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僕勉真冬先生R18SS お試し 全体公開

「真冬先生の悪い夢」  それは今よりも半年ほど前の事だった。  一ノ瀬学園の校舎裏で複数人の生徒達が煙草を吸っていた時の事だった。  どんな進学校でも多少なりそういった非行に走る人間は存在する。それはこの一ノ瀬学園であっても例外ではなかった。 「あなた達!」 「やべぇ! 桐須だ!」  不良生徒達の前に桐須真冬が姿を現す。類い希な美貌を持った美女ではあるが、氷のように凍てついたその表情からは親しみというものは感じ取れない。 「未成年の喫煙は違法。そんな事、あなた達だって知ってる事でしょう」 「み、見逃してください。つい、出来心で」 「問答無用。この事は学園に報告しておきます。そのうち然るべき処分が下されるでしょう」  必要な事だけを言い残し、彼女はその場を去った。  結局彼らは停学処分となり、そのうちに退学せざるを得なくなった。 「ったくよ……」  平日の昼間。学園を退学になった少年達は裏路地に屯していた。退学のきっかけとなった煙草は以前としてやめておらず、憚る事なく喫煙をしていた。 「……煙草くらいで退学なんてやってられるかよ。ちょっとくらい見逃してくれてもさ」 「どうすんだよ俺達。もう人生滅茶苦茶だよ」 「どれもこれも、全部はこの桐須真冬って先公のせいだ」 「……なあ」 「ん? なんだ?」  一人の少年がスマートフォンを開いていた。そこに映し出されていたのは桐須真冬の姿である。隠し撮りしたものだろう。 「性格はどうあれ、桐須真冬って美人だよな」 「あ、ああ……それがどうかしたか?」  憎き相手だが美貌に秀でている点においては彼らも否定する事はできなかった。 「お前達も桐須真冬を恨んでるだろ。あいつがチクらなきゃ俺達は退学にならなかったんだからよ」  そもそもの話煙草を吸わなければ、という責任が自分達にあるという見方を彼らは一切せず。その責任を全て真冬に転嫁していた。 「そりゃ、そうだけど」 「お礼参りをしないか?」 「お礼参りって?」 「復讐だよ。この桐須真冬に復讐するんだよ」 「ど、どうやって?」 「俺に考えがあるんだよ」  少年達はこうして桐須真冬に対しての復讐、その計画を企てていた。   「……ふう。勉強を教えるのに時間がかかっちまったな」  唯我成幸は夜道を歩く。それは人通りのなくなった通りに差し掛かった時だった。 「がっ!」  突如の衝撃が走る。 「な、なんで……」  朦朧としていく意識の中、成幸は少年達の姿と光る金属バッドを見た。 「……ふう、やっと帰ってこれた」  その日の夜の事。真冬は仕事が終わり、自宅アパートに帰宅する。その時、郵便ポストの入り口に一枚の封筒が入っている事に気づいた。 「……なにかしら」  怪訝に思いつつも真冬は封筒から中身を取り出す。中に入っていたのは一枚の手紙。それから写真だった。 「ひっ!」  思わず顔を引きつらせる真冬だった。そこには縄で縛られ、身動きが取れないようにされている成幸の姿があったのだ。  慌てて同封されている手紙を読む。    桐須真冬へ。  唯我成幸の身柄は預かっている。無事解放して欲しかったら指定した場所に今夜の0時までに来い。  来なかった場合、また警察に通報した場合唯我成幸の無事は保証できないと思え。  それが手紙の内容だった。 「な、なによこれは……」  真冬は困惑した。写真に映っているのは間違いなく唯我成幸の姿だった。それは疑いようもない。  とにかく、ここはその手紙の要求を飲むしかなかった。  真冬は言われたとおり、言われた時間にその場所を訪れた。そこは使われなくなった空きビルだった。 「ひっひっひ……約束通り現れたな。桐須真冬」 「あ、あなた達はーー」  そこにいたのは複数人の少年達。半年前までは学園に所属していた元生徒達である。 「桐須先生、半年ぶりっすね。俺達あれから学園辞める事になって、どうしてくれるんすか。俺達の人生」 「笑止。そもそもの原因はあなた達にある。その責任を私に求めるなんて、責任転換も甚だしいわ」 「なんでもいいんすよ別に。責任転換でもただの八つ当たりでもなんでも。重要なのはそんなところじゃなんすよ。俺達は桐須先生を一方的に恨んでるんですよ」 「そ、それで唯我君は! 唯我君は無事なの!」 「あー。無事っすよちゃんと。ぐっすりとおねんねしてますけど。命に別状はないです」 「良かった・・・・・・」  真冬は胸をなで下ろす。 「……それで何が目的で私をこの場所に呼びつけたの?」 「決まってるじゃないですか。俺達は桐須先生に詫びを入れて欲しいんですよ」 「不条理。なぜ私があなた達に謝らなければならないの」 「どうでもいいんですよ。世間一般の理屈なんて、俺達は今桐須先生より優位な立場に立場にあるんですよ。先生は俺達に従わなければならない。なぜなら俺達に逆らうと無関係な生徒である唯我成幸に危害が加えられる。最悪死んでしまうかも。この理屈くらいは聡明な桐須先生なら理解できるでしょう?」 「くっ……」  元不良生徒達の言い分は残念ながらこの状況ではもっともだった。