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西條サトル
西條サトル

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[エデンズリッターグレンツェ] クリスティア制作秘話

こちらWAFFLE様のソーシャルゲーム『エデンズリッターグレンツェ(以降デンズリ)』にて12月15日より限定実装されております『【クリスマス】クリスティア』に関する制作秘話となります。

メニメニメニメニ……🍎

設定(プロフィール)のおさらいとして

クリスティアは、2022/04/15にリッターフルフルとして実装されたキャラの変身前となります。ゲーム内プロフィールを引用しますと『本名はクリスティア・セレスドール。大貴族セレスドール家の令嬢にして、民衆から圧倒的に人気を誇る歌劇場のトップスタァである。聖遺物「聖琴ミューゼス」に選ばれしロード級のリッターであるが、彼女は楽園の騎士としての力を、自らがスタァとして輝くために使用している。王族議会をも裏で操るほどの巨大な権力を持つ大貴族セレスドール家の一人娘で、幼いころから甘やかされてきた放蕩娘であり、とにかく好き勝手やってきたワガママお嬢様。歌劇の才能は本物で、歌、劇、踊り、楽器、詩歌、その他あらゆる芸術にすぐれた才能を持つ。その美貌と相まって、芸術の神、天才とも称されている。』

元々のキャラコンセプト

リッターフルフルは大元のキャラ発注として、高飛車でナマイキ、精神的な未成熟さを持っているとあったので、それらの要素をベースにしつつ、今までのデンズリのキャラクターデザインのラインナップを見てデザインを起こしました。

デザイン(線質や服飾、ポーズ構成など)の前提条件として、デンズリの配色に合うようにかつ、キャラの量感にプラスして"低重心"を想起させることを盛り込みました。

(個人的なデンズリのデザインイメージ分析として、Q-Gaku先生のデザインをベースに、モグダン先生のキャラの印象が全体イメージを作り上げていると分析したため) 端的にいえば量感の迫力と塗りの雰囲気に合うような癖っぽさを意識はしております。

キャラとしてのビジュアルコンセプトに関しては、デンズリのキャラはツリ目が多い傾向を感じていたので、『垂れ目キャラ』を大前提としました。服飾に関しては、豪華な感じと指定があったので、キャラ設定から逆算して"歌劇感"が出るように仕上げております。

当時は手探りな要素が多く、何とかカタチになってホッとしたのを今でも覚えております。ここだけの話ですが、前述のとおり手探り感が強く、作画テンションの方向性が煮詰まっていない感じが仕上がりに出てしまったなぁと個人的に反省しておりました😇😇😇

クリスマス限定キャラとして

今回のキャラクターデザインはこのような感じに仕上げたのですが、まず、前回の反省を活かした方向性にしようと思い立ちました。そこでシナリオとのシナジーを考え、エデグレのシナリオのテンションだと面白くなりそうな要素は何かと考えたところ、クリスマスだから"現代のクリスマス"のコスチュームにするのはらしくないと思い至り『異教のクリスマス』をチョイスすることに(ざっくりいえば、北欧のクリスマス➡キノコ➡武器)。

キノコをナガモノとして発想を飛ばしたのは、某バラエティ番組の"しばきあい対決"が元ネタとなります(『ぷろれぇす』の話は決まっていたので)。

ベースの衣装はプロレス衣装っぽいサンタルックにし、武器をキノコに、キャラデザインの構成をクランプス寄りに、若干のギャグベースで取り込む案を出したところ、通ってしましました。(笑)

ベニッテェングェ・ス・ウォード誕生の瞬間です🍄

ベニッテェングェ……スウォォォオオドゥッ!! CV:レニー・ハートかな?

異教のクリスマス

クリスマスに関して深く言及すると長くなるんで、かいつまんでお話をしますが、現代のクリスマスはキリスト教の改宗によって統一された『クリスマス』であって、元々の"お祭り"は各国の宗教によってまちまちでした。今回チョイスした"クリスマス"は起源となる北欧の冬至のお祭がベースにあります。そのお祭は、冬至に太陽(の活動)の復活を願い、シャーマンが儀式をするもので、その儀式で使われるのがベニテングダケだったのです。ベニテングダケとの関係性に関して、儀式的なお祭より更にさかのぼれば、お酒がない時代に当時の人々が、酩酊状態を獲得するために、ベニテングダケをトナカイに食わせ、酩酊成分だけが残った『解毒された"尿"』を飲み回ししていたそうです。おしっこの回し飲み、それも4,5回は再利用できたそうだとか。北国の生存は大変だったんだなぁと思わせる風習です。

科学が発達していない時代の人々は、今よりも発狂リスクが高かったんだなと風習などを調べていると常々感じるんですよね。一時的なものかもしれませんが、こういうのを考察していると間接的にでも"生きてて偉い"と肯定できるような作品を作りたくなります。

サンタのカラーリング

ところで、サンタのカラーリングに関して、コカ・コーラ社が決めたとされるのが表向きの通説みたいな風潮がありますが、実際は先のシャーマン(シベリア)の服装の赤・白から来ているとされていますそのカラーリングこそがベニテングタケでサンタカラーはベニテングタケが元となっているとする説があります。またサンタが煙突から入ってくる話なども当時の人々の生活風習(シャーマニズム)から来ているとも言います。現代のサンタのイメージは、いい子にプレゼントをする陽気なおじさんのというホッコリする感じですが、遡っていけば北国の厳しい環境で生存するための儀式的な側面が出てくるので中々に興味深いお話ですね。陽気な要素に関しても諸説ありますが、ここではあまり掘り下げないでおいておこう……。🎅フォフォフォ…

北欧神話とベニテングタケ

ベニテングタケは日本では毒キノコとして有名ですが、海外では人気のキノコでして結構馴染みの深いキノコなんですよね。海外では『幸せのキノコ』と呼ばれてたりします。先程の風習でも触れた通り、文化的にも関りがあり、さらには北欧神話においても、ベニテングタケはオーディンの軍馬『オーディン』の涎から生まれたと言われています。また、北欧神話の『ベルセルク』の力の源としてベニテングタケが挙げられたりしています。(北欧神話を信仰していたバイキングはベニテングタケを漬け込んだお酒を飲んでいたという伝承もあります)

北欧のキノコ文化の違いは、ベニテングタケに限った話ではありません。猛毒キノコである『シャグマアミガサタケ』(下処理段階でも知識ないと死亡事故が起こります)を食す文化があると思えば、近年までは『マツタケ』を食す文化がなかったというから驚きです。(フィンランドでは自然享受権というのがあり、私有地の山菜など自由に採れることから、フィンランドで松茸狩りすると良いよという小話を耳にしていた人もいるのではないでしょうか)

おキノコの話は、ここまでにしておきまして。このような背景があり、クリスマスクリスティアをデザインし、実装まで漕ぎつけました。細かい小ネタを運営サイドも考えて下さっているので、そういったネタも含めて楽しんで頂けると幸いです。それでは、皆さん良いクリスマスを……

😇😇😇リア充は星になれ😇😇😇

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Comments

ありがとうございます~。 いえいえ、ウチが担当したキャラに関わらず、商業作品は色々と考えられてるキャラ造形が沢山あるので、元ネタ考察すると結構面白いですよ✨

西條サトル

天井ギリギリでなんとかゲットして今夜色々と使わせて貰いましたが、まさかここまで綿密な設定というか要素があったとは…勉強になります

グルーデン 


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