この街での一番の娯楽はコロッセオでの戦士たちによる殺し合いの決闘だった。
そしてその戦士たちのの中で今一番注目を集めているのは女の戦士だった。
そのコロッセオの決闘の出場者の大半は、専用の訓練場で鍛えられた戦士だった。
特殊な訓練をうけているため、どの戦士もかなり強かった。
一応訓練場出身の戦士だけではなく、飛び入りで外部の戦士も出場することができた。しかし、生半可な実力の者では訓練場出身の戦士には手も足も出なかった。
しかし、その女の戦士は外部から来た戦士であり、相当腕が立つはずの訓練場の戦士たちをなぎ倒していった。
女戦士は出身などの素性は一切不明で、おまけに常に頭全体を覆う鉄仮面を身に着けていたため素顔すらわからなかったた。
全てが謎の戦士だった。
彼女は特殊な装備をしており、乳房の露出した鎧を身に着けていた。
これが男性戦士たちには弱点になってしまい、戦闘中揺れる胸に注意が向いてしまい、隙が生まれそこを突かれ、負けることが多かった。しかし力もかなりあるらしく、剣での戦いだけでなく、素手での戦闘でも男を圧倒していた。
高い実力と女の武器を活かした戦いで、訓練場の戦士たちは彼女に倒され続けた。
観客たちは彼女の活躍に熱狂していた。彼女が決闘する日はコロッセオのチケットが
飛ぶように売れ、開催者側はかなり儲かっていたらしい。
しかしそんな状況をよく思っていない者もいる。訓練場の経営者だ。高額な費用で
戦士たちを訓練し、試合で勝たせ、その賞金で経営をしていたのだが、
女戦士が次々訓練場の戦士たちをなぶり殺してしまったため、大きな赤字続きだった。なにより戦士たちが負け続けると訓練場の評判が悪くなり経営に大きな支障が
出てしまっていた。
「このままでは奴に大事な戦士たちが殺されてしまう。どうにかせねば・・・・」
経営者が頭を悩ませていた時、転機が訪れる。
彼女が素顔を晒し、決闘に出場したのだ。女戦士は前の戦いで頭部の鎧を破損させたらしく、この戦いでは顔を出して戦っていたのだ。しかし、それでも強く、簡単に勝利したのだった。
そして彼女の容姿を見た訓練場の経営者はあることに気づく。
「彼女は確か・・・・」
そして経営者は女戦士を倒すべく、ある対策をとったのだった。
なんと次の日からコロッセオでの決闘は全て鎧を外し、裸の状態で武器を持ち
戦うことがルールとなった。
経営者はコロッセオの主催者と知り合いらしく、いくらかの金を渡し、
ルールを変更させたのだ。
そして数日後女戦士がコロッセオへやってきた。
今度は仮面を被り出場してきたのだ。だが審判が彼女を止める。
「鎧を脱げ。頭や腰の装備を外すんだ。」
「なぜだ?」
「決闘のルールが変わったのだ。裸に剣と盾だけの姿で戦わなければならない。」
「なっ!??そんな馬鹿な!」
「いいから外せ!」
「そんなっ・・・腰布はダメなのか?!」
「もういい!無理やり脱がせ!」
数人の審判者から押さえつけられ頭の兜も腰の鎧も全て外されてしまった。
観客がざわつく。
「おい・・・あれ。」
「なんだ?!」
彼女の股間には小ぶりだが男性器が付いていた。
「おいなんだあれwww」
「女なのか?それとも乳房がついた男なのか?」
その中の観客があることに気づく。
「あいつは確か白色目族(びゃくしきめぞく)だ・・・・」
白色目族とは、以前町はずれの山奥に集落を作っていた部族だ。
身体能力が高く、通常の人間の2倍の筋力を誇っていた。
また特徴として、髪が生まれつき白色で、目が青や赤など鮮やかな色合いだった。全員が両性で顔立ちは中世的で女性に近い容姿で、男性器と女性器が備わっていた。
交戦的で戦闘能力に長けた種族だった。しかし、10年ほど前に集落を滅ぼされ、
めったに彼女らを見ることはなくなった。
訓練場の経営者は彼女の正体に気づき、両性であることを見抜いていた。
そして全裸で戦うことになるとその体を晒し、羞恥心を感じながら戦わなければならなかった。
「用意はできたな、それでは決闘を始める!」
試合開始の合図が鳴る
彼女は性器を露出し、羞恥心にまみれながら
互いに剣を振るのだった。
姫りんご
2026-01-18 13:10:58 +0000 UTC