どうも初投稿です。お世話になっております。ぜつえんと申します。Fanboxに画像投稿ばかりしているとFanboxがやたらとブログ投稿をお勧めしてきます。絵とか漫画とかの進捗とか組み立て方とかを書くのが一般的なんでしょうが、やはり人と違うことをやってなんぼですよね(そもそも有益な情報を渡せる気がしない)。というわけで、おそらく皆さんあまり経験したことがないであろうシベリア鉄道の旅行の話でもしようかと思います。旅行記の方が無益とか言っちゃダメ。
シベリア鉄道は、ざっくりいうとユーラシア大陸を横断する世界最長の鉄道です。ウラジオストクからモスクワまで全長9288km、赤道周が40000kmなので大体4分の1ということになりますね。すげえや。世界最長なので、これはつまり、乗らなければいけないということになります。世界最長なので。というわけで、今から1年前くらいにこのシベリア鉄道を右端から真ん中あたりまで乗ってきました。私が思い出せる限り、そしてモチベが続く限り、旅行の様子を記していこうかと思います。
まずはシベリア鉄道について、私の独断と偏見に基づいて宣伝をします。
後述の手続きの節でもチラッと紹介しますが、ウラジオストクーハバロフスク間は安ければ大体1000ルーブルくらいです(期日が迫っているので座席の料金は少々高めになっています)。この記事を書いている2020年10月25日の相場では1ルーブルは1.37円ですので、運賃は1370円ということになります。これに対しこの列車、乗車時間は13時間超の夜行列車で、移動距離は770km程度になります。
…安すぎない?
つまり、都内でまあまあなお値段の定食(昨日行った天一のチャーハン大盛りの定食がこれくらいだった)とほぼ同額の料金で夜行寝台列車の旅を楽しめるというわけです。旧社会主義国って最高だな。もちろん多分片道2万くらいの飛行機代がかかるので、単に夜行列車に乗りたいだけの方にはお勧めできませんが…
ウラジオストクに飛行機で着陸するとき、飛行機からの景色が緑一色で、これがユーラシア大陸か…と感じたのを鮮明に覚えているのですが、シベリア鉄道に乗車している際もこの感覚を存分に味わうことができました。
無の例がこちら。パソコンのデスクトップになりそうな感じでいいですね。
家がねェ。畑もねェ。車はおろか道路もねェ。
このような無の地帯を1〜2時間ほど走り、村(音威子府くらいの規模)で水などの補給をしつつ都市を結ぶような行程です。当然道中のインターネットアクセスなどあるはずもなく、現世のしがらみから隔絶された時間を過ごすことができます。これがいいか悪いかは各々の価値観によりますが、日本ではおそらく味わえない感覚かと思いますので、興味のある方はぜひ乗ってみることをお勧めします。
ロシア渡航は他の欧州の国などと異なりビザ(査証)が必要となり、その分少し手間がかかります。私が渡航した2019年には大使館もしくは領事館にパスポートと書類を持っていってビザを貼ってもらうというアナログな手続きが必要だったのですが、近々これらの査証が電子化されて幾分か楽になるものと思われます。大使館や領事館があるのは札幌、函館、新潟、東京、大阪に限られるので、この改正はかなり便利ですね。コロ助による規制が緩和される頃には電子化されていると信じて査証の手続きは割愛します。
もう一つ旅行前にやらねばならないことは列車の予約です。この辺になってくるとだんだん実感が伴ってきてテンションが上がります。交通機関とか宿泊施設の予約って旅行準備の楽しさが詰まった工程だなぁと旅行するたびに思います。
列車予約はロシア国鉄の公式サイトで行うのが一番安いと思います。ロシア国鉄のロゴカッコよくないですか?私は好きです。
以下、手続きを簡単に説明します。
1.公式サイトでアカウント作成
2.ログインして出発・到着地、日付を入力
ここでは2020年の11/01にウラジオストクからハバロフスクに向かうものとします。検索窓に入力。
3.列車、座席を選択
検索結果がこちら。3等寝台だと大体1000ルーブルくらいですね。
061М列車の3等寝台に乗るものとします。するとどこに乗るのか聞かれます。
発車日が近いせいかかなり埋まってますね。本来であれば横並びの下段が望ましいです(上段は狭いため)。座席を選ぶと以下のように個人情報の入力を求められます。
一般的に身分証としてパスポートを用います。この場合Document type として ID documentを選択し、国籍、パスポート番号などを入力、送信します。
4.支払い
個人情報を入力するとクレカの情報を入力して決済となります。そのまま決済しても良いのですが、ここでロシア国鉄オリジナルのお土産を購入することもできます。画像はその例です(ここから引用)。
画像の他にはスリッパとか列車が経由する都市のマグネットとかもあります。マグネットは安くておすすめ。これらのお土産は列車に乗ってるとどっかのタイミングで車掌さんが座席に持ってきてくれます。
5.発券
支払いが完了すると電子版の切符がダウンロードできるようになります。シベリア鉄道では、乗車の際切符とパスポートを車掌さんに見せる必要があります。電子版をスマホなどに入れておいて見せるだけでも問題ないと思いますが、念のためプリントアウトして携帯しておくのが良いでしょう。ちなみにプリントアウトしたものを窓口に持っていくと普通の切符と交換してくれます。
座席等級に関してはこちらのサイトが詳しいです。リンク先でも言及されていますが、安全性を心配する方がいらっしゃるようです。私は節約と在りし日の開放B寝台の雰囲気を求めて全行程を3等寝台で移動しましたが、個人的には特に不安はなく、貴重品をしっかりと管理していればいいんじゃないかと思います。相席した方に恵まれただけなのかもしれないですが。
以下、参考までに3等寝台に関して画像を貼っておきます。
開放型の上段の画像です。上段はいろいろと下段に劣っているのですが、まとめると
・荷物棚が低く、寝台の上で身を起こすことができない
・下段の座席には大きめのテーブルがついているが上段には当然そんなものはない
・日本の寝台車のような梯子などはなく、小さな足場があるだけで上り下りが少し大変(小さなお子さんや身体的な不自由のある方などには困難だと思います)
といった感じです。
以上のように、主に昼間移動する場合の快適性において圧倒的に下段が上です(ややこしい)。上段に席をとった場合、昼間はだいたい下段の座席にお邪魔するか、空いてるところに座って過ごすことになります。このような理由から下段は一般的に人気が高く、切符も下段から売れていきますので早めの予約が吉です。
昼間の移動の例。座って膝上のスケッチブックに絵描いてました。ハバロフスクⅠ駅舎のスケッチをしていたら通りすがりの車掌さんが褒めてくれました。嬉しかったです。
シベリア鉄道で旅行するという方に是非お勧めしたいのが、サークル「樺太庁陸地測量部」さんから出版されている「サハリン・シベリア時刻表」です。リンク先はboothですがAmazonにもあるようです。中身は日本の時刻表そっくりで、通過駅なども詳細に記されており、特にネットが入らない環境下で自分が今どこにいるのかざっくりと知るのに重宝しました。そもそも時刻表は面白いので、そういうのが好きな方は1冊持ってたまに読んだりするのにもいいんじゃないでしょうか。
以上シベリア鉄道の宣伝と手続きの解説でした。まだ実際の旅行に関する様子を記していないのですが、あまり長くしても読みにくいので今回はこの辺にします。タイトル詐欺ですみません。やる気が沸いたらウラジオストクから書いていこうかな。これを読んでシベリア鉄道に少しでも魅力を感じていただけたなら嬉しいです。それではお読みくださりありがとうございました。