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雪の夜話し

少女「おじさん、もしかして宿を探してる?」


「あ、どこか心当たりはあるかな?」


少女「フフフ。あるよ。この先をまっすぐ行って、そうすると橋があるの。その橋を渡ると獣道につながっていて…」


「ん?それはつまり、あの山を登るってことかな?」


少女「うん。でも、そんなに登るわけじゃないよ。30分くらい歩くと、すぐに山の旅荘があるよ。この村にはその旅荘一軒きりだから」


「ふむ。その一軒きりか。

いや、随分のどかな集落で、駅を降りてずっと旅館を探していたんだが、なるほど、見つからなかったわけだ」


少女「フフフ。それじゃあね」


「あ、わざわざありがとう」


美しい少女だった。こんな過疎の村に不釣り合いな美しい少女。

それだけど、なぜだろう…なんだか懐かしい気持ちになる。


ここは東北の、のどかな集落。

この冬、俺は休暇を取って旅をしていた。

何のプランも立てず、電車から景色を眺め、気に入った風景の駅で降りる。

気の向くまま風のように旅をする。

今年で40歳。独身。

家族も、なんの楽しみも無かったそんな男が、こんな旅を経験出来るのは、これが最初で最後かもしれない。



少女に言われるまま、俺は山の獣道を歩いた。

こんな場所にある旅館じゃあ、車ではこれないな。大分不便だろうな。


傾斜はなだらかだが、歳のせいか少し息が切れる。

大分荒れた道で、この先に宿泊施設があるなんてことは想像できない。

もしかして、騙された?

まさかなぁ…。

冬の風が身に染みて、靴の中の爪先がじんじんと痛む。

辛うじて歩くことで体温を保っていたが、止まってしまえば凍えてしまいそうな寒さだった。


しばらく歩くと、その旅館はあった。



雪の花と書いて「雪花荘」。


ちょうどその時、暗くなり始めた空から、ひらひらと冷たい雪の花が降ってきた。




「雪の夜話し」






少女「いらっしゃいませ!」


「あ、キミは…」


少女「あはは!思ったより早く着いたね」


「ということは、この宿は君の家なのかな?」


少女「うん。そういうこと!」


「なんだ、言ってくれればよかったのに」


少女「エヘヘ。あ、私は『ハル』」


「ハルちゃんか」


ハル「あ、いまね、女将さんがいないの。だから私がお部屋を案内するね」


「うん。よろしく頼むよハルちゃん」



ハルちゃん。

気さくでコロコロと笑う可愛らしい少女。

まだ10代半ばくらいだろうか…。

こんな娘がこんな山奥で暮らしているなんて、いろいろと不便だろうな。


ハル「ここがお部屋だよ。宿帳はあとで持ってくるからね。それから、お風呂は部屋を出て右側をまっすぐ行った突き当りだよ」


「お風呂か。助かるよ。体の芯まで冷たくなっちゃったからね。」


ハル「じゃ、何かあったらいつでも呼んでね」


「ああ、ありがとう」


部屋に荷物を置くと、俺は風呂に急いだ。


こじんまりとした露天風呂だったが、綺麗に掃除されている。

俺は、空から降る雪を眺めながら、露天風呂で体の芯まで温まった。


部屋に戻ると、急激な睡魔に襲われた。

そういや、夕食はどうなんだろう。

いや、そんなことより、眠い。

恐ろしいほどの睡魔だ。

温かく、それなのに冷たく、深淵へと音もなく落ちてゆくような睡魔。


意識が遠のいた。





「きて…」


「起きて…」


誰かの声が聞こえた。


「起きて」


重い瞼を開くと、そこにはハルちゃんがいた。



ハル「まだ、思い出せないのね」


「え?」


ハル「パパ…私はパパの娘なんだよ」


頭が混乱している。これは夢の中の話か?


ハル「ママを覚えている?」


「ママ…?」


ハル「パパの奥さん」


「え?まさか…俺はずっと独身だよ」


ハル「ダメだ。まだハッキリとしない場所にいるのかな…」



「あ、ああ…おそらく、夢の中なんだろう」


ハル「会いたくない?ママに」


「いや、だから…」


ハル「きっと会えば思い出すよ」


これは一体どんな夢だ。

むしろ、俺はいつから夢を見ている?

このハルちゃんが旅館を案内してくれた時からか?

