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ここはケモおじの森 #3

『特別な夜…の始まり。』


深夜、12時を少し過ぎた頃。

シェアハウスのリビングでは、まったりとした空気が流れていた。

くつろぐ巨漢の獣人おじさん三人と、ひとりの人間の若者。

各々、好きな酒を片手に…(タクミはノンアル)

この家での恒例になりつつある、プチ宴会の情景。


「…それはそうと、タクミはん、大学の方はどうやの?


タヌキバラはチーたらをムシャつきながらタクミの顔を覗き込む。

それは狸のようで、丸顔のおじさんのようで。

咀嚼する音も、ビール臭い息も、人間のおじさん。

しかしその顔は、短い毛の生えた毛皮で覆われている。

丸い耳が時折ビヨンと動く。

獣人とは、不思議な存在だった。



「そうですね…割と慣れてきた感じで、いいですよ。

 講義のサボり方もわかってきました!


ベンキョーしいや!とタヌキバラは笑う。


「それもえーけどな、かわいい子、みつけたんか?


「えっ。


「せっかく東京にきたんや、はよ恋人作らんともったないで?

 遊びに行くとこゴチャマンとあるんやし〜。


「ぼ、ボクはそんなの、探してないですし…。


「ほな、どないすんの。これから春休みやら、夏休みやら、

 秋休みやら、冬休みやら、休みばっかりやな!学生はんは!

 ずっと独りやったら、なにして暮らすんや?


「そりゃもう!ナンパに決まってんだろ!オレにまかせとけよ、タクミ!


割って入ったのはイノマタのバカ声。

ゲスな目つきの筋肉おじさんは、タクミの肩に太い腕を回す。

正直言ってこのイノシシの毛並みは硬くて荒い。

常に熱を帯びていて、アツ苦しい。

それもまた野生味があって別の魅力がある…かもしれない。


「タクミはよぉ〜、どんなメスが好みだ?

 てか、やっぱ同族がいいか?最近は異種族カップルも増えてるって

 話だけどな!オレはな、もうなんだってイケる!ぶはは!


呆れ顔のタヌキバラが、イノマタを牽制するように顔を寄せる。


「ホンマ下衆やなぁ、イノマタはんは。

 タクミはん、嫌がってるやろ。あんま絡みなさんな!


「なにが?嫌がってなんかないよなぁー、タクミー?


イノシシのゴツいほっぺたにすりすりされて、

タクミは頭が取れそうになる。

でも…ちょっと嬉しみ。ははは、とはにかんで笑う。


「…お前達、タクミ弄りも程々にしろ。

 明日も早いから、オレはもう寝る。


クマガミがのっそりと立ち上がり、

巨体を揺らして自分の部屋へ向かう。


あ、クマガミさんがいっちゃう…


タクミは残念に思った。

クマガミは多くを語らない。宴会には参加するが

つまみの支度を自分の仕事とし、

テーブルの状況を見ながらまめに動いてくれる。

会話にはあまり参加してこない。

タクミは、クマガミともゆっくり話したいと思っている。

こんな…みんなとの酒の席では無理なのかなぁ。


イノマタも、巨大な牙の生えた口であくびをかますと

ナンパの件はまた明日詰めるぜ!と言い残して

部屋へ引き上げていった。


時計は2時を回っていた。


そうか…もう寝なきゃな、明日の授業早かったんだ…。

タクミは、散らかったテーブルを片付けながら

この歓迎会という名の飲み会はいつまで続くんだろうと考えた。

ボクがここに来てからほぼ毎晩…これから永遠に?

獣人のおじさん達のペースに巻き込まれたら

自分などはすぐダメ人間と化すだろう。

独り立ちしたばかりなんだから、ちゃんとしなきゃ。


ふと。

心地のいいASMRが、部屋中に満ちていた。

振り返ると、ソファーでだらしなく両手両足を放り出した

完全弛緩状態のタヌキバラ。


ああ、おっさんのいびき…。


「タヌキバラさん?もう部屋に戻って寝よう、ね?


タクミはタヌキバラに近づき、少し屈んで太股を揺すってみた。

獣人おじさん達は、皆、スキンシップが得意だけど

こっちから触れるのは…初めてかもしれない。


毛皮の感触。

パンツの裾がめくれてあらわになった太股。

タヌキバラの柔らかくて短い毛並み。

少し、しっとりしている。

ぼってりとしたデブ足。

タクミの手のひらを乗せたまま…息づいている。

時折、荒く引くような呼吸で波打つ。

タヌキバラはまったく起きる気配もなく、

不規則ないびきを響かせる。


「うーん…ビール…おかわり…タクミはん…かわヨ…。むにゃ。


タヌキバラは大きな体をソファにごろんと横たえ、

丸い腹を出し、毛深い腕をだらんと垂らした。

肉厚で下着が張り裂けそうだ。

乳首も、すごく大きい。

タクミは思わず目が離せなくなった。


タヌキバラさん…寝ちゃった?

ムチムチした腹…まるで狸…。


ちょっとくらい、触ってもバレないだろうか?


おじさんに触りたい?…常識的にどうなんだ。ボク。

でも、タヌキバラさん達だって、いつもボクにボディタッチしてくる。

別に性的な行動じゃない筈。親しげな…愛情表現…?


