「あ?意外と大したことない…?」
立花のボディーがめり込むも、直はその軽さ、に思わずきょとんとする。…そして!
(んだよ…驚かせやがって!何がヒーローだ…はっ!)
直はにいっと笑みを浮かべると、拳をぎゅっと握りこむ!そして!
「シィッ!」
ドスゥゥゥゥゥゥゥッ!
立花の腹筋に一撃!ボディーアッパーを叩き込むと———
「———ぐっ!?」
立花は思わず目をひんむく!
(…あ?なんだよ、こいつ!ヒーローヒーロー言ってやがるが…口だけかよ!?)
———直はその姿に思わずにっと笑みを浮かべた!パンチも大した事ねえ!そして、オレのパンチも効いている!なら!
「へへっ!どーしたんっすかあ、ヒーロー?…オラ、もっとオレの腹にぶち込んできてくださいッスよ!」
直はにいっと笑みを浮かべると、ぐっと腹を前に突き出す!そして!
「く…舐めんなよ、直ッ!」
ドスゥゥゥゥゥッ!
(ッ!やっぱ、ちょっと衝撃は来るけど大したことはねえ!)
直は腹に決められたパンチを腹筋の鎧でがっちりと防ぎきり、にいっと笑みを浮かべると———
「シィッ!」
ドッスウウウウウウウゥゥゥゥゥゥッ!
「がはああっ!?」
直のボディーアッパーが立花の腹筋を貫き、立花は体をくの字に曲げ唾をがはっ!と吐き出した!
「ぐっ…はあ…はあ…!」
「あっははははは…!だっせ!」
「っ!」
「ヒーローのくせに、こんな新人のボディーアッパーも受け止められねえんっすかあ?オレ、まだまだ立花さんのパンチ受けられるんすけどw」
「く…!」
「ほらほら、どうしたんっすか?今度は立花さんの番っスよー?うりうり」
…直は腰に手を当てると腹をくいっと突き出す。
「…舐めるなッ!」
ドスゥゥゥゥッ!
「っと」
立花は、直のその腹へとボディーブローを叩き込むも。
「へへー!効かねえ効かねえ!」
直の腹には痣一つつかず、直はぐっと口角を上げる!そして!
「オラオラオラァッ!」
ドッムウウウウゥゥゥゥゥッ!
「———ッ!」
直の一撃!ボディーアッパーが再び立花の腹をえぐり、立花の口から何かがこみ上げられ、
「ぐ…はっ…!?」
メリィィィッ!
その腹筋が壊れた、その時!
「へへっ!もう一発!シィッ!」
ドッボオオオオオオォォォォォォォォォッ!
直の二劇目!本来は反則のボディーブローの2発目が立花の腹筋の壊れたところに綺麗に入り込んだ!
「ぐああああああああっ!?」
———完全に腹筋を叩き壊された立花は体をくの字に曲げると、そのまま膝からガクンと落ちる!そして!
「げはっ!げはっ!」
そのまま、腹を押さえてダウン!———直の拳に腹を破壊された立花はうずくまりながら、大きく餌付いた。…そして。
「へっへー!」
ぐりぃっ!
直はそんな立花の背中を踏みつける。
「ヒーローとか、調子に乗ってんじゃないっすかあ?こーんな新人に負けて、恥ずかしくねえんっすかあ?」
「ぐっ…うあっ!?」
直はそう言うと、立花を蹴りつけリングマットへと転がした。
…そして。
「ああ、そうか。ヒーローってのは…マゾってことか?」
ぎゅむっ!
「んっ…!」
直は立花の股間に再び足を乗せ、その足をぐりぐりと動かすと———にいっと、その口角を上げた。
「へへっ!そんなにオレのが欲しいってんなら、ぶち込んでやってもいいっスよー?でも、それにはおねだりが必要だと思うんっすよねえ?」
「う……う…!」
「ほらほら、どうしたんっすかー?ここ、びくびくいってんのに我慢するんっすかー?」
「あ…あ…!」
立花の顔がだんだんと赤く染まり、ぶるぶると体が震える。…そして。
「…言ってみな、マゾヒーロー」
直の目がギラリ、と立花を突き刺し———
「あ…あ…!」
立花の口がおずおずと開いた。そして———
「は…は…!ははははは…!」
直は高笑いを上げた。瞬間、その意識が、ぐらりと動き———
「……あへー…」
「あー…ちょっとやり過ぎたか?おい、おい!大丈夫か!」
「う…げ…」
「まさか、最初の一発でぶっ飛んじまうとは…もう少し、しっかり腹筋鍛え直してこい。お前の挑戦、また待ってるぜ!」
(…あ?夢…ってあだだだだだだ!腹!腹いてえ!死ぬ!あだだだだだだだだ!?)
…直は目を開けると。…直はその痛みから、全てを悟るのであった。