は手が進まなかった。仲の良い友人とはいえ、パンツを脱ぐのは抵抗があった。

「どうしたの?」

「だって……」

「グズグズしてると、休憩時間、終わっちゃうよ」

「ん」

「もう、沙耶ちゃんはしょうがない子だね。ほらっ」

 と友人は私のパンツをズルッと一気に膝まで下ろしてしまった。

「ひぃっ」

「お尻を調べてあげるね。じっとしてて」

 と友人は私の生のお尻を直に触った。その手付きはやけにベタベタしていた、

(他人のお尻を直接触るの、イヤじゃないのか)

 と私の方がとまどったぐらいだった。

「ふーむ……。別に何ともなってないけどね」

「本当に?」

「うん。何ともなってない」

 と友人は言いつつ、私のお尻をまさぐる手の動きは止めなかった。そして、私は「もう、やめて」とは言わなかった。なぜなら、お尻をまさぐられていることが、ちょっと気持ち良くなっていたからだ。正直、それはちょっとどころではなく、思わず、「んっ」と声をもらしそうだった。それに加えて、私は手が股間に行きそうになるのを我慢しなければならなかった。

「ねえ、沙耶ちゃん?」

「なに……」

「お尻触られて、変に感じてない?うふふ」

「か、感じてないよ」

「本当かなぁ」

 と友人は私のお尻をギュッと揉んだ。

「んあっ」

「ふふ。いい声出すね」

(ああ……、私、気持ち良く感じていたの、バレちゃった)

「私も、もっと触ってあげたいけど、もう時間がないよ。時間に遅れたら、また先生に竹刀でここ、叩かれるよ」

 と友人は私のお尻をピシャピシャと叩いた。私は(もう一回、叩かれてもいいかも)とちょっと思ったが、さすがそういうわけにもいかず、パンツを穿いた。私は力が抜けてヨロヨロしていたが、友人はそんな私の手を引っ張って、二人一緒に体育館へ向かった。


15 帰宅後の妄想

 体育館に戻ると、皆は私を一斉に見た。その視線は今までとは違っていた。それは私を見下すような視線だった。私は当事者だけにそれを敏感に感じて、ゾクリとした。今後は、先生からだけでなく、友達からも、もっともっと虐げられるのではないかと期待して、股間がキュンと疼いた。

 その日の帰宅後、私はオナニーした。オナニーはちょくちょくしていたので、それ自体珍しい行為ではなかったが、頭の中で想像する情景はいつもと違っていた。私は下半身はパンツ一枚になって、ベッドに横たわって、今日のお尻叩きの体験を思い出しながら、両手を股間にやって、そこを上下にグリグリと刺激していた。

「んあっ……」

 私はいつになく気分がのって、つい声を上げた。お尻にビシバシ竹刀をぶち当てられる感触を思い出すと、オナニーがとても気持ち良かった。私は体勢を変えて、ベッドの上で四つん這いになった。そして、後ろから誰かに竹刀で叩かれているのを想像しながら、股間を擦った。

 想像の中では、私は体育館でお仕置きをされていた。ブルマもパンツも下ろされて、お尻は剥き出しにされた。その二つの丸みに、先生は竹刀をビシと振り下ろした。私は先生にも、友人たちにも見られているのを承知で、四つん這いの片手を股間に伸ばして、グリグリと刺激した。

「んんっ……、ああ……」

 と私はその想像の中でお尻を叩かれながら、盛んにオナニーした。

「沙耶ちゃん。あなた、今、お仕置きをされているのよ。その手は何をしてるのかしら?」

 と先生は上から声をかけた。

「だ、だって、私、お尻を叩かれて気持ち良くなっちゃったんです」

「いけない子ね。もっときつく叩いてあげるわ」

 と先生は言って、私のお尻をビシビシ叩いた。私はアンアンよがらされた。ベッドの上の私は絶頂を迎えて、「おおっ」と雄叫びのような声を上げていった。(完)




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