一般的な理屈が通用するような相手ではない。不本意ではあるがここは相手の言葉に従うしかなかった。 「す、すまなかったわね。あなた達を正しく導けなかったのは教師である私の責任でもある。その点は申し訳なくも思ってるわ」  真冬は上目遣いのようなに相手を見やる。「ほら、謝ったんだからこれでいいでしょ」とでも言いたげだった。 「いやー、真冬先生。言葉なんて何とでも言えますよ。やっぱり態度で示して貰わないと」 「た、態度? 土下座でもすればいいっていうの?」 「土下座? いいですねー。けどただの土下座だけじゃ誠意が伝わってこないですね。もっと誠意を見せて貰わないと。とりあえず、服、脱ぎましょうか?」 「え?」  聞き間違いかと思った。何を言っているのだろうか。この子達は。しかしどうやら聞き間違いではないようだ。 「先生が俺達に対して本当に申し訳ないと思っているならどんな要求でも聞き入れられるはずですよ。服くらい脱げるのは当然でしょ」 「じょ、冗談よね……」 「冗談なわけないじゃないですか。おい、つれてこい」 「うっす」  連れて来られたのは唯我成幸の姿だった。気を失っているようだ。 「ペンチ持ってきてるよな。それで爪を一枚ずつ剥がしてやれ。起きちまうだろうが、悲鳴出された方が効果的だ。この先公も自分の立場に気づくだろうよ」 「うっす」  ペンチを爪にあてがう。爪一枚でも想像を絶する苦痛が成幸を襲う事だろう。  真冬の背筋が凍り付いた。 「待って!」  真冬の叫び声が響き渡る。 「わ、わかった。脱ぐわ。だから唯我君に手出しをしないで」 「ったく。手間取らせないでくださいよ」 「くっ」  屈辱。屈辱。屈辱。  真冬は聞こえない程度に独り言を呟く。  真冬は渋々と脱ぎ始める。スーツの上着を脱ぎ、ストッキングを脱ぐ。  その一挙手投足を元不良生徒達は視姦していた。男にとっては女が服を脱ぐ所というのは実にそそるものであるようだった。  黒のブラジャー、そして黒のパンツ。それは彼らからすれば大人っぽく写り、実に艶めかしいものだった。 「もう許して、これ以上は」  もはや教師としての威厳などなかった。羞恥心の限界だった。これ以上の露出は許容できなかった。真冬は瞳を潤ませ、懇願する。 「へっ。何言ってるんですか、真冬先生。まだ二枚残ってるじゃないですか」 「そ、そんな……」  ここで許すつもりなど彼らには微塵とないようだった。 「手間取らせないでくださいよ。ほら」  唯我の顔をまざまざと見せ付けられる。 「くっ。わかったわよ」  真冬はブラジャーのホックに手をかける。ホックが外れる。 「「「おおっ!」」」  感極まった声が響き渡る。  こぼれ落ちたバストを慌てて両手で隠す。 「全く、隠さないでくださいよ。真冬先生」 「そんな事言って、無理よ」 「ほら、気をつけーって。両手をビシッと降ろしてくださいよ」 「く、くっ」  真冬は渋々両手を降ろした。こんなゲス達の前に柔肌を晒さなければならない事は苦痛極まりない事だった。 「真冬先生、綺麗なおっぱいしてますね。げへへっ」 「くっ……あまり見ないで」  見ないでと言っても無理な相談だろう。真冬の曝け出した形の良い乳房は実に魅惑的なものだった。そう、それは男達を留めていた微かな理性を吹き飛ばすには十分なものだった。 「もう我慢できねぇ!」 「きゃ、何を!」 「ああ。俺もだ!」 「先生、しゃぶる位いいでしょう」 「俺は手で」  真冬の同意など関係なく、男達は真冬の口に勃起したペニスを突っ込み始めた。  そして両手でペニスを扱かせる。 「んんっ! んんっ!」 「あの真冬先生にシゴいて貰えるなんて夢みたいですよ」 「そうそう。あの可愛いお口に俺のチ〇コが入ってるなんて夢のよう」  男達は身勝手な情欲を持って真冬の身体を穢していく。 「イキそうだ!」 「お、俺もだ!」  真冬の身体をオナホールかダッチワイフのように身勝手に使い、男達は絶頂に達する。 「んっ、んんっ!」  口に流し込まれる大量の精液。そして真冬の自慢だった流れるような髪、白い肌が白濁液で犯されていく。  「げほっ! げほっ!」  やっとのこと解放されて、真冬は嘔吐をした。初めて口にする生臭い液体。精液の味。最悪だった。肌と髪はベトベトだ。最悪のトリートメントだ。 「……ここまでやったらもういいでしょ。挿入(い)れさせて貰いますよ。真冬先生」 「え? ま、待って。やめて! それだけは!」 「もう遅えよ。おい、両手抑えて暴れないようにしとけよ」 「うっす」 「い、いや!」  暴れる真冬ではあったが、男達数名がかりでは空しい抵抗に過ぎない。 「真冬先生のマンコきつきつっすね。もしかして真冬先生、処女だったり」  真冬の顔がかーっと赤くなる。図星をつかれたようだ。 「へっ。処女なんですか。可愛いのに勿体ない。いい年なんだから処女(ヴァージン)なんで捨てちゃいましょうよ。俺のチンポで処女(ヴァージン)なんて捨てさせてやりますよ」  男のペニスが真冬の膣内を侵蝕していく。 「い、いやっ! いやああああああああああああ!」  そして膣の最奥部まで到達する。  真冬の叫び声が響き渡った。 「……ここは、どこだ?」  唯我成幸は目を覚ました。