そうだ、ボクはこの同居人のおじさん達に好感を持っている。

それもう、間違いない。

だから…優しくなでたい。毛皮が、柔らかそう。

タクミはそっと、手を伸ばす。

タヌキバラの放り出された太股をなでつけながら、

犬をなでるのと同じ感触だと、タクミはそれに頬を近づけた。



あったかいなぁ…。


小さい頃に犬を飼っていたが今はもういない。

両親に甘える年でもない。

誰かに、こうやって触れるのも久しぶりだった。

暖かくて柔らかい、息づいている生き物。

その太い太股に抱きついてみる。

タヌキバラの匂い。不思議な匂いだった。

動物のような、人間のような。それが獣人って事だ。


目の前には股間のふくらみがあった。


すっかり下着姿のタヌキバラ、下半身はパンツ丸出し。

冷え性なのか、靴下は履いたままだった。

パンツの上からでも、睾丸の巨大さがわかる。

風呂場で見た、生の「それ」をタクミは思い出していた。

パンツという名の布の袋に収めるとこんな感じになるのか。

伸縮性に優れているんだなぁ。


触れてみたいと思った時にはもう、

それに手のひらを乗せていた。


あったかい…むしろ熱い…。


外圧に逆らう弾力。

軽く押したり、引いたりを繰り返してしまう。

楽しい。気が遠くなるくらいに。

催眠効果があるのかもしれない。意識が朦朧とする。


タクミは、自分の下半身が強く反応しているのに気づいていた。

痛いくらいに…


「なぁ!ワテのタマタマ、気持ちええやろ?


え!! タヌキバラさん!?

タクミのふわふわした気持ちが、一瞬で凍りつく。

顔をあげると、そこはタヌキバラの巨大な腹。

その向こうには…タヌキバラの大きな顔。

薄目を開けてこちらを見下ろし、ニヤリと笑っている。


太くて短い腕が、ゆっくりソファーから上がって

ボクの肩をポンと掴む。


いつから? いつから起きてた?

ずっと狸寝入りだった!??


声が出ない。顔が熱くて、耳まで真っ赤だろう。

タヌキバラの股間のふくらみから手を離そうとするけど、

タヌキバラの毛深い指が、手首をムチッと押さえている。


「タクミはん、ええやん。ワテの体…気になるんやろ?


タヌキバラの声は、低くて、どこか甘かった。

太い尻尾が、ソファーでゆっくり揺れている。


必死に手を引こうとするけど、タヌキバラの指は力強い。

ムチムチの胸が、寝返りでボクの方に近づく。

汗とビールの匂いが、むわっと鼻をつく。

タクミはつい、タヌキバラに引き寄せられる。


「タクミはん、獣人はな、触られるの好きなんや。

 特にワテのタマタマは…自信あるで?


タヌキバラはまたニヤリと笑い、ボクの手首をそっと離す。

太い腕を頭の後ろに組んで、腹をゆさっと揺らす。


これは、絶対わざとやっている。とてもセクシーだ。

タクミは慌てて立ち上がるも、足がもつれてソファーに尻もちをつく。

タヌキバラの尻尾が触れる。ゾクッ。


「この豊満なおっぱいと腹も、味わっていき〜。


おもむろに、タヌキバラはタクミをホールドする。

力では、どうしたって、タクミは獣人には敵わない。

ハグしたまま、タヌキバラはごろんと仰向けに寝転び、

タクミはそのまま丸くて大きな腹の上に全体重を乗せてしまう。


弾む!


ソファとタヌキバラの弾力でとめどなく弾むふたり。

ボインボインと上下するが、タヌキバラは力を緩めるどころか

ますますギュウとタクミを抱きしめる。


「かわいいなぁ〜もう…タクミはん!チューや!


タヌキバラの分厚い唇(と、獣人でも言うのか?)が、

タクミの鼻から口まで覆い尽くす。ズチュゥ〜!


吸われる!


この匂いとねとつく感じ…昔、酔った父親にキスされた時と同じだ。


「もう!タヌキバラさんのバカ!!!


両手でタヌキバラの頬肉を掴んで引きはがし、

その勢いでタクミは二階の自室に駆け上がった。

階段を上がる背中に向かって、タヌキバラのご機嫌な声が届く。


「タクミはん!今夜はええ夜やなぁ!!


暗い廊下を走り、部屋の扉を閉め、深い息を吐くと、

タクミはそのままベッドにダイブして枕に顔をうずめた。


タヌキバラのムチムチな胸と腹、

太くて短い手、抱き心地最高な太股、丸い大きな尻尾、

ずっしりと巨大タマタマ…


頭から離れない。体の芯が熱くて、震えてる…


このシェアハウス、絶対ダメになっちゃうやつ!



続く。

ここはケモおじの森 #3 ここはケモおじの森 #3

Comments

(*´ノi`)・:∴・:∴・:∴・:∴ブバッ!!︎💕︎

higedebu80.jr

絶対にダメになるシェアハウス!!! 絶対にダメになるシェアハウス!!! あ〜ダメになりたいッス〜w タヌキバラさんのニヤけ顔ステキ過ぎる〜♪ タクミくんの明日はどっちだ!?

JEG


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