僕こと阿良々木暦が昼下がりに忍と二人でミスタードーナッツを
食しながらまったりしていると
「チッ!」
忍が大きめの舌打ちして素早く僕の影の中に引っ込む
「ポン・デ・リングはワシのじゃ…」
ふむ…残しておけと、了解了解
直後に階段を勢いよく下ってくる音が聴こえる
軽い足取りだから小さい方の妹に違いない
だから忍は緊急退避したのか
「おにいちゃん!聞いて聞いて!!」
やけにテンションの高い月火ちゃんがリビングに駆け込んできた
にこやかで嬉しそうだ
まぁ怒っている時に比べれば危険度は大幅に下るが、それでも対応を間違えると
瞬時に攻撃的な切れ方をするので僕は一気に緊張し自然に背筋を伸ばして身構えた
月火はタタッと小走りに走り寄り、僕の隣のソファーにピョコンと座る
「あ!ポン・デ・リングだ!いただきます」
止める間もなかった!
予備動作もなく流れるような動きでポン・デ・リングを掴み、それを口に運ぶ
影の中の忍からの圧が強くなる
(あとでまた買いに行くから我慢してくれ)
結論として、月火の話はなんというかポン・デ・リング一つと引き換えにしても
ギリギリバランスのいい程度の話だった
月火は大げさな語り口で長々と話していたが、要約すると
「おっぱいが2センチ大きくなったよ!」って事らしい
だから胸元を大きくはだけた状態で僕に自慢しに来たらしい
しかし2センチとは微妙な数字だ
2センチでここまで嬉しい事なのかは僕にはよく解らなかった
解らなかったので思わず月火の胸を揉んでみた
「お!確かに大きくなってる」
直後視界が暗転した
「主さまよ、流石にあれは駄目じゃ」
「鬼いちゃん最低~」
気が付けば、忍と斧乃木ちゃんが冷ややかな目つきで僕を見下ろしている
幼女と童女に見下されている状況も悪くはないが、僕は反射的に起き上がろうとした
「あれ?動けん!」
「うむ首の骨が折れておるからの」
「うん、外から見ても首が怖いことになっているね」
「折れてるの!?首?」
「ボンデ泥棒の胸に触れているのを見た大きい妹が後ろから強襲したのじゃ」
「火憐ちゃんが居たのかって、ポンデ泥棒って!」
後ろから蹴りだか拳だかを首に叩き込んだらしい、僕以外にしてないだろうな…
「それじゃ!」
「?」
「主さまが首を折られた後、ポンデ泥棒1号2号が、残りのドーナツを
全部食べてしまったのじゃ」
なんか半泣きだ
月火ちゃんと火憐ちゃんの呼び方まで酷い名前に変わった
オチ
あの後、半泣きの忍に血をしこたま吸われて吸血鬼体質が強化された僕は
瞬時に首の損傷を自己修復し、いまは夕方の街を歩いている
右手は忍、左手は斧乃木ちゃんと手を繋ぎ三人で仲良くミスタードーナッツへと
向かっている
嗚呼、月火の微妙なおっぱいを触っただけでこんな素晴らしい結果に成るなんて
まるで魔法のおっぱいだ
「よし!また触ろう!」
「次は3日位放置するから覚悟するんじゃな」
おっと声に出ていたらしい
兎にも角にも両手に花、ロリ僕ロリ
「嗚呼ッ今日は良い日だなぁ」
「この鬼ぃちゃんキモ、首を折られて良い日だって」
「ほおっておいてやれ、元からこんな感じじゃ」
なんとなくおしまい!
工場長
2023-02-20 18:45:53 +0000 UTCmamg
2023-02-13 10:27:30 +0000 UTC