息抜きにツイッターに欲望の限りぶちまけた
アリスソフトでおなじみランスシリーズ集大成
決戦二部登場の息子世代
リアの息子ザンスと、クルックー息子(主人公)エール
ザンス×エール♂の和姦モノ小説の清書版。
親愛なる強引で臆病な暴君【ランス10・ザンス×エール♂】
騎士団の役職につけてやる!
将軍クラスがいいのか?欲張りめ。
いや、でも俺の弟なら当然だな。
もちろん実力がなけりゃ切るし、そんな肩書きやるかよ。
なんて、兄馬鹿なのか、リアリストなのかよくわからない理屈で。
役職と、城の中に部屋をあてがわれて
はや3ヶ月。
多忙を極めた赤の将軍と常に行動というわけにもいかず。
所属部隊が違う関係で、数週間ぶりにザンスと会った時のことだった。
もそもそとアダルトランチを食べていると。
「今晩ツラ貸せ」
いきなり現れて、しかも不機嫌なザンスに。キョトンとしているエールとは対称的に周囲は凍りつく。
ザンスの不機嫌というのはリア女王程ではなくとも。それなりに脅威なわけだが。
その空気を読まないエールは、こっくり頷き。
わかったと返すと。
「一緒に食べる?」
などと暢気にたずねる。
「いらん!!」
フンッと荒い鼻息で、きびすを返し、立ち去ってしまう。
「なんですの?アレ、喧嘩でもしたんですの?」
チルディに尋ねられ、
「さぁ?」
正直に答えると。
「……誰かさんではなく母親似で、読めないですわね。まぁ、仲直りなら早くなさいね?」
と、大きくため息をついてから、元気を出せというように肩を叩かれる
何かしでかしただろうか?
頭をひねりながら、部屋へと戻る。
夜中、宣言どおり、深夜というには少し早い時間ザンスが部屋を訪れる。
「おぅ」
扉を開くと、周囲や屋根裏に、人の気配を念入りに確認し部屋に入ってくるザンスに。
「どうかしたの?」
ようやく質問を投げかける。
「相変わらずなんもねー部屋だな。俺がやった物は捨てたりしてないだろうな?」
「ちゃんと置いてある。」
来たばかりの頃ふらっといなくなりそうだからと、彼からやたらモノを買い与えられた時期があった。
毎日のようにザンスが持ってきては与えた珍妙な置物や武具の数々だ。
「ザンス?」
どこか、安心したような表情を浮かべつつ、落ち着きのないザンスはそれを手に取りながら、エールと視線を一切合わさない。
「ところで、だ、おまえ…その…したのか?」
「?………なにを?」
「セックスだ!セーックス!告白されたんだろ!?うちのうるさいのが噂してたんだよ!!」
なんだその手の話か。
ザンスはイロイロあって未だ童貞であることや、人に与えられたくないとか、強い子孫をなんていいながらも。
国に戻ってからも、リア女王に応援、いや、正しくは邪魔されたり、なんだと恋人のコの字も出来ず。
勿論、スシヌとの関係も一切進展しておらず。
そういった話題がエールにもちあがると全力で、探りを入れてくるのだ。
乱義にはそういった面では既に完敗しており。
アイツは質を選ばないからなんて負け惜しみを口にしていても。
弟にまで先を越されたくないと。
必死の形相は面白いと、酷い感想をエールは抱きつつ。
正直に答える。
「してない。」
「嘘じゃねーだろうな?」
「してない。」
鋭い眼光にも慣れており、素で返すと
「焦らすんじゃねぇボケ!」
理不尽な叱責とゲンコツを食らわせられる。
「いたい……。」
ムスリと答えると。
「一瞬、ほんの一瞬焦っただろうが。いや、あれだ、焦ってない、いや、変な女に弟が騙されたかもしれないって聞いて、実際騙されてたら笑ってやろうと思ってだけだ。うん。そうだ。」
実際は、使用人の少女から、告白されたという話を人づてに聞き、尾ひれがついたソレは交際しているとまでなっていたのか。
童貞の豊かな想像でセックスまで至って大人の階段を先に上られたと勘違いしての今日の来訪だという事実に。
エールは、彼に若干の間抜けさと、普段傲慢の塊でありながら、意外と繊細さを、かわいく感じる。
「大丈夫だよ。」
「おぅ。」
安堵しながらも不貞腐れたベッドに仰向けになるザンスの頭を、そっと撫でる。
「なにかあったの?」
「また、おふくろのやつ…」
ワナワナと怒りに震える様子に、リア女王の偏執的な息子の成長記録の一部にしたがってるそれを思い出す。
「ご愁傷様。」
「人事だと思って……。」
恨みがましい視線と、撫でるなというように手を払いながら。
ため息のように彼の本音が漏れる。
「流石にスシヌが初めてになるとかは勘弁だっつの。」
時折口に出すスシヌの政略結婚と、彼女への執着や、今のような本音は。
彼自身はプライドや、俺様思考の都合のようで、多分きちんと恋慕が混じっていることをこういう時エールは感じる。
そのたびチクリチクリとひっつき虫が指先を撫でる程度だが、少しだけ。ほんの少しだけ自分の中にも違和感が生まれる。
いつの間にかスシヌに自分も横恋慕していたんだろうか?