目覚めるきっかけとなったのは甲高い悲鳴だった。 「おっ、お目覚めかい。唯我成幸君」 「お、お前達は!」  見張り役の男。その男は気を失うより前に見た顔だった。縄で縛られている。身動きも取れない。い、いや、それよりも重大な事があった。 「き、桐須先生! 桐須先生に何をしているんだ!」  桐須真冬が男達に輪姦されているという、おぞましい光景が成幸の目の前にはあった。 「秀才でも知らない事があるんだな。俺達は桐須先生に保健体育の実践指導を受けてるんだよ」 「そうそう。生命の神秘。子作り編を実践で教えて貰ってるんだよ。ぎゃははは」 「くっ! そんな事じゃない! やめろ! 今すぐやめるんだ!」 「心配しないでも全員一発ずつ出したらやめてやるよ!」 「い、いやっ! 射精(だ)ださないで!」 「そんな事言われても俺のチンポはどうしても桐須先生に膣内射精(なかだし)したいってうるさくってよ。観念しな」 「いやっ! いやああああああああああああ!」  再度の絶望的な悲鳴が響き渡る。  長い時間をかけて真冬はいたぶられた。行為の一部始終をスマホで録画していたようだ。 「真冬先生、この事は録画してありますんで余計な事はしない方が身の為ですよ」 「そうそう」 「これからもよろしくお願いしますね。真冬先生」  男達は用は済んだとばかりにその場を後にした。 「桐須先生……」  成幸は真冬を抱え込む。 「唯我君。よかった……無事だったのね」 「せ、先生こそ、無事じゃ」 「唯我君、お願いがあるの。この事は誰にも言わないで。今までと同じように日常を送って欲しいの」 「け、けど」 「ーーそれでいつも通りの日常が戻ってくるのよ。だからそれが一番」 「ーーけど」  あの男達の様子を見れば、このまま終わるとはとても思えない成幸だった。だが自分に何が出来る。この事を公表した場合、恐らくは真冬は学園にはいられないだろう。それどころかセカンドレイプに会う可能性だってある。  悔しいが成幸に出来る事はなかった。今はただ真冬の言葉に従うより他にないのであった。  それは数日後の事だった。真冬は気丈な態度でいつもと同じ教職を勤めていた。  その時だった。携帯に一通のメールが着信する。  場所と時間を書かれたものだった。場所は繁華街にあるカラオケボックスだ。 「あなた達! どういうつもり!」  真冬は仕方なく、その場を訪れた。  中にはカラオケで屯をしている不良生徒達の姿があった。学校にも行っていないので暇を持て余しているのだろう。 「ああ。来た来た。真冬先生、ちょっと俺達溜まってるんですよね」 「た、溜まってるって」 「そうそう。だから真冬先生で解消しようと思って」  もはや真冬の事を何だと思っているのか。ただの道具か何かのようにしか思っていない。  実際そうなのだろう。彼らにとって真冬はただの性欲処理の道具なのだ。 「いいですねー。真冬先生。段々フェラ上手くなってきて」  真冬はテーブルの下で男のモノを咥えている。 「それ終わったら次はこっちお願いしますよー、真冬先生。俺は下の口でお願いします」  好き放題に言ってくる。 「そうそう、おっぱい丸出しにして厭らしくお願いしますよ」  真冬は渋々、男に跨がる。男のモノを膣で飲み込む。男は乳児のように真冬の乳房に吸い付いてきた。 「けどさー。しかし遊ぶにも金がいるよな」 「ああ。真冬先生の財布だけじゃ限界があるし」 「それに関しては良い考えがあるんだよな、俺」 「え? 何?」 「真冬先生を使ってーー」  男達は密談をする。 「くっ。すっきりしたー。たっぷり歌ってたっぷり射精(だ)してストレス解消解消」 「へへっ。真冬先生、ここは出しといてください。頼みましたよ」  さんざ性欲の処理をさせられておいて、代金まで出させて、踏んだり蹴ったりだった。  それは別の日の事だった。真冬はホテルの前を訪れる。真冬は制服を着ていた。  指定された部屋を訪れる。そしてノックをした。  コンコン。ガチャ。  中から出てきたのはバスローブを着た小太りの中年だった。バーコードハゲに脂ぎった肌をした清潔感のない中年。どこかのサラリーマンだろうか。 「へへっ。着たね」 「は、はい」 「ちゃんと指定された制服コスプレで来たね。中々様になってるじゃないか。まるで本当の女子高生みたいじゃないか。代金は5で良かったよね」 「は、はい」  もはや段々と真冬の目から光というものが失われていった。  ベッドで押し倒される。豚のようにのしかかられ、腰を振られる。  もはや今の真冬にとってそれは慣れた行為であり、ただの日常だった。 「射精(だ)してもいいよね? 射精(だ)しても」  真冬は応えない。中年の男はそれを是と捉えた。 「うっ、うう!」  身勝手なオナニーと変わらない行為。真冬は無言で射精を受け止めた。  真冬は稼いだ金を少年達に手渡す。 「へへ。こんな簡単に5万稼げるのか。まだまだ遊べそうだぜ」 「これからもよろしくお願いしますよ、真冬先生」  彼らは真冬がどれほど辛い目にあって金を稼いでいるかを知らないのだ。だからそう、気軽く言ってのけた。  その日のアパートで真冬は体調の不良を感じ、仕事を休んだ。激しい嘔吐。  