その日。上層部に呼び出されて足早に向かったトレーニングルーム。…赤峰直は目の前にいる男にいかにも「面倒くさい」という顔を見せていた。
「…というわけで、今日からお前の講師をすることになったキイヤ=ガルシアだ。よろしく頼む」
「…講師っすか」
「そうだ。ボディーガードの講師としてお前に色々と教えるように言われている」
「…マジっすか」
正直、授業とか学校だけで十分。つか、用心棒だなんて、依頼主敵から守るだけだろ?襲ってくるやつ返り討ちにすればいいだけなんだから授業とかいらねーっつの…そう思っていた直なのだが。
「…なんだ、随分と不服そうだな、直」
「あ、いや…えーっと…」
「ボディーガードを…甘く見るなよ、直」
「うわっ!?」
ダンッ!と踏み込んだキヤってやつの拳が直の顔面で寸止め!———直は思わず声を上げ、後ろにタンッ!とバックステップを踏んで距離を開けると、抗議の声を上げた!
「な…何すんだ!ビビったじゃねえか!」
「ビビる時点でアウトだ。いつ敵から襲われるかわからないのがボディーガードの仕事だ。気を抜くな」
「あー!?ッせえな!ちょっと油断しただけだっつの!」
「常に油断するな、気を張れ。油断した隙を見せた瞬間に依頼主は襲われるかもしれないんだぞ」
「ったく!急に顔を合わせたと思ったらいきなりるせえ野郎だなあ!そこまでがっつりボディーガードする気もねーし!」
「…なんだと」
「ガチで用心棒とか面倒くさそうだし!軽い依頼こなして!ちょっと小遣い稼ぎできればいいんだよ!だーかーら!あんたみてーなガチの講義とかいらねーっつの!…だーいたい!俺、結構つえーっすからね!ちょっとくらい不意を打たれてもへーっきっつーか!」
「…ほう。そんななりしてか」
「ふっふ!こう見えても!ここでボクシング部の先輩ぶっ飛ばしてるっスからね!」
「その情報は俺も聞いている。水瀬慧、とかいう中級ランカー上位のボクサーを倒したそうだな」
「そのっとーり!ボクシング初心者の俺が!見様見真似のボクシングで慧先輩をノックアウト!そのままリングに押し倒してヤったんっすよ!…邪魔さえ入らなければそのまま心までぽっきりいってやれたんっすけどねー」
直はそう言いながらドヤ顔をしてみせる。そして、拳をビシッと突きつけてみせると。
「そーゆーわけで!面倒くさい講義とかはマジいらねーんで!なんなら…リングの上で俺の強さを見せてあげてもいいっスよ?」
「…ほう?」
「っつか、自分より弱い奴にボディーガード教わるとか普通に考えてなしっしょ?」
…キヤは直のにっとした笑顔を見て思った。ああ、こいつは確かに重病だ。ボクシングを始めてわずかの初心者が尊大な口を叩いていやがる。
「尊大な口を叩くのならば、それに見合った実力が必要だ。…お前にそれだけの資格があるのか?」
「だーかーらー!言ったっしょ?慧先輩ぶっ飛ばしてるって!…あんたも先輩みたいにぶっ飛ばしてパコってやるよ、この不良野郎!」
「…なに?」
「にっしししし!あんた、随分を凶暴そーなツラしてるもんな!オラオラ、ムカついたんならリングにあがろーぜ!あんたぶっ飛ばして!ボディーガードの講師だなんていらねーってこと証明してやっからさー!」
そこまで言うのなら、こいつにも叩き込んでやらなければいけないだろう。…キヤはかつて自分が教えた『子猫ちゃん』のことを思い出しながた。
「15分後、リングに上がれ。ラウンドなし、時間制限なし、ギブアップなしで相手をしてやる」
「にっしししし!りょーかい!ほえ面かかせてやるぜ!」
直はそんなキヤに自信満々で返事をすると、すぐさま、更衣室で準備をするのであった…。
15分後、リング中央。お互いにリングインした直とキヤは互いを睨み合う。———キヤの身長が181cmに対し、直の身長が165cm。こうしてみるとかなりの差ではあるが…
「へっへ!でけえからって勝てると思うんじゃねーぞ!」
直はそれを全く感じさせないほどの強気を見せる。
「そうか。お前の実力、しっかりと見せてもらおう」
「だーかーら!そういう面倒くせー授業みたいなのが嫌だっつってんだろ!慧先輩見てーにわんわん泣かせてわからしてやっからさあ!」
キヤは、そんな尊大な口が止まらない直を見るとはあ、とため息をついた。
「やってみろ。…ずいぶんとつまらない試合になりそうだがな」
「ああ!?」
「先も言ったとおりだ。時間制限なし、ギブアップもなし。どちらかが倒れるまでだ。いいな」
「上等だっつーの!その澄ました顔、ぐっちゃぐちゃにしてやっからなあ!」
そして、
ぴぴぴぴぴぴぴっ!
