現在使用しているアナライザーまわりの環境についてまとめました!
(こんな感じのアナライザーたちがワンキーで表示/非表示されるように設定しています)
SPAN (Voxengo) 左上
・スペクトラムアナライザー
Insight 2 (iZotope) 右
・サウンドフィールド
・ピーク、RMS、ラウドネス
・スペクトログラム
・ヒストリー
Sub Ninja (The Him DSP) 左下
・ウェーブフォームモニター (マルチバンド)
MiniMeters Stereometer (Minimeters) 中央下
・サウンドフィールド (マルチバンド)
Audiolens (iZotope) 画面外
・スペクトラムアナライザー (スタンドアロン)
SPAN (Voxengo)
フリーのスペクトラムアナライザーです。
スペクトラムアナライザーとは、横軸を周波数 (音の高さ) 、縦軸を音量としたグラフ状のアナライザーで、どの高さの成分がどのくらい出ているのかをひと目で確認することができます。
後述のInsight 2にもスペクトラムアナライザーは搭載されているのですが、個人的にSPANの方が見やすくてずっとこちらを使っています。(Insightの方の設定を詰めるのが億劫というのもあります...)
M/Sで色分けしていて、サイドの出方をざっくり確認するのにも使用しています。
https://www.voxengo.com/product/span/
Insight 2 (iZotope)
ほとんどのメータリングモジュールを網羅する多機能なアナライザーです。
必要なモジュールのみを選択して表示させることができます。
私は次のモジュールを使用しています。
・サウンドフィールド
→音の広がりが視覚化されます。
・ピーク、RMS、ラウドネス
→音量まわりの詳細を確認できます。
ピークについては、これを開かずにDAWのマスターフェーダーを見て確認することも多いです。私のレイアウトではアナライザーを表示させるとDAWのマスターフェーダーが見えなくなるので、Insightの方にも表示させています。
・スペクトログラム
→スペクトラムアナライザーに時間軸を足して3Dにしたアナライザーで、時間軸方向の推移を確認することができます。サウンドデザインなどで音を分析するときにも役立ちます。一方で、瞬間的もしくは非常に短い単位時間の平均的な周波数特性を確認したいとき、各帯域のピークを正確に確認したいときなどはスペクトラムアナライザーの方がずっと見やすいので、両方を併用しています。
・ヒストリー
→曲中のセクションごとのラウドネスを確認するのに使用します。
https://www.izotope.jp/jp/products/insight-2/
Insightに足りないところといえば、ウェーブフォームモニターが無いことと、サウンドフィールドがシングルバンドなことくらいでしょうか。後述の2つで補完しています。
Sub Ninja (The Him DSP)
マルチバンドのウェーブフォーム(波形)モニターです。
実は、個人的にウェーブフォームモニターの必要性はあまり感じていなかったのですが、Sub Ninjaが謳っていたローエンドの波形モニタリングの重要性について興味が湧いて試してみたらものすごく便利でハマったパターンです。
ローエンド+それより上の2バンドで波形の確認ができます。確認するときは、基本的にはローエンドをメインで見つつ、タイミングの確認程度にその他全部の波形をチラ見しています。
ダッキングが意図通りできているかとか、キックとサブベースのバランスとか、可聴帯域を超えた低すぎる成分が出ていないかとか、その他色々な確認に使えます。
自分にとって新しいモニタリングの必要性に気づかせてくれたプラグインです。
https://dsp.thehim.com/sub-ninja/
MiniMeters Stereometer (Minimeters)
元々スタンドアロンの多機能なアナライザーでしたが、最近のアップデートでプラグインとしてDAWに読み込んで使用することができるようになりました。私はサウンドフィールドモジュールを単体で使用しています。
Insightとの違いとしては、マルチバンドで帯域別に色分けすることができます。そのままですが、帯域別に左右の広がりを確認することができます。リファレンスを分析したり、求めている音場感に近づけたりするためにとても重宝します。
また、プラグイン版とは別にスタンドアロン版も常に起動していて、こちらはブラウザなどDAW以外で曲を聞いているときに見ています。
https://minimeters.app
Audiolens (iZotope)
こちらもスペクトラムアナライザーですが、リファレンスの取り込みと比較に特化しています。
いつでもワンボタンでキャプチャしてリファレンスカーブを保存する機能と、キャプチャしたデータを使用した各種izotopeプラグインとの連携が便利!というのが売りなのですが、私はシンプルにピークホールドが長い大雑把な比較用のスペクトラムアナライザーとして見ることが多いです。
スタンドアロンなので、Minimetersと同様にDAW以外でも良く見ています。
https://www.izotope.jp/jp/products/audiolens/
前述のようにキーひとつですべてのアナライザーを表示/非表示できるように設定しています。(スタンドアロンのものはこれとは別に常時表示しています)
アナライザーはサブディスプレイに常時表示でも良いのですが、あまり視線を散らしたくなくてこのようにしています。
方法は、
・使用するすべてのアナライザーをマスタートラックにロードする
・Cmd + Kを押してキーマップモードにする
・各アナライザープラグインの「プラグインウィンドウを表示/非表示」ボタン(🔧マーク)を、すべて同じキーに設定する
・もう一度Cmd + K、もしくはESCでキーマップを終了する
こうすることで、設定したキーを押すとすべてのアナライザーを一度に表示/非表示できるようになります。また、上記の設定の後、ファイルメニューから「デフォルトセットとして保存」しておくことで、以降の新規作成したプロジェクトに反映されるようになります。
ちなみに、私は「D」キーをアナライザーの表示にあてています。
今のところこの環境に特に不満はありません。
少し前はマルチバンドのサウンドフィールドを探してうろうろしていましたが、MiniMetersがアップデートでプラグイン化したことで解決しました。ありがとう...