それとも……
初対面の時、長田君たちの怒りへの賛同より。
カッコイイ人だなと思ったし、そのあと不憫で格好悪いところや、案外間抜けなところ、乱暴なところも。
キライではないと思った。
その感情はただの兄弟としての尊敬的な何かと思っていたが、あるいわ。
大型犬を撫でるように、頭を撫でて考えを誤魔化そうと試し見る。
「だぁぁ!!!うぜぇ!!」
「!?」
怒声を上げながら、急に腕を引かれザンスに見下ろされる形で、ベッドへと押し倒される。
「……ザンス?」
この状況を誰かに見られたら、いらぬうわさがと思うのだけれど。
どこか切迫した表情のザンスの表情に言葉をさえぎられる。
「っ……、オマエ、セックス経験ゼロだし、ヘルマンの時も結局ヤらずじまいだったんだよなぁ?俺様の弟が、そっちはてんでダメっていわれたら。可哀相だからな。俺が教えてやるよ。」
ムリに茶化して。悪ぶるあたりは出会った時のままだ。
「ザン……んむっ」
塞がれた唇の感触に固まり、目を見開く。
ガチッ
微妙に当たった歯の痛みに現実に引き戻され。
呆然とザンスを見る。
「隙だらけなんだよ!ばーかばーか!」
勝ち誇ったように言う彼の顔は暗がり、月明かりでもわかる程度に赤くなっている。
エールもそこでようやく自分の気持ちを認める。
何事にも動かなかった、そっち方面での気持ちが。
ザンスに向いている事実。
勢いのキスに赤くなってるのは多分ザンスだけではない、自分も耳まで熱く。顔は多分ゆで蛸状態だ。
ザンスがゆっくりと服に指を這わす。
多分拒めば彼は止められる。
そんな気がした。乱暴で強引だが、噂で聞いた女性を扱う時の父とは違い。
欲望だけで実行するほど自由な人じゃないからだ。
根がマジメな優しい暴君。
緊張し、汗ばんみ、震えた掌がソレを物語る。
「いいよ。練習でしょ?」
気にしていないのは嘘だ。エール自身、突然訪れた棚ぼた状況に迷いながらも。
ザンスの手を取り、ゆっくりと指を絡め。
握った指先に口づけをする。
女を抱けない焦りだけでここまでできる奴じゃない。
それなら多分理由があってのことだから。
もしかしたら、スシヌと同じくらいには。
そういった候補に見てくれたかもしれない。
男だから子を産むことはないし、恋愛というかセフレ?というやつかもしれないが。
それでも、ザンスが言い訳をしながらも、自分を選んだことが嬉しかった。
ぎこちない口づけにゆっくり唇を開き、舌先でお互いを探るようにノックをしあい、ゆっくりと絡める。
ちゅ、くちゅ、ちゅぱ ちゅっ くちっ ちゅっくちゅっ
舌先を動かすたびに耳朶に響くような唾液音が、やたらえっちに聞こえて。
握り合った指先に力がこもる。
キスをする時は目を瞑るんだっけ?