電子ゴング!音が鳴ったその瞬間!
「っしゃあ!」
「………」
直とキヤ、二人はグローブタッチ!二人はオーソドックススタイルで構えると———
「そっこーで終わらせてやるぜい!」
タンッ!と身軽にステップを踏むのは直!
「シッ!」
直はジャブを連打、キヤをけん制すると———
「………」
バスバスッ!バスッ!
キヤは何も言わず、ただガードを固め直のジャブをブロック!グローブに軽い衝撃が走ると———
「シッ!」
息を吐き、空気を切るかのように反撃のストレート!———キヤの黒いグローブが直の顔面へと迫ると、
「へへっ!」
すっと、直の姿が掻き消えるように動き———
「…ッ!」
キヤのストレートは宙を切る。
「俺の必殺!朧ってなあ!さあ…俺にパンチを当てられるもんなら、当ててみやがれッ!」
直はそう言うと、キヤを中心に円を書くようにステップ!キヤは直を追い回すかのようにその動きを追うも———
(なるほど、朧、とかいう技はこれか。…確かに、巧みなステップだ。パンチを打とうと思うときにはこいつの姿は朧のように消えている)
ステップさばきで攻めようにも攻められない。そんな状況のキヤは直を冷静に分析していると———
「オラ、ぼさっとしてんじゃねー!」
タンッ!
好機、と見たのだろう!直はキヤにステップ、肉薄すると———
「隙あり…だぜえっ!」
ドムゥゥゥゥッ!
「———ッ!」
キヤの腹に直の赤いグローブがめり込む!
「———ちっ」
キヤはバックステップ、距離を開けた。
(…なるほど…なれば…)
だが、直の攻めは止まらない!
「逃げんなよ!」
タンッ!
直はさらにステップ!距離を開けようとするキヤに再度接近、自分のリーチにキヤを入れると———
「シッ!シッシッ!」
「ッ!」
バスバスバスッ!バシィッ!
その顔面にジャブのラッシュ!ショットガン、ともいえるようなそれをモロに受けると思わず、キヤはバランスを崩すかのように足をもたつかせる!———瞬間!
「っしゃあ!喰らえ、俺の必殺!烈火ぁッ!」
ドスドスドスドスドスドスゥッ!
直のフィニッシュブロー「烈火」!超接近した直のラッシュがキヤの顔面、そして腹に嵐のように降り注ぎ———!
「ぐあっ…!?」
キヤは烈火のほぼ全てをガードせず、体に打ち込まれると———ぐらり、とその体が揺れた。瞬間!
「オラァァッ!」
ドッボオオオオォォッ!
「———ッ!」
直のボディーアッパーキヤの腹を思いきり突き上げた!キヤは体をくの字に曲げると、そのまま、尻餅をつくかのように後ろへと倒れ———
ドタァァァンッ!
「ぐあっ…!」
キヤは、大の字にリングマットに沈むと。
「しゃあッ!」
———直はぐっとガッツポーズをとった!
「へへっ!雑魚野郎が!口だけはどっちだってーの!あっははははははは!」
大の字に倒れるキヤにグローブを突き付け侮辱する直。
「ほらほら、ギブアップなしなんだろ?立たねえなら…このまま喰っちまうぜえ♪」
直はトランクスの股間をパンパンと叩きながら、腰をくいっと、まるで挿入させるかのように何度もカクカク動かすようにキヤを馬鹿にすると———
「…よっと」
「お?」
カウントにして5くらいだろうか。それくらいの時間を空け———キヤは立ち上がった。
「なるほど。お前の実力はよくわかった」
「へー?俺に勝てないってこと、よーやく理解した?口だけ野郎!」
「いや…口ほどにもない程度なのはお前だ、とな」
「あぁ!?」
キヤの言葉に激昂する直。だが、キヤはその言葉を受け流し———
静かにファイティングポーズをとる。———先ほどまでのオーソドックススタイル、両手を顎の前で構えるスタイルではなく、前の手をボディーへと降ろし、L字ガードを取るスタイル。
「あ?なんだその構え?」
「ふん」
キヤはにっと笑みを浮かべる。———フィリー・シェルと呼ばれる構え。キヤの最も得意なファイティングポーズを取ると。
「ほら、どうした。来いよクソガキ。…先ほどみたいに叩きのめせると思うならなあ?」
キヤはくいくいっと挑発!
