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ちばくんのしっぱい【おねしょ×ケモショタ×お仕置き】

『ちばくんのしっぱい。』 「せんせーさよーならー。」 「はい、さようなら。」 笑顔で手を振り。何人か他の先生が相手をしている子を残し。 幾分手すきになる。 (これ以上はバレちゃう!!) 「只野せんせい、ちょっと任せちゃっていいかな?」 「どうかしましたか?千葉せんせい。」 「えっと、あの、そう!!ちょっと用事!!職員室に残ってて!!だからちょっとだけ戻ってもいい?」 「いいですよ、あと三人ですし。遅くなる連絡ないから、もう少しで来るでしょうし。」 「ごめんね!!」 嘘をついた罪悪感を感じつつ。 慌てて更衣室に走りこむ。 合計四回。 急いでズボンをずり下ろすとどうにか横からもれたりはしなかったらしい。 だが、たっぷり四回分、しかも日中蒸れたオムツの中のオシッコは強烈なニオイがする。 仕事中、同僚や、園長から、頭を撫でられたり、褒められると子供たち同様に。嬉しくなると。つい、ヤってしまうのだ。 お昼寝時間はどうにか事務作業などで、添い寝を回避してきたから着任3ヶ月、どうにかバレずにやってこれたが。 コレばかりは、学生時代がそうであったように。今更突然の改善が出来るわけも無く。 仕事中のうれしょんお漏らしや、オネショが治らないのだ。 たまに小型犬タイプの獣人にはいるらしいとは言われているが。 それでも少数派だ。 トイレトレーニングもままならないヤツに対して世間の風は厳しい。ましてや幼稚園の子供たちにトイレをきちんと使えるよう教える側の先生が。 おもらしっ子なんてバレた日にはどんなコトを言われるか。 考えるだけで恐ろしい。 「このままじゃ"おしっこちびり”のあだ名でまた呼ばれちゃうよぉ。」 さすがに子供たちにそんな風にバカにされた日には立ち直れない。 ぐっちょりと、オシッコをすったオムツをこっそり鞄に忍ばせておいた、ビニールへ。つっこみ。 耳をしょんぼりと下げながら。下着に目をやると。 いつもなら予備に入れてるはずのオムツが空だと気づく。 「しまった!!昨日使い切っちゃったんだった。」 あまりの出来事に打ちのめされ、時間の経過も忘れ。お尻もおちんちんも丸出し状態でうーんうーんと鞄に向かい頭を抱える。 「でも、どうしよう、ズボンをこのままはいて、失敗しちゃったら……。」 ズボンはぐっしょり染まって、周りの人間にバレてしまう。 ちょっと嬉しいだけで漏らす自分が悪い、トイレが出来ない自分が悪い。 そうおもっても、理不尽なまでの残酷な状況に涙がボロボロと零れてきてしまう。 「うぅぅ~。」 「最期の見送り終わり、戸締りも終わりました。千葉さん?こっちですか?」 「え?あ、だめぇ!!」 悲鳴に近い声もむなしくまだほんのりおしっこ染みの残るお尻を扉に向けた間抜けな体勢でかがんでいる姿をモロで見つかってしまう。 「あ、あ……ぅわぁあ~~~~ん」 子供のような泣き声が更衣室にこだまする。 「ちょっと、落ち着いてください。大丈夫ですか?体調とか悪かったんですか?」 一度の事故と勘違いしてくれたなら誤魔化しようも会ったかもしれないが。 踏み込んだ只野の視線の先、鞄の中。 しっかりオムツ対策していたことまでバレてしまっては、もう言い訳が千葉には思いつくことは出来なかった。 子供泣きしてへたり込む千葉に対し、最初は驚きながらも、おもらしをしてしまった子供へするように。 「大丈夫ですよ、怒ってないですから。」 と頭を撫でぎゅっと抱きしめられ、背中をトントンされると。 怒られたり軽蔑の言葉を向けられないとわかった安心感から。 再び嬉しいという気持ちと、おしっこの波が襲ってくる。 「っひっ、く、ぐず。」 泣きじゃくりながら、新しい水溜りをつくってしまう。 泣き過ぎてぼんやりする頭で、只野から出される指示のまま濡れタオルでオシッコ染みを取るように下半身を拭くと。 バスタオルをまいて椅子に座る。 「あの、只野くん。」 「もう少しで終わりますから。落ち着きましたか?」 冷静な対処。先生の鑑みたいな対応に。複雑な気持ちになる。 動機なのにこの頼もしさの差ときたらと。 どうしても落ち込んで、再び涙の膜が目をふさぐ。 