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双龍
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青年漫画におけるエロ描写の難しさ

詳しいお話はできませんが、ちょっと別件で青年漫画を描いています。

青年漫画には結構エッチな描写とかが少年漫画に比べたら圧倒的に多い割合で出てきますが、このエッチな描写のバランスがかなり難しい事を痛感しています。

青年漫画はあくまでも一般誌の扱いなので、子供でも購入ができてしまいます。

本屋さんに置かれる場所も結構見えやすい場所に配置されます。

だからこそ難しいのがエッチな描写のバランスです。


露骨に描いたらエッチではなくてエロになります。

エッチとエロの違いについて私はこう定義しています。


エッチというのは超広範囲において言えます。肌の露出の多さ、仕草、言葉、服装、シチュエーション、その他諸々を含めて「エッチだな」と思える範囲がエッチ。またはセクシーともいうと思います。


エロというのは露骨でピンポイントなもので、性行為、性器の露出、ヘアヌード、着エロ、とにかく性的であることが直感的にわかる描写を指します。


青年漫画においてはエッチの範囲に止める必要があります。

しかし、これが難しい。青年漫画は割とおっぱいは描いても良しとされています。

また単行本であればヘアヌードもありです。ところが紙媒体の雑誌掲載とかになると世間的に「これはエロだ」と思わせてしまうのでかなり気を使わなければなりません。


そしてエッチでも厳しい部分があって、例えば漫画の内容がエッチな描写にフォーカスしてしまうと世間的にエロとエッチの境界線がよくわからなくなるようです。

逆に言えば露骨な描写が少なければ問題ないのですが。


性器が露出してなければいいというわけではないですし、セックスがテーマだとしても描写がセックス中心になってはダメで、エロ漫画では省かれがちな「前後の感情」を中心に描かないと青年漫画としてはアウトになってエロ判定されてしまいます。


そもそもエッチなものをメインとした漫画でなければ良いのですが。

例えば恋愛モノなら恋に落ちる流れを中心に描くことになるのでセックスは重要になりませんし、バトル漫画とかならバトルの中で必然的にはだけてしまう、あるいは女性が襲われているところを助けるなどあくまでも必然的な流れとしてドラマチックに描かれていれば良い訳です。


しかし、恋人ではないが肉体関係を持つ二人の関係を描く場合、普段この子たちがどんな関係性で、なぜ肉体関係を持っていても恋人にならないのかといった表現が必要です。

それにはセックスの描写も不可欠です。この描写の見せ方がとても難しいのです。


エロシーンを描けば話は早いですが、そうなれば青年漫画ではなくてエロ漫画という判定を食らってしまいます。そこでよく使われるのはセリフだけ、あるいはものすごい遠方から見えているだけなど、かなりマイルドな表現にして他の要素を多くするという、エロ漫画と全く逆のことをします。エロ漫画の場合、ストーリー3割、エロ7割という具合ですが、青年漫画ですとストーリー7割、エロ3割。これでもまだいい割合の方で、青年漫画だと豪語するにはストーリー9割、エロ1割くらいにしないと通用しない場合があります。


ベクトルの調整が非常に難しいジャンルだと思います。

ただ、逆にこの点をクリアするコツを掴めば内容がエッチでも一般誌として扱われて書店に広く並べることができます。当然売り上げも全然違います。


ネットで個人的にやりたいようにやるのも選択肢の一つです。

しかし、キャリアとして世間に示す場合、個人だろうが商業だろうが大きな数字でなければなりませんが商業だと大手出版社であればあるほど実績としてすぐに認められやすいのが現実です。大手でなくても、よほど小さな会社でなければ認められやすい場合もあります。ただ、ハードルがある世界で工夫できる力が身につけば、どこでもやれるとも言えます。ハードルを取っ払うのは簡単ですし、なんでもやれます。だからこそ、実績として示すのが難しいというのもあります。


青年漫画というのは、このあたりのレーティングがかなり曖昧の世界で、エッチな部分も一部許容されているというのが捜索範囲を広げるとともに作者を悩ませるポイントになっています。私はここでちょっと苦戦しています。


でもやりきってみせます。

私にとって、かなり大きなチャンスになると確信しているので爆走します。

かといって入院してしまった反省点も忘れずに体調を崩さぬよう、無理をせずに行きます。よろしくお願いします。


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