「てっめ…!」
直は顔を真っ赤にし、激昂!その拳を強く固めると———!
「舐めんじゃねえ!さっきみてーに…リングマットに沈めてやんよ!」
タンッ!とステップ!そして!
「うらぁッ!」
直はジャブの連打!ショットガンともいえるような左の連打をキヤへと放つと———
「ふん」
キヤは鼻を軽く鳴らすと同時、その体を捻り———
バスバスッ!バスッ!
「———ッ!?」
直のジャブを器用に、肩で受け止める!———そして!
「シッ!」
バスバシィィィッ!
「うぶあっ!?」
それに驚き、足が止まった直に鋭いワンツー!キヤの黒いグローブが直の顔面を弾き飛ばすと———
「くっ…てめっ!ざけんなッ!」
直はさらに激昂!怒りで真っ赤になりながらもキヤの周りを回るかのようにステップ!その隙を狙い———
「隙ありぃッ!」
ダンッ!
直は踏み込みながら体を屈めるとボディーストレート!キヤの腹筋を狙った、その瞬間!
ドスゥゥゥゥゥゥゥゥッ!
「うぐっ…あ…!?」
体をくの字に曲げたのは、直!———直の動きを読み切ったキヤは、直の踏み込むタイミングに合わせるかのようにボディーアッパーを放つと、それはカウンター気味に直の腹へと突き刺さった!
「く…そ…!」
直は慌ててバックステップ!距離を開け———キヤは、わざとそれを追わずにフィリー・シェルの構えのままにっと不敵な笑みを見せつけた!
「どうした、クソガキ。…俺をもう一度リングマットに沈めてくれるんじゃないのか?」
「ぐっ…!」
「ふん。ボディーが効いたか?ま、その程度の筋肉じゃあその程度だろうな」
「くっ…!ダウンした癖に…!」
「あ?したがどうした?今回の試合は時間制限なし、ギブアップなしなだけだ。最後に立っていればそれで勝利。何度ダウンしようが構わねえだろうが。それに———俺が本気でダウンしたと思ってんのか?」
「あ!?」
「わかんねーのか、クソガキ。…わざとパンチを受けてやったんだよ。テメエのジャブも、ボディーも!烈火とかいうフィニッシュブローも全部全部、なあ」
「……ッ!」
直は背筋がぞっと凍るのがわかる。———思い返せば、確かに。自分が朧を繰り出してからのパンチが全て通ってきている。明らかな違和感、明かな不自然!
(こいつ…ひょっとしたら、マジで…つええ…!?)
———直は気づいてしまった。自分がキヤの掌でずっと踊らされていた。
(や…やべえ…!)
冷や汗が流れる。———が。
「…どうした、クソガキ。試合はまだ終わってねーぞ?攻めてこねえのか?なら…チャンスをやろうか?」
キヤはそう言うとフィリー・シェルの構えを解き、棒立ちになりながらくいくいっと直を挑発する。
「オラ、打って来いよ。今なら打ち放題だぜ?俺をリングマットに沈める絶好のチャンスだ。…どうした、クソガキ」
棒立ちなキヤ。パンチを打ちこめばどんなパンチでも当たるだろう。———だが。
(…なん…だよ、これ…!動けねえ…!)