「さて、と、持病か何かですか?それなら一応園長や他の先生にも知っておいて貰わないと。今後何かあった場合。」 「違うの!ちがわないけど違うの!!」 もう、ココまでくると、薄情するしかなかった。 就任して一ヶ月もせずお付き合いを申し込まれ。 そのまま返事を保留して、二ヶ月逃げてきた理由も。 全て嬉しい時や、ちょっとトイレ行き忘れるとすぐにオネショというおもらし癖のせいだったと。 正直に告げる。 想像もしていなかった、告白保留の返事に少し困った顔をして。 「……すこし、場所を変えましょう。先生も今混乱してるみたいだし。車出します。あ、着替えはありますか?」 といつもどおり優しい、只野の紳士対応に 「……っ」 言葉に詰まっていると。 察したらしく、更衣室の奥へ行き。物置をがさごそと漁りだす。 「あった。」 ナニが?と尋ねる前に目の前に差し出されたソレに救われたというキモチと恥ずかしさや悲しさでいっぱいになったのは言うまでも無い。 数分後、いつもより少しばかり尻の感触が違う子供用オムツにソワソワしながら。助手席に乗っての帰路。 気まずい沈黙というよりは、問診表に記入するような内容を只野に投げかけられていた。 「では、私からの告白が迷惑だったわけではないんですね?」 「は、はい。」 ミスターパーフェクトとか言われそうなくらい。 教育実習の時から他校生でありながら優しくフォローしてくれる同級生は純粋に憧れだったし。素直に答える。 男性と意識したことがあるかといわれれば、よくわからない。というのが本音だが。その辺は今までの恋愛経験が無いといったところで。納得してくれたらしく。 次第におねしょや、おもらしの状態や頻度、対策としてとってきた方法を全て20分の道のりで告白させられることになった。 帰り道ドライブするーで弁当を買いながら。 暫くの沈黙の後、只野がある提案をする。 「イロイロ聞きましたが、千葉君。君ちゃんと病院に通ってないんですね?」 「だ。だって、体質だって言われたし。ほら、オネショは精神的なものでストレスとかいうじゃないですか。だから、そっちは珍しくないし。」 「でも、小型獣人だからってウレション癖が今の年まで。治さないのは赤ちゃんと変わりませんよ。」 想像していたよりキツイ言葉に涙がボロっと再び零れてしまう。 事実だが、人に指摘されると辛い。 やっぱり只野君も意地悪するのだとリュックを抱きしめポロポロ泣き出す千葉の頭にそっと手が置かれる。 「告白するくらいには、好きなんですから、別におもらし癖あるから嫌いで言ってるんじゃありません。落ち着いてください。」 勘違いはしてくれるなというその言葉に。 プルプルと震えながらも頷くと。いつもの優しい笑みを浮かべ。 「トイレトレーニングしましょう。」 にこやかにとんでもない爆弾をぶち込まれる。 「トイ……いや、でも普段トイレは行けるんです!本当ですよ!?」 「だとしてもです。じゃあ、お泊り保育の時はどうするんですか?」 「寝ません!」 「着替えを園児たちに見られたら?」 「それはっ鍵かけます!」 「そういいながら、今日忘れちゃったんですよね?」 同じ年なのに、只野は千葉より数倍弁舌が立つ。 一瞬で封じられた反論に、口をパクパクさせながら。 「でも、だって。」 を子供のように繰り返すが。 既に駐車場に止まった車のハンドルにのしかかる様に体を預けながら、提案の続きを言う。 「私は、千葉くんの秘密がバレないように出来る限り協力してあげます。その代わり。」 「その代わり?」 「千葉君は僕と付き合ってください。恋人同士なら多少恥ずかしくてもトイレトレーニングしてても楽しいですよ?きっと。」 「ムチャクチャだよ!?」 二個目の爆弾発言に目を白黒させながらツッコミを入れるが。 どうやら拒否権は無いらしい。 喉元を撫で、耳の付け根や頭を片手で撫でながら、尿意でもぞもぞと葛藤している状態で。もう一度尋ねられる。 「ちょっとイイコイイコされただけでおもらししちゃうのに。コレからもお仕事するときこまるじゃないんですか?」 「でも、だからって付き合うとかは。」 「私のことキライですか?」 中型と大型の犬獣人の雑種なのだろう。 大柄で、ぱっと見はシェパードのように屈強な体つきに、柔和なイケメンに、男女関係なくときめかない方がおかしい。 ましてや、そんな人が自分を好きといってくれれば少なからず嬉しい。 けれど、ずっと悩みの種でありコンプレックスであるソレの世話をされることには抵抗がある。 問答を一時間以上していたように思う、膝の上で冷め切った弁当の袋と、一切折れない彼に。 最終的には千葉が折れる形で。 交際とトイレトレーニングをする約束に約束げんまんを交わす。 ただ、この後、体質改善や栄養師の資格勉強もガッツリした経験をもつ。この強引な恋人に脅しではなく。 OKしたことを後悔する程度に、何度もお尻をぶたれ叱られるハメになる事までは想像もしなかっただろう。 恋人同士なのだからと、まずは隣同士合鍵交換。 順序が早いような気がするといっても。 盗むものはないし、仮にそういったトラブルが出れば、警察に出向いてくれてもかまわないと。言い切られるとソレ以上何も言えず。 『がんばるノート』 園児たちのちいさな目標の経過などを書くノートを模したノートを作った彼に以下の項目の約束をさせられる。 ・通勤前、オムツ予備の確認はきっちりすること。 ・仕事中、一回でもおしっこをお漏らししたら。報告。 内緒にしたり、勝手に捨てて誤魔化したら。おしおきですよ? ・オネショもきちんと報告すること。 『寝る前にトイレに行く。』『ジュースや水を飲み過ぎない。』『お酒は禁止』『隠したり、嘘をつく』 コレのどれかを破って週に3回オネショをしたらオシリペンペンを年の数×忘れたお約束の数叩きます。 次の週まではオムツで寝させます。 ・3回失敗してお尻ペンペンして、オムツになってもお約束を破る。とっても悪い子だった場合は。 ベランダでオネショしたお布団の横でお尻ペンペン。 若しくはおしりぺんぺ100回の刑にします。気をつけましょう。 ・おねしょのお仕置きを一回受けるたびに。千葉君の部屋をかわいくします。 「ナニコレ!?ムチャクチャだよ!?」 「そうでもないでしょう。お約束は、園児たちとしているものと大差ないですよ。」 「だけど、お、おし、おしりペンペンとか?冗談だよね?」 「……試してみますか。千葉くんは小柄ですが大人ですから。もし、オシオキするなら。大人としてオシリペンペンしますよ?とーっても痛いけどガマンできますかね?」 「いやいやいや、大人としてのオシリペンペンなんておかしいよね!?」 必死に書き換え要求するも空しく。 一項一項説明と説得、論破をされ。 理不尽で厳しい恋人のトイレトレーニングを受けることを受諾するしかなくなった。 「うぅ、気をつければ平気だし、そんなオシリペンペンなんてされないからね!!」 プイッと膨れてそっぽを向きながら、一緒にお弁当を食べながら記されたノートを押しやる姿にクスクスと笑いながら。 「気をつけてください。でも、どれだけ失敗しても。治るまで付き合いますから。ね?拗ねないで、諦めないでがんばってみましょう。」 イケメンのそういう優しいのずるい。 そうおもいながら、頭を撫でられ。 じんわりとまた股のあたりが生ぬるくなるのを感じる。 「……いま、お漏らししたんじゃないですか?」 ギクリと体を強張らせ、一瞬言い訳を使用か迷うが。 先ほどのオシオキ宣言が怖く。観念したように答える。 そうすれば、最小限のオシリペンペンやお部屋改造ですんだのかもしれないのだが、それからさらに3ヶ月。 お外デートもする程度に。親密に発展した2人の関係と同じくらい。 千葉の部屋はメリーゴーランド風の木馬を置いても違和感が無いほど可愛らしく子供部屋風にDIYされてしまっており。 ほぼ毎週、週末幼稚園の休みの日の午前中は。 デート!といいたいところだが、一週間溜めてしまったオシオキポイントの清算として。 しっかりオシリの躾もされてしまうようになったのは。 2人だけの内緒だが。最初のように、怖い、痛い、恥ずかしいというよりは。 ほんの少し、未だ、嫌わないでくれるという安心感を感じてるのは。 2人ではなく、千葉だけの秘密でもある。 一人で悩んで落ち込んでいたときよりも。 いっぱい叱られ、膝の上の、痛いオシオキと、終わった後の優しいぬくもりで、オネショの辛さはプラスマイナスほんのすこしプラスになったような気がするのだった。

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