今年でアナログイラストを描き始めて25年になりいい節目になりますので、同人誌即売会で出している手描き色紙の制作過程を紹介してみようかと思います。
はじめに
今回紹介するのはいつもメインで使用している画材のコピックスケッチでの着色になります。
過去に色んな画材を使ってきましたがこちらがとても描きやすく、補充液や先端のニブなども別売りで買えるため長年愛用しています。
コピックHP▶ https://copic.jp/product/sketch/
今回は大色紙に描くためキャンバスサイズを273×243mmで描いていきます。
昔はすべてアナログでやっていましたが、全体のバランスなどを見て調整などが楽なのと色ラフまで作って色の構成を最初から決められるので最近この方法を使っています。
今回の色紙は表面がつるつるしているものを使うので、鉛筆で何回も下書きをすると色紙が汚れたり毛羽立ってきれいに塗れない可能性があります。
ですので、先ほどデジタルで作ったラフをコピー紙に印刷して色紙に転写していきます。
使うものはトレーシングペーパーに4Bの鉛筆で厚めに塗った転写紙です。
一般的に売られている転写紙ですと消しゴムで消えないためやわらかめの鉛筆でお手製のものを作ります。
これを下から色紙→転写紙→印刷したラフの順に重ねて剥がし跡が残りにくいメンディングテープでとめます。
重ねるとこんな感じになります。
先程作ったものの上からボールペンなど先の固いペンでラフをなぞっていきます。
この時筆圧強めに描かないとうまく転写できないためゆっくり描いていきます。
今回は紹介なのでわかりやすく丁寧に描いていますが、後で線画を描くときの目安になればいいのでいつもは割と雑に描いています。
(無印良品のボールペンが先の硬さがちょうどいいのでよく使っています。)
描き終わったら転写紙とラフのコピー紙をはずします。
こんな感じにうまく転写できました。
線画以外の場所に鉛筆の粉がついてしまっていますが消しゴムかけできれいに消せるので問題ありません。
できた下書きの上から線画を描きます。
今回はすべて黒で描いていますが、イラストのテイストに合わせて茶色、紺色、赤色など塗る場所の近似色にすることもあります。
線に強弱をつけると仕上がりがきれいに見えます。
描き終わったらドライヤーの冷風でインクを少し乾かし、消しゴムかけをします。
下書きは軽い力で消えるので毛羽立ちなどなくきれいに描けました。
コピックマーカーの少し薄めの色で塗って色彩や光源の設計図を作ります。
コートの紺色が2色に分かれていますが、どちらの青みにするか迷って試しています。
薄い色なので後で厚く塗れば差がなくなるので大丈夫です。
ある程度下塗りが終わったら引き続きコピックマーカーでガンガン塗っていき、最後にハイライトの強い場所に不透明の白いペンでホワイトを入れて完成です。
今回は背景を描いていないため金のペンなどで少しリッチな印象を足しています。
制作時間はラフから完成までで約7時間です。
背景を描いたり小物など書き込みが多いものになると丸1日かかることもありますが、その分塗り斑が目立たなくなるのと豪華に見えるので自分はつい書き込んでしまうことが多いです。
次回その2は10月下旬にこのコピックマーカーでの自己流の塗り方と使っている色の紹介しようと思います。
今まで色のレシピは公開したことがないのでご興味がありましたら見て頂けると嬉しいです。
ヤーツ
2024-10-05 02:02:42 +0000 UTC