気圧され、圧倒された直は一歩も動くことができず、ただ、怖い自分を見せないために全身の震えを止めるのに精いっぱい。———キヤは、そんな直をふん、と鼻で笑った。
「一つ授業をしてやる、クソガキ。…お前、ボディーガードをやると言ったよな。ガチではやりたくないとも言った。だがな、ボディーガードをやっているとどんな敵が依頼主を襲ってくるか、だなんて予測付かねーことがほとんどだ。相手は素手か?あるいは刃物を持った相手か?銃を持ち込むやつもいるかもしれねえな。そして、相手は自分より弱いか強いか、そんなのも当然わからねえ。———テメエはガチでやるつもりはない、と言ったがそんなのは関係ねえ。受けた以上、自分よりも強い相手が来ることはボディーガードとして、いつでも予測しなければいけないことだ」
「う…」
「そして…」
キヤは確かに、と何も言えない直に悠然と歩を進め———
「お前よりも強い相手が立ちふさがった時、ボディーガードのお前はどうする」
「…ッ!」
「お前が逃げれば依頼主は死ぬ。だが、お前も相手には敵わない。そんな時…お前はどうする、クソガキ?」
「ぐ…う……う…!」
「言葉に詰まるか?ボディーガードをやるっていうのはそういうことなんだよ。安易な気持ちでやれるほど…安い商売じゃねえんだよッ!」
瞬間!キヤが動く!そのストレートが直の眼前に迫り———!
「ッ!」
ピタリ、とその目の前で寸止めされると。
「失格だ。テメエにボディーガードの資格はねえ。大人しく引っ込んでるんだな、クソガキ」
固まる直のキヤはそう言い放ち———拳を引いた、その瞬間!
「な…!」
「…?」
「な…舐めんじゃ…!舐めんじゃねえええええッ!」
突然!直が叫び拳を固め直す!そして!
「うおおおおおおおおっ!」
直は真正面からダンッ!とステップ!キヤに向かい渾身のストレートを放つと———!
「ふん」
フィリー・シェルを構え直したキヤは、あっさりと、体を回転させそのストレートをブロック!
「うわっ!?」
ストレートを渾身の力で振り抜きすぎた直はバランスを崩すようによたよたと足をもつれさせると———!
「…その根性だけは認めてやるよ」
キヤの目がギラリを輝く!そして———!
「俺のフィニッシュブローだ…受け取れ!」
ダンッ!
キヤは大きく踏み込み、距離を詰めながら!その拳を天へと向かい振り上げたその瞬間!
バッキィィィィィィィィィィッ!
「———ッ!」
「マーシー・キル…慈悲深い介錯の拳…そうだな、日本語で確か「慈悲殺」とか言ったか?…どうだ、クソガキ。…語句を見上げる気分は?」
キヤの慈悲殺、と名付けられたアッパーカットが直の顎を跳ね上げた。
「あ…が…!」
完全に顎を撃ち抜かれた直は、天を見上げながら自分のマウスピースが宙を舞うのを見つめた。そして———
ドタァァァァァァンッ!
「が…は…!?」
直は、リングマットに大の字に沈むと———そのまま、びくびくと体を震わせた。
(…なんだよ…これ…強…すぎる……)
震える直を固めに見ながら、キヤはにっと笑みを浮かべた。
「ま、最後に向かってきた根性。それだけは認めてやる、クソガキ。…俺のお仕置きに耐えて、それでも習いたい、と思うんならもう一度、俺に声をかけるんだな」
キヤはそういうと、グローブを外した。そして、大の字に倒れる直のトランクスに手をかけると———
ビリイィィィィッ!
「…っ!」
そのトランクスを力任せに一気に破り捨て、直の股間を露わにした!
「ふん、何をビビってやがる。———ここでは負けたら犯されるんだろう?」
「う…ぐ…!」
「テメエの慧先輩とやらも、こうやって倒されて犯されたんだろう?だったら、テメエだけ嫌だっていうのも不公平だよなあ、クソガキ」
「く…そ…!」
キヤは背後から直の体に抱き着くと、その全身をまさぐる。直は呻いては見せるものの、そのダメージは深刻なようで、ピクリとも抵抗することができず———腕を、腹を、胸を、そして股間を。全身の筋肉という筋肉をまさぐるキヤに一切の抵抗ができず、されるがままになっていた。…そして。
「はあ。もう少し鍛え直せ。この筋肉じゃ楽しむことも楽しめねえ」
「てめ…えの…ために…きた…えてねー…!」
「だとしても、だ。もう少しフィジカルに強くならなければボディーガードは務まらん。テメエが回避した矢先に依頼主がいたりすることもあるかもしれんぞ?」
「ぐっ…!」
「まあいい。たいして楽しめそうにもないが———お仕置きの時間だ」
キヤはそう言いながら、自分のモノをしごき、勃起させ———直の体を持ち上げる。そして、背面座位と呼ばれる姿勢で直のバックに自分のモノをピタリとあてると———!