それとも、風呂に浸かって部屋に戻ってからか?

意識がはっきりしない。


ハル「ママ。いいよ」


サー…


襖が開いた。


足音もなく誰かが部屋の中に入ってきた。

ハッキリ見えない。

いや、見えている。

見えているが、視界が曇ってしまう。

なぜか俺は涙が溢れている…。



この世のものとは思えない、色白の女性だ。

誰だ…一体何が起こっているんだ。

なぜ、俺は泣いているんだ。


女性「また、貴方にお会いできるとは思いませんでした」


「す、すまない…俺は何も…」


女性「お雪と…呼んでください」


「雪…お雪…」


ハルちゃんと年も同じほどにしか見えない少女だった。

色白で、長く美しい髪。

しかし、まるで生を感じさせない…冷たく凍ったような視線。

何かこの世のものではないような、そんな少女。

お雪。

俺は、この娘を…知っている。



雪「貴方に会うことは、禁じられていたのです。あれから20年近く歳月が流れてしまいました」


雪「…それでも、ずっとお慕いしておりました…」


そう言って、お雪は真っ白な顔を赤らめた。



ハル「言っちゃった!」


「すまない…やはり、これは夢なんだろう。仮に夢じゃないとして、俺はなんと返していいのかわからない。

 俺はすでに40を過ぎてるいるし、君のような娘と何か関係を持っていたなんて到底思えない」


ハル「確かに、随分太っちゃったね…白髪も少し見えるし…。ママが若いのはねぇ…んー、それを今言ってもさらに混乱するだけかぁ…」


「ちょっと待ってくれ…ハルちゃん、君はさっき、俺の娘だといったが、あれはいったい」


ハル「だからぁー、あなたの娘なの!私は!」


「いや、だからさ、俺には嫁も娘も」


雪「…ひどいです…」


ハル「あー!ちょっとぉ!ママを傷つけないでよね!」



「傷つけるも何も…」


ハル「ママ…パパはね、まだここに来たばかりだから、理解できないことが一杯あるんだよ。だから、思い出させてあげなくちゃね」


雪「そうですね…でも、どうするのです?」


ハル「ずっと昔に、ママがパパにしてあげたことを、またしてあげればいいんだよ」


雪「はて…なんのことでしょう…」


ハル「パパ、見ててね…よいしょっと」


雪「ハ、ハルさん、何をするのです」



そういうと、ハルはお雪の着物をずらし、お雪の豊かな胸を露わにした。


「お、おい」


ハル「こうやって、昔パパはママのおっぱいに悪戯したでしょ?」


雪「あぅ…ハ…ル…さん。おやめなさい…」



ハル「こうやってこうやって。お餅を捏ねるようにグニグニと」


雪「あふ…み、見ないで…恥ずかしいです」



「や、止めるんだハルちゃん!お雪さんとはそんなことをしていない!」


ハル「あ、思い出した!」


「いや、していない…はず…」


雪「そうです…こんな破廉恥なこと、していません…」


ハル「2人ともなんて初心なの。それなのに私を生んだの?」


雪「体を交えずとも、私たちは、心で繋がることが出来たのです。あなたは、私の涙。その雪の結晶から生まれました」


ハル「ママの事情は色々知ってるし、私だってその半分の血は受け継いでるから分からないじゃないけど、そんなの、全然納得できないよ!」


雪「納得できないと言われても…あう…も、もう放してくださ…い…あん…」


ハル「いい?男と女って言うのは、愛し合えば心も体も繋がりたくなるの!そうやって、愛をはぐくんで、いつか子供が出来るんだよ!こんな風におっぱいを触ったり、お互いに確かめ合うんだよ!」


