XaiJu
pi1
pi1

fanbox


揺れる糸【第八章】欲望の拠り所

おしっこで汚れた羽奈の陰茎に軽く舌で触れる。 ビクッと、羽奈の短い脚が震えた。 熱く、弾力のある独特な感触が舌から伝わってくる。 アンモニア臭が鼻を突くが、不思議と不快にはならなかった。 少しずつ太く、大きくなっているのに気づく。 「やだ、見ないで…」 割れ目を覆うようにして力なく垂れていたそれは、瞬く間に固くそそり勃つグロテスクな容姿へと変貌した。先端の丸まった部分は皮の中で窮屈そうに膨らみ、透明な液体を垂らしている。 ただの体の一部だと思っていたものが、女にとっての凶器のように見えた。それがアソコに入ることを想像すると、心臓の鼓動が激しくなり、下腹部がほんのりと温かくなるのを感じた。 陰茎が反り返ったことでまだ綺麗にできていない裏側が露になった。根本からゆっくりと先端の方に舌を滑らせると、羽奈が何かに耐えるようにして身をよじる。 「はぁ、んっ」 綺麗にするためにしているはずなのに、気が付けば執拗に舐めて、愛撫している状態になっていた。 身体中が火照り、熱い息が漏れる。 性欲に理性が少しずつ蝕まれていく。 疼く股に触れようとするが、短い腕では下腹部までしか届かない。 中をかき回したい。奥まで激しく出し入れしたい。 根元から失われた脚では、股を圧迫して刺激することも叶わない。 「はなちゃん、ごめんね」 羽奈の上に乗り上げ、陰茎に陰部をゆっくり擦り付ける。 パンツの布越しにクリ〇リスが刺激される。 「い、イクっ」 腰が震え、目の前が白く染まる。 「うっんっ!」 僅かに絶頂を迎えたけれど、疼きが収まらない 「もっと、中に、欲しいの」 陰茎を中に入れようと腰を動かすが、パンツがそれを邪魔する。 「入らない、パンツが…」 亀頭とパンツの間に愛液と我慢汁が混ざった液体が糸を引く。 「あ、ダメ!んっ」 何度も陰茎に擦り付けていると、陰茎が脈を打つように震え、先端から白い液体が放たれ、羽奈の腹に飛び散った。 「香耶さん、何してるの?」 背筋が凍り付く。 声のする方を向くと、無表情の看護婦さんが立っていた。 「香耶さん、羽奈ちゃんに性的な嫌がらせをしたのね」 張り詰めた空気が辺りを漂う。 「ご、ごめんなさい」 「相応の処罰を受けてもらうわ」 「看護婦さん、違うの」 羽奈が口をはさむ。 「はなちゃん、何が違うのかしら」 「私がお願いしたの…我慢…できなくて」 「無理にかばう必要はないのよ」 看護婦さんが諭すように、柔らかい口調で言う。 「ううん、本当なの。だから、お仕置きしないであげて」 「…私との約束、破ったことになるわよ」 「…うん」 「私以外の人とこういうことしたら、退院したあと一緒に住まないって…」 「…ごめんなさい」 「…わかったわ。あなたは退院したら、別の方に引き取ってもらうことになるわね」 私は何も言えないまま、ただ見届けることしかできなかった。 羽奈はあの出来事の後に別の部屋に移されてしまった。数日後には退院するらしい。 就寝の時間になって、羽奈が寝ていたベッドをじっと眺める。 陰茎を口にくわえたときの感触が忘れられない。 股の間が切なく疼く。熱い肉の棒に膣壁を擦り上げられたら、きっと気持ちいいのだろう。でも、そのチャンスは永遠に来ないのかもしれない。片思いの男子に振られた時のように、オ〇ニーに浸って喪失感から逃れたい。けれど、今はもう陰部に触れることさえ叶わない。 失恋くらいで自分の命を捨てようとしなければよかったと、後悔の念に駆られる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「羽奈ちゃんの様子はどう?」 「ぐっすり眠ってるよ」 羽奈の様子を見に行った綾がリビングに戻る。 どんな夢を見ているのか、時々“かや”という言葉を口にしていた。 手足を失い、退院後間も無く見知らない家に連れてかれた羽奈は精神的にも肉体的にも疲労困憊な状態のはずだった。 「お姉ちゃん、そろそろお薬飲まないと」 綾は引き出しから幻肢痛を抑えるための錠薬を取り出した。 手や足などの肉体を失ったとき、脳はそれを正しく認識できないことがある。失われた肉体の感覚だけが残り、強い痛みに襲われる。由美にはその幻肢痛を抑えるための薬を医者から与えられていた。薬はまだ治験の段階のものだが、効果があるのか、幻肢痛はこれまで経験していなかった。 「痛みとかない?」 「うん、感覚はあるけど痛みはないよ」 「そう、よかった」 そう言いつつ、綾は由美の背中に腕を回し、軽く抱いた。 「ずっとそのままでいてね、お姉ちゃん」 「何言ってるの、私はずっと前から変わってないでしょ」 「そうだね、変なこと言ってごめん。あ、もうこんな時間」 綾はバックを持って玄関に向かった。 「羽奈ちゃんの洋服とか買ってくるから、お留守番お願いね」 「気を付けてね」 「うん、行ってきます」

揺れる糸【第八章】欲望の拠り所

More Creators