しんしんと降る雪の中、幼なじみと2人だけで祠にこもり神事を行っている最中に「憑かれ」てしまった。
この村に巳年の年男、年女は俺たちしかいない。というより皆出て行ったのだ。数々の因習が残るこの過疎の村に積極的に残ろうとするやつなどは居ない。幼なじみは生まれたときから隣同士、中学に上がるまでは2人きり。授業も遊びも。高校は別、大学は東京に行き遠い人に………そのまま就職、東京で一人暮らしだと。
俺は山と畑、小さな田んぼを継ぐ。なんとなく離れることはなく独り身のまま。神事の為に帰ってくると聞いたときには本当に驚いた。忌み嫌うこの神事、消えてなくなるべき物だと言っていたが、祖母に泣きつかれて、だと。彼女の祖母はこの祠とその周辺全ての持ち主。巳年生まれ、この因習を伝える最後の人。
言い伝わる「霊力」の嘘を暴いてこの神事を終わらせる、そんなことを力強く宣言していたが、「憑かれ」てしまったのだ、その「霊力」に………
4回目の射精だが、精子量が増し続けている。こんなことがあり得るのか?
暖房が無いこの祠に熱気を感じる。生臭い白蛇の匂いが充満し、空気をよどませている。
どろどろの「白蛇床」さっき召された物より大きくなっている。二人きりの空間、俺たちを突き動かす何か………いや、ばかな、「霊力」なんて迷信
また一つの「白蛇床」が召された。みなぎる。熱が増す2人。神事が始まるまでのなんとも言えない、けだるい雰囲気が今無い。2人で最後までやり遂げる事をお互いに望んでいる。
気持ちよすぎる「憑かれ」。
「お出まし」を唱えると射精してしまう。
もっと召して、もっと快感を。
朝まで。
後に彼女の祖母が言っていた。
「憑かれ」が起きる組み合わせは、良い夫婦になると。
迷信?
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差分と物語でした。
年末年始3日ほど休み、今日から始動。
白蛇を書き初め(笑)