雪「わ、私には…良くわかりません」


ハル「じゃあ、私の言うとおりにして。パパを喜ばせてあげるの。そうすれば、きっと色んなことを思い出すから」


雪「わ、わかりました…ハルさんの言うとおりに…」


「ちょっと、ちょっと待ってくれ。何か思い出せそうなんだ。だから、変なことはしないでくれ。お雪さんに変なことをさせないでくれ」


ハル「ダメ!タイミングを逃すとまた忘れちゃうから!人間って、私たちのことを必ず忘れちゃうから」


「人間…何を言って…お、おい!」


体に力が入らない。意識は徐々にだがハッキリして来ているものの、体の自由はいまだに思うようにならない。


2人は俺の衣服をはぎ取った。

40過ぎの醜い体が、二人の前に赤子のように投げ出された。


ハル「ほんっと、人間って歳を取ると醜くなるのね…。見てよママ」


雪「ハルさん…私、見れません…」


ハル「パパ…ママが醜く膨らんだパパのお腹を見たくないってさ」


雪「違います…そうじゃありません。そのぉ…見れません!」


ハル「あ、あーー。なるほどね。パパのおチンチンを見るのは初めてなのね」


雪「おチン…(カーーー…)」


「い、いい加減にしてくれ!なんの悪ふざけなんだ!ハル!怒るぞ!」


ハル「思い出してきた!」


「分からない!思い出したのか何なのか分からない!そんなことどうでもいい!いい加減にしろ!」


ハル「やっぱりこう言う荒療治が効果的だね。それじゃあ、ママ、このおチンチンを、ハルとママのおっぱいで可愛がってあげよ!」


雪「それにいったいどんな意味が」


ハル「パパも喜ぶし、ママもきっと喜ぶよ」


雪「(真剣な顔)あなたが喜ぶなら…」


「や、やめろって…」



2人は俺の性器を胸に挟んで、ゆさゆさと揺らし始めた。

俺の性器は見る見る怒張し、信じられないくらい硬くそそり立った。


「くぅ…」



ぎこちないお雪の動きと違って、ハルは慣れたように胸を揺らす。

時折、亀頭を乳首で擦って刺激を加える。


信じられないことに、俺はものの数分で、彼女たちの胸の谷間で射精に至った。


「ううぅ!」


ビュッ!

ビュビュッ!



ハル「あは…一杯出た…」


雪「ハァハァ…ハァハァ…」



ハル「ね…なんだか嬉しいでしょ」


雪「ハァハァ…あ、温かい…これが、貴方の…ハァハァ…ペロ…」


ハル「あ、ママがパパの精子舐めた。じゃあ私も!」


雪「苦いけど…嬉しいです…」


ハル「ねぇ、ママ見て。今の話聞いて、パパのおチンチンがまたこんなに」


雪「嬉しい…私、もっと頑張ります」


ハル「ね。これが本当の愛のカタチ」


雪「はい。私、もっと喜んでいただきたいです」


ハル「うんうん。じゃあ、ママ、パパのおチンチンを一杯愛してあげて!」


雪「どうすれば…」


ハル「したいように」


雪「は、はい」



先ほどの射精で朦朧としている俺を、矢継ぎ早に二人は愛撫する。


ハルは、俺の乳首を舐め回しながら、いたずらな目でその刺激に耐えようとする俺の表情を観察している。

その刹那、俺の性器をジーっと見つめて何かを考えていたお雪は、徐にそれを口に含んだ。



「うく…う…」



チュパ…チュッ…チュル…チュポ…


温かいお雪の口の中で、俺の性器が刺激される。何度も何度も、波が押し寄せる。


ハル「ねーえ…パパ、ひょっとしてご無沙汰だったの?」


「し、知るもんか…」


ハル「今、最愛のママが、生まれて初めてパパのおチンチンにフェラしてるよ?」


「く…い、言うな…俺は、お雪さんを、そんな風に…」


ハル「でも、ずっとしたかったことでしょ?」



「くぅ…」



ビクン!ビクン!



