タンッタンッと子気味良くステップを踏むラルフ。
(…どうする…カウンター…しかないか…!?)
俺は必死に頭を動かすも、良いアイディアは浮かばず———出てきたのはカウンター。…あまり得意ではないが、奇をてらうことはできるかもしれない。
(よし、一か八か…!)
俺は覚悟を決めると、ダンッ!と踏み込む!そして———
「シッ!」
(来た!)
迎え撃つラルフの鋭く速いストレート!俺はそれに合わせ———!
「ラルフ…勝負だッ!うおおおおおおおっ!」
カウンターストレート!俺の青いグローブがラルフの顔面を叩き潰そうとした、瞬間!
にぃっ!
「ッ!」
背中にぞわり、と悪寒が走る———同時!
すっ!
「なっ…?!」
ラルフのストレートが引っ込む!———フェイント!俺がそれに気づいた、瞬間!
「お前の動きなんざ…お見通しなんだよ、水瀬慧ッ!」
タンッ!
ラルフは体を屈めると俺の内側へと入り込む!そして!
「しまっ…!」
俺はとっさに、ガードを固めるよりも早く!
「テオの受けた苦しみ!お前にも…味合わせてやる!うおおおおおおおおおっ!」
ドスドスドスドスドスゥゥゥゥッ!
イグニションバースト!ラルフのボディーフックの連打が俺の腹へとめり込み———
「があっ!?あぐっ!?がはあああっ!?」
壊れかけた腹筋に連打を叩き込まれた俺は唾を吐き散らす!
(く…う…!もう…ダメだ…もたない…!)
———瞬間!
「もらったッ!」
「ッ!?」
ドッムウウウウゥゥゥゥゥゥゥッ!
———ラルフのボディーアッパーが俺の鳩尾へと喰い込んだ!しっかりと、腰の入った威力ある一撃。
「あ…ぐはっ…!?」
ラルフのイグニションバーストで腹筋崩壊をさせられた俺は、その一撃に貫かれるかのように腹をくの字に曲げると———
「う…ぁ…」
そのまま、全身の力がふっと抜けていくのがわかる。俺はそのまま、ぐらり、とその体を崩すと———
ドタァァァンッ!
リングマットに大の字になるかのように、俺は沈んだ。———同時!
「ッ!!?う…あ…あ…!?」
腹に走る強烈な痛み!俺は腹を抱えながら転げまわる!
(く…あ!痛い…痛い、苦しい…きつい…!)
腹の中心部に走るボディーアッパーの痛み。息が詰まる苦しさ。そして、全身を襲う痛みのきつさ。
(あ…あああ…あああああ…!)
声にならない悲鳴を上げながら、体を疼くめた、その時!
10!KnockOut!
カンカンカンカーンッ!
ゴングが鳴り響く。瞬間、俺は意識が覚醒、俺は負けたことを悟ると———
「く…そ……がはっ!」
俺は唾を吐き散らしながら、腹を抱え。
「ふん」
俺に向け、鼻を鳴らすラルフを弱弱しくにらみつけるのであった…。
「この程度で終わると思ってないだろうな?テオが受けた苦しみ!お前にも味合わせてやる!」
じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぶっ!
「うあっ!?あ…ああああああっ!」
「テオが…お前なんかに負けただなんて…!」
———FNのお決まり、そして、俺がFNを忌避する理由の1つ。敗者への「お仕置き」。ラルフにいいようにやられ、負け犬になり下がった俺は、ラルフのチンポに貫かれるとぶざまに喘ぎ声をあげた。
じゅぶっ!じゅっ!じゅぶぶぶっ!
「ああっ!?あうっ!ち…くしょう…!」
「ふん、もっと泣け!二度と、俺とテオに歯向かえないようにしてやる!」
じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぶうううっ!
「あ…あああああああ!?」
ラルフはそんな俺を容赦なくバックから何度も貫く。
「何が…姫勇者だ!テオを…テオを…よくも!」
じゅぶっ!じゅぶっ!じゅちゅうっ!
「あ…あ…!?あ…!」
背後から羽交い絞めにするかのようにラルフは俺を突き上げる。同時、ラルフの恨みのこもった言葉が耳に入り込む。———悔しさ。きつさ。
(く…うぅ…!)
俺は悲鳴を上げる…が、それと同時。
ずちゅっ!ずちゅっ!じゅぶぅっ!
「…っ!う…あ…!ああ…っ!あんっ…」
何度も何度も、ラルフに突き上げられるたびに。…俺の声は次第に色っぽさを増していく。まるで、俺の敗北の悔しさを上塗りするかのように、ラルフのチンポが一突き一突き、俺の中をかき回すたびに込み上げてくる気持ちよさ、快感。
「ふん!」
ずちゅうううっ!
「あうっ…!はあっ…はあっ…!?」
突かれるたびに燃え上がる快感に俺の頭はまるで脳をこねくり回されるかのようによがっていく。———苦しい、でも、欲しい、欲しい、欲しい。もっと突いてほしい。もっと、もっと…!
(気持ちよく…なりた…い…)
瞬間。
「なんだこれは!やはり情けない奴!」
むぎゅっ!
「うあっ…!?」
ラルフの手が、俺のモノを握りこむ。そう、散々に打たれ、負けたはずのラルフに犯され、欲情した、情けないチンポ!
「本当に、なんでもお前なんかにテオがっ!くそ!許さないからな、さあ、見ろ!」
ぐいっ!
ラルフは俺の髪の毛をひっつかみ、前を向かせる!
「ッ!」
俺の目に映るのは、高貴の目に攫われた人、人、人…!
「ひっ!」
俺は思わず息を飲む!だが、それと同時にどこか「見られている」気持ちよさが心を震わせ———
「ふん、無様な姿を見られながら、イっちまえ!」
れろっ
「うあっ!?」
ラルフの舌が、俺の耳を舐めたその瞬間!
ずんんんんんんんんんっ!
「ッ!!!」
ラルフの腰が一閃!俺の中の最奥を貫き———まるで、ダムが決壊するかのように、俺の中の限界という名の境界が崩壊した———その時!
「あ…あ…あ…!?もう…イ…く…!?」
「オラ、イっちまえ!お前は!俺に負けた!無様な反逆者なんだよッ!」
ずちゅうううううううううううっ!
「あああああああああああああっ!」
どっびゅるううううううううっ!
俺は思わず限界を突破、射精!———リングサイドに白く熱い液体を吐き出し。
「あ…あ…!」
瞬間。観客たちの好奇な視線、下卑な歓声。そして、
「…これでわかっただろ?テオに手を出すとどうなるかって。お前は、俺には勝てないんだよ…!」
挿入されたまま、耳元で響くラルフの低い声。俺はその声にビクン!と、反応した瞬間!
「おらっ!」
ずちゅううううっ!
「あうっ!?」
最後に一突き。俺はもう一度、ラルフに前立腺を突かれるとラルフは手を放し———
どさぁぁぁぁぁっ!
…俺は自らが吐き出したザーメンの海に飛び込むかのように、そのまま、リングマットへと力尽きた。そして、目からボロボロと涙をこぼす。…それはラルフに身も心も完全敗北をしてしまった、心が折れた証でもあった。
「反逆者が!二度と!二度とテオに手を出すな!」
———観客たちの歓声が聞こえる。無様にリングマットに沈んだ俺を見つめるラルフの視線が俺の心を串刺しにする。…俺はその視線を感じながら、再びむくりと、チンポを勃起させるのであった…。
(…こんな…ところで…せっかく……姫勇者になった…てのに…俺は…)
【BADEND 敵討ちのラルフ】