初めてのキスにお互い、相手に失敗しないように、薄目を開け。懸命に貪る。
最初は、なんとなく手順だからというように始まったキスは。
絡まる舌先の体温や生々しい音に、脳まで痺れるような感覚を感じ。
どんどん深いものになる。
「もっと……」
「くち、ひらけ、ばか。」
最中すら微塵も色気のない言葉を交わしながら喉奥まで舐めるザンスの舌に指が離れ、思わず縋りつくように胸元を握ってしまう。
「っ」
「ん……苦しかったか?」
「へいき。」
「はん、ドロドロに溶けた顔して説得力ねーよ。」
不機嫌なような、勝ち誇ったような言葉に。
「ザンスこそ。ここ、カチカチ。」
と股間に指をすべらせる。
「ばっ!!どこ触って!!?」
慌てるザンスが逃げぬようにきゅっとズボン越しに握り締め。やわらかく、いつか見かけた、青姦カップル彼女の動きを真似して、シコシコと上下に手を動かす。
「てめっ、やめっぐっぁ」
敵に責められても聞いたことの無い、切迫した声がザンスから漏れるのがうれしく。指先に更に力が入る。
「っ」
ひときわ熱くなったあと、小さくザンスの肩が跳ね、一瞬膨張したソレがすこしだけ納まりを見せる。
しまった。やりすぎた。
そうおもったエールは、青筋の額に浮かんだザンスにシーツへと深く押し倒される。
「いたっ」
「おお、わりぃな、力加減間違えちまった。」
「……。」
こういう時嘘で取り繕わないだけわかりやすいが、謝罪しようと。しばらく不機嫌なのが変わりないザンスに。
「服、洗ってくるよ。」
ととりあえず提案するが。
「どうせ、今からソレ以上のことすんだからどうでもいい。」
と投げやりに返され。先ほどとは違い体重をかけ、押しつぶすような口付けと、意味深に擦りあわされる太腿に。
思わず甘い声を漏らす。
「んっ……。」
「はっ、女みてぇ。」
首筋をあまがみするザンスが、先ほど射精させられた仕返しといわんばかりに言葉で責めてくる。
「……まっ、まって、本気?」
首筋や乳首へのカリカリと引っかく程度の愛撫に気持ちよさを感じ。
なし崩しにココまで来てしまったが。
ズボンを下ろされかけ、初めて自分が女役をさせられかけてる事実に気づく。
「黙ってろ。案外男同士でもイイかもしんねぇだろ。ソッチは。大体、女も男もケツの穴は一緒だし」
ぶつぶつと自身に言い聞かせるように。
女性で試せない快楽を実践したいのか。
それとも、引くに引けないだけなのか。
ローション実で作ったらしい潤滑油をポケットに忍ばせていたらしく。
ソレを手に垂らし、唾を飲み込む音がお互いに聞こえるほど緊張しながら。
男としては当然だが、女役をするためのその穴へ指の挿入をする。
「うぉっ!?」
女の子モンスターのオッパイを触った時のような素っ頓狂な声を出すザンスと、節ばった太く長いザンスの中指に一気に貫かれたエールは仰け反るように悲鳴を漏らす
「ひぁっ」
「めっちゃぬくぬくしてる。」
「いわないっんっ」
「んだよ、きもちいいのか?メス顔になってんぞ。」
ニヤニヤしながら。
内壁の感触にまだ興奮しているのか。
サディスティックな表情を浮かべ。
じゅぽじゅぽと指を前後させる。
「ザンス、だめっそれ、だめっ」
挿入は大丈夫だが、挿入した後一瞬あたる前立腺といわれる感じる場所にふれたあと。
引き抜かれるその瞬間が、内側からめくられるような羞恥心と、開放感で脳が痺れ、視界が白く明滅する。
「はっあっ。ざ、ざんすっ、やめ、やめて。」
比較的口数の少ないエールが、必死に懇願する姿にザンスのスイッチが入る。
鬼畜というには優しすぎるが。
その痴態に興奮せずクールに決められるほど、彼はおとなではないということだ。
「……最期までためしたくなった。」