不安を感じ、真冬は産婦人科を訪れた。  恐れていた結末を迎える。診断結果は妊娠だった。あれから頻繁に性行為をしていたのだ。 誰の子供を孕んだのか、わからない。  産めるわけもない妊娠だった。  エピローグ。  それからの事だった。 「えー。桐須真冬先生に代わりこのクラスで世界史を受け持つ事になった田原です」  桐須真冬は突如学園を退職した。代わりに男の教師が世界史を受け持つ事になったのだ。 「えー!? 真冬先生やめちゃったのー?」 「なんでなんでー?」 「詳しい事はわからない。だが桐須真冬先生は心身の調子を崩されたと聞いている」  唯我成幸だけは何があったか、なんとなく想像がついていた。  自分の無力さが恨めしかった。何もできなかった。真冬先生を助ける事も何も。  ……こんなもの、ただの悪い夢だ。夢なら覚めて欲しい。  そう思った。  いつも通りに授業が始まる。次第に人々も真冬先生のいない学園に慣れていく。  成幸だけは真冬先生のその後をいつまでも案じていた。 【完】 「真冬先生が学園長から性的嫌がらせ(セクハラ)を受ける話」  この話に到るまでのあらすじ。  特別VIP推薦が決定した成幸。様々な事があり、生徒と教師という立場を乗り越え、成幸と真冬は恋人同士になった。 「……だ、だめよ。こんな学園で」 「いいじゃないか。真冬」 「やっ」  校舎裏で成幸と真冬はいちゃついている。嫌がっている振りをしているが、真冬もまんざらではなかった。ただ、立場があり、理性が本能の邪魔をする。好きな人と一緒にいられ、求められるのは決して嫌な事ではなかった。 「真冬……」 「成幸……」   二人は見つめ合い、唇を交わす。お互いの立場を忘れ。もはや二人はただの恋人同士だ。  しかしその時二人は、その様子を誰かに見られているとは夢にも思わなかった。 (なにかしら……)  桐須真冬は怪訝に思いつつも校長室に向かう。  コンコン。 「桐須真冬です」 「入りたまえ」  学園長は去年の学園長と交代になっている。今はつるっパゲの脂ぎった中年の学園長だった。前のようなダンディーな風貌ではない。 「いかがされましたか? 学園長」 「いや、何。最近、我が学園の風紀が乱れていて、その事について少し話をしたい事があってな」 「風紀……ですか」 「何。我が校の生徒と教師が恋仲にあるようで、それが実に立場上よろしくないのだよ。もしその問題が明るみになった場合、教師も学園にもいられないだろうし、その生徒も大学の推薦でもあれば、推薦が取り消されるだろうなぁ」 「は、はぁ。お話が見えてこないのですが」 「何、簡単な事だよ。この写真を見てくれ」  写真を渡される。 「こ、これは!」  その写真を見た真冬は絶句をした。その写真には成幸と真冬がキスをしている瞬間が映し出されていたのである。 「いやー。実にけしからんと思わないかい? 桐須先生。生徒とこのような関係になるなんて。この事が明るみになれば大問題だろうな。唯我成幸君、彼の実家は大変貧しい家庭らしいな。せっかく得た特別VIP推薦が取り消されれば、本人やご家族は多大なショックを受ける事だろう」 「が、学園長。見逃してください。彼には何の非もありません。私に非があります」 「くっくっく。恋人を守ろうとするその態度。実にしおらしいじゃないか。何、幸いその時見ていたのは私だけだ。この事はまだ誰にもバレていない。このまま何もなければ今までと同じような関係を続けられる、というわけだ」 「学園長、何がお望みですか?」  真冬は聞いた。何か薄ら寒いものを感じる。嫌な予感だ。目の前の男から底抜けて嫌な気配があふれ出ている。 「決まってるだろう? 誠意だよ。桐須先生。君がそれなりの誠意を見せてくれれば、私も事を荒立てるつもりはないんだよ」 「誠意ですか? 具体的には何を持って誠意を表すのでしょうか?」 「鈍いなー。桐須先生。難しい事ではない。私は君の事を大変気に入っていてね」  学園長は真冬の身体を無遠慮に触り始めた。 「やっ! なっ! 何を!」  恋人でもない男に身体を触られれば、鳥肌が立つのも当然だった。だが立場上真冬はその拒絶反応を必死に堪える。 「君が黙って私の言う事に従えばこの事が世間の明るみに出る事はない、という事だよ」  過剰なまでの肉体の接触。いくら処女とはいえ成人した女性である事真冬が察せないというのも流石に無理があった。とはいえ、今は成幸という恋人がいる。彼の事が頭から離れない。だが、それと同時に彼が特別VIP推薦を得た時の笑顔を思い出す。  その時の笑顔を崩してしまう。しかも真冬自らの落ち度で。それもまた、耐えがたい苦痛でもあった。  結局真冬は不本意ではあるが学園長の要求を飲まざるを得なくなる。 「……わかりました。学園長。学園長の言う通りにします」 「おお……。流石聡明な桐須君。君ならそういうと思っていたよ」 「ですが学園長。約束は守ってください。唯我君と私の関係は秘密に」 「うんうん。わかっておる。彼は我が学園の可愛い生徒である事には変わりない。彼の特別VIP推薦を取り消すような真似はしたくないのだよ。私はただ桐須君。君だけが目当てなのだからね」  その言葉は信用していいものだろう。