ハル「イッちゃったね」


雪「ゴクン…はう~…」


ハル「ママのフェラで、パパ一杯出してくれたね」


雪「飲んでしまいました…ペロ…私…嬉しいです」






思い出した。

俺は20年近く前、学生時代に雪山で遭難した。

その時、命を救ってくれたのが…お雪だった。


まるで昔話に出てくるような景色の中で、お雪と俺の二人きり。

俺は恋に落ちた。

このまま、おゆきと一緒に一生を過ごしたいと思った。


しかし、ふと現実に戻ってしまった。

俺には大学がある。家もあるし、先の人生もある。


お雪は、俺のそんな心を察するかのように、俺の前から姿を消してしまった。


またいつか雪の夜に会えると言い残して。



ハル。

彼女は、お雪の流した涙と、お雪への俺の愛が生んだ結晶。

お雪と瓜二つのハルは、ある日突然、俺のアパートを訪ねてきた。


あれはもう10年も前。

俺は、お雪を愛したように、いつしか娘であるハルも愛していた。

親と子の愛情を超えた愛だった。


しかし、ハルも、ある日突然、俺の前から姿を消し、俺は再び孤独になった。

そうだ。

思い出した…。



ハル「良かった。全部思い出したんだね」


雪「辛かったです。でも、また貴方と会えて、こうしていられるなんて、夢のようです」



「ああ…思い出した。お雪さん…俺も会いたかった…。でも君たちは一切変わらないんだな。あの日のままだ」


雪「私たちは変わることはありません。もう何百年も、そうやって生きてきたのです」


ハル「でも、人は私たちを忘れてしまうよね」


雪「ええ。人が忘れてしまえば、私たちの存在も、雪のように解けてなくなっていく。それが定めなのです」


「でも俺は思い出したぞ。お雪さん。俺は君を思い出したぞ!」


雪「ポッ…」


ハル「フン」


「も、もちろん、ハル…君のこともだ」


ハル「ねぇ、私がいなくなった理由を考えたことある?」


「ああ。今考えていたんだ」


ハル「パパは私を一杯一杯愛してくれたよ。でもね、心の奥ではママをずっと思っていた」


「……」


ハル「私、パパとママをもう一度会わせてあげたかったの。だから、ママとパパを再会させる方法を探して、いろんな世界を探し回ったの」


雪「さっきも言った通り、貴方の記憶が失われてしまったのは、私たちが現生の者ではないからなのです。人はいつしか私たちの存在を忘れ去ってしまう。共に過ごさない時間が長ければ長いほど、その溝は深くなってしまうのです」


ハル「でも、今はこうやって、また一緒に暮らせるよ」


雪「ええ…もう二度と、離れたくはありません」


「俺も、もう…もう迷いはしない。ずっと二人から離れはしない」



俺は知っていた。

この二人がこの世の物ではないことを。

おそらくこの場所も現実の場所ではないだろう。


それでも、俺はこの二人を離しはしない。

もう二度と、離れはしない。



「ハル、どうでもいいが、どこでこんな大人の技を学んだんだ?」


ハル「えー?そんなのパパに言いたくないかな…でも、一杯経験したよ!こんなことも」


「ハ、ハル」


ハルは俺の上にまたがり、自分の性器に俺の性器を擦りつけた。


ハル「ママ、見ててね。こうやって、すっごく気持ちよくなることをするの」


雪「はい。勉強します」


ヌプッ


俺の性器がハルの中に緩やかに入り込んでゆく。

温かく湿ったハルの膣の中で、俺の性器が思いのままに締め付けられ、上下する。


「ううく」


ハル「ア・・あはん…パパ…すごく…気持ちいいの!あん…あ!あ!」


雪「私も、何かしてあげたい。どうか、私の胸を…」


お雪が俺の口元に胸を寄せる。

俺は夢中になってお雪の乳首を吸った。




雪「あ…あはん…き、気持ちいいです…乳首が溶けてしまいそう…」


ハル「私の…私のマ〇コも…もう!もう!」



「くう…お、俺も…」




それから何時間も、俺たちは行為を重ねた。

初めての快感にお雪は戸惑いながらも、次第に多くのことを許容していった。

ハルは、俺ですら経験したことのない様々なやり方で、俺と雪を驚嘆させた。



俺たちは、何時間も、何日も、何週間も、睡眠すら忘れて、行為を重ねた。



交わることさえあり得ない。

その存在すら、記憶から忘れ去られてしまった少女、お雪とハル。

いや、俺の妻と娘は、俺の愛で何度も何度も、その華奢な体を大きく震わせた。


雪の降った夜、名も知らぬ集落の山奥で、俺たちは一つになった。









「えー…40代…男性。ええ…もう切れとりますわ。遭難による凍死、あるいは自殺。ええ…。一応救急隊の手配を」


「しかしまぁ…今年で何人目だべか。毎年同じような死人が出とるもんね」


「んあ…なんでか、いっつも同じ場所なんよね。見つかるんわ」


「まぁ自殺だべな」


「いや、この山は昔っから雪女が出るべぇ。雪女に誘われたんじゃなかろうか」


「まさか。ハハハハハ」


「しかしなんだ、今度の仏さん、随分と幸せそうな顔してお逝きなさってるべなぁ」







「見ーつけた」

「見つけました」

「帰ろっか」

「帰りましょう」


「うん帰ろう」




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