「さあ、せいぜい派手に泣きわめくんだな、クソガキ。…ボディーガードが負けるっていうことがどういうことか、身をもって感じるんだなあ!」
「く…ぐっ…!くそ…!くそ…!く…ああああああああああああああっ!?」
ずりゅうううううううううっ!
キヤは一気に!直のバックに挿入!———直は初めての痛みに思わず体をのけぞらせると———!
「あ…あがっ…がっ…!?」
「ふん、いてえか、クソガキ。…まるで『子猫ちゃん』みてーだな」
キヤはにいっと笑みを浮かべながら、直の前側、腹へと手を回す。そして、その腹筋を触りながら———
「さあ、俺の慈悲殺で天国へ昇ったんだ。今度は、地獄まで落ちてもらおうか…!」
パチィンッ!
キヤはそう言いながら、腰を動かすと———
「ひうっ!?うっ…うううっ…!うううううううっ…!」
直は必死に、キヤのお仕置きに耐えるかのように歯を食いしばるのであった…。
…そして。
「はあっ…!はあっ…!」
パンッ!パンッ!ぐちゅっ!ぐじゅっ!
「うあ…あ…あ…!」
それからしばらく。キヤは散々に直を突き上げ、直はそんなキヤに飲み込まれないように歯を食いしばる、そんな状態が続いたその時!
「くっ…イくか……!うっ…!」
どぷんっ!どぷぷぷぷぷぷ…!
「いぎっ!?あ…あ…!が…!」
キヤは絶頂を迎え、直の中に種付け。
(く…そ……むかつくけど…これで…やっと…終わる…)
直はついに、泣き叫ぶこともなくキヤの猛攻に耐え切り———種付けをされた悔しさと不快感はあるものの、やっと事を終えたことにほっとした、その瞬間!
「オラ、油断してんじゃねえ!」
ズンッ!!!
「ひあっ!?」
完全に不意を突かれる形でキヤは腰を突き上げる!直は、油断したところに前立腺を突かれ、びくんっと体を震わせると———!
「ボディーガードはいつでも油断すんじゃねえ!さもなきゃ…こうなっちまうぜえ!」
ずんっ!ずんっ!ずちゅっ!
「は…あ…あ…?!」
キヤは直の腰に突き上げるようなピストンを連打!そして、それと同時!腹筋を触っていた手を直のモノへとあてがい———
しゅっしゅっしゅっしゅっしゅっ…!
「———ッ!」
しごきあげ、直を絶頂へと追い詰める!
「う…あ…あ…!?」
直は、キヤに突き上げられ、しごきあげられ———勃起したそれがあっという間に硬く、猛々しく天を向いたその瞬間!
「ふっ!」
ずちゅううううううううっ!
「うあっ…!?」
キヤのモノが、直の前立腺をダイレクトに突き上げた!———性感帯を貫かれ、電撃が体中を跳ねまわるかのような快楽が走った直は、その瞬間!
びゅるるるるるっ!びゅるっ!びゅるうううううううううううっ!
絶頂、白く熱い液体を噴水のように、あたりへこれでもかとまき散らし———
「う…ぐ……ぇ……」
直はついに、キヤによって力尽きると———挿入されたまま、こてん、と意識を失うのであった。
「ふん。ま、こんなものか」
ぬぽぉ…っ
キヤは直から挿入していたものを引き抜いた。そして、すぐにトランクスを履きなおし、その体を抱きかかえ———隣の部屋にある休憩室のベッドへと手荒に寝かせ、ふう、とリングへと戻ると。
「…さて、これでこいつの実力はよくわかった。確かに、天才と呼べるような才能はあるようだが…努力しなければ、な。明日からどんなメニューを組むか…そもそも、来るかどうか、だがな」
キヤはノートを取り出し、早速とトレーニングのメニューを組み始める。…調子に乗り、天河翼、水瀬慧。様々な選手を喰ってきた赤峰直。彼の本当のスタートはここからなのかもしれない。
【完】
☆イラスト
赤峰直:ぷぅすけさん
キヤ:平ニャンさん