もし明るみにすればゆする為のネタとして機能しなくなる。学園長の目的は単に真冬自身にあるのだから。  そう、自分が我慢すればいい。そうすればこれまでと同じ平穏で幸せな日常が続く。隠し事ができる後ろめたさはあるが、それもまた二人の幸せの為だった。 「学園長、私は何をすればーー」 「私の言う通りにすればいい」 「……きゃ! 何を」  真冬は膝をつかせれる。 「まずはその可愛らしい口で私のモノをしごいてくれんかの」 「ーーそ、それは」 「嫌とは言わせぬぞ」  学園長はペニスを取り出す。既に勃起したペニス。それは真冬にとっては初めてみるペニスだった。真冬と成幸は恋人関係になったとはいえキス以上の行為をした事はない。真冬にとってフェラチオですら未経験だった。 「わかりました……」  真冬は覚悟を決め、学園長のペニスに舌を這わせる。 「くぅっ。たまらんのう。あの桐須君が私のモノを犬のように舐めておる。それだけでイってしまいそうじゃ」  この男はかねてから真冬に劣情を抱いていたのだろう。隙あらばと虎視眈々とそのチャンスを狙っていた。ずる賢い男だ。 「ほら、ちゃんと咥えんか」 「ぐっ、うっ!」  真冬の口の中に強引にペニスを突っ込まれる。 「……不器用だが悪い舌使いではないぞ。桐須君、君は唯我君とはこういう事はしてなかったんじゃないか?」 「ぐっ、ううっ!」  口内を通じてものすごい悪臭が鼻孔に伝わってきて、返事をするどころではなかった。  男根の尖端からにじみ出てくる精液の味は今まで味わった事ない程醜悪なものだ。  だが真冬とは対照的に学園長は実に気持ちよさそうな顔をしていた。 「早速じゃがイキそうじゃ桐須君。しっかりと飲み干すんじゃよ」 「んっ! んんっ!」  ドバー、と音がしそうな程勢いよく真冬の口内に精液が流し込まれる。思わず吐き出したくなる衝動を何とか堪え、真冬はごくんとその精液を飲み干した。 「はぁ……はぁ……はぁ」  真冬は肩で息をする。 「ぐふふっ。こうまでしたんだからもういいでしょう。桐須君」 「え? 何を? い、いやっ!」  学園長がのしかかってくる。かつてフィギュアスケートをしていたとはいえ、非力な女性である事には変わりない。小太りの中年男が乗しかかってきて、抗う事は困難だった。  強引に服を脱がされる。ポロリとこぼれた真冬の乳房は学園長の性欲を余計に煽った。 「た、助けて! 成幸君!」  真冬は叫ぶ。 「おかしな事をいうのう。桐須君。君は唯我君を助けようとしているのではないのかね」 「……そ、それは」  そうだった。自分は成幸を助けようとして学園長に従っているのだ。それなのに成幸に助けを求めるのでは本末転倒ではないか。  真冬は諦めにもにた覚悟を固める。学園長もそれを察したようだ。 「ぐふふっ。では遠慮なく挿入(い)れさせて貰おうかの」 「あっああーー……」  遠慮なく挿入される学園長の男根。先ほど射精したばかりだというのにその勢いは全く衰えを知らなかった。メリメリと真冬の秘処を貫いていく。 「キッツキツのお〇んこじゃの。くっくっく。桐須君、やはり君は唯我君とはまだそこまでの関係ではなかったようじゃ」 「い、いやっ! 成幸君!」  求めてはいけないはずなのに、それでも真冬は恋人である成幸を求めてしまう。 「だからそんな事無駄だと言っておろう。ふんっ!」 「いやぁ!」  膣内の最奥部まで真冬はペニスで貫かれた。 「ああっ……ああ……」  真冬の表情が絶望に染まっていく。無慈悲なピストンが続く。その行為に愛などなく。自己中心的な、ダッチワイフ相手の自慰行為のような、そういった虚しさがあった。しかし犯している学園長は実に満足げな表情であった。真冬と一つになっている事にさぞ満足している事だろう。 「そろそろイきそうじゃ。桐須君。たっぷりと膣内(なか)で受け止めろよ」 「ま、待って! 学園長! それだけはやめてください! せめて! せめてゴムを!」 「すまん。もう手遅れじゃ」 「い、いやああああああああああああああああ!」  真冬の悲痛な悲鳴が学園長室に響き渡る。  どくっ! どくっ! どくっ!  男根から注がれる精液は最初以上の量だった。真冬の子宮を満たすべく大量の精液が注がれていく。  最後の一滴まで注ぎ込んだ事を確認し、学園長はやっとの事真冬の身体から離れた。男根を抜き取る時、先から精液が糸を引いた。 「ぐふふっ。どうだった? 桐須君、わしとのSEXは」  真冬は答えない。だらしのない格好のまま、秘処から精液がこぼれ落ちている。 「ぐふふっ。良すぎて声も出ないかのう」  学園長はご満悦といった様子だった。  ーーそれからの事だった。  学園長室での学園長との行為は真冬に対するさらなる戒めとなった。それは真冬を縛る鎖のようなもの。重しがひとつ増えたのだ。成幸という恋人がいながら学園長と関係を持った事。それが例え成幸を守る為の行為であったとはいえ、お互いの関係が壊れてしまうには十分な出来事だ。だから決してこの秘密がバレるわけにはいかなかった。  その事を理解しているが故に学園長の要求は次第にエスカレートしていく。  それは真冬が授業中の時の出来事だった。 「この問題はーーくっ!」  真冬は授業中に膝を曲げる。