「え?」
練習といいながら、多分さわりっこ程度で済ますつもりだったのだろう。
途中までは、けれど自身の射精姿を見られ、エールの乱れまくりながら足を開き揺れる姿を見て、堪えられなくなったらしい。
「わりっ……文句なら後で聞いてやる。」
その言葉がおわるかどうか、自分のブツよりふた周りほどでかいマグナムサイズのザンスのザンスに腹奥まで突き上げられる。
「あっがっ。」
鈍い声を漏らすも、めくられるといった先ほどの感覚が数倍の太さで行われ。
白どころか赤く明滅するような気さえして。
チカチカとする意識の中。
ただ、腹の異物間に対し、不快と、キモチイイがないまぜの快楽で腹の中ごとかき混ぜられる。
「あっあっざんすっざんすっ」
グチュジュポッズップ、パンパンッパンパンッ
られられで見た映像より数倍生々しい音を立てながら、肌とはだがぶつかり合い、抜きいれられるたびに、愛液のようにローションがあわ立つ。
こんなはずじゃなかった。
そうお互いおもっているはず。
その一報で、この快楽と、目の前の痴態を晒す兄を弟を自分のものにしたいという、本能的に独占よくの強い感情が胸の中でうずく。
「ちょうだいっ、さいごまで、ザンス、おっきいのちょうだいっ」
「けっおまえは娼婦か何かかよっくっ」
甘い声で喘ぎまくるエールを抱え込むように抱きしめながら腰の動きを止められず、皮肉を口にし、自分の表情や、情欲を誤魔化しながら。
そのまま二回目の絶頂は、エールの中へすべて吐き出す。
一度目の中途半端な吐露ではなく。
全てを注がれたエールの腹はゴポッと鈍い音を立て、失神寸前でとろけた顔のまま。全身びくつかせたエールは。
ザンスの絶頂に吊られるように後ろに挿入されたまま、達した。
素面でそこまでやってしまった事実をどう誤魔化すのだろう。
全てザンスに投げてしまおうかと。
無責任なことを考えながら、だるいからだで目を覚ますと。
律儀に腕枕をするような態勢でザンスがエールの顔を覗き込んでいた。
「?なに?」
寝ぼけ半分にたずねるエールに。
「……なんか、八つ当たりしてうえ、なんつーか。悪かったな。」
ボリボリと頭をかきながらばつの悪そうに拗ねた顔のザンスに、少しだけ意地悪なエールはイタズラな笑みで答える。
「気持ちよかったよ。」
「っ」
一本とられたザンスは再び真っ赤になったものの
「当たり前だ。ボケ、この俺様がベッドテクが悪いわけねーんだよ。チャンスがないだけだ。」
などと強がって見せる。
「……ザンスはイヤだった?」
一応というようにノンケで、女にこだわってた彼が、その場の感情に任せヤってしまったのだからと。
たずねるが。
そこはエールの見込み違いだったようで。
「本気で練習でここまでするかアホ」
という暴言が返ってくる。
「え?」
「……ふんっなんでもない!!明日の朝も早いんだからさっさと寝ろ!!」
「……ザンス、部屋戻らないの?」
「うるさい!!」
元々抱くつもりだったということか、それとも?
愛人としてなら男もありと考えを改めたのか。
多分たずねても答えてくれない、不機嫌でワガママな兄の背に頭を預けて眠ることにする。
ザンス自身、自分の気持ちがわからず確認のため抱くか抱かないかはギリギリまで悩んでいたなどと。言えるわけも無く。
うやむやになし崩しな、ただれた関係はむこう何年も続くことになるのだが。
その関係が始まった頃、幼児の求愛のように、再びエールの部屋に珍妙なプレゼントが増えたことは。
たまたま遊びに来た長田君に言われるまで。
当事者2人はまったく気づかないのだった。
強引で臆病な暴君は、無垢で意地悪な弟にふりまわされつつ、仲良く暮らす。将来の秘密の恋人とも知らずに。