しかしそれでも何とか授業を続けようと懸命にもがいていた。「なぁ、桐須先生さー。なんかちょっとおかしくない?」 「体調悪いのかなー」  生徒達がひそひそと密談する。普段なら授業中の私語など注意する真冬ではあったが今はそんな事をしている余力はない。 「さあ、腹でも痛いんじゃねーの」  キンコンカンコーン。  要点を踏まえない授業ではあったが、何とか授業の体裁を守り、真冬は責務を終える。 「こ、今回の範囲はテストに出ますのでよく復習しておくように」  明らかに肩を震わせながら言う真冬。何か授業よりも気がかりな事が起こっているような、そんな印象だった。    授業が終了し、真冬は慌てて学園長室に飛び込んでいった。 「……が、学園長!」 「おおっ。桐須君、来たかね」  そこには双眼鏡を持った学園長の姿があった。 「ここからは君が授業をしていたクラスがよく見えるんだ。うむ。あれほどの苦難がありながらも教師としての責務を果たすとは、うーん。立派じゃ。実に立派……」 「な、何をおっしゃっているのですか。あれほどの醜態を晒しながら立派など。笑止千万」  真冬はわななく。もう我慢できないようだ。 「それより、もう我慢しなくていいのだよ。桐須君。脱ぎたまえ、外してやろう」  桐須は校長に言われスカートを脱ぎ出す。パンツの中に仕込まれていたのはバイブレーションという性的な道具だ。真冬はバイブを装着され、授業を行っていたのだ。当然のようにまともに授業を行う事など困難だ。  学園長は真冬の秘処からバイブを外す。真冬の秘処からは愛液があふれ出ていて止まらなかった。 「学園長・・・・・・」 「ん? なんだい? 桐須君」 「疼くんです」 「疼く?」 「はい。私のあそこが疼いて疼いて、どうしようもないんです」 「ほう。そうか。それは大変だのう。私に出来る事が何かありそうかな?」 「……は、はい。学園長のモノで。……私のあそこを鎮めてください」 「ぐふふっ。他ならぬ桐須君にそうまで頼まれては私も断る理由は持ち合わせてはいぬよ」  学園長からすればしてやったりというった感じだった。こうなるように仕組んでいたに他ならない。学園長は意気揚々と勃起したペニスを取り出す。 「では、こいつを持って桐須君の疼きを鎮めて差し上げるとしよう」  学園長は真冬の膣にペニスを挿入していく。 「ぐふふっ。良いぞ。桐須君。桐須君の膣がズブズブと私のモノを飲み込んでいくよ」 「ああっ! 学園長!」  桐須真冬の心は段々と学園長により侵蝕されていく。そんな関係がしばらく続いたそんな時だった。 「……ん? なんだこれは?」  学園から帰る時の事だった。唯我成幸の下駄箱に一通の手紙が入っていた。ラブレターだろうか、そう最初は思った。無論ラブレターだったとして真冬と交際をしている成幸が受け入れるわけにはいかないのではあるが。  とりあえずは中を開けてみる。なんとなく不穏な空気をその時成幸は感じ取っていた。  封筒を開ける。そこにはこう書かれていた。 『唯我成幸 桐須真冬の本当の姿を知りたいか?』 「な、なんだこれは!」  手紙は続く。 『本当の姿を知りたければ今日の夜、指定する場所と時間に来い。指定する場所と時間はーー』  今日の24時。場所は繁華街のホテルだった。  質の悪い悪戯か? いや悪戯でもこんな事をするか。  そういえば最近真冬の態度が何かおかしかった。元気がない気がした。問い詰めても真冬は頑なに「何でもない」の一点張りだった。  だが、もしかして何かがあるのか。  唯我成幸はその手紙を悪戯とは思えなかった。結局、指定された時間にその場所へ向かう事になる。  繁華街のホテル。そのスイートルームだった。  そこに成幸は足を踏み入れる。  ドアをノックする。コンコン。 「唯我成幸君だね」 「はい」 「鍵なら開いている。入ってくるがよい」  その声は聞き覚えがあった。中に入る。 「学園長!」  そこには一ノ瀬学園の学園長の姿があった。バスローブを着た学園長の姿。 「どうして学園長が」 「簡単な事だよ。私があの手紙を出したのだ」 「手紙をーーどういう事ですか。桐須先生の本当の姿って。一体何を」 「その事なんだがね。真冬、こっちに来たまえ」 「はい……」 「なっ!?」  成幸は絶句した。真冬が姿を現す。その姿は成幸が知っている真冬の姿ではなかった。ボンテージのような衣装を身につけ、乳房と秘処を曝け出している。身体を隠す為ではなく、厭らしさをプラスアルファする為だけの衣装。  その姿は成幸が知っている真冬とは別人にしか感じられなかった。氷のような冷たさがあった時とも、可愛らしく愛嬌があった時の姿とも違う。厭らしい。妖艶な姿だった。 「な、成幸君! ど、どうしてここに!」 「私が成幸君を呼んだのだよ」 「が、学園長! 話が違います! 成幸君には秘密にする約束だと!」 「本当にそうかね」 「あっ! ああっ」  学園長は真冬の乳房を撫で、秘処に指を這わせる。それだけで感じてしまった真冬は短く声をあげる。 「……桐須君。もはや君が成幸君を守る為に私との関係を続けていたなんていうのは体の良い仮初めの嘘じゃよ。桐須君、君の身体はもう私を求めてどうしようもなくなってるんじゃ」 「そ、そんな事! ああっ、ああ!」  真冬は声を荒げる。 「……そんな嘘だ」 「よく見ておくんだ唯我君! 桐須君の本当の姿を!」  学園長は真冬を持ち上げ、挿入する。無慈悲に行われるピストン運動。しかし今の真冬にとってそれはご褒美以外の何者でもなく、満更でもない様子だった。 「な、成幸君! これは違う! 違うの!」 「何が違うんだ桐須君、毎日のようにこうしてきたじゃないか!」 「違うの。成幸君! 私は成幸君との関係を守ろうとして……最初は本当にそうだった」  真冬は諦めたように告白をする。 「けどもう今は違うの。学園長のチン〇が気持ちよくて、学園長のチン〇以外に何も考えられなくて、それでどうでもよくなっちゃって、何もかも」  真冬は発情期の猫のように盛ったような顔付きになる。 「だから、ごめんね。成幸君! もう私は学園長の物なの。だから成幸君とは一緒にいられない!」 「う、嘘だ! 嘘だ! こんなの嘘だ!」 「ぐふふっ。良く言えたの。桐須君。ではかつての恋人だった唯我君にイクところを見てもらえ」 「はっ、はいっ! イ、イク! 学園長のオチン〇でイッちゃいますーーー!」 「ふおおっ!」 「あっあああああああああああああああああああああああああ!」  スイートルームに真冬の絶叫が響く。そして真冬の子宮を学園長の精液で満たされていく。「こ、こんなの嘘だあああああああああああああああ!」  成幸はその場から逃げ出した。  エピローグ。  成幸達は学園を卒業した。特別VIP推薦は取り消されず、成幸は希望の大学に入学した。今では真冬の事を忘れようとして必死になっているが、どうしても真冬の事が忘れられなかった。今はもう連絡を取っていない。しかし大学生活の最中でも時々、真冬が今何をやっているのか、気がかりで時々考えたりする。それが無駄な事なのはわかっている。しかし時々考えてしまう。  その時、一ノ瀬学園での学園長室には学園長と、そして真冬の姿があった。 「……学園長。資料を持って参りました」 「ご苦労だったね、桐須君。ところで桐須君、いつもの奴を頼んでいいかな」 「は、はい。学園長。勿論です」  真冬は机の下に潜り込み、学園長の勃起したペニスを取り出した。そしてフェラチオを始める。 「く、くぅっ! 良い! 実に良いぞ。桐須君! 実に良い! 日に日に舌使いが上手くなってきているんじゃないかね」  真冬が幸福だったかどうかはわからない。だが、真冬のその時の表情からは成幸とは対照的に、彼の存在が真冬の中から完全に消え去っているかのような、そんな感覚に囚われた。 そんな気がしてならなかった。 【完】 『桐須真冬の最悪な一日』  三億円強盗事件。それは複数人による大規模な銀行強盗事件だった。犯人は銃器を持って武装しているとの事。そして犯人達は未だ捕まっておらず、現在も逃走中。    朝、アパートでの事。乱雑な部屋の中、真冬はテレビを見つつ食事をしていた。日本は国際的には比較的平和な国だ。敢えてデータをあげる必要はないだろう。そうではあるがニュースというのは常に不穏なニュースがピックされるものであり、どうしても見慣れてしまう。 だからこの時真冬はそのニュースが特別自分達に関わりが持てるものだとはどうしても思えずに他人事のように捉えていた。 「あっ。そろそろ時間。もう行かないと」  そう、独り言を言う真冬。この時の真冬は今日一日が今までと同じ、平穏なものだと思っていた。 「ーーで、あるからしてこの問題はーー」  それは世界史の授業中の事。午前中の授業での事だった。  突如、騒々しい音が聞こえてきた。そして、悲鳴。それから乾いた音が数発。パン、パン、と。 「……なにかしら」  見ると校門の方には幾台ものパトカーが止まっているではないか。不穏な空気を感じる。クラス中が不穏な空気に訪れた。 「先生は様子を見てきますから自習をするように」  真冬はそう言おうとした。  ーーと、その時だった。  出入り口のドアがガラガラと開く。  入ってきたのは見知らぬ男達だった。覆面を身につけた男達。そして、手に持っていたのは拳銃である。  教室の空気が一気に殺伐とするのを感じた。 「あ、あなた達は!」  真冬の中で朝のニュースと整合が取れた。あのニュースの犯人達、銃器で武装していると言っていたが、間違いがない。追い詰められ、この学校まで逃げ込んできたようだ。 「おっと。動くな! 一歩でも動いたらこいつをぶっ放す!」  強盗達は拳銃を突きつける。 「……誰でも良い。早く一人は連れて来い。出来れば女がいいな。ああ、どうせなら可愛い女にしよう」 「うっす。えっと……うん。じゃあ、君がいいな」 「……いや」  強盗はズケズケと教室に入ってきた。そして、女子生徒を物色し、標的を一人に決めたようだ。女子生徒はガクガクと震えだし、涙すら流しそうだった。 「や、やめなさい! あなた達!」  桐須真冬は厳しい教師ではあるが、冷たい教師ではない。むしろ生徒の事を一番に考えている模範的な教師と言えた。そして正義感も強い。だがその正義感がここでは仇となってしまう。 「んだ、てめぇ!」 「せ、生徒には手を出さないで。人質なら私が」 「へっ。あんた先生か。結構可愛いじゃねぇか。まあ、俺はロリコンじゃねぇし。あんたでもいいわ。こっちに来い」 「きゃっ!」  強引に連れられていった。  教室内は騒然としていたが、廊下にはまだ強盗達がいる。結局、何もできないままその場にいるより他になかった。  真冬は体育館の倉庫まで連れてこられた。 「や、やめなさい。こんな事をして罪を重ねるのは」 「うるせー。指図すんな。どうせ俺達は捕まったら豚箱に何年もいれられるんだよ。一年や二年、五年増えたところで何が違うってんだ」  男達は完全にヤケになっていた。 「い、いやっ! やめてっ! やだっ!」 「暴れんな。大人しくヤらせろって!」  男がのし掛かってくる。フィギュアスケートをしていた経験はあるが、それでも大の男ののし掛かりを防げるはずもなかった。相手が拳銃を保持しているという心理的な抵抗も大きい。  強引に服を剥ぎ取られる。白い肌が露わになり、二つの膨らみが姿を現す。真冬の乳房は巨乳という程大きいわけではないが、それでも雄の本能を煽るには十分過ぎる程十分だった。「いや! お願い! やめてっ!」 「先生のくせに何にもしらねぇんだな! やめろって言われてやめる男はいねぇんだよ!」  強盗犯は真冬の下着を強引に剥ぎ取った。  そして剥き出しのペニスを取り出す。 「ひ、ひいっ!」  処女である真冬にとって初めて見る勃起したペニスだった。それは禍々しい凶器そのものだった。 「……や、嫌!」 「暴れても面倒だ! 抑えとけよ!」 「うっす!」  男二人がかりで抗う事など不可能に近かった。男が真冬を押し倒す。  その行為は獣の如き行いだった。ただただ獣が我欲を満たしたいが為の行為。そこに相手への思いやりなど皆無だ。強姦とは常にそういった行いだった。  突如膣に侵入してくるペニス。痛い。痛烈な痛みが走る。接合部からは血が流れ出てくる。無慈悲に行われるピストン運動はむしろ苛烈になっていく。 「キッツキツのマ〇コだな。へっ、先生、あんた、良い年して処女かよ。良かったな、大人になれて。良い年して処女なんて恥ずかしいからな」 「う、うるさい! ぬ、抜きなさい! 良いから抜きなさい!」 「あいよ。わかってるよ。たっぷりヌいてやるよ。あんたの一番奥深くで」 「な? い、いやっ! やめなさい! 妊娠したらどうするのよ!」 「先生のくせに、何も知らないのかよ。性交(セックス)っていうのは女を妊娠させる為にあるんだよ!」 「い、いやっ! いやっ!」  真冬の拒絶も空しく、最悪の結末はやがてやってくる。  放たれる男の精液。 「い、いやああああああああああああああああああ!」  体育館の倉庫に真冬の断末魔のような悲鳴が響き渡る。射精は長く続いた。真冬の子宮を満たすべく、注がれ続ける。  長い時間をかけて射精が終わった。 「ふう。良かったぜ先生。処女をくれてありがとうな。へへへっ」  やっとの事解放される。秘処からはごぽごぽと精液があふれ出てくる。 「ひぃっ。うっ。ぐっ」  真冬は泣きじゃくった。それでもまだ心の中には地獄が終わった安堵感があった。しかし、その安堵はあまりに甘い物の見方からくるものだと痛感させられる。 「何を休んでやがる! 次は俺の番だろうが!」 「えっ? きゃ! いやっ!」  次もまた別の男は襲いかかってくる。 「後がつっかえてるんだ。口と手の方も使ってもらうぜ!」  男達は真冬の穴という穴を使い、自分達の性欲を満たした。  それでも悪夢はいつか終わる。ヤり飽きた強盗達は真冬を解放したように思った。 「こっちに来い。先生、良いもの見せてやる」  そこは体育館だった。いつも見慣れた体育館。しかし、今では全く別物のように見えた。  そこには他の強盗達によって連れてこられた、幾人もの女子生徒達がいた。その姿は見知った顔もあった。 「こいつ、身体は小さいくせにでけぇおっぱいしてやがるぜ!」 「や、やめてくださいっ! いやですっ!」  そこには緒方理珠の姿があった。小柄ではあるが淫乱なその肢体を好き放題に弄ばれている。 「この子はおっぱいはないけど、アソコの方は俺のチ〇ポをギュウギュウに締め付けてきやがる! 最高に具合がいいぜ!」 「い、いや……やだ、こんな嘘……何かの悪い夢だよ」  古橋文乃は幾多もの陵辱を受けたのだろう。その白い肌を白濁液で染め上げ、今なお肉棒を挿入されている。 「へっ。嬢ちゃん、身体やわらけぇじゃねぇか。何か運動でもやってるのか」 「や、やだ! もうやめて! 放してよ! ねぇ!」  武元うるかの姿もあった。彼女もまた肉棒をその身に受け止めている。強引に足を開かれ、 肉棒を挿入(い)れられていた。 「う、嘘……こんなの……嘘」  真冬は絶句した。 「さあ、先生。続きしましょうか。まだヤってない奴もいるんですよ」  男が言う。しかし真冬の耳には既にその言葉は入っていなかった。まさか自分自身が辱められるにとどまらず、生徒達がこんな行為を受けているなんて。  今日は人生最悪の一日だ。しかしこの一日はまだまだ終わりそうになかった。その事に真冬